傘寿の真保守宣言

素人の政治、スポーツ、社会評論です。
写真、ゴルフを楽しみながら地域社会に溶け込む一応元気な傘寿越えの爺さんです。

国政は安定したが国民はいろいろな傷みの覚悟が必要

2013-07-30 09:14:38 | 日記
      国政は安定したが国民はいろいろな傷みの覚悟が必要
                               
1)はじめに
 参院選挙で自民党が予想通り大勝した。民主党のだらしなさが原因の一つではあるが、野党がバラバラ体制のまま選挙戦に入ったのが与党圧勝の主因だろう。
 ところが選挙後は野党間ではなく各野党自身内でいざこざが見え隠れする。民主党では選挙で公認を外した候補を支援した菅元代表の処分について執行部の厳しい原案が通らずに甘い処分に終わった。党内結束どころではないし、国民からは失笑されたと思う。一方「みんな」は渡辺・江田間の亀裂が表面化、維新は表面は平穏だが、基本的に東西でギクシャク。「与党は高笑い」の構図だ。そこで民主党幹事長細野は党内で菅厳罰を回避させた一派と一線を画し、前原らと組んで「みんな」の江田や維新との連携を図ると報じられたが政界というか野党再編方程式の解の一つではないかと興味がある。
 選挙前の世論調査では脱原発を含む反安倍の声もかなりあったが、国民は国会のねじれをなくして政治の安定化を願いアベノミクスに夢を託して賢く冷静に選択したといえる。ただ反自民の対立軸を明確に掲げた共産党の躍進は野党の一つのあり方を示した。
2)安倍内閣の課題
①党内のねじれが起きないように
 アベノミクスの第3の矢の成長戦略には大幅な規制撤廃が必須だ。しかし今回の選挙ではJA,医師会、歯科医師会など各種の団体からの支援も勝利に貢献したが、これら団体は一般的に既存権益を守る立場に立つのでTPPには反対だし規制撤廃の抵抗勢力になると思う。首相は議会のねじれをなくしたが、各種団体と繋がりのある党内のグループとのねじれが起きないよう指導性を発揮して欲しい。
 TPPは世界の自由貿易の流れに沿い中国を遠く見据えた国際活動だけに日本の脱退はありえない。JA,医師会などの各団体の反対があっても国益を考えて説得する政治力に期待したい。それが安倍さんの言う「決められる政治」だと思う。
②税と社会保障の一体改革
 アベノミクスで経済が再興し、税収増加があっても巨額の借金返済が待ち受けている。社会保障費の急増は続くので消費税アップを含めた税との一体改革には年金の減額や支給年齢の引き上げ、保険料・医療費アップなど国民にも傷みが伴うはずだ。甘い先送りは結局次世代に付けをまわすこれまでの政治と変わらなくなる。デフレ解消前の消費税アップは経済にマイナスという識者もいるが、私は消費税を上げない場合の国としてのマイナスの方が大と考えている。それは国債の下落と利率アップで、金融機関の経営危機を招き再度国の経済の破綻に繋がりかねないと考えるからだ。消費税アップは既に実質的に国際公約になっていることも忘れてはなるまい。
③原発再稼動
 自民党は原発再稼動を明言している。メディアで持て囃される再生エネルギーは天候に左右されるという基本的な弱点があり余りにも不安定だし化石エネルギーは莫大な外貨の流出(電気料アップ)と地球温暖化の脅威を抱える。原発に比してエネルギー密度は1億分の1に過ぎないのだ。経団連も何時も言っているが、国の再建には廉価なエネルギーの安定供給が絶対条件だ。将来の理想として脱原発はあっても当面の国民の生活、国の安全保障は原発なしではありえない。政府は「原子力規制委がセットした世界一厳しい安全審査をパスした原発を再稼動するのは国民のため」ということをもっと堂々と宣言すべきだ。  
 国際社会は日本と違って効率的な原発増設の流れにある。核武装なしで再処理と濃縮の技術を持つのは日本のみだ。不幸にして福島の事故があったが今でもわが国の原発技術が国際的に評価されていることは事実、途上国から期待されるのは当然で、安全性・効率を更に改善しながらそれに応えることは先進国としての責務と思う。
 原発は再処理を含む核燃料サイクルの確立がなければ成り立たない。原発と同様に六か所村の再処理工場の稼動も重要な案件だが一向にコトは進まない。原子力規制委の動きは「脱原発の結論ありき」なのか「活断層狩り」に注力しているように思えてならない。規制委のあり方に疑問を持つ技術者は私だけではないだろう。
④安全保障
