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橋下の横暴、その決定に意義アリ(体罰と入試は別問題)

2013-01-22 | Weblog

本ブログ管理人の一言:

橋下が市長としての立場でこの体罰問題に首をつこむのであれば、まず生徒の声にミミを傾けることだ。21日に桜宮高校に出向いた際に、自分の考えをお披露目することは自由だが、学校関係者を排除し、生徒達と対話集会をもって現場の声を拾うべきだった。入試中止を拒んだら、予算を凍結するなどと脅すのは、小心者がするおきまりごとで、職権乱用の横暴だ。この男がいまだに成長できていない証拠でもある。反対されると、それだけですぐにカット怒りだし、ガンとして人の話に聞くミミをもたなくなるエコジの性格のようだ。やはりヒトとまともな会話ができない欠陥人間の相棒、石原慎太郎とますます似てきているようだ。引用した記事にあるように、桜宮高校の有志らがたちあがり、マスコミのまえで、自分達の意見や考えを語ることは勇気のいることだ。大人がその若者の勇気を尊重してあげることこそ大切なことだ。

--------以下に時事からの記事を引用。

「結論覆す」、決意の反論=高校生8人、入試中止で会見―大阪市

  大阪市教育委員会が橋下徹市長の要求通り、市立桜宮高校の体育系2科の入試中止を決定した21日夜、同校3年の男子生徒2人と女子生徒6人が記者会見に臨んだ。「私たちは納得いかない」「学校を守りたい」。8人は「まだ結論を覆せるかも」と、橋下市長と市教委に対し、決意の反論を展開した。

 市役所5階の記者クラブで午後7時半から1時間余にわたった会見。8人はいずれも運動部の元キャプテン。制服のブレザー姿で横一列に並んだ。

 「体育科に魅力を感じて受験したいと思う生徒がほとんど。普通科に回されるのは、私たちは納得がいかない」。女子生徒が口火を切った。橋下市長が同日朝、全校生徒を前に説明したが、「具体的な理由がなく、私たちの声も十分に聞いてくれなかった。思いは1時間で話せるわけがない。『生徒、受験生のことを考えて』と何度も繰り返したが、在校生と受験生のことを考えたらもっと違う結果があったんじゃないか」と訴えた。

 橋下市長が体罰の背景に「生徒たちも容認していた」「勝利至上主義」などと発言していたのに対し、女子生徒は「容認していないし、勝つことだけが目標ではなく、礼儀など人として一番大切なことを教えてもらっている」と反論。自殺問題について「心の傷は深く、重く受け止めている。傷を癒せるのは先生」として教諭の総入れ替えにも反対し、「多くの生徒が学校を守りたいと思っている」と強調した。

 男子生徒は「今回の結果が覆せるんじゃないかと、強い思いを持ってきた」と会見の動機を語った。別の女子生徒も「今まで続いている伝統は今でも正しいと思っている」と力説した。 

 

桜宮高体育系の入試中止決定=高2体罰自殺、橋下市長要請-大阪市教委

大阪市立桜宮高校2年の男子生徒(17)が顧問から体罰を受けた後に自殺した問題で、市教育委員会は21日、臨時会議を開き、同校体育系2科の入試中止を決定した。橋下徹市長が中止を強く求めていた。受験科目や試験日程、学区はこれまでの体育系2科と同じにし、受験生に配慮した措置も取った。

 会議では5人の教育委員のうち1人が反対を表明したが、賛成多数で中止を決定した。

 中止となるのは同校の体育科(定員80人)とスポーツ健康科学科(同40人)で、計120人分を普通科に振り替える。

 ただし、新たに普通科となる120人は、従来ある普通科(同160人)と分け、スポーツに特色あるカリキュラムを組んでいく。受験科目や学区など募集要項についても、体育系2科のものを引き継がせた。

 唯一反対した長谷川恵一教育委員長は、体罰経験についての同校生徒へのアンケート結果で、普通科でも体罰があったことを指摘。「看板の掛け替えにすぎない」と主張した。しかし、他の委員からの「これまでの科目で受験できるのは中3の負担が軽減される」などの意見で、中止が決まった。

 また、同アンケートでは、これまで体罰が判明していたバスケットボール部とバレーボール部以外での部活動でも、体罰を受けたとの回答があったという。

 入試実施の場合、市教委にかかる予算の凍結を辞さない構えを示していた橋下市長は、入試中止について「素晴らしい決定」と歓迎。加えて、看板の掛け替えとの指摘について、「今までの体育科として募集するのではないから、決定的な違いだ」と否定した。


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