MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

頭の体操 (13) 漢字クイズ 問題/解答

2009-06-21 00:07:03 | 頭の体操 漢字クイズ

06/21   頭の体操 (13) 漢字クイズ 問題/解答




        『これまでのカタカナ語句には、

        カタカナ部分のみ各回ごとに載っており、

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 04/14 ~ 04/20 に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (21) に、登場した順に並んでいます。


 また、(A) ~ (U) に並んでいるのは、それを漢字で表記
しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?



(1) パソコン         (2) ブログ       (3) スーザ

(4) マーチ      (5) メリー・ポピンズ      (6) ゲーム

(7) アップ     (8) バラートィンスキィ     (9) エレギア

(10) ヴェラスケス   (11) ムリーリョ   (12) ドン・キホーテ

(13) セルバンテス     (14) イタリア     (15) ピレネー

(16) サンティアゴ     (17) バック     (18) アコーデオン

(19) スケッチ      (20) ボクシング      (21) センチ


(A) 閃智   (B) 我歌   (C) 馬着   (D) 圧風   (E) 芸無

(F) 馬熱  (G) 崇座  (H) 好恵地  (I) 秘麗音  (J) 胃足嫌

(K) 務離旅   (L) 風呂具   (M) 破底無   (N) 吾子出音

(O) 惨恥吾子     (P) 電気歯車     (Q) 競馬無手数

(R) 驢馬歩右手    (S) 無得明日消    (T) 馬裸双子空胃

(U) 陽気歩符音数




[解 き 方]


  ・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
   ものです。

  ・ 音読み訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点()、
   半濁点()、送り仮名を補ってください。

  ・  従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
   あります。

  ・  音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
   こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
    今回は英語などがか所あります。

  ・ 口語的俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
   (例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。

  ・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
   (例) 「不読 → よまず、よまん、よまない」。

  ・ 左の漢字の中には、“”、”” ともに含まれている場合もあります。 
   人名 (右) に加えて "first name" をご自分で補ってください。
    (今回はその必要はありません。)
   (例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。

  ・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
    (今回はありません。)

  ・  厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
   お見逃しくださいませ。



   解答

    ↓



(A) 閃智  (21) センチ

 "千智" が閃く。 羨ましい限りです。

 現世を離れ、"仙地" に籠る。 いいでしょう。

 戦地に赴く。 再びこのようなことが無いように。




(B) 我歌  (20) ボクシング

 痛みを伴うだけでなく、本当にハードなスポーツですね。

 私の中学生時代、どういうわけか修学旅行がありました。
さて、夜。 旅館の一室では、私も悪ガキの一人です。

 両手に枕を握り、何とボクシングに興じました。 いやあ、
あんなに疲れるものだとは思いませんでしたよ。 1分間
動き回っているだけで、息は切れるは、足はふらつくは。
私の生涯ただ一度のボクシング体験でした。

 さて、熱く、炎症を起こした筋肉は冷やしましょうね。
"我歌" (アイスィング) で。



(C) 馬着  (17) バック

 我が "お馬さん" は、ついにゴール・インです。 意中の
彼女さんを射止めて。 おめでとう!

 競馬ファンの方、すみません。 どう考えても違いの
話題ですよね、杯 (はい)



(D) 圧風  (7) アップ

 「地震、雷、火事、親父」と言いますが、慈父という言葉も
あります。 それなら "篤父" もあるかな…?

 私の場合は楽 (がく) に興じて、どちらかと言えば熱父になり、
分別を忘れてしまいますが…。



(E) 芸無  (6) ゲーム

 「それにしても芸の無い…」などと、無策を罵 (ののし) られる際に
よく使われますね。 企業家や政治家が。

 さて衆院選。 解散総選挙はあるのか、無いのか。 与党不利
と伝えられる昨今ですが。

 これじゃどの候補者も、政党のボスに応援に来て欲しいなんて、
思わないよね? "迎無"…。



(F) 馬熱  (4) マーチ

 レースを終えたばかり? 違うんです、新婚のお馬さんたちの
ことです。 何も言わずに、そっとしときましょう…。



(G) 崇座  (3) スーザ

 「いいなぁ、こんな字を貰っちゃって…。」 そうおっしゃるのは
"下位座" さんです。

 同名の作曲家もおられますが、有名なのは Violin 教本で
名高いカイザー (1818-1888) さんでしょうか。 すみません、
別に意味は無く、偶然そうなってしまったんです。

 せめて "快座" にしましょうね。 「住めば都」と言いますから。

 私などは、始終 "買挫"。 好んで挫折しております…。



(H) 好恵地  (19) スケッチ

 絵画に限らず、まず大まかな構想からスタートする場合も
あれば、先に "数傑智" が浮かぶこともあります。 あなたは
構想派、それとも "閃智" 派?

