反安倍集会に街宣右翼を総動員
「アベ政治を許さない」集会に街宣右翼17台 参院選後はこうなる
http://tanakaryusaku.jp/2015/11/00012322
2015/11/3 田中龍作ジャーナル
『アベ仮面』の向かって左手のプラカードには「アベ、デギャージュ(失せろ)」。=3日、国会正門前 写真:筆者=
「全国一斉アベ政治を許さないポスターを掲げよう(呼びかけ人:澤地久枝さん)」と「国会開けデモ」(主催:NO WARデモ実行委員会)が、きょう、同時開催された。場所は国会正門前だ。
集会が始まると間もなく、街宣右翼が17台もの車両を連ねて押し掛けた。右翼はスピーカーの音量を一杯に上げてガナリ立てた。
「抑止力を持つために安保法制があるんだあ。誰が守るんだあ」。安倍首相らが国会答弁で使っていたのと同じフレーズだ。
集会の進行係の女性が眉間にしわを寄せながら語った。
「(集会を)評価してくれたんだ。イヤなんでしょうね。司令を出している人、どこかで糸を引いている人は、普通の人が集まっているのがイヤなんでしょうね」。
街宣右翼が大編隊で押し掛けた。いくら費用がかかっているのだろうか? 誰が出しているのだろうか? =3日、右上に国会議事堂の尖塔 写真:筆者=
いわゆる左翼のデモ集会に右翼が妨害に来ることはよくある。だが普通のオジサン、オバサンたちが主催する集会に、右翼が大編隊を組んで“ 襲撃 ”してくるのは珍しい。
彼らは計ったように1時間で退散した。ネトウヨが経産省前の脱原発テントに嫌がらせに来て、2時間でいなくなるのと似ている。 “時給” なのだろうか、つい勘繰ってしまう。
野党の体たらくに乗じて右翼政権が猛威をふるえば、街宣右翼もはしゃぐ。
来夏の参院選後に到来するであろう光景を見た思いがした。
辺野古に機動隊100人以上を本土から動員
警視庁機動隊、辺野古で市民や議員排除 1人救急搬送
2015/11/4 沖縄タイムス
沖縄県名護市辺野古の新基地建設で4日午前、米軍キャンプ・シュワブ前の反対運動に対応する警視庁機動隊と沖縄県警の機動隊200人前後が、ゲート前に集まった市民約130人の排除を始めた。午前9時すぎにはけがをした市民1人が救急搬送され、別の男性1人が警察に拘束された。
同午前6時20分ごろ、警視庁の機動隊員は、バス5台でシュワブ内に入った。バスの車列が現れると、集まった市民らが「帰れ」「ここは沖縄だ」と怒声を上げ、騒然となった。
同7時前には警視庁と県警の機動隊員が座り込んだ市民らを強制排除。スクラムを組んで座り込んだ市民らをごぼう抜きし、鉄柵で囲んだ歩道に拘束した。県議会議員や市町村議員も排除された。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は「琉球処分の再来のようだ。超厳重体制でゲートを固めて基地建設を強行しようとしている。国家権力の弾圧には負けない。県民の皆さん、恐れることなく集まって」と呼び掛けた。
同9時現在、ゲート前ではデモ行進と座り込みが断続的に続いている。
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