 国防軍についてはあまり選挙の話題にならなかったが、安倍さんには執念があるだろうからいずれ表に出ると思う。「国防軍になると戦争が出来るようになる」という政治家がかなりいるし一般人にもいる。日本は国連を尊重する経済大国だ。現在、海外に派遣される自衛隊は憲法上の武器使用の制約があってアフリカの小国などの軍隊に守られているという情けなさ、恥ずかしさを国民の何%が知っているのだろうか。名前はどうでもよい、要するに自衛隊を世界の普通の国の軍隊と同じレベルに変えることは大国として当然ではないか。よく「米国と行動を共にする軍隊になるから反対」という人がいるが、国連の一員なのだから国連加盟国の軍隊となるのは経済大国として当然の付き合いではなかろうか。何処の国でも軍隊は危険に曝されながら平和を守っている。地球上の危険な地域についても国連で決めて厳しいことだが軍隊を派遣している。「俺たちの国には憲法があるから危ない所は出られないよ。お前たちでやってよ。金は出すよ。」で何時までも通用するという考えはもう捨てる時ではないか。国の威信を喪失するばかりだ。
 集団的自衛権の行使についても「権利はあるが行使しない」という禅問答の繰り返しでなく、国際社会の常識通り行動できるように法改正すべきだし時間がかかるなら解釈改正でも良い、早期に現在の取り決めを変えるべきだ。
 憲法改正は安倍さんの執念だろうが年月がかかりそうだ。現憲法は衆知のように敗戦国日本に勝戦国が押し付けた憲法で日本を再興できないような弱小国に押さえ込む思想が盛り込まれている(幸か不幸か朝鮮戦争で米国が日本の技術を必要としたために日本に再建の路が開けたのだ)。憲法前文からおかしい。前文には近隣の平和愛好国とあるが中国、北朝鮮はあの状態でわが国に向けて何発ものミサイルをセットしているといわれる。とても平和を好む国とはいえまい。戦後70年近くたち国際環境は激変している。そろそろ改正を決断しても決して遅くはないと思う。敗戦国ドイツも何度も改訂している。
⑤中国・韓国との付き合い
 中韓両国との領土・歴史認識問題は10年は解決しないだろう。凛として粘るしかない。韓国について言えば、日清・日露戦争で日本が負けていれば中国かロシアに併合されていたことを韓国は国民に教えない。日本は韓国に対しては欧米的な搾取をせずに韓国国民のためにインフラの整備、教育の推進(ソウル大学は名古屋大学より先に創立された)、衛生環境の改善をして人口を急増させている。戦後も2回大型の経済支援をして韓国を救った。「漢河の奇蹟」といわれる韓国の復興は日本の支援あって出来たことも韓国国民は知らされていない。韓国でこの筋の発言をする識者は拘束される。韓国は民主国家といえ言論の自由のない国なのだ。
 安倍さんは今年もホンネを封印して靖国神社参拝はしないようだ。外交のぶち壊しになるからこの点だけは残念だがやむをえないと思う。ではいつ参拝となるのだろうか。「内外の他の課題を解決させわが国の国際的な威信・信頼度を上げることがこの問題解決の環境に道を開く」と期待するのが精一杯のところか。英霊たちは待っておられるだろうが。
3)おわりに
 与党は磐石の体制になったがおごりは禁物だ。安倍首相としは外には基本哲学を曲げずにジックリ構えながら、日米同盟を機軸にして中韓両国には凛とした外交に徹し、内にはアベノミクスの効能と国民に与える傷みを時間軸を含めて説明して進めて欲しい。
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大相撲名古屋場所の感想

2013-07-24 11:55:12 | 日記
              大相撲名古屋場所の感想
1)白鵬天晴れ
 大相撲名古屋場所は予想通り白鵬が優勝した。26回目で朝青竜を抜いて歴代3位になった。千代の富士の31回、大鵬の32回も白鵬の年齢から考えると2年ぐらい後に更新されると思う。ただ今回続けていた連勝をまたしても稀勢の里に止められ43連勝でストップさせられた。13日目終了時点では今回全勝で終わり11月場所の福岡で再び双葉山の69連勝に挑戦することになるかと期待していただけに残念だった。尤も日本人の記録がモンゴル人に塗り替えられる口惜しさはあるが人間の記録更新という観点で筆者は新記録更新を喜ぶ立場だ。
 11日目の鶴竜との相撲で「待った」と感じた立会いが成立してふわっと立ち土俵際で際どく逆転して勝った相撲があった。その時に腹筋を傷めたらしいが翌日琴欧州との相撲で勝った時に非常に痛そうな表情をした。不断痛みを顔に出さない彼のことだからかなりのトラブルだったのだろう。
