令和2年10月8日
大相撲秋場所感想
1) はじめに
両横綱休場の報道があり、上位数力士の争いとなることは当然の環境で、朝乃山を本命と予想していたが、意外に正代が栄冠を手にした。一人の友人は正代に賭けていた
がその通りとなった。大関にもなったので横綱昇進争いが面白くなった。
2) 正代天晴れ
彼は2015年11月場所で十両優勝し行く新入幕の場所で10勝、2016年3月には前頭6枚目に上がって9勝した。超有望で短期間に3役から大関と評価されたが、それから長い
間低迷した。解説者の北の富士は「どうしたんだ。やる気があるのか」と非難していた。2019年9月には3勝しかしてない。ところがその年の11月に11勝し今年になってもな
ぜか、相撲に変化と安定がみられ、何度か優勝に絡むようになった。筆者も先々場所ころからこれは本物かと思うようになった。
14日の朝乃山との相撲は圧勝でどちらが大関かわからないくらいだった。千秋楽は
勝てば優勝という余裕のある一番。しかも相手は優勝争いといっても新入幕で幕尻だったが、やはり緊張したか危ない相撲だった。土俵際踏みとどまって勝ち優勝した。
今場所は横綱戦もなく、大関昇進の基準の33勝に一つ届かなかったが、相撲っぷりが評価されて見事大関となった。ラッキーともいえるが当然ともいえる。これから朝乃山
と貴景勝との上へ上がる競争となるが新大関ではあるが全く同格とみる。やや腰高で顎が上がるという癖があるが今の馬力はその癖を目立たなくさせるくらいの厳しさがあ
る。
朝乃山に勝って気をよくした照ノ富士に4日目に負けたことは不本意だろうが、ここは照ノ富士に関東を称えたい。終盤両大関を下して優勝街道を驀進した勢いは素晴らし
かった。隠岐の海に取りこぼしたが、今場所は取りこぼしがこの1番だったことが優勝につながったともいえる。これからも取りこぼしに要注意だ。
3) 大関
・朝乃山 横綱不在でN0.1力士という責任感で緊張したのか初日に負け、更に緊張して3連敗スタートとなったが、さらに言えば、3日目は久しぶりに上位に上がって緊張し
2連敗していた照ノ富士に負けたのはいただけない。照ノ富士は気をよくしてそれから7連勝している。朝乃山もようやく4日目から勝ち始めその後10連勝し、かす
かに優勝の可能性を取り付けた時もあったが、3日目の照ノ富士戦で3連敗となったことが命取りとなった。たらればになるが、2敗のまま同星で正代と対戦していた
らどう転んだかわからなかった。完敗で2差となり終わった。千秋楽は気力がなかった負けで5敗となったとみる。
4つ相撲は3大関の中でベストと思うが立ち合いの厳しさでやや落ちるとみる。これからの3大関の争いが面白い。
・貴景勝 立ち合いの厳しさは絶好調時代ほどではなかったが、無難にこなしていた。13日目に正代に負けたがまだ1差で千秋楽まで優勝に絡んでいた。千秋楽は気落ちした
朝乃山に勝ち12勝は一応大関の責任を果たしたといえる。初日に照ノ富士にあたったのはラッキーで中盤の絶好調時の照ノ富士とならどうだったか。兎に角怪我を
完治させて横綱昇進の競争を頑張ってほしい。
4) 他の関脇
・御嶽海 ファンも本人も大不満。正代に先を越されたし、やっと8勝では振出しに戻った。気分屋なのだろうか。終盤は完全に優勝争いから外れ通常の上位同士の取り組み
(貴景勝戦と正代戦)も2番外された屈辱的な場所だった。しかしその対戦があったら負け越しもあっただろう。2度も優勝している実力者だ。出直して頑張れ。
・大栄翔 5勝。予想外の大きな負け越し。序盤の負けで気落ちしたとしか思えない。
5) 小結
・隠岐の海 4勝。ここ2場所調子が良すぎたように思える。普通の彼に戻るとこの程度?
