goo blog サービス終了のお知らせ 

おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

差し引きがゼロになることー経済学の基本ではないのか

2011年02月03日 15時45分48秒 | 日記
TVで健康保険の保険料、各種税金の未払い者への行政対応策として差し押さえの模様を映し出していた。
まさにお上の非情さ、酷薄さが浮彫りになっていた。

江戸時代にも年貢を払えない百姓は代官所に呼び出され、厳しい責めを受けたのと構図は変わらない。
生かさぬよう殺さぬよう・・・か

人生常ならず、無常と覚悟しなければならない。日の出の勢いで会社が自営業が調子に乗って、商品が売れに売れ、お金もがっぽり貯まっていく。億万長者はこの格差社会、少なからず存在する。外車を乗り回し、食事はセレブ専用の高級店で金に糸目をつけないで注文。箸をちょっとつけただけで残して帰っていく。一方でコンビニのチリ箱を漁って弁当の残りを大切そうに公園のダンボール住宅に持ち帰って腹を満たすホームレス。
ホームレスだって生まれてきた時は、屋根の下で暖かい布団に包まれて育てられてきただろう。
父親の病気、あるいは勤めていた会社の倒産。一定年齢に至った人間の再就職はこの社会ではほとんど不可能に近い。僅かばかりの退職金、苦労しながら貯めて来た貯金も使い果たしたら、もう行く所は決まっている。

富士の裾野の青木が原の樹海か公園デビュー。

保険料や税は払いたくても払えない事情を持っている人もいる。厳しい状況下でもきちんと払っている人もいる。高額所得者はあまり苦労を知らないで払っているかもしれないが、倒産、解雇されて非情にも放り出された人、病気で仕事ができない人、資産家でも前日の事件のように姉妹が相続税が払えずにとうとう餓死してしまった人。人生様々だ。

役人が家宅捜査に踏み込んで次々に差し押さえシールを貼付していく。

こんなケースも紹介された。年金が自分の口座に振り込まれる。それが自動的に役所が差し押さえ、全額役所の口座に移動。通帳の15万なにがしの金額は全額役所が抑えるのでのこり0円。この人がその後どうなったのか言わなかったが、働こうと意欲を持っていても就職口が見つからなければ鴨居に紐を吊るすか、ホームレスの仲間入りしかないではないかー

国会の予算委員会が開かれているが、一時中断してこの番組を全員で視聴してから予算審議して欲しかった。

経済学は難しくて苦手だが、考えてみると以外に簡単な道理ではないかー予算と決算が釣り合っている事、収支のバランスが取れていればいいのだ。それを政権の人気取りであーだこーだと「国民のための施策」と恩に着せたような語り口で喋り、実行していく。ところがその財源がない。金がなければできない筈なのに、これを「赤字国債」という手で切り抜けようとする。ずーっとこんなことをしてきたから、財政危機だといわれる。

家庭でも収入が少なければ少ないだけに生活に合わせていく。ビフテキを食わずに塩さんまにしたり、着る物だってリサイクルを利用したりする。

国という規模が大きくなったからといって原理は同じではないか。出るものを減らして収入を増やす努力をすること。但し、一律に消費税というのはかなわんぞ

なにしろ政治は庶民感情からかけ離れている。どうも消費税は上りそう。それだけではない。年金の受給年齢だって上昇するのではないか。しかも減額の上にだ。

こうなったら国内の自殺者の数3万人が4万、5万と増えていくのではないかー

生活の不満の捌け口がない多くの国民がさらに追い込まれたらどうなるか?死ぬ前に皇道を起こすことになりはしないか。百姓一揆、打ちこわし、現代社会なので集会、デモ、組織労働者によるストライキ、世情は一気に不安となるだろう。
エジプトは遠いところだと安閑とはしてられないよ菅さんー
諸行無常のこの世にあっては「明日はわが身」なのだ