今日の飯田は快晴。とても良い天気でした。
これだけ天気が良かったので、仕事の車をKLX250で引き取りに伺いましたが、
マフラーの音量が少し大きめなので、気を使ってしまいますね。
しかしバイクに理解のある方々で助かりました。
これで嫌な顔でもされたら次から依頼が入って来ませんから。
今回はまた事故修理に戻ってフロントホイールを組み付ける所までやります。
どうぞご覧下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長いこと修理していた我がKLX250ですが、
フロントフェンダーを付ける所まできました。
ここからは慣れているホイールの組み付けですが、気を抜かないよう修理しましたよ。

アクスルクランプですが、ブラストしていないフォークアンダーと違って妙に白いです。
ブラストしなくても良かったのですが、外してあるとつい綺麗にしておきたいんですよね…

ホイールを付ける前に恒例のホイールベアリングの点検です。
こうやって指を突っ込んでベアリングにガタが無いかを、ホイール外すたびに点検していますが、
今回もガタや引っ掛かりなど無くスムーズに回るため合格です。
しかし、リアを19インチ化した時に高速ベアリングを使いましたから、
いずれは同じベアリングを使いたいですね。
そこまでのクオリティは必要無いですし、大体目に着く物でもないのですが、
「ホイールベアリングは金属シールタイプ入れてあるんだぜ!」みたいに軽く自慢したいじゃないですか…

アクスルシャフトはブラストされすっかり脱脂されてしまったため、
再びグリスを塗って組む用意をします。
シャフトにグリスを塗らずに組んでしまう人がいますが、
中のカラーやベアリングのインナーと固着してしまう可能性があるため
ここのグリスアップは欠かせません。
写真のシャフトはもうグリスを塗ってありますが、あまりの薄さに塗ってあるか分かりませんよね。
シャフト表面が空気に触れなければいいので、この薄さでも全然問題ありません。

フロントホイールを組みますが、ここで注意すべき事が2つあります。
まず1つは、スピードセンサーを付ける時は確実にセンサーマグネット切り欠きをホイール側と合わせ、
センサーハウジングとフォークのストッパーを合わせること。
切り欠きが合ってないままアクスルシャフトを締めると、間違いなくセンサーのマグネットを割ります。
2つ目はアクスルクランプの付け方。
スランプには矢印が書かれているので、それを上に向けて付けますが、
締める順序まで決まっているんですよ。
まず上側の2つを締めてから次に下側の2つを締めるんです。
こうすると写真のように下側に隙間が出来ますが、これが正しい組み方みたいですよ。
しかし僕の経験上、下側のナットは緩みやすいので、定期的に増し締めするのをお勧めします。
クランプナットを締める前にアクスルシャフトは締めておくのですが、
この締め付けトルクは88Nm(9.0kgf・m)と、シャフトの細さとはうらはらに、
結構大きいトルクで締めるみたいですね。
でもこのトルクで締めるとフォークアンダーのねじ山を痛めそうですし、
ベアリングが押されてカラーと押し合って抵抗になるので、僕はですがこんな大トルクでは締めません。
その代わりにアクスルクランプの内側とフォークアンダーの内側にはグリスを塗らないようにして、
アクスルは規定の半分くらいのトルクで締めて、クランプで周り止めをするような方法を取っています。
今までこうして組んできましたがアクスルが緩む事は全然ありませんよ。
もし心配でしたらアクスルシャフトの6角部分に穴を開けてワイヤリングするのも手かもしれませんね。
僕は面倒なのでそこまではしませんが…
ホイールが付いたので次回はライトカウルを付けて終了ですね。
それでは次回をお楽しみに
おまけ 「今年のブログを振り返る懐かしい写真」

KLX250のリアホイールをKDX200の19インチに換えたところ。
苦労はしましたが、タイヤを買う必要が無くなったので嬉しい限りです。
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これだけ天気が良かったので、仕事の車をKLX250で引き取りに伺いましたが、
マフラーの音量が少し大きめなので、気を使ってしまいますね。
しかしバイクに理解のある方々で助かりました。
これで嫌な顔でもされたら次から依頼が入って来ませんから。
今回はまた事故修理に戻ってフロントホイールを組み付ける所までやります。
どうぞご覧下さい。
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長いこと修理していた我がKLX250ですが、
フロントフェンダーを付ける所まできました。
ここからは慣れているホイールの組み付けですが、気を抜かないよう修理しましたよ。

アクスルクランプですが、ブラストしていないフォークアンダーと違って妙に白いです。
ブラストしなくても良かったのですが、外してあるとつい綺麗にしておきたいんですよね…

ホイールを付ける前に恒例のホイールベアリングの点検です。
こうやって指を突っ込んでベアリングにガタが無いかを、ホイール外すたびに点検していますが、
今回もガタや引っ掛かりなど無くスムーズに回るため合格です。
しかし、リアを19インチ化した時に高速ベアリングを使いましたから、
いずれは同じベアリングを使いたいですね。
そこまでのクオリティは必要無いですし、大体目に着く物でもないのですが、
「ホイールベアリングは金属シールタイプ入れてあるんだぜ!」みたいに軽く自慢したいじゃないですか…

アクスルシャフトはブラストされすっかり脱脂されてしまったため、
再びグリスを塗って組む用意をします。
シャフトにグリスを塗らずに組んでしまう人がいますが、
中のカラーやベアリングのインナーと固着してしまう可能性があるため
ここのグリスアップは欠かせません。
写真のシャフトはもうグリスを塗ってありますが、あまりの薄さに塗ってあるか分かりませんよね。
シャフト表面が空気に触れなければいいので、この薄さでも全然問題ありません。

フロントホイールを組みますが、ここで注意すべき事が2つあります。
まず1つは、スピードセンサーを付ける時は確実にセンサーマグネット切り欠きをホイール側と合わせ、
センサーハウジングとフォークのストッパーを合わせること。
切り欠きが合ってないままアクスルシャフトを締めると、間違いなくセンサーのマグネットを割ります。
2つ目はアクスルクランプの付け方。
スランプには矢印が書かれているので、それを上に向けて付けますが、
締める順序まで決まっているんですよ。
まず上側の2つを締めてから次に下側の2つを締めるんです。
こうすると写真のように下側に隙間が出来ますが、これが正しい組み方みたいですよ。
しかし僕の経験上、下側のナットは緩みやすいので、定期的に増し締めするのをお勧めします。
クランプナットを締める前にアクスルシャフトは締めておくのですが、
この締め付けトルクは88Nm(9.0kgf・m)と、シャフトの細さとはうらはらに、
結構大きいトルクで締めるみたいですね。
でもこのトルクで締めるとフォークアンダーのねじ山を痛めそうですし、
ベアリングが押されてカラーと押し合って抵抗になるので、僕はですがこんな大トルクでは締めません。
その代わりにアクスルクランプの内側とフォークアンダーの内側にはグリスを塗らないようにして、
アクスルは規定の半分くらいのトルクで締めて、クランプで周り止めをするような方法を取っています。
今までこうして組んできましたがアクスルが緩む事は全然ありませんよ。
もし心配でしたらアクスルシャフトの6角部分に穴を開けてワイヤリングするのも手かもしれませんね。
僕は面倒なのでそこまではしませんが…
ホイールが付いたので次回はライトカウルを付けて終了ですね。
それでは次回をお楽しみに

おまけ 「今年のブログを振り返る懐かしい写真」

KLX250のリアホイールをKDX200の19インチに換えたところ。
苦労はしましたが、タイヤを買う必要が無くなったので嬉しい限りです。