・遠藤 3勝。 怪我があったのだろう。またも出直し。ただ彼も有望と言われてからすでに何年にもなる。正攻法にこだわり技も多彩。ただマスクもそうだが相撲に甘さ
が欠点。何か殻を破らけかればこの程度の力士で終わる可能性もある。正代のように激変を期待したい。
6) 照ノ富士
初日、2日目は貴景勝と御嶽海に簡単に負けた。久しぶりの上位との相撲に緊張したか感覚がずれていたかはわからない。しかし3日目には同じく連敗していた朝乃
山に完勝し気持ちが変わったのか、その後は調子が出始めた3日目から5日目までに朝の山、正代、大栄翔に勝ち7連勝し、復活の本物さを示した。が、10日目に隆の
勝に完敗したころから古傷に影響が出たのか下位力士に負け14日目から大事をとって休場した。ただ8勝しているので来場所3役に戻るだろう。来場所怪我の状態が良
ければまた大暴れしそうだ。
7) 前頭
・隆の勝
10勝の大活躍。貴景勝とは同部屋で当たらないが、上位で負けたのは正代と隠岐の海の2敗で朝乃山・御嶽海・大栄翔・遠藤には勝っている。13日目に翔猿に負け
たのは何か立ち合いに異常があったため。来場所堂々と3役入りするだろう。そしてあるいは御嶽海よりはやく大関になるかもしれないような相撲っぷりだ。
・翔猿 新入幕14枚目で11勝。ただし優勝に絡んだので終盤3役と組まされた黒星が2つ。すばしこいが、正攻法が多い。足腰がしっかりしている。来場所上位での相撲が楽し
み。
以下は簡単な一口コメントとする。
・霧馬山 途中休場して9勝。 特に、休場明けの終盤に大栄翔、隠岐の海、御嶽海を 破ったのは立派。
・和隆景 11勝。 来場所上で通用するかどうか?
・阿武咲 10勝。先場所大負けしたので元に戻るが、その上になるかどうかまだ??
・明生 13枚目で9勝。怪我が完治すれば上位でもやれるはず。
・照強 3枚目で5勝。 上位の壁は厚かった。
・石浦 休場を入れて4勝。十両陥落だろう。再起を願う。
・炎鵬 9枚目で6勝。前半1勝で後半5勝。相手に彼の戦法が研究されてきたので
今のままでは希望が出ない。秘策が要る。
・琴奨菊 松鳳山
両老友も大負けで十両に落ちるだろう。勝負の世界だから仕方がない。ご苦労様。さすがに馬力はなくなった。
・高安 6枚目で10勝。これでは上位ではまだ無理。怪我がさらに回復すればーーー
・栃ノ心 4枚目で6勝。今の実力。往年の力は期待できそうもない。
・逸ノ城 まだ怪我は完治してないか。幕尻で8勝。時間がかかりそう。
・豊昇竜 新入幕。幕尻で8勝。伸びしろはありそうだが時間がかかるだろう。
・北勝富士 2枚目で6勝。馬力はありそうだが、甘さでもろい。性格もあるが何か相撲を変える必要があろう。
・妙義龍 3枚目で6勝。実力か。
・千代大龍 11枚目で5勝。6日目まで5勝1敗。以降連敗と休場。何かあったのか?
