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ブラジル音楽、その他私的な音楽体験を中心に

中年からの自動車運転②~教習実技編

2007-06-17 22:23:00 | 中年若葉日記
Oのような非公認の自動車学校の場合、試験場で仮免の学科試験をパスしてから実技の教習が始まる。
O自動車学校は、事務所こそ駅前にあるが、驚いたことに練習コースは高速道路にものって50分ほどかかるさいたま市にある。23区内のコースに比べて広いのは恵まれているけれど往復にけっこう時間がかかる。
そこで90分の教習が11回あった。ほぼ毎回先生が替わってしまうのが戸惑ったが、だいたいは優しい先生だった。だが、6回ぐらいやって何となく運転は面白いなと思い始めた頃、若い鬼教官にあたった。発進の直後から合図(ウインカー)を出していない!と怒鳴られ、それから90分の間狭い車内で怒鳴られ続けたのはなかなかこたえた。
11回目の教習は、試験に受かるかどうかの見極めだったが、教官の見立ては「最低あと3回の練習の必要あり」だった。「もう試験を予約してしまったんです」というと、「じゃあ試しに受けたら」ということだったが、後から考えると受けなければ良かった。

中年からの自動車運転①~教習編その1

2007-06-17 00:44:56 | 中年若葉日記
42歳にして突然運転免許をとることを思い立った。
普通の人は学生時代に取得する。だが当時の拙者には金がなかった。それよりも、空気を汚し、事故を引き起こす、こんなものは最少必要な程度に留めればよいのだ、と思っていた。
就職後はお金もできたが、生活するうえで自動車がどうしても必要と感じることもなく、免許取得に気持ちが向かわなかった。
それがなぜ免許をとる気持ちになったのかはよくわからない。何年も前から新しいことを学びたいという雰囲気が拙者のなかに渦巻くなかで、仕事仲間であるL氏が30代後半で何年か前に免許を取ったということが刺激になったのかもしれない。

幸いにして仕事は比較的時間の融通が利く。平日に教習する代わり休日に働いても誰にも文句は言われない。
自動車教習を受けよう。選択肢としては、いつも利用する駅前にあるO自動車学校と、駅からバスで15分ぐらいのところにあるN自動車学校の2つがある。Oは授業料が18万円~、Nは27万円~とあり、これは便利さといい、安さといい、どう考えてもOでしょ、と思いこんだのは、後から考えれば浅はかであった。

実はこの業界には2種類の教習所があり、一つがいわば高校卒業の資格を与えられる高校だとすれば、もう一つは大検の受験のための予備校か塾のようなものである。Nが前者、Oが後者である。
運転免許を取得するためには、技能試験を2回と学科試験を1-2回受けなければならないが、Nのような「公認自動車学校」では学校で技能試験を受けることができるのに対し、Oのような私塾では警察がやっている自動車免許試験場で試験を受けなければならない。
いつも練習している練習場で、いつも教わっている教官に試験されるのと、見知らぬ試験場で、怖そうな警察官に試験されるのは、(前者を体験していないので実際のところどうかわからないが)緊張の度合も違うし、噂では後者の方がかなり難しいらしい。
公認自動車学校と違って、Oでは学科の授業なんかなくて、好きな時間に来てDVDを見ておいてくださいと言われるだけだ。全部見ても5時間ぐらいだから、だいぶ時間の節約になったかもしれない。