 琴欧州に勝ったことで13日目に優勝を決めて本人もホッとしたことはあっただろう。 翌14日目には右腹に大きなテープを貼って土俵に上がった。表情を見る限り腹の痛さを感じさせなかったが土俵に上がればそういうものかもしれない。ただ珍しく早く突っかけたり待ったをしたり落ち着きがなかった。更に稀勢の里に「連勝破り」の因縁を感じたか、立ち上がった後も不断と違って張り手を乱発したり何時もの攻めがなくあっけなく寄り切られた。稀勢の里のサイドに立てば両横綱を撃破し千秋楽に勝って来場所横綱挑戦の権利を得る事になったのだから嬉しいことだが白鵬にとっては痛い負けだった。 実は前回の63連勝の時も彼に64連勝を阻まれたが今回も彼に44連勝を止められた。何かの因縁だろうか。
 優勝が決まっていたが全勝も途切れたし腹筋が痛んでいたということか千秋楽の横綱対戦は白鵬らしからぬ一方的な敗戦だった。全く戦意も粘りもなかった。彼も一人の人間で事情は分るがいただけなかった。まあ大記録を出したのだから許すがーーーーー。
 話は少しそれるが前述の鶴竜との相撲もそうだったが、もう一番安美錦に飛ばれて土俵際でくるっと回って星を拾ったことがあった。この2番は白鵬の運動神経、反射神経の抜群のよさを示した。終盤の2番以外は常に積極的に次々に技を仕掛ける速さが素晴らしかった。14日目にはその上を走った稀勢の里を誉めよう。
 43連勝でストップしたが江戸時代以降長期連勝をした力士の2回目の連勝は何故か全て最高43連勝でストップしている。偶然なのだろうが不思議な記録だ。
    力士名   1回目全勝  2回目全勝
    双葉山   69     36
    谷風   63     43
    白鵬   63     43
    太刀山   56     43
    千代の富士   53     24
    大鵬   45     34
    雷電   44     43
 彼の勝利の歴史について他の記録もある。全勝で勝ち越した回数も8回で新記録、3連覇以上は4回目で大鵬、千代の富士に並んで最多。13日目の優勝決定は千代の富士を抜いて最多の5回目。
 彼より1年前に入門したモンゴルの仲間竜皇が怪我で幕内から3段目に落ちていたが白鵬の優勝を決めた13日目に引退を発表した。白鵬は土俵下の優勝インタビューで竜皇とともに頑張った若き時代に触れ竜皇への感謝と今後の生活への激励の言葉を述べた。白鵬の人間味を示す一齣だったしとにかく歴史的な大横綱になったと感じる。
2)日馬富士はメンタル修養を
 日馬富士は千秋楽に「お情け」で白鵬に勝ってやっと10勝。今場所も弱い横綱に終わった。嘗て横綱昇進時には2場所全勝優勝したし、1場所空いて又全勝優勝したことは波に乗ればその力はあるということ。どうも責任感が強すぎて一度負けると千秋楽で白鵬との相撲があるので負けるかもしれないからこれ以上負けられないという意識が働き本来の力がだせなくなるのではなかろうか。その点メンタル面の修養がいるのではなかろうか。小柄で体力は強い方ではなかろう。スピードと技が決め手なのだからそれを生かす上でももう少し図太くなって欲しい。
 場所後横綱審議委が日馬富士に来場所も今場所程度なら「激励」するとコメントした。不振横綱に対するメッセージには「激励」「注意」「引退勧告」の3つがあり「激励」はその第1段階に当たる。横綱審議委としては横綱は13勝が義務というが筆者は横綱12勝、大関11勝と思っている。
 余りにも白鵬に対抗しようと意識すると墓穴を掘ることになる。白鵬との格差はどうにもならない。自分の力を信じて頑張るしかない。NO.2でもいいではないか。
3)稀勢の里の指導
 稀勢の里は矢張り横綱昇進を意識してか全般に3敗し昇進を絶望とした。しかしそれで吹っ切れたのか後半には本来の動きを示して両横綱を倒した。尤も白鵬は手負いだったかもしれないが勝負は勝負だ。ところが北の湖理事長が「12勝すれば来場所綱取りに可能性が残る」と話したので緊張しすぎてか千秋楽に全くいいところなくまた琴奨菊に負けて11勝で終わった。先場所も千秋楽に琴奨菊にアッサリ敗れて13勝に下がってしまい、今場所の綱とりの条件を厳しくしたがまたも同じ琴奨竜。これも一つの因縁か。