往年の大関候補もその姿なし。
・龍電 苦労人。7枚目で6勝。実力通りということか。
・碧山 魁聖 両巨体外人。共に実力相応の星。
・阿炎 コロナに関する規律違反で3場所休場となるその1場所目だったが、部屋のコロナ感染で他の部屋力士も休場となった。他の力士は番付位置は変わらないらしい
が、彼の転落は変わらないだろう再出発は幕下からだろう。
8)10両以下
・勢 筆頭で3勝の大負け。一頃の姿がない。怪我なのか。
・千代の国 14勝で優勝。再入幕確実。怪我が完治したのだろう。
・貴源治 幕下筆頭で4勝。栃木出身ただ一人の関取。頑張れ。今の感じではどんどん上がるように見えない。
・宇良 大けがで序2段まで落ちたが復活してきた。幕下で来場所十両が決まった。数場所でまた幕内に戻るとみている。序2段まで落ちて関取に復活したので照ノ富士と2人
だけという。
参考までに彼の転落と復活の歴史を記しておく。
2017年9月に前頭4枚目で 怪我して1勝14敗。(休みを含む)
2018年7月まで 5場所 全休。
2018年9月3段目91枚で 6勝1敗、
2018年11月3段目33枚で 7勝0敗で優勝
2019年1月幕下23枚でまた また怪我
2019年9月まで 4場所全休
2019年11月序2段106枚で 6勝1敗
2020年1月年序2段28枚で 7勝0敗で優勝
2020年3月3段目30枚で 7勝0敗で優勝
2020年7月幕下19枚で 6勝1敗
2020年9月幕下5枚で 6勝1敗 来場所十両と決定。
照ノ富士や栃ノ心の歴史も示すように幕内上位力士が怪我で転落しても怪我さえな治ればそこそこの成績を出せるということを示している。現在、怪我の休場を黒星と全
く同等に取り扱っていることに違和感がある。照ノ富士、宇良など幕内力士の場合幕下に留めるような取り決めにすべきではなかろうか。
8) おわりに
両横綱がいなくても3役の頑張りで優勝争いが演じられ面白い場所となった。ただ横綱はいかにも休場が多すぎる。何とかならないか。この状態が続くと白鵬はともかく鶴
竜は引退も話が出ると思う。
勝負で土俵を割るのと体(たい)がなくなるのとどちらを負けとみるかが時々話題となる。「体(たい)なし」にはいろいろな例がある。「裏返しになっている・足首が
返っている・土俵外に飛んでいる」など。今場所も何度かあったが、大体取り直しになっていた。それがいいと思う。
大相撲秋場所感想
1) はじめに
両横綱休場の報道があり、上位数力士の争いとなることは当然の環境で、朝乃山を本命と予想していたが、意外に正代が栄冠を手にした。一人の友人は正代に賭けていた
がその通りとなった。大関にもなったので横綱昇進争いが面白くなった。
2) 正代天晴れ
彼は2015年11月場所で十両優勝し行く新入幕の場所で10勝、2016年3月には前頭6枚目に上がって9勝した。超有望で短期間に3役から大関と評価されたが、それから長い
間低迷した。解説者の北の富士は「どうしたんだ。やる気があるのか」と非難していた。2019年9月には3勝しかしてない。ところがその年の11月に11勝し今年になってもな
ぜか、相撲に変化と安定がみられ、何度か優勝に絡むようになった。筆者も先々場所ころからこれは本物かと思うようになった。
14日の朝乃山との相撲は圧勝でどちらが大関かわからないくらいだった。千秋楽は
勝てば優勝という余裕のある一番。しかも相手は優勝争いといっても新入幕で幕尻だったが、やはり緊張したか危ない相撲だった。土俵際踏みとどまって勝ち優勝した。
今場所は横綱戦もなく、大関昇進の基準の33勝に一つ届かなかったが、相撲っぷりが評価されて見事大関となった。ラッキーともいえるが当然ともいえる。これから朝乃山
と貴景勝との上へ上がる競争となるが新大関ではあるが全く同格とみる。やや腰高で顎が上がるという癖があるが今の馬力はその癖を目立たなくさせるくらいの厳しさがあ
