ちょっと高松

うどん県&マグマシティの探訪記と日々の暮らし。

豊島ツアー~その3(食事編)

2011-11-11 | イベント

さてさて、お楽しみの食事タイム

「島キッチンセット」。島キッチンのある唐櫃(からと)のお料理です。

メニューは

・唐櫃漬 : 胡瓜ビール漬け、干し大根はりはり漬け、茄子ピクルスなど

・唐櫃汁 : 唐櫃風呉汁

・唐櫃飯 : 豊島のかきまぜごはん

・メイン  : 下記のどちらかを選択。 

 唐櫃浜鮮魚(鯛)の野菜バター焼と豊島野菜のオリーブオイル焼き

 唐櫃浜鮮魚(鯛)の片栗粉揚げと唐櫃風野菜天ぷら添え島キッチンソース

でした。

なんて選べな~い、というわけで、船でお隣になった後藤さんとシェアすることに

こちらがメイン

こちらがメイン

ちなみに撮影用のものは、外のテラスにセッティングされていました。

カメラさんの横から、ちょっと撮らせてもらいました

こちらの器、とてもステキですよね~同じお料理でも全然違う印象。

伝統工芸「香川漆器」の「後藤塗」です。

ピンときた方がいらっしゃるかもしれませんが、この後藤塗の漆器は私がお料理をシェアした後藤さんのもの。

後藤さん、後藤塗の宗家に生まれ、宗家後藤盆の5代目として活躍されている漆塗り職人さんだったんです

(後藤塗と後藤さんの詳しいお話は、別途ブログでさせていただきますね。)

 

お料理はどれもとても美味しかったんですが、一番気に行ったのがにかかっていた「島キッチンソース」。

タイのスイートチリソースに近いかな。このソースは私の好みの味。揚げた鯛の身とよく合っていました

しかもシェフのご厚意で、ソースなど4つのレシピが書かれた紙がツアー参加者に配布されたんです。

つまり、家でもこのソースを再現できるんですよ~スバラシイ

さらに「岡本さんの豊島レモン」のお土産付き

 

食事を終えて島キッチンの皆さんとお別れをし、バスで港へ。

運転手さんのご厚意で、少し遠回りをして島1周ルートを走って下さいました。

これは9月に私が自転車で走ったルートと同じ道。

同じところなのに、みかんなど作物の実りが違うからか、雰囲気もまた違いましたね~。

豊島は本当にステキな島です。ますます好きになりました

 

そして、こちらの船着場から船に乗りました。船着場がまた船って、ちょっと驚き。

帰りの船での40分程、後藤さんに後藤塗や香川のいろんなことを教えていただきました

近いうち、後藤さんのお店を訪ねて色々勉強させていただこうと思ってますので、レポートを楽しみにしていて下さいね。

 

今回のツアーは「食」だけでなく、島の方々や後藤さんとのステキな出会いもあって、本当に大満足

ホント、繰り上げ当選になってよかったです(当選させて下さった方、本当にありがとうございました

 

夕方帰宅した私。なんだか急に体調が悪くなり、頭痛と吐き気に見舞われる事態に。

とりあえず水分だけは取って、晩ごはんも食べずに寝たら、朝には治っていました。

軽い風邪だったんですかねぇ・・・ひどくならなくてよかったです

だいぶ寒くなってきましたので、皆さんもお気をつけ下さい


豊島ツアー~その2(試食・調理編)

2011-11-11 | イベント

島キッチンに到着。

中では、ステキなおやつが待っていました。

レモンのロールケーキ、レモンマーマレードの試食とレモンジンジャーの試飲です

ここで使われているレモンは、もちろん豊島のもの。

岡本さんという方が農薬や化学肥料を一切使わずに育てたレモンなんです。

島キッチンで岡本さんからお話を伺ったんですが「福祉・教育に関われる農業を」という言葉がとても印象的でした。

岡本さんのレモンを使って、みくに園という知的障害者施設でロールケーキやマーマレードを作ってるんですよ。

豊島レモンマーマレードのお話は、是非こちらのサイトをご覧下さいませ

そして、試食タイム

ロールケーキはクリームもレモンの風味がして美味しい~ペロッと食べちゃいました

マーマレードもレモンたっぷりで、パンはもちろん、お菓子作りや料理にもよさそう

レモンジンジャーはポカポカと体の中から温まる、これからの季節にピッタリな飲みものでした。

家でも是非色々試してみたくて、みくに園のレモンマーマレードを買ってきました

 

さて、試食の後は、調理実習タイム。

まずは丸ノ内ホテル山口総料理長の「家庭でもできる鯛のさばき方」と小林シェフの「人参のプリン仕立ての作り方」です。

希望者はカウンター内で作業。プロの方から直接教えていただけるなんて、めったにないステキな機会

普段の私なら、率先していくところなんですが・・・こんな時に限って貧血気味で、立っているのがやっとの状態。

仕方なくカウンター外から作業を見学。メモ取りすることにしました(倒れなくてホントよかった…)。

 

