そもそも、石原都政の知事・慎太郎が豊洲移転を決定したのは2001年のこと。その後、土壌汚染が判明し、反対派の声を受けた民主党(当時)が2009年の都議選でマニフェストに「強引な移転反対」を盛り込み、都議会第1党に躍進。移転積極派で「都議会のドン」とも呼ばれる内田茂都議を落選に追い込み、直後の衆院選で自民を下野させた。それぐらい都政の一大テーマだったのに、報道は多くなかった。
「特に危険なのが、視聴率優先で番組を制作しがちな情報番組や情報バラエティーです。知事会見なんかもひどいありさま。都政や市場運営に通じていないリポーターが小池知事とのやりとりを放送したいがため、流れを無視して分かりきったことを繰り返し質問している。これでは問題を掘り下げることができない。劇場型の演出にたけた小池知事の手玉に取られるのがオチです」(川崎泰資氏)
JNNの世論調査では62%が小池都政を「評価する」と回答。これだけ小池寄りのニュースがあふれているのだから、当然の数字だ。誰が言ったか、テレビはバカ製造機なのか。(文:ゲンダイ)
俺にも言わせろ!
豊洲市場の疑惑はとっくにあったはずだ
http://yoshinori-kobayashi.com/11322/
やっぱりマスコミや一般国民は石原慎太郎には甘いな。あれが舛添要一だったら袋叩きだったはずだ。
石原は「建築のことは素人だから人任せにしていた」などと言っていたが、「人任せにしていた」で済まされるのだろうか?
そりゃ、一週間のうちに都庁に来るのが2、3回では、「人任せ」(*1)にしてた案件は多いだろう。
「土壌汚染」(*2)については石原都政時代から言われていた問題で、マスコミもそのときに徹底追及しておけば良かったのに、あまりにも遅すぎる。
小池百合子が知事になって、都政が視聴率を取れるようになったから、連日のように建築学を報道しているのだ。
マスコミは日本の未来の百年後千年後を決定する天皇の「生前退位」や「皇位継承」の問題をすっかり無視して、建築の勉強ばっかり報じている。
そして舛添要一のときは徹底した人格否定をやって、容赦なく社会から葬ったくせに、石原慎太郎となると
追及できないのだ。石原の父権主義の前に怯えてしまうのだろう。
豊洲市場はどうせ関東大震災と、津波と、液状化と、土壌汚染で崩壊するハコモノだ。
「もんじゅ」もようやく廃炉になりそうだが、無駄な事業に巨額の税金を注ぎ込んで、「人任せ」にして、
テレビは視聴率がとれない時期は問題を報じることもできないくせに、手遅れになってから連日報じ始める。
東京オリンピックも今頃同じような問題が隠蔽されているのだろうが、マスコミは豊洲市場の盛土で視聴率を
稼ぐことに夢中だから、どうせ今は五輪建設をチェックするなんてことはしないだろう。
メディアには使命があるはずなのだが、もはやそれを意識することもなくなったのかもしれない。
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