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安倍のスキャンダル 値引8億円はダンプ4千台のゴミ撤去費 だが近隣住民は「一台も見たことがない」

2017-02-23 | Weblog

【大阪発・アベ小学校疑惑】8億円値引きの根拠は崩れた ゴミはまだ埋もれている

財務省理財局長が確認したとする「プラスチック、廃材、生活ゴミ」などが、学校用地に大量に埋まっていた。搬出したはずでは・・・=18日、瑞穂の国記念小學院・建設現場 撮影:筆者=

財務省理財局長が確認したとする「プラスチック、廃材、生活ゴミ」などが、学校用地に大量に埋まっていた。搬出したはずでは・・・=18日、瑞穂の国記念小學院・建設現場 撮影:筆者=

「安倍晋三記念小学校」への国有地払い下げで、8億円値引きの根拠となった廃材や生活ゴミは、まだ現場にあることが『田中龍作ジャーナル』の取材で分かった。

財務省は8億円も値引きした理由を、埋設物(廃材、ゴミ)が見つかったためとしているが、「埋設物の搬出は確認していない」。民進党の調査に答えた。

国は埋設物の搬出を確認もせずに8億円もディスカウントしたのである。

17日の衆院予算委員会で財務省の佐川宣寿・理財局長は民進党の福島伸享議員の質問に埋設物の中身は「生活ゴミ、プラスチック、廃材」と答えた。

大阪府豊中市の「瑞穂の國記念小學院」の建設現場には、「茶碗のかけら」「靴」「マヨネーズ」などの生活ゴミや建築廃材が残されていた。いずれも古びている。

福島議員の試算によるとゴミと共に搬出した土の量は1万1,100㎥にもなる。これを出して新しい土に入れ替えると4千台のダンプカーが現場を行き来することになる。

8億円の名残。実にお高い小山だ。=18日、瑞穂の国記念小學院・建設現場 撮影:筆者=

8億円の名残。実にお高い小山だ。=18日、瑞穂の国記念小學院・建設現場 撮影:筆者=

夥しい数のダンプカーが土を満載して行き交えば、近隣住民は覚えているはずだ。まだ去年のことなのだから。

『田中龍作ジャーナル』は片っ端から住民にインタビューした。「ダンプカーが行き交っているのを見たことがあるか?」と。

学校周辺を毎朝ジョギングする男性。子供を隣の公園で遊ばせる夫婦・・・住民たちは「見たことがない」「覚えていない」と答えた。異口同音とはこのことだ。

学校を見下ろすマンションに住む主婦は、建設工事が気になるので、ずっと観察していたという。「9mも掘っていない。大きな石ころを2つ運び出しただけ」ときっぱり。

8億円を投じた壮大な土の入れ替え作業の形跡は、現場で うかがう ことができなかった。取材をすればするほど疑惑は深まる。

これは8億円の利益供与である。カネの出所は我々の血税だ。

 

記事:田中龍作ジャーナル

 

「安倍晋三記念小学校」、9割引どころかタダ同然で国有地取得―控除理由の作業も国側「確認してない」

森友学園への国有地売却でのお金の流れ 玉木雄一郎衆議院議員のブログより

学校法人「森友学園」が大阪府豊中市に開校予定の私立小学校の建設をめぐり、その用地となる国有地を国側が不当に安価な価格で売却したのではないか、との疑惑がにわかに問題となっている。この私立小学校「瑞穂の國記念小学院」の名誉校長とされるのは、安倍晋三首相夫人の昭恵さんであり、さらには森友学園は、同小学校の開校のため「安倍晋三記念小学校」という名目で寄付を呼び掛けていたことが発覚。財務省近畿財務局が国有地を森友学園に売り渡した経緯の不透明さが論議を呼んでいる。国会でも、この問題が追及され、玉木雄一郎衆議院議員の質疑により驚愕の事実が明らかにされた。

○「9割引」どころか、タダ同然で国有地を取得

朝日新聞などの報道によると、「安倍晋三記念小学校」こと、「瑞穂の國記念小学院」の用地買収では、9億5600万円という価格が提示されたが、用地の地下に廃材や家庭ごみなどの埋設物があるとして、その除去のため8億1900万円が控除され、森友学園の支払額は、1億3400万円とされた。近接するほぼ同じ面積の国有地が豊中市に売却された際の14億2300万円の、実に10分の1以下、「9割引き」の安値である。だが、それにとどまらず今月20日の衆院予算委員会で、さらなる「大幅値下げ」が明らかにされた。民進党の玉木雄一郎衆議院議員が追及したところによると、8億1900万円の控除とは別に、国側は埋設物除去や土壌汚染対策として、1億3200万円を森友学園を支払っていたというのだ。この指摘は国側も認めている。つまり、9億5600万円と提示された土地を、たった200万円で国は森友学園側に譲り渡した、ということになるのだ。「9割引」どころか、もはやタダ同然だ。

○8億1900万円控除の埋設物除去作業は本当に行われたのか? 

森友学園の建てようとしている小学校の現地視察に来ています。周辺の人に聞いても、何千台ものダンプが行き来したなんて話は一切聞きませんでした。8億円もの撤去費用は妥当だったのか疑問です。さらに調査を進めます。

いくら、地下に埋設物があり、土壌汚染があったとしても、9億5600万円の土地が200万円になるというのは、おかしくはないか。当然、埋設物除去や土壌汚染対策での控除額、国から支払われた費用が妥当なものだったか、精査する必要がある。昨日21日、玉木議員ら民進党の議員団は、現地を視察。今年4月1日に開校する予定でもあるのにもかかわらず、大量の埋設物を運び出すのに必要な数千台のダンプカーが行き来したという目撃情報がないことや、近畿財務局と大阪航空局への聞き取りで、8億1900万円の控除分の、埋設物除去作業が実際に行われたか、確認すらしていないことが明らかになった。埋設物除去作業が行われているか否かについては、今月17日の衆院予算員会でも、福島伸享衆議院議員(民進)が質問、国側が事実確認していないことが判明している。

安倍首相はこの問題について国会で追及された際、「私がかかわったとなれば、首相も、国会議員も辞める」と、宣言した。疑わしいところは何も無いというならば、森友学園への国有地払下げについて、徹底的な調査と情報開示をしていくべきだろう。

文:志葉玲フリージャーナリスト(環境、人権、戦争と平和)


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