本日、第75代横綱・大の里関が誕生しました
本当におめでとうございます
伝達式での口上は
横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し、
唯一無二の横綱を目指します
というもの
「唯一無二」は昨年9月の大関昇進時の口上でも述べられた言葉でした
大の里関が幕下10枚目格付出でデビューしたのは、2年前の五月場所。
(※幕下10枚目格付出、幕下15枚目格付出は2023年九月場所後に廃止され、現在の幕下付出は最下位格となっています。)
幕下2場所、十両2場所で通過し、2024年一月場所で新入幕。
そこからの幕内での活躍ぶりをざっと並べてみると、
2024年
一月場所: 西前頭15枚目 11勝4敗 敢闘賞
三月場所: 西前頭 5枚目 11勝4敗 技能賞・敢闘賞
五月場所: 西小結 12勝3敗 優勝・殊勲賞・技能賞
七月場所: 西関脇 9勝6敗 殊勲賞
九月場所: 西関脇 13勝2敗 優勝・技能賞・敢闘賞(→大関昇進)
十一月場所:西大関 9勝6敗
2025年
一月場所: 西大関 10勝5敗
三月場所: 東大関 12勝3敗 優勝
五月場所: 東大関 14勝1敗 優勝(→横綱昇進)
・初土俵から所要13場所での横綱昇進は、第54代横綱・輪島関の21場所を抜き最速。
・新入幕から所要9場所での横綱昇進は、第48代横綱・大鵬関の11場所を抜き最速。
( ※ いずれも年6場所制が定着した昭和33年以降の記録。)
・学生出身の力士が横綱に昇進したのは、輪島関以来2人目。
・石川県出身の横綱の誕生は、輪島関以来52年ぶり3人目。
それにしても、入門以来一度も負け越すことなく、こんなに早く横綱にたどり着くとは
来月7日に25歳となる大の里関。長く活躍されることを願っております
横綱土俵入りは雲龍型で、師匠の二所ノ関親方(第72代横綱・稀勢の里関)が指導するとのこと。
今月30日の明治神宮奉納土俵入りで早くもお披露目となる予定で、とても楽しみです