傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
写真、ゴルフを楽しみながら地域社会に溶け込む一応元気な傘寿越えの爺さんです。

大相撲9月場所感想

2020-10-08 10:46:06 | スポーツ
                                                                   令和2年10月8日
                                     大相撲秋場所感想
1) はじめに
   両横綱休場の報道があり、上位数力士の争いとなることは当然の環境で、朝乃山を本命と予想していたが、意外に正代が栄冠を手にした。一人の友人は正代に賭けていた
  がその通りとなった。大関にもなったので横綱昇進争いが面白くなった。
2) 正代天晴れ
   彼は2015年11月場所で十両優勝し行く新入幕の場所で10勝、2016年3月には前頭6枚目に上がって9勝した。超有望で短期間に3役から大関と評価されたが、それから長い
  間低迷した。解説者の北の富士は「どうしたんだ。やる気があるのか」と非難していた。2019年9月には3勝しかしてない。ところがその年の11月に11勝し今年になってもな
  ぜか、相撲に変化と安定がみられ、何度か優勝に絡むようになった。筆者も先々場所ころからこれは本物かと思うようになった。
  14日の朝乃山との相撲は圧勝でどちらが大関かわからないくらいだった。千秋楽は
  勝てば優勝という余裕のある一番。しかも相手は優勝争いといっても新入幕で幕尻だったが、やはり緊張したか危ない相撲だった。土俵際踏みとどまって勝ち優勝した。
  今場所は横綱戦もなく、大関昇進の基準の33勝に一つ届かなかったが、相撲っぷりが評価されて見事大関となった。ラッキーともいえるが当然ともいえる。これから朝乃山
  と貴景勝との上へ上がる競争となるが新大関ではあるが全く同格とみる。やや腰高で顎が上がるという癖があるが今の馬力はその癖を目立たなくさせるくらいの厳しさがあ
  る。
   朝乃山に勝って気をよくした照ノ富士に4日目に負けたことは不本意だろうが、ここは照ノ富士に関東を称えたい。終盤両大関を下して優勝街道を驀進した勢いは素晴らし
  かった。隠岐の海に取りこぼしたが、今場所は取りこぼしがこの1番だったことが優勝につながったともいえる。これからも取りこぼしに要注意だ。
3) 大関
  ・朝乃山 横綱不在でN0.1力士という責任感で緊張したのか初日に負け、更に緊張して3連敗スタートとなったが、さらに言えば、3日目は久しぶりに上位に上がって緊張し
      2連敗していた照ノ富士に負けたのはいただけない。照ノ富士は気をよくしてそれから7連勝している。朝乃山もようやく4日目から勝ち始めその後10連勝し、かす
      かに優勝の可能性を取り付けた時もあったが、3日目の照ノ富士戦で3連敗となったことが命取りとなった。たらればになるが、2敗のまま同星で正代と対戦していた
      らどう転んだかわからなかった。完敗で2差となり終わった。千秋楽は気力がなかった負けで5敗となったとみる。
      4つ相撲は3大関の中でベストと思うが立ち合いの厳しさでやや落ちるとみる。これからの3大関の争いが面白い。
  ・貴景勝 立ち合いの厳しさは絶好調時代ほどではなかったが、無難にこなしていた。13日目に正代に負けたがまだ1差で千秋楽まで優勝に絡んでいた。千秋楽は気落ちした
      朝乃山に勝ち12勝は一応大関の責任を果たしたといえる。初日に照ノ富士にあたったのはラッキーで中盤の絶好調時の照ノ富士とならどうだったか。兎に角怪我を
      完治させて横綱昇進の競争を頑張ってほしい。
4) 他の関脇
  ・御嶽海 ファンも本人も大不満。正代に先を越されたし、やっと8勝では振出しに戻った。気分屋なのだろうか。終盤は完全に優勝争いから外れ通常の上位同士の取り組み
     (貴景勝戦と正代戦)も2番外された屈辱的な場所だった。しかしその対戦があったら負け越しもあっただろう。2度も優勝している実力者だ。出直して頑張れ。
  ・大栄翔 5勝。予想外の大きな負け越し。序盤の負けで気落ちしたとしか思えない。
5) 小結
  ・隠岐の海 4勝。ここ2場所調子が良すぎたように思える。普通の彼に戻るとこの程度?
  ・遠藤  3勝。 怪我があったのだろう。またも出直し。ただ彼も有望と言われてからすでに何年にもなる。正攻法にこだわり技も多彩。ただマスクもそうだが相撲に甘さ
       が欠点。何か殻を破らけかればこの程度の力士で終わる可能性もある。正代のように激変を期待したい。
6) 照ノ富士
      初日、2日目は貴景勝と御嶽海に簡単に負けた。久しぶりの上位との相撲に緊張したか感覚がずれていたかはわからない。しかし3日目には同じく連敗していた朝乃
     山に完勝し気持ちが変わったのか、その後は調子が出始めた3日目から5日目までに朝の山、正代、大栄翔に勝ち7連勝し、復活の本物さを示した。が、10日目に隆の
     勝に完敗したころから古傷に影響が出たのか下位力士に負け14日目から大事をとって休場した。ただ8勝しているので来場所3役に戻るだろう。来場所怪我の状態が良
     ければまた大暴れしそうだ。
7) 前頭
 ・隆の勝
      10勝の大活躍。貴景勝とは同部屋で当たらないが、上位で負けたのは正代と隠岐の海の2敗で朝乃山・御嶽海・大栄翔・遠藤には勝っている。13日目に翔猿に負け
     たのは何か立ち合いに異常があったため。来場所堂々と3役入りするだろう。そしてあるいは御嶽海よりはやく大関になるかもしれないような相撲っぷりだ。
 ・翔猿 新入幕14枚目で11勝。ただし優勝に絡んだので終盤3役と組まされた黒星が2つ。すばしこいが、正攻法が多い。足腰がしっかりしている。来場所上位での相撲が楽し
      み。
以下は簡単な一口コメントとする。

