街の中心街=熊本市では下通りには雨後の筍のごとくカラオケ屋ができている。
村はど田舎なのでカラオケハウスなんて洒落たものはない。居酒屋もないに等しい
我が家には妻の実家から借りているカラオケの機械があるので飲み方をする時は皆で歌うこともある
だけどいつもは歌わない。
一度コンクールに偶々グランプリを受賞して40型テレビをもらって調子に乗って幾度か再チャレンジすることがあったけど、そう何度も優勝するというのは難しいし、参加者皆うまいし、教室に通って歌の指導を受けている。
聞いているとなんだか皆巧いが平板で歌うことの面白味がだんだん減ってきた
競うよりも酒を酌み交わし楽しく好きな歌を歌っていた方がどれだけ楽しいかー
今回は村の中でお年寄り(87歳)のセレブの方がいてカラオケルームを自分で所持しているのでどうぞ自由に使って歌って欲しい。よければ指導もする・・・という申し出が生涯学習グループの事務局の方にあった。
それで友人と誘い合って出掛けた。
病院を3軒経営していたという資産家で外車2台、キャンピングカーに別荘の家が2軒並んでいるところだった。他所から移住されて新しい人でお年寄りご夫婦。
遊びのために隣家を購入されて「遊び」のために使っているとのこと。家は温泉付きでまだ新しい。貸し別荘としても充分使えるのだがもう金はいらないらしい。ここにカラオケの機器と音響設備があり「どうぞ好きなだけ歌って下さい」と案内された。
カラオケセットだけで120万円という
2時間歌ってお茶代含めて500円は払うという規則ができていた。しかし昨日は「お試し期間」ということで無料だった。
久しぶりに歌ったのだが好きなだけーといってもそう歌えるわけではない。いつも歌わないのに急に歌うとなると喉が無理をする
結局「つぐない」、「帰らんちゃよか」、「酔歌」、「酒と泪と男と女」の4曲歌ったらもう喉の限度
4人で行ったのだが、それぞれ4~5曲歌ったらそれ以上曲を希望しなかった。
後は87歳の大先輩の話を聞いた。何しろ元気な人で耳も目も足も不自由なくとてもその歳とは思えぬ若さ。酒は飲まないそうでここが決定的な私との違いかなとショックを覚える。
山に登ったり、キャンピングカーで全国を旅行したり、歌を歌ったり、好きなことを自由になっていればこんな健康で長生きができるということかそのベースには「金」が必要。
ここが一番大事なところ
4曲しか歌はなかったのに帰ったら随分疲れていてとうとう缶ビール1本焼酎1杯だけ(いつもは2杯)でそれ以上飲む気になれなかった。
やっぱり歌うなら仲間と飲みながら語り合いつつ歌を熱唱すというパターンが一番いいみたい。
なんか「肩が凝った」