南信州のりもの倶楽部♪

バックオーダーをいただき過ぎたため現在オーバーホールのご依頼は受け入れを一旦停止しています。

GSX-R400のキャブオーバーホール

2008年08月05日 16時53分25秒 | 一般整備編
やぁ。今日また熱中症にかかりかけた「のりもの倶楽部」南信州版ですよん。
あの悪夢からまだ1ヶ月も経ってないんだけどなぁ…
炎天下で仕事する時は気を付けましょう。
倒れてからでは助けを呼べませんよ。

いきなり本題に入りますが、
この間入庫して、もう修理は終ってしまったR-400のキャブオーバーホールですが、
少し時間が経ってしまったけど今頃記録する事にしましょうか。

上の写真はそのキャブなのですが、
このキャブは少し変わっていて、
2気筒を1つのキャブでまかなうという手法を取っており、
しかしパイロットスクリューは別々に調整出来たりします。
そしてキャブのメーカーですが、全然読めませんでした…
ケイヒンやミクニでもなく、
ウェーバーやソレックスでもないみたいだけど、
当然初めて見ましたわ。

早速取り外してみましたが、
不調の原因がいきなり分かってしまいました。









このキャブは負圧式のキャブなんですが、
一番左のピストンバルブが閉まりきっていません。
しかし悪いのはそのお隣のバルブが外れてしまっているだけで、
左のバルブはそのとばっちりを受けた感じになりますね。

って事は2気筒が死んだ状態になってたって事でしょうか。
そりゃあ吹けない訳ですよ。










分かりやすく外すと、
こんな感じでバルブがダイヤフラム下の出っ張りに引っかかってる構造ですが、
ピストンバルブはその下のプラスチックのパーツで吊るされた感じで着いており、
それがなぜか外れてしまっただけのようです。

そうと分かれば対策をするのですが、
一旦入れて固定してみたらいくら引っ張っても外れなくなってしまったので、
これでよしとしておきました。
しかしバルブを固定するパーツは全然正常なのに何で外れたんだろ?









せっかく外したので内部も洗っておきます。
しかしここでも低回転で吹けない原因が分かりました。
スロー系の通路が詰まってしまってる所が何ヶ所もあり、
いつものように本格的なオーバーホールになってしまいました。

で、キャブを洗って組んでエンジンをかけた結果。
当たり前ですがちゃんと吹けるようになりました。
オーナーにお返しする時も、その吹け様にビックリは驚いていたようで、
今まではだましだまし乗ってたので、
これで安心して遠出出来るようになったでしょうか。

そんな訳でR-400はバッチリ直ったので、
今度は自分のバイクでもとは思っているものの、
特にしたい事もないんですよねぇ。
でもまた見てくださいな。



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コメント (2)
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GSX-R400のキャブオーバーホール

2008年08月05日 16時52分48秒 | 一般整備編
やぁ。今日また熱中症にかかりかけた「のりもの倶楽部」南信州版ですよん。
あの悪夢からまだ1ヶ月も経ってないんだけどなぁ…
炎天下で仕事する時は気を付けましょう。
倒れてからでは助けを呼べませんよ。

いきなり本題に入りますが、
この間入庫して、もう修理は終ってしまったR-400のキャブオーバーホールですが、
少し時間が経ってしまったけど今頃記録する事にしましょうか。

上の写真はそのキャブなのですが、
このキャブは少し変わっていて、
2気筒を1つのキャブでまかなうという手法を取っており、
しかしパイロットスクリューは別々に調整出来たりします。
そしてキャブのメーカーですが、全然読めませんでした…
ケイヒンやミクニでもなく、
ウェーバーやソレックスでもないみたいだけど、
当然初めて見ましたわ。

早速取り外してみましたが、
不調の原因がいきなり分かってしまいました。









このキャブは負圧式のキャブなんですが、
一番左のピストンバルブが閉まりきっていません。
しかし悪いのはそのお隣のバルブが外れてしまっているだけで、
左のバルブはそのとばっちりを受けた感じになりますね。

って事は2気筒が死んだ状態になってたって事でしょうか。
そりゃあ吹けない訳ですよ。










分かりやすく外すと、
こんな感じでバルブがダイヤフラム下の出っ張りに引っかかってる構造ですが、
ピストンバルブはその下のプラスチックのパーツで吊るされた感じで着いており、
それがなぜか外れてしまっただけのようです。

そうと分かれば対策をするのですが、
一旦入れて固定してみたらいくら引っ張っても外れなくなってしまったので、
これでよしとしておきました。
しかしバルブを固定するパーツは全然正常なのに何で外れたんだろ?









せっかく外したので内部も洗っておきます。
しかしここでも低回転で吹けない原因が分かりました。
スロー系の通路が詰まってしまってる所が何ヶ所もあり、
いつものように本格的なオーバーホールになってしまいました。

で、キャブを洗って組んでエンジンをかけた結果。
当たり前ですがちゃんと吹けるようになりました。
オーナーにお返しする時も、その吹け様にビックリは驚いていたようで、
今まではだましだまし乗ってたので、
これで安心して遠出出来るようになったでしょうか。

そんな訳でR-400はバッチリ直ったので、
今度は自分のバイクでもとは思っているものの、
特にしたい事もないんですよねぇ。
でもまた見てくださいな。



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