  ・霧馬山 途中休場して9勝。 特に、休場明けの終盤に大栄翔、隠岐の海、御嶽海を 破ったのは立派。
  ・和隆景 11勝。 来場所上で通用するかどうか?
  ・阿武咲 10勝。先場所大負けしたので元に戻るが、その上になるかどうかまだ??
  ・明生  13枚目で9勝。怪我が完治すれば上位でもやれるはず。
  ・照強  3枚目で5勝。 上位の壁は厚かった。
  ・石浦 休場を入れて4勝。十両陥落だろう。再起を願う。
  ・炎鵬 9枚目で6勝。前半1勝で後半5勝。相手に彼の戦法が研究されてきたので
       今のままでは希望が出ない。秘策が要る。
  ・琴奨菊 松鳳山 
        両老友も大負けで十両に落ちるだろう。勝負の世界だから仕方がない。ご苦労様。さすがに馬力はなくなった。
  ・高安 6枚目で10勝。これでは上位ではまだ無理。怪我がさらに回復すればーーー
  ・栃ノ心 4枚目で6勝。今の実力。往年の力は期待できそうもない。
  ・逸ノ城  まだ怪我は完治してないか。幕尻で8勝。時間がかかりそう。
  ・豊昇竜 新入幕。幕尻で8勝。伸びしろはありそうだが時間がかかるだろう。
  ・北勝富士 2枚目で6勝。馬力はありそうだが、甘さでもろい。性格もあるが何か相撲を変える必要があろう。
  ・妙義龍 3枚目で6勝。実力か。
  ・千代大龍 11枚目で5勝。6日目まで5勝1敗。以降連敗と休場。何かあったのか?
      往年の大関候補もその姿なし。
  ・龍電 苦労人。7枚目で6勝。実力通りということか。
  ・碧山 魁聖  両巨体外人。共に実力相応の星。
  ・阿炎 コロナに関する規律違反で3場所休場となるその1場所目だったが、部屋のコロナ感染で他の部屋力士も休場となった。他の力士は番付位置は変わらないらしい 
      が、彼の転落は変わらないだろう再出発は幕下からだろう。
8)10両以下
 ・勢  筆頭で3勝の大負け。一頃の姿がない。怪我なのか。
 ・千代の国 14勝で優勝。再入幕確実。怪我が完治したのだろう。
 ・貴源治  幕下筆頭で4勝。栃木出身ただ一人の関取。頑張れ。今の感じではどんどん上がるように見えない。
 ・宇良  大けがで序2段まで落ちたが復活してきた。幕下で来場所十両が決まった。数場所でまた幕内に戻るとみている。序2段まで落ちて関取に復活したので照ノ富士と2人
      だけという。
参考までに彼の転落と復活の歴史を記しておく。
 2017年9月に前頭4枚目で  怪我して1勝14敗。(休みを含む)
 2018年7月まで      5場所 全休。
 2018年9月3段目91枚で   6勝1敗、
 2018年11月3段目33枚で  7勝0敗で優勝
 2019年1月幕下23枚でまた また怪我
 2019年9月まで      4場所全休
 2019年11月序2段106枚で  6勝1敗
 2020年1月年序2段28枚で  7勝0敗で優勝
 2020年3月3段目30枚で   7勝0敗で優勝
 2020年7月幕下19枚で   6勝1敗
 2020年9月幕下5枚で    6勝1敗   来場所十両と決定。
   照ノ富士や栃ノ心の歴史も示すように幕内上位力士が怪我で転落しても怪我さえな治ればそこそこの成績を出せるということを示している。現在、怪我の休場を黒星と全
  く同等に取り扱っていることに違和感がある。照ノ富士、宇良など幕内力士の場合幕下に留めるような取り決めにすべきではなかろうか。
8) おわりに
   両横綱がいなくても3役の頑張りで優勝争いが演じられ面白い場所となった。ただ横綱はいかにも休場が多すぎる。何とかならないか。この状態が続くと白鵬はともかく鶴
  竜は引退も話が出ると思う。
   勝負で土俵を割るのと体(たい)がなくなるのとどちらを負けとみるかが時々話題となる。「体(たい)なし」にはいろいろな例がある。「裏返しになっている・足首が
  返っている・土俵外に飛んでいる」など。今場所も何度かあったが、大体取り直しになっていた。それがいいと思う。
 

