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一年生議員太郎 がんばれ!その一念二重橋を渡る(阻む安倍右派 地団駄を踏んで悔しがる)更新11/14 

2013-11-14 | Weblog

一年生議員山本の行動は「子供や労働者を被曝から救いたい」という一念だった。この一念は何度も被災地を訪問されている陛下の思いでもあった。

実際、安倍自民と宮内庁は太郎の一念のつぶしにかかった。宮内庁は従待としての心構えを忘れ、有ろうことか、陛下がいったん手にされた太郎の手紙を勝手に丸めてポイ棄てした(*1)。

安倍自民の原発推進ゴロツキ連中にいたってはもっと幼稚だ。太郎に辞職勧告まで突きつけ大いに騒ぎ立てた。それでも太郎の一念を阻むことはできず、二重橋を渉り、陛下の心のもとに届けられた(*2)。

太郎の熱き思いを汲んだ陛下は、「太郎の身を案じること」で、「よく伝