 既に27歳。モタモタしていれば昇進の機会を逃す。両横綱を倒す力があるのだから下位の力士に取りこぼしのないようにするにはメンタルな修養がいると思う。
 もう一つ、一般のスポーツでは有能なコーチとか指導者がつく。相撲では親方制度だが既に親方よりも稀勢の里の方が実力が上。相撲についての指導力があるのだろうか。実技のレベルと指導力は別という考えも理解するが1級品を仕上げるには実技についてもそれに相応しいレベルが前提となると思う。鳴門親方には失礼かもしれないが果たしてそういう意味で指導力はあるのだろうか。勿論出稽古で他部屋の力士と稽古も必要でやっているようだが、稽古の取り組みと本番では立会いが全く異質。出稽古の増加だけでは解決しないだろう。筆者は彼のレベルアップのためには適切な指導者が必要と思っている。尤もこの問題は彼だけでなく角界共通の問題だ。
 とにかく稀勢の里が白鵬、日馬富士についでN0.3の地位を摑んだように思う。
後の3人の大関は毎度のことだが不満。琴欧州も終盤までは変わったかと思うくらいよかったが最終成績を見れば「やっぱりか」ということで終わった。
4)N0.4以降の競争
 豪栄道と妙義龍の両関脇は二人とも千秋楽でようやく勝ち越しにこぎつけた。今場所の豪栄道は序盤が悪すぎた。まだ大関には力不足と思う。妙義龍は期待している一人だが余りにも土俵際の詰めが甘い。何番か土俵際で逆転されていた。自分でも分っているだろうから是非改善してほしい。腰を低く早く攻め立てる相撲は見ごたえがある。いずれ大関になれると思っている。
 この二人と同格としては栃煌山だが、今場所を見た限り高安も名乗りを上げてきたように思う。高安は白鵬の一番で意外な抵抗を示したが翌日に日馬富士を突き倒した。もう一場所見たいが今場所様な働きがあれば有望。
少し遅れて松鳳山がいる。それに魁聖と碧山が巨体を生かして頑張った。勢、隠岐の海も大きく伸びた感じ。二人とも体が柔らかい。いずれも場所ごとにばらつきがあるからもう少し見守りたい。
 千代大竜は期待はずれで負け越した。序盤に両関脇、日馬富士と稀勢の里を倒し8日目では6勝2敗、来場所3役かと期待したが後半下位力士にも負けるようになった。彼の威力なるブチかましに対して相手が意識して対抗手段を考えたことと、妙義龍と同様、攻めながらも相手の引き技に屈するなど土俵際に横転する甘い相撲が印象に残る。馬力があるのだから詰めを工夫すれば来場所以降期待できる。将来の横綱候補という考えは変わらない。
 これまで応援してきた豊ノ島は負け越した。力の限界が見えた感じだ。老友若の里は7勝8敗だったから幕尻にとどまるか。蒼国来は2年ぶりにしては頑張った。6勝止まりで番付から見て残念ながら十両陥落だろう。稽古を積んでカムバックして欲しい。
他の幕内力士について関心があったのは(○は勝ち越し、×は負け越し)、宝富士(○)、富士東(×)、徳勝竜(新入幕:○)、常幸龍(×)だがまだ将来は予測できない。
5)十両にも興味
 十両にも話題があった。
 遠藤は新十両で14勝1敗で優勝した。恐らく来場所入幕するだろう。幕下付け出しで、入門後3場所で入幕なら新記録らしい。確かに体は柔らかそうで来年中には幕内上位に上って人気力士になるだろう。 エジプト出の大砂嵐も新十両で10勝を上げた。立派だ。
6)勝負の判定について
 今場所気になったのが土俵際のもつれで何度か物言いがあったが、行司、検査役それぞれ主観があるので仕方がないが釈然としない点がある。
勝負のアヤを「体(たい)がない」、「勇み足」、「体が飛んでいる」、「足指がかえっていた」、などの表現で説明されるが何となく分りにくい。
土俵内で先に膝が着いても相手が土俵外に飛ばされていたら勝、攻めていたが右足が勢いではっきり先に出てしまっても相手が倒れそうなら「体(たい)がなかった」から勝、というような例が逆も含めいくつかあった。負けと判定された力士は不満そうな表情をするしファンとしても吹っ切れない。そういう場合に取り直しを望みたい。
7)おわりに
 今場所10日目で優勝力士が絞られたが白鵬、琴欧州、魁聖、碧山いずれも外人力士。
千秋楽の揃い踏みの6力士のうち4人は外人力士。毎度のことだが日本人力士何とかしろと叱責したい。
 ともあれ徐々に大相撲も復活しており今場所は満員御礼が8回あったそうだ。今後のファンの増加は力士たちの真剣な勝負の仕方にかかっている。期待したい。

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