大相撲7月場所感想

2020-10-08 10:25:30 | スポーツ
                                                             2020年8月7日
                                     大相撲7月場所感想
1) はじめに
   筆者は優勝は白鵬、朝乃山に次いで3番手に照ノ富士を予想はしたが、白鵬が怪我で倒れ照の富士が朝乃山に完勝して復活優勝を遂げた。何度か本欄で彼の復調を取  
  り上げてきたが本物だった。おめでとう。
  鶴竜が2日目から休み終盤白鵬も怪我で休んだが、照の富士を入れた4人の優勝争いが熾烈だったのでファンは退屈しなかった。協会もホッとしただろう。もう一つ、 
  両横綱も全盛期時代が終わりで、世代交代の時が来たと感じた。
2)照ノ富士よ天晴れ!!
   前回の徳勝龍の幕尻優勝と違うのは終盤に優勝候補だった朝乃山を圧倒し、もう一人の有力力士御嶽海を破っての優勝だからだ。中盤に高安に負けた相撲は見てなかっ 
  たが、怪我への影響を心配して無理しなかったらしい。両横綱不在だが、優勝候補筆頭の朝乃山との戦に堂々の4つ相撲で勝ったのはどちらが大関か分らないくらい彼の強
  さを示した。正代には負けたが千秋楽にもう一人の優勝候補御嶽海に危なげなく勝ったことは以前の大関時代の姿を思い起こさせた。怪我と内臓疾患で休場が続き序2段ま
  で落ちたがよくここまで辛抱して頑張った。インタビューでも言っていたが、本人は勿論だが親方の指導がよかったと思う。優勝旗を渡す伊勢ケ浜親方の目に光るものがあ
  ったのは感動的だった。
   来場所以降が楽しみだが、今場所はここまでやるとは予想されず対照ノ富士研究不足も彼の優勝に繋がったと思うが、来場所はそうは上手くいかないだろう。正代が勝っ
  たように彼にガップリ組ませない戦法がいろいろ研究されるだろう。照ノ富士としてはそれにどう対抗するかを予測するのが相撲の醍醐味。来場所は白鵬もいるから面い。
   来場所からは幕内上位で、大関を目指すだろうが、場合によっては横綱昇進もあるかもしれない。怪我の回復次第ではそのくらいの力はありそうだ。
3) 横綱陣に衰えが----
  ・白鵬 終盤まで絶好調で照ノ富士との決戦と予想していた。照ノ富士が先に1敗したので「最終的にまた白鵬か」と思っていたら、大栄翔に完敗。相撲を見ていたが、取
     り組み中チョット滑ったようにも見えた。後で知ったが、4日目に古傷の右膝の負傷に症状が出ていたらしいが、滑りもその影響かどうか?そして翌日御嶽海にアッ
     サリ土俵際で逆転負け。粘りがなかったのは怪我の影響かもしれない。ビッコを引きながら退場したが休場となった。彼も歳で体に弱さが出ていることは確かで最近
     は怪我での休場が多くなった。若手の伸びを考えれば優勝も後2-3回がいいところか。