る。
朝乃山に勝って気をよくした照ノ富士に4日目に負けたことは不本意だろうが、ここは照ノ富士に関東を称えたい。終盤両大関を下して優勝街道を驀進した勢いは素晴らし
かった。隠岐の海に取りこぼしたが、今場所は取りこぼしがこの1番だったことが優勝につながったともいえる。これからも取りこぼしに要注意だ。
3) 大関
・朝乃山 横綱不在でN0.1力士という責任感で緊張したのか初日に負け、更に緊張して3連敗スタートとなったが、さらに言えば、3日目は久しぶりに上位に上がって緊張し
2連敗していた照ノ富士に負けたのはいただけない。照ノ富士は気をよくしてそれから7連勝している。朝乃山もようやく4日目から勝ち始めその後10連勝し、かす
かに優勝の可能性を取り付けた時もあったが、3日目の照ノ富士戦で3連敗となったことが命取りとなった。たらればになるが、2敗のまま同星で正代と対戦していた
らどう転んだかわからなかった。完敗で2差となり終わった。千秋楽は気力がなかった負けで5敗となったとみる。
4つ相撲は3大関の中でベストと思うが立ち合いの厳しさでやや落ちるとみる。これからの3大関の争いが面白い。
・貴景勝 立ち合いの厳しさは絶好調時代ほどではなかったが、無難にこなしていた。13日目に正代に負けたがまだ1差で千秋楽まで優勝に絡んでいた。千秋楽は気落ちした
朝乃山に勝ち12勝は一応大関の責任を果たしたといえる。初日に照ノ富士にあたったのはラッキーで中盤の絶好調時の照ノ富士とならどうだったか。兎に角怪我を
完治させて横綱昇進の競争を頑張ってほしい。
4) 他の関脇
・御嶽海 ファンも本人も大不満。正代に先を越されたし、やっと8勝では振出しに戻った。気分屋なのだろうか。終盤は完全に優勝争いから外れ通常の上位同士の取り組み
(貴景勝戦と正代戦)も2番外された屈辱的な場所だった。しかしその対戦があったら負け越しもあっただろう。2度も優勝している実力者だ。出直して頑張れ。
・大栄翔 5勝。予想外の大きな負け越し。序盤の負けで気落ちしたとしか思えない。
5) 小結
・隠岐の海 4勝。ここ2場所調子が良すぎたように思える。普通の彼に戻るとこの程度?
・遠藤 3勝。 怪我があったのだろう。またも出直し。ただ彼も有望と言われてからすでに何年にもなる。正攻法にこだわり技も多彩。ただマスクもそうだが相撲に甘さ
が欠点。何か殻を破らけかればこの程度の力士で終わる可能性もある。正代のように激変を期待したい。
6) 照ノ富士
初日、2日目は貴景勝と御嶽海に簡単に負けた。久しぶりの上位との相撲に緊張したか感覚がずれていたかはわからない。しかし3日目には同じく連敗していた朝乃
山に完勝し気持ちが変わったのか、その後は調子が出始めた3日目から5日目までに朝の山、正代、大栄翔に勝ち7連勝し、復活の本物さを示した。が、10日目に隆の
勝に完敗したころから古傷に影響が出たのか下位力士に負け14日目から大事をとって休場した。ただ8勝しているので来場所3役に戻るだろう。来場所怪我の状態が良
ければまた大暴れしそうだ。
7) 前頭
・隆の勝
10勝の大活躍。貴景勝とは同部屋で当たらないが、上位で負けたのは正代と隠岐の海の2敗で朝乃山・御嶽海・大栄翔・遠藤には勝っている。13日目に翔猿に負け
たのは何か立ち合いに異常があったため。来場所堂々と3役入りするだろう。そしてあるいは御嶽海よりはやく大関になるかもしれないような相撲っぷりだ。
・翔猿 新入幕14枚目で11勝。ただし優勝に絡んだので終盤3役と組まされた黒星が2つ。すばしこいが、正攻法が多い。足腰がしっかりしている。来場所上位での相撲が楽し
み。
以下は簡単な一口コメントとする。
・霧馬山 途中休場して9勝。 特に、休場明けの終盤に大栄翔、隠岐の海、御嶽海を 破ったのは立派。
・和隆景 11勝。 来場所上で通用するかどうか?
