(3)磯のアオバト (越中から関東の旅) H,25,7,25日撮影 nikonD4
全長約33センチメートルの中型のハトで全体が緑色の美しい羽色です。頭から胸にかけては黄味色が強く、腹部は白っぽい色です。翼の肩の部分がブドウ色をしたのが雄で雌との見分けが容易です。 食べ物は木の実や果実が主体となっています
一度に見られた最大の群れは2002年10月5日の500羽以上、朝6時から10時までの観察だで飛来総数が3000羽を超えたこともあり、日本最大級のアオバト飛来地ではないかと思われす。
群れを作って岩礁の上を飛び回り、岩場に降ります。窪みに溜まった海水にくちばしを浸けて,吸い込むように飲みます。
海面に浮かんだり、尾羽や脚を海水につけたりもします。
アオバトの食べ物(果実)にナトリウムがほとんど含まれていないので、果実からの栄養分や水分を体内に吸収するために海水吸飲(体内のナトリウム・カリウム濃度を確保)を行っているのではないかということが分かってきました。
アオバトは日本列島と中国の一部だけに分布している鳥です。世界的に見るとたいへん分布の狭い鳥なのです。日本で繁殖し、一年中生息していると言われていますが、冬のアオバトを見ることは希です。