  ・鶴竜 初日に敗れ、2日目から休場。いかに横綱といえども休場が多すぎる。これだけ休みが多いなかで、たまに出て若し優勝となると批判の対象になるのではないか。
     要するに引退が近いと見る。
4) 大関陣の明暗
  ・朝乃山 白鵬と全勝を続けた時は千秋楽決戦を予想させたが、先に1敗した。しかし白鵬が大栄翔に完敗し、並んだと思った直後に照強の足取りの奇襲でまだ1差が付い
      てしまった。照強は数日前にも足取りで勝っていた。その種の奇襲が成功しなければ勝負にならない格下の相手だったが、白鵬が敗れて興奮したのか、立会いの甘
      さが命取りとなった。3敗は準優勝だが幕尻に負けた準優勝は、横綱昇進のポイントにはならないだろう。しかし新大関として3敗は立派に責任を果したといえ
      る。実力的には白鵬に充分対抗できるレベルにあるのだからいずれ横綱にはなるだろう。

  ・貴景勝 怪我に耐えながらの出場で苦しかったが、何とか8勝してから休場した。早く怪我を治して本来の押し相撲を披露し、朝乃山や上がってくる照ノ富士と競争して
      欲しい。
5) 関脇陣

  ・御嶽海・正代 二人とも序盤から中盤にかけて優勝に絡み、1度圏外に落ちたかと思いきや朝乃山、照の富士に黒星が増えて千秋楽には二人とも優勝の可能性が出るまで
      となった。休場した白鵬が健在だったらもっと優勝争いは面白かっただろう。
      二人の負け相撲4敗を見ると、正代は朝乃山と大栄翔はともかく、隆の勝と北海富士とは取りこぼし、御嶽海は正代、照の富士はともかく霧馬山と不調の貴景勝に
      負けは取りこぼし。そして朝乃山の3敗は同格の照の富士と御嶽海はともかく照強に負けは取りこぼし。照の富士は同格の正代に負けは兎に角、高安には取りこぼ
      しの負け。要するに今後白鵬を含めほぼ同格の彼らの優勝争いには取りこぼしを如何にしてなくするかがが重要と言うことだ。
      朝乃山と照の富士を入れた4人のリーグ戦の成績を見たらドッコイドッコイだ。全勝、全敗はいない。御嶽海は1勝で場所としては正代と同じ11勝だが、あとの
      二人が対戦してない白鵬(膝に不具合を持っていたとしても)に勝っている。来場所が楽しみだ。
      御嶽海は昔の関脇時代の力を出していた。正代は新入幕時代は直ぐ3役から大関と囃されたにもかかわらず、鳴かず飛ばずの時代が長かったが、ここ2-3場所急
      に強くなった感でようやく昔の姿に戻った感あり。

         4力士のリーグ戦積

        朝乃山 正代    御嶽海   照の富士    結果
     朝乃山      ○     ×     ×   1勝2敗
     正代   ×       ○     ○   2勝1敗
     御嶽海   ○    ×         ×     1勝2敗
    照の富士   ○    ×     ○        2勝1敗
6) 小結は珍しく好調

   ・大栄翔11勝、隠岐の海9勝。大栄翔は小柄ながら出足のツッパリと押しには迫力がある、白鵬にも通じた。白鵬、正代を負かしての4敗は立派。大関候補に初めて名
         を連ねたと思う。