・阿武咲 10勝。先場所大負けしたので元に戻るが、その上になるかどうかまだ??
・明生 13枚目で9勝。怪我が完治すれば上位でもやれるはず。
・照強 3枚目で5勝。 上位の壁は厚かった。
・石浦 休場を入れて4勝。十両陥落だろう。再起を願う。
・炎鵬 9枚目で6勝。前半1勝で後半5勝。相手に彼の戦法が研究されてきたので
今のままでは希望が出ない。秘策が要る。
・琴奨菊 松鳳山
両老友も大負けで十両に落ちるだろう。勝負の世界だから仕方がない。ご苦労様。さすがに馬力はなくなった。
・高安 6枚目で10勝。これでは上位ではまだ無理。怪我がさらに回復すればーーー
・栃ノ心 4枚目で6勝。今の実力。往年の力は期待できそうもない。
・逸ノ城 まだ怪我は完治してないか。幕尻で8勝。時間がかかりそう。
・豊昇竜 新入幕。幕尻で8勝。伸びしろはありそうだが時間がかかるだろう。
・北勝富士 2枚目で6勝。馬力はありそうだが、甘さでもろい。性格もあるが何か相撲を変える必要があろう。
・妙義龍 3枚目で6勝。実力か。
・千代大龍 11枚目で5勝。6日目まで5勝1敗。以降連敗と休場。何かあったのか?
往年の大関候補もその姿なし。
・龍電 苦労人。7枚目で6勝。実力通りということか。
・碧山 魁聖 両巨体外人。共に実力相応の星。
・阿炎 コロナに関する規律違反で3場所休場となるその1場所目だったが、部屋のコロナ感染で他の部屋力士も休場となった。他の力士は番付位置は変わらないらしい
が、彼の転落は変わらないだろう再出発は幕下からだろう。
8)10両以下
・勢 筆頭で3勝の大負け。一頃の姿がない。怪我なのか。
・千代の国 14勝で優勝。再入幕確実。怪我が完治したのだろう。
・貴源治 幕下筆頭で4勝。栃木出身ただ一人の関取。頑張れ。今の感じではどんどん上がるように見えない。
・宇良 大けがで序2段まで落ちたが復活してきた。幕下で来場所十両が決まった。数場所でまた幕内に戻るとみている。序2段まで落ちて関取に復活したので照ノ富士と2人
だけという。
参考までに彼の転落と復活の歴史を記しておく。
2017年9月に前頭4枚目で 怪我して1勝14敗。(休みを含む)
2018年7月まで 5場所 全休。
2018年9月3段目91枚で 6勝1敗、
2018年11月3段目33枚で 7勝0敗で優勝
2019年1月幕下23枚でまた また怪我
2019年9月まで 4場所全休
2019年11月序2段106枚で 6勝1敗
2020年1月年序2段28枚で 7勝0敗で優勝
2020年3月3段目30枚で 7勝0敗で優勝
2020年7月幕下19枚で 6勝1敗
2020年9月幕下5枚で 6勝1敗 来場所十両と決定。
照ノ富士や栃ノ心の歴史も示すように幕内上位力士が怪我で転落しても怪我さえな治ればそこそこの成績を出せるということを示している。現在、怪我の休場を黒星と全
く同等に取り扱っていることに違和感がある。照ノ富士、宇良など幕内力士の場合幕下に留めるような取り決めにすべきではなかろうか。
8) おわりに
両横綱がいなくても3役の頑張りで優勝争いが演じられ面白い場所となった。ただ横綱はいかにも休場が多すぎる。何とかならないか。この状態が続くと白鵬はともかく鶴
竜は引退も話が出ると思う。
勝負で土俵を割るのと体(たい)がなくなるのとどちらを負けとみるかが時々話題となる。「体(たい)なし」にはいろいろな例がある。「裏返しになっている・足首が
返っている・土俵外に飛んでいる」など。今場所も何度かあったが、大体取り直しになっていた。それがいいと思う。