おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

歴史的事実とドラマの脚色

2014年09月02日 07時21分44秒 | 社会


今朝は久しぶりに朝日が差している。8月には2回しか晴天がなかったというけど、太陽に向かって手を合わせたくなる

朝ドラを観るのが習慣化され毎朝の8時が楽しみになっている

「花子とアン」も毎回涙涙で感動させられる。昨日もファンになったブラックバーン校長との再会と別れは感動的だった。

さてこれから戦争がいよいよ進んで行く。嫌味な作家宇田川は戦争賛美へと変貌して行く。
そして戦地へ。

さあ花子はどうなるのだろう?事実は大政翼賛会にも深くかかわり、戦争協力団体「大日本婦人会」にもコミットしている。
そして彼女は文学者として特に児童文学者としての存在がドラマでも重きをなしている。ラジオに児童向けのニュースの読み聞かせをする場面が毎日出ているがこの後軍部と一体になった放送局の圧力とどう向き合うのか?

実際には『児童読物の浄化』において、政府が幼少年の読物の浄化運動=思想表現の統制」をさらには発禁処分を肯定している。
学者の中島岳志が新聞の書いていたようにこれからの描き方は難しくなって行くだろう。

事実とこれまで描いてきた脚本の流れが齟齬をきたすことになるのでは・・・?

転向の問題はそう簡単ではない!だからこそ戦後文学において多くの作家がこの問題を取り上げて書いている。

今、国家の戦争への向き方が大きく変転し危うい時代に差し掛かっているこの時、ここをいい加減に演出するのはいかんと思うがー

しかし、朝から深刻な個人の生き方と思想そして国家の動向を暗く描く訳には・・・