   ・隠岐の海 9勝。ここ数場所急に強くなった。迫力が出てきた。6敗は白鵬、正代、御嶽海、朝乃山、大栄翔の実力者と玉鷲。と言うことは取りこぼしなく実力一杯の
         星を残したといえる。尚、不調とはいえ大関貴景勝に勝っている。彼には悪いが、大関は無理と思うが暫く幕内上位から3役で頑張れるだろう。
7) 前頭展望
  ・遠藤   ようやく8勝。初日に鶴竜に勝っただけで他の3役には全部負けた。前半は2勝6敗。下位に勝ってようやく8勝では上に上がれない。正統派の相撲、綺麗な
       技だけでは限界がある。何か我武者羅な姿が必要ではないか。
  ・豊山 8日目まで全敗で終盤頑張って5勝。実力を出し切れなかった場所。前半気持が乱れたか。
  ・隆の勝 初めて2枚目まで上がって8勝は立派といえよう。特に正代、大栄翔を負かした実績は今後が期待できる資質を示した。
  ・阿武咲 13連敗したあと2勝。気分の問題もあったのだろう。出直しだ。
  ・霧馬山6勝だったが、曲者振りを発揮した。御嶽海に勝った相撲が光る。負けた相撲も後1歩が何回かあった。暫く幕内上位から中位で相撲を面白くしてくれるだろう。
  ・北海富士 9勝。激しさで勝つが、脆さもある。ずさんな攻めに緻密さが出れば安定するが。
  ・炎鵬5勝。相手にかなり読まれるようになった。研究して対策を立てなければ体力なさを庇えない。難しい。彼の研究心に期待するが、上位に定着するのは難しいと思 
        う。れずに3場所休場で首は繋がった。恐らく幕下まで落ちるだろうが、猛反省して出直して欲しい。
  ・照強8勝。 曲者振りを発揮して朝乃山を破ったのは大手柄。立派な援護射撃だった。総合的な力はまだ幕内中位から下位だろう。
  ・龍電7勝・徳勝龍8勝・魁聖6勝・碧山5勝・千代大龍6勝
        この辺りはほぼ地位に相応の力を出したといえる。
  ・玉鷲10勝・妙義龍10勝・栃ノ心10勝・高安10勝・琴奨菊8勝
         各老雄もそれぞれかなり下がった地位では勝ち星を残した。琴奨菊以外は来場所かなり上位に戻るのでそこでどの程度勝てるか、まだ不安もある。
  ・勢3勝・松鳳山5勝体調がよくなかったのか不調だった。松鳳山は来場所幕内に残れるだろうが勢は微妙。いずれにしても復活を期待。
  ・若隆景10勝3連敗スタートだったが、その後照の富士と好調妙義龍に敗れただけ。
       来場所幕内中位で楽しみ。
  ・琴の若4勝・琴勝峰8勝若手の琴一門の有望株だが、不発だった。琴の若は怪我も絡み来場所十両に落ちるだろうが直して復活をしてほしい。
8) 十両
  ・明生10勝で十両優勝。前頭上位から怪我のため落ちていたが、ようやく復活の兆しが見えた。来場所、来来場所どのくらい頑張って幕内上位まで上るか楽しみ。
9) おわりに
     今場所関脇小結の4名が勝ち越したので前頭筆頭や2枚目で勝ち越しても昇進なしだろう。幕尻で優勝した照の富士も前頭筆頭までと思う。十両陥落は錦木・琴勇
   輝・琴の若
     勢がどうなるか???。入幕候補は明生・翔猿・旭大星の3名で4名なら逸ノ城か豊昇龍と思う。
 
    3密を避けて観客を入れた興業だったが、コロナ問題も発生なく協会はホッとしただろう。終盤は両横綱と1大関不在となったが、優勝争いが熾烈となってファンを喜
   ばせた。  
    白鵬は体調さえよければまだ第1人者足りうるが、怪我が多いことを考えると衰えがハッキリしてきたと思う。が、その後朝乃山を中心にレベルの高い群雄割拠が予想
   されるので相撲人気は当分続くと思う。来場所の照の富士の成績で彼が朝乃山の対抗馬となりうるかどうか評価できよう。