2つの作業は同時進行だったので、私は鯛のさばき方がよく見える場所に行きました。

こうやってビニール袋の中でうろこを取れば、飛び散らなくて済みますね、という1枚(なるほど

魚をさばく際の包丁やキッチンバサミの使い方、食材の扱い方など、本当に勉強になりました。

見ているだけで、これからは鯛1匹がやすやすとさばけてしまいそうな気分に(気分だけ、ですよ

 

ちなみに取り除いたウロコや内臓ですが、これもちゃんと使うんだそうです。

1晩牛乳に浸けておき、臭みを取り除いてから、ウロコはパリパリに揚げて、内臓はソースなどに使えるんですって

ウロコのパリパリ揚げ、ビールなんかに合いそうですよね~

 

今回教えていただいたんですが、豊島のテーマに「ゴミをなるべく出さない」ということがあるそうです。

実は豊島には、戦後最大級の産業廃棄物不法投棄事件があったという悲しい歴史があります。

そしてこれら産業廃棄物は、国の公害調停に基づき、香川県によって今なお処理が続いています。

だからこそ、この鯛も「使えるものは全部使うんだ」ということでした

シェフのお話だと、例えばトマトの皮や人参の葉なども、捨てずに天日で乾燥させてから使うとよいそうですよ。

 

ところで皆さん、瀬戸内の鯛と他の鯛の違いってご存知ですか?

瀬戸内の鯛には、骨に瘤があるんですよ瘤ができる理由、詳しいことはわからないんだそうです。

潮の流れの激しいうずしおを泳ぐから、という説もあるようですが・・・(調べてみたら「鳴門骨」という名前があるようです)。

 

続いて、島キッチンのおばちゃんによる郷土料理。

こちらは「かきまぜ」を作っているところです。

にんじん、こんにゃく、ごぼう、ちくわ、油揚げ、地エビなどを出汁で煮て、その具をご飯に混ぜて作るものです。

聞き書 香川の食事」を見たら、豊饒の秋に「にわあげ」(収穫完了の祝い)などで食されるとありました。

豊島では春にも食べられているようで、その時は具に「たけのこ」が入るんだとか。

それぞれの家で代々伝わる味というものがあるようです。

 

続いて「呉汁」の作り方。

大豆を水に浸してすりつぶした「呉」を味噌汁に入れたものです。

この時の具は鶏、油揚げ、しいたけ、にんじん、大根、こまつな、ねぎ。

私は「呉汁」自体知らなかったのですが、豊島に限らず日本各地にあるようですね。

 

というわけで、調理実習も終わり、お昼ごはんタイム

(つづく)


豊島ツアー~その1(観光編)

2011-11-11 | イベント

以前「さぬきマルシェ」の時にご紹介した「さぬきうまいもんプロジェクト」。

このプロジェクトで「第1回 東京丸ノ内ホテルシェフに学ぶ県産食材と郷土料理体験ツアー」という企画があったんですね。

女性限定20人。これは是非とも行かなくちゃと申し込みをしたら、応募者多数で落選

開催場所がお気に入りの豊島(てしま)だったこともあり、本当に残念で残念で…。

また自力で豊島に行けということね…と思っていたら、なんと繰り上げ当選がありまして(キャンセルが出たらしい)。

幸運にもこのツアーに参加することができましたツアー概要はこちら(クリックするとPDFが開きます)

 

この日の天気は。前日の予報はだったので、なんとかお天気がもってくれてよかったです。

このツアーは朝9時に高松港に集合。受付を済ませ、いただいた資料一式をチェック

このミニうちわは、ツアー参加者の証。

ツアーの間は首からかけていましたが、かわいかったので今はに飾ってます

さてさて、9:15高松港出港。

チャーター船「てしま3号」に乗って、40分程で豊島到着。

座席がお隣になった方ととても仲良くなりまして、香川のあれこれを教えていただきました(この話はまた別途書きますね)。

豊島到着後、チャーターバスで豊島の最高峰、標高339mの壇山に向かいました。

お天気がよければ瀬戸内海が一望できる絶景なんですが、あいにくの

それでも周辺の島々を見ることができました。

こちらは以前訪れた犬島方面。

こちらは小豆島方面。

こちらは以前の旅でご紹介した豊島美術館です。上からみると、こんな感じなんですよ~。

そして、屋島。やはり平らですね~ホント不思議な形。

地面には謎のきのこが生えてました。なんでしょう、これ???

観光の後、本日のメイン会場である島キッチンにバスで向かいました。

(つづく)