天皇、皇后両陛下は、広島土砂崩れで多くの死者、行方不明者が出ていることに心を痛めており、22日からの軽井沢での滞在中に予定していた散策やテニス、それにコンサートへの出席を中止されたという。そして静養を早めて29日には帰京される予定という。
一方の安倍は日頃から「国民の生命を守る」と繰り返しながら、静養先の山梨県富士河口湖の別荘で災害の一報を受けながらも、知らん振りで森喜朗らと楽しげにゴルフを開始し、約1時間プレーを続けていたという。
そしてやっと中断し首相官邸に戻ったものの、簡単な指示をすると、さっさと東京を離れまた山梨の別荘に戻ってしまったという。災害現場ではまだ行方不明者の捜索が続くなか、しかも天候の悪化ではさらなる災害発生の恐れもあったにもかかわらず。まさに安倍は総指揮者の責任を放棄したのだ。
両陛下を引き合いに出して失礼ではあるが、一国の首相ともなれば両陛下が行動されたように、事態を知り得た(災害の一報を受けた)時点で静養を直ちに打ち切り官邸に舞い戻って、陣頭指揮にあたるのが普通だ。だが安倍という男は普通ではないのだ。ごくごく当たり前の常識や道理がまったく分からない異常者なのだ。以上、管理人の一言。
記事:災害一報後も1時間ゴルフ=野党、安倍首相対応を批判
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014082000767
記事:首相、再び別荘入り=災害対応中に静養
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&rel=j7&k=2014082000886
土砂災害不明51人に 確認混乱
20日未明に広島市北部を襲った土砂災害で、広島県警は21日午後、行方不明者が51人に上ると発表した。県警や消防に寄せられた安否不明者情報のうち、連絡のつかない人を集計したという。県警は同日朝まで「死者39人、行方不明者は7人」と発表していたが、地元住民からは「行方不明者数はもっと多いのではないか」と疑問視する声が出ていた。県警は消防や自衛隊などと協力して救出活動に全力を挙げるとしている。
広島土砂災害 新たに19人不明
広島県警によると、21日午後1時現在、今回の大雨による大規模土砂災害による死者は39人、行方不明者は新たに19人増え、少なくとも26人に上っているという。
土砂崩れ、死者36人に=新たに3歳児も、7人が不明-日没後も捜索・広島:
広島ゲリラ豪雨被害報道中 安倍首相「2時間ゴルフ」の無神経
安倍首相の無神経ぶりには驚くしかない。夏休み中の首相は、20日も午前7時22分に静養先の山梨・鳴沢村の別荘から近くの名門ゴルフ場に出発。午前7時半ごろから森元首相やフジテレビの日枝会長らとラウンドを始めた。午前6時過ぎにはNHKなどがヘリを飛ばし、上空から広島市北部の記録的ゲリラ豪雨による土砂被害を伝えていたにもかかわらずだ。
首相一行がようやくプレーを中断したのは、午前9時20分ごろ。その後災害対策に当たるため官邸に向かったが、約2時間にわたってゴルフを続けていたことになる。
「新たなスタートを力強く切るために心静かに準備を進めていく」と語って、約2週間の夏休みに突入した安倍首相は、山梨・鳴沢村の別荘を拠点にゴルフ三昧だ。
実は北陸・東海・近畿を中心に局地的大雨が降り注ぎ、死者が出た17日も、首相は榊原定征・経団連会長ら親しい財界人とゴルフに興じていた。京都・福知山市では計2400棟以上が床上・床下浸水被害にさいなまれている。
同じく豪雨被害に遭った兵庫県の井戸知事が、復興費用の一部を国が支援する「激甚災害」の早期指定を政府に求めても、首相は平気でグリーンに繰り出した。
■えひめ丸事故の教訓を生かすつもりなし
新聞各紙は安倍首相の優雅なゴルフライフを、「安定政権の余裕の証し」などと書いていたが、それに違和感を覚える人は少なくないだろう。国のトップがクラブを振り回している間に、“天変地異”に苦しむ人々が大勢いるからだ。
「『余裕』をアピールするため、大雨被害に静観しているのなら本末転倒だし、首相には健康不安説もつきまとう。災害の陣頭指揮より別荘でのストレス解消を優先させるほど、体力的にも精神的にも参っているのだとしたら、そんな身で今後、首相の重責を担えるのでしょうか」(政治評論家・本澤二郎氏)
米国ではイラク情勢が緊迫する中、オバマ大統領がゴルフ三昧で猛批判を受けたばかり。安倍首相も長い夏休みの前半はオバマへの批判や台風11号被害を気にしてゴルフを自粛していたが、先週末からアッサリ解禁。20日のゴルフには、えひめ丸事故の際にゴルフを続け猛批判を浴びた森元首相もいたのに、まったく教訓を生かすつもりがない。 (GENDAIから引用)