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コメディアン安倍は 土管に乗ってリオ会場に登場、 一方の奥方は 沖縄・高江訪問に続いて米パールハーバー訪問

2016-08-23 | Weblog

安倍は20日、オバマ米政権が検討する核兵器の先制不使用政策について、自身がハリス米太平洋軍司令官に反対の意向を伝えたとする米ワシントンポスト紙の報道を否定。いわく、「核先制不使用についてのやりとりは全くなかった。どうしてこうした報道になるのか分からない」と大嘘をついた後、そそくさと雲隠れしてしまった。

そして次に現れたのが翌21日、リオ五輪の閉会式会場だった。コメディアン顔負けのスーパーマリオに扮して土管の中から登場したのだ。これにはオリンピックの政治色を嫌う海外ではブーイングものだった。

初の女性知事小池を使っての演出ならまだしも、あるいは日本人の俳優やアーティストに仮装させての演出ならばいらしらず、次期開催地東京がよりによって、アジア隣国ばかりか欧米諸国でも歴史修正主義者として悪名高い安倍をわざわざ引っ張り出して使ったことは(発案は組織委の会長森という話もあるが、またお決まりの広告大手電通だろう)自らイメージダゥンを図ってしまったようだ。大いに受けたと報道しているのは安倍の広報紙フジ産経ぐらいで、現にBS国際放送をみても、リオ閉会式を大きく放映しても安倍の登場を取り上げた海外メディアはなかった。

それは当たり前で、政治家は政治家としてアピールする場があるわけで、オリンピック会場ではない。安倍は過去に、反アパルトヘイト運動の英雄マンデラ元南アフリカ大統領の追悼式(2013年12月5日)に欠席し、またフランスで起きた政治風刺週刊誌「シャルリー・エブド」の編集長ら襲撃テロ事件(2015年1月7日)で世界的に盛り上がった「報道と言論の自由を守る」パリ行進にも不参加だった。オバマ米大統領など各国の首相がこぞって出席したのとは大違いだった。

彼らの出席は、人種隔離政策に反対しテロ暴力から言論の自由を守るという意思表明する自己アピールである。それと共に、自国が人権や言論の自由を尊重する国であることをアピールする外交にもつながっている。ところがこの安倍の外交といえば、ただその国にでかけて金を置いてくるだけの外交だ。いずれにしても、リオ五輪の閉会式にサプライズ登場した安倍に国内外から非難と嘲笑が巻き起こっているのは事実だ。 管理人の一言

リオ五輪閉会式 安倍首相の“スーパーマリオ”に非難と嘲笑

2016/8/22日ゲンダイ

「一国の総理大臣のやることか?」「国辱ものだ」――リオ五輪の閉会式にサプライズ登場した安倍首相に国内外から非難と嘲笑が巻き起こっている。

21日、リオ五輪・閉会式に安倍が登場した。

21日 閉会式では2020年の東京五輪への引き継ぎ式が行われ、巨大モニターに8分間のプレゼンテーション映像が流れた。キャプテン翼やドラえもんなどアニメのキャラクターに交じって、なぜか公用車の後部座席でふんぞり返る安倍首相の姿も。これだけでも顰蹙ものだが、映像の後、会場中央に置かれた円筒の中から赤いボールを持ったスーパーマリオの着ぐるみが登場。その中から出てきたのが、なんと満面の笑みを浮かべた安倍首相本人だったのだ。

早速、ネットでは

アニメを使って楽しかったが、最後に“汚物”が出てきて絶望」

「世界に日本の恥をさらした」

「安倍は土管から出てくるためにわざわざ税金を使ってリオまで行ったのか」

といった声があふれ返った。

「ちょうど80年前、ナチス政権下のドイツで開かれたベルリン大会で、ヒトラーは国威発揚のため自ら開会宣言を行った。オリンピックの政治利用の最悪のケースとして歴史に刻まれています。安倍首相もセレモニーに登場することで“東京五輪まで首相を続けるぞ”とアピールしたのです。再来年9月までの自民党総裁任期を延ばそうという動きと連動した姑息な延命PRです」(自民党事情通)