 "数決恥" と書くと、多数決の横暴を非難することになります。
要は、その結果が、より多数の信任を得られるかどうかでは
ないでしょうか。



(I) 秘麗音  (15) ピレネー

 あまりにも美しい音を耳にすると、その秘密に迫りたくなり
ます。

 "音色" は確かに抽象的なものです。 しかし、神がかり的、
超自然的なものではなく、必ず説明できるはず。 もっとも
説明はいつも実践のあとから来ますが。

 ところで、人間の出す音にも色々あります。

 欧米ではご存知のとおり、"しゃっくり" や "くしゃみ" は
言うに及ばず、"鼻をかむ音"、果ては "おなら" まで、
それほど意に介されません。

 一方では、食器の音、スープをすする音、ゲップは御法度
です。

 どこまでが生理的現象で、どこから先がマナーになるので
しょうか。 "非礼音" も、文化によって位置付けは様々です。



(J) 胃足嫌  (14) イタリア

 おいしいものが一杯あり、みんな食べてしまいたいときの心境
でしょうか。 大食漢とは言えぬ私としては、食後の苦しさの方
が頭に浮かんでしまいます。 食べる前に。 損な性分かも…。



(K) 務離旅  (11) ムリーリョ

 「何も得られない」とまでは言いませんが、仕事の旅行は味気
無いものになりがちです。

 演奏旅行の最中、周遊券を使ってあちこち動いた、若い頃を
思い出します。 特に懐かしいのは福井県、そして小樽周辺
です。

 北海道と言えば昨年夏、子供たちが計画してくれて、網走、
釧路、厚岸などを楽しく走り回りました。 7年前の沖縄旅行
ともども、私の心の中では、家族の笑顔と深く結びついて
います。 感謝…。



(L) 風呂具  (2) ブログ

 "blog" とは、「日記的なWebサイトの総称」とありました。

 「"材木" と書け」と言われそうですが。



(M) 破底無  (1) パソコン

 もう失敗を恐れても仕方が無い。 これ以上落ちることは
ない。 こうなったら、「八方破れ」で行こう…。

 お互いに辛いときは、そのぐらいの覚悟で行きましょう。



(N) 吾子出音  (18) アコーデオン

 「ほう、お子さんにも音楽を…!」 そう言われてパパもママ
も、目を細めて我が子の姿に見入ります。

 私の場合は、あいにくそうなりませんでした。 楽しさも、
苦労も、辛さも解ってしまうと、たとえ好きで子供がやって
いくだけにしても、「もっと続けろ」と言う気には、全然なれ
ませんでした。

 でも "クラシック" を含めて、音楽は大好きでいてくれるよう
です。 それで充分…。



(O) 惨恥吾子  (16) サンティアゴ

 …とは、少なくともなっていません、我が家では。 逆に
親の外国語能力を指摘されそうです。

 "惨恥英語両親" って…。

 サンディエゴ・パドレスは、アメリカ大リーグの球団名です。



(P) 電気歯車  (9) エレギア

 古代ギリシャ、ローマに由来する語、エレジー (哀歌、詩人)
で、今日のイタリア語、スペイン語 (エレヒア) としても残って
います。

 しかし "インチェリゲンツィア" となると純粋なロシア語で、
"インテリ" (知識人、知識階級) の語源なのだそうです。




(Q) 競馬無手数  (13) セルバンテス

 苦難に満ちた生涯を送り、「ひとヤマ当てよう」とした形跡は
窺えません。



(R) 驢馬歩右手  (12) ドン・キホーテ

 主人公の、はた目には滑稽ながら真摯な生き方が、読む者の
心をとらえます。

 「人間をその生れつきの傾向によって分けると、ドン・キホーテ
ハムレット型の二つになる。」

 「前者が代表する人間は、真実なものへの決して変わらぬ信仰
を持ち、その真実を地上に実現させるためには、あらゆる窮乏に
甘んじて、いのちまでも投げ打つのを厭わない。」

 「これに反して、後者が代表する人間は自分のことだけを
考え、何もかも疑って信念を持つことが出来ないから、何にも
実行しない。」

 「ただし、巧妙な天の配剤によって、実際には完全な
ハムレット型の人間もいないし、完全なドン・キホーテ
型の人間もいないのだ。」

 これは、トゥルゲーネフが講演で語った言葉だそうです。

 セルバンテスは、やはり前者型なのでしょうか?



(S) 無得明日消  (10) ヴェラスケス

 「俺の明日を消すな!」 そう抗議が来そうです。

 存命中は宮廷画家としても重用され、後世ではマネたちに
高く評価されました。



(T) 馬裸双子空胃  (8) バラートィンスキィ

 プーシキンには高く評価されながらも、広い理解を得られず、
自身もメランコリーに満ちた生涯を送りました。



(U) 陽気歩符音数  (5) メリー・ポピンズ

 風と共に現われ、風と共に去りぬ。 そんな主人公です。
スカーレットと言うより、ブルー系統ですが…。


 映画の中でも登場する

"Supercalifragilisticexpialidocious"
(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

という言葉は、実在するともしないとも言われますが、
あなたは言えますか? 私にはもちろん無理です。



 お疲れさまでした!