abc

news

悪質な雲助議員石原宏高 血税で食わしてもらいながらウソの報告

2013-05-08 | Weblog

石原宏高議員:衆院選報酬 領収書住所にスカイツリー

 

石原宏高衆院議員=国会内で藤井太郎撮影
石原宏高衆院議員

 昨年の衆院選を巡り、自民党の石原宏高衆院議員(東京3区)陣営の選挙運動費用収支報告書に、実際には支出されていない9人分の人件費が記載されていた問題で、人件費を受け取ったとされた人の住所が東京スカイツリーの所在地になっているなど、報告書に添付された領収書に不自然な記載があることが分かった。専門家は正確な収支報告を義務付けた公職選挙法に抵触する可能性もあると指摘している。

 当初の報告書には、石原氏の陣営が選挙の事務員ら9人に人件費として85万5000円を支払ったとする記載があった。石原氏の事務所は先月23日付で「事務員でなく報酬のないボランティアだった」などとして報告書から削除。その際、添付されていた9人の領収書(計9枚)について「あらかじめ用意したひな型が誤って提出された」と説明した。

 しかし、毎日新聞が調べたところ、氏名や金額と共に手書きされた住所に、実在しない「大槻市春日町」や東京スカイツリーの所在地「墨田区押上1−1−2」の記載があった。支払額が「1万円」と記入される一方で、ただし書きに記された内訳の合計が3000円にしかならない領収書や、別に作成された支払者一覧表と名前の表記が異なる領収書もあった。

 領収書に名前の記載があり、事務員の報酬として11万円を受領したことになっていた男性は取材に「ボランティアで4〜5日ビラを配った。お金をもらっていないから領収書も書いていない」と証言した。

 石原氏の事務所は領収書の不自然な記載に対する質問に対して回答していない。

 政治資金オンブズマン共同代表の上脇博之・神戸学院大法科大学院教授は「最初からうその報告を書く前提で領収書を添付しているとみられ、悪質だ。報告書の虚偽記載に当たり、訂正しても責任を免れない」と話している。


post a comment