島キッチンに到着。
中では、ステキなおやつが待っていました。
レモンのロールケーキ、レモンマーマレードの試食とレモンジンジャーの試飲です
ここで使われているレモンは、もちろん豊島のもの。
岡本さんという方が農薬や化学肥料を一切使わずに育てたレモンなんです。
島キッチンで岡本さんからお話を伺ったんですが「福祉・教育に関われる農業を」という言葉がとても印象的でした。
岡本さんのレモンを使って、みくに園という知的障害者施設でロールケーキやマーマレードを作ってるんですよ。
豊島レモンマーマレードのお話は、是非こちらのサイトをご覧下さいませ
そして、試食タイム
ロールケーキはクリームもレモンの風味がして美味しい~ペロッと食べちゃいました
マーマレードもレモンたっぷりで、パンはもちろん、お菓子作りや料理にもよさそう
レモンジンジャーはポカポカと体の中から温まる、これからの季節にピッタリな飲みものでした。
家でも是非色々試してみたくて、みくに園のレモンマーマレードを買ってきました
さて、試食の後は、調理実習タイム。
まずは丸ノ内ホテル山口総料理長の「家庭でもできる鯛のさばき方」と小林シェフの「人参のプリン仕立ての作り方」です。
希望者はカウンター内で作業。プロの方から直接教えていただけるなんて、めったにないステキな機会
普段の私なら、率先していくところなんですが・・・こんな時に限って貧血気味で、立っているのがやっとの状態。
仕方なくカウンター外から作業を見学。メモ取りすることにしました(倒れなくてホントよかった…)。
2つの作業は同時進行だったので、私は鯛のさばき方がよく見える場所に行きました。
こうやってビニール袋の中でうろこを取れば、飛び散らなくて済みますね、という1枚(なるほど)
魚をさばく際の包丁やキッチンバサミの使い方、食材の扱い方など、本当に勉強になりました。
見ているだけで、これからは鯛1匹がやすやすとさばけてしまいそうな気分に(気分だけ、ですよ)
ちなみに取り除いたウロコや内臓ですが、これもちゃんと使うんだそうです。
1晩牛乳に浸けておき、臭みを取り除いてから、ウロコはパリパリに揚げて、内臓はソースなどに使えるんですって
ウロコのパリパリ揚げ、ビールなんかに合いそうですよね~
今回教えていただいたんですが、豊島のテーマに「ゴミをなるべく出さない」ということがあるそうです。
実は豊島には、戦後最大級の産業廃棄物不法投棄事件があったという悲しい歴史があります。
そしてこれら産業廃棄物は、国の公害調停に基づき、香川県によって今なお処理が続いています。
だからこそ、この鯛も「使えるものは全部使うんだ」ということでした
シェフのお話だと、例えばトマトの皮や人参の葉なども、捨てずに天日で乾燥させてから使うとよいそうですよ。
ところで皆さん、瀬戸内の鯛と他の鯛の違いってご存知ですか?
瀬戸内の鯛には、骨に瘤があるんですよ瘤ができる理由、詳しいことはわからないんだそうです。
潮の流れの激しいうずしおを泳ぐから、という説もあるようですが・・・(調べてみたら「鳴門骨」という名前があるようです)。
続いて、島キッチンのおばちゃんによる郷土料理。
こちらは「かきまぜ」を作っているところです。
にんじん、こんにゃく、ごぼう、ちくわ、油揚げ、地エビなどを出汁で煮て、その具をご飯に混ぜて作るものです。
「聞き書 香川の食事」を見たら、豊饒の秋に「にわあげ」(収穫完了の祝い)などで食されるとありました。
豊島では春にも食べられているようで、その時は具に「たけのこ」が入るんだとか。
それぞれの家で代々伝わる味というものがあるようです。
続いて「呉汁」の作り方。
大豆を水に浸してすりつぶした「呉」を味噌汁に入れたものです。
この時の具は鶏、油揚げ、しいたけ、にんじん、大根、こまつな、ねぎ。
私は「呉汁」自体知らなかったのですが、豊島に限らず日本各地にあるようですね。
というわけで、調理実習も終わり、お昼ごはんタイム
(つづく)
まずは試食試飲でおやつから…というのが心憎い演出ですね(#^.^#)
お魚、さばけたら良いのに、と思いますよね~。
しかも鯛だなんて!失敗したらおサイフに叱られちゃうΣ(゜д゜lll)
私が出来るのは、イカとイワシくらい。
つまり包丁使わないで良いお魚ですね(^◇^;)
寒暖の差が少し出てきて、数日前からなんとな~くイマイチな感じだったんですよね。
そうなんですよ~まずはおやつから
でもお腹空いていたので、とてもありがたかったです。
東京にいると魚の大小にかかわらず丸ごとのものを見る機会ってあまりないですよね。
でもこちらでは、ふつーに丸ごと1匹売ってるんですよ。
鰻が蒲焼でなく生のパックで(あとは焼くだけの状態で)売っていたのは驚きましたけど。
鯛は大きさにもよりますが、東京と比べるとかなり安いんですよ。
なので、いる間に是非…とは思うんですけどね~。
キッチンバサミを使いこなせるように頑張ります
鳴門の鯛って、瘤があるんだっ。
同じ種類なのに、面白いっ。
呉汁、私も初めて知りました。
大豆は、お味噌の原料だけど、どんな味になるのかな?
やっぱり味噌っぽいのかしら?(^0^)
同じ種類で瘤の有無って面白いですよね~ホント。
でも瘤があると扱いにくい(さばきづらい)のも事実です。
呉汁、各地にあるようですが、熊本の郷土料理として紹介されることもあるようですよ。
お味噌汁よりもやわらかい感じですね。やさしくて、ホッとする味です。
呉は「おから+豆乳」に分ける前のものなので、お味噌汁に豆乳を足すと近いものができそうです。