ヒトラーといい安倍首相といい、独裁者がやることはソックリだ。

 

安倍、スーパーマリオに扮して登場

 安倍、土管の上にのって登場


一方、安倍の奥方は別行動、沖縄・高江訪問に続いて米パールハーバー訪問

75年目という節目に

「ハワイには何度も来たことがありますが、パールハーバーを訪れたことはありませんでした。この一年、戦後70年ということで、先の戦争について考える機会が増えるなか、どうしても一度は訪問したいという気持ちが強くなりました。実際にこの目で彼の地を見て、亡くなった方への祈りを捧げたいと思ったのです」

ハワイの中心部・ワイキキから車を30分ほど走らせたところに位置する「U.S.Sアリゾナ記念館」。真珠湾攻撃によって亡くなった人々の追悼のため海上に建てられたこの施設に、日本時間8月22日早朝、犠牲者に向かって祈りをささげる安倍昭恵・首相夫人(54)の姿があった。

「ここで2400名もの人命が失われたんですね…。記念館に展示された様々な資料を見て、改めて『パールハーバー』がアメリカの人々にとってどのような意味を持つのかを知り、胸を痛めました」

1941年12月7日午前7時55分(日本時間12月8日午前3時25分)、日本海軍の連合艦隊機動部隊が真珠湾を強襲。2時間にわたる攻撃によって、戦艦を含む12隻の船が沈没・座礁、164の航空機が破壊され、民間人49名を含む約2400名が亡くなった。

太平洋戦争の「最初の戦いの舞台」となった真珠湾。アメリカでは、宣戦布告がなされぬまま攻撃が実行されたことへの憎しみと、多くの人命を一瞬で失った悲しみを込めて、12月7日は「day of infamy(汚辱の日)」と呼ばれている。「リメンバー・パール・ハーバー」の言葉とともに、いまでも第二次世界大戦の忌々しい記憶としてこの日のことが語り継がれているのは、周知のとおりだ。

過去、アメリカは日本政府に対して「日米の和解をさらに進めるためにも、日本国首相の真珠湾訪問を歓迎する」と何度も呼びかけてきた。が、日本政府がこれに応えることはなかった。国内で「奇襲ではない」「訪問をすれば謝罪は必至。なぜ謝罪をする必要があるのか」という声があり、そうした意見に配慮したため、と言われている。

その空気が大きく変わったのは、今年5月。オバマ大統領が、現職の大統領として初めて被爆地・広島を訪問、17分間にわたるスピーチで平和の尊さを訴えたことで、「アメリカが過去に向き合ったのだから、安倍首相も真珠湾を訪問して、過去に向き合うべきだ」との意見が、外部からのみならず政権内部からも聞こえてくるようになった。

真珠湾攻撃から75年という節目に当たる今年、日本の首相がはじめて真珠湾を訪問するかもしれない――。そんな気運が高まる中、安倍昭恵夫人がアリゾナ記念館を訪問したのだ。

これまでの平和に感謝し、これからの平和を祈る

昭恵夫人がその思いを語る。

「オバマ大統領が広島に訪問したことで、被爆地ヒロシマのこと、そしてあの戦争のことを改めて考える機会を持った方も多いはずです。パールハーバーについて、様々な議論や見方があるのは知っていますが、憎しみや怒りを超えて、次の世代にこの記憶を語り継いでいかなければならないと思っています。

犠牲者を悼むとともに、これまでの平和に感謝し、これからの平和を築いていくために、祈りを捧げました」

今回の真珠湾訪問は、公式なものではなく、あくまで私的な訪問であるという。これが首相の訪問を後押しするかといえば、それはわからない。しかしながらどのような形であれ、昭恵夫人が和解と平和を願う気持ちをもち、歴史的な一歩を踏んだことに変わりはない。

昭恵夫人がこの地を訪れたのは、午前7時55分。まさに、真珠湾攻撃が実施されたのと同じ時間だ。折しも同日、ブラジルでは安倍首相がリオ五輪の閉会式に出席し、世界に向けて東京五輪のPRを行う。昭恵夫人の祈りは、世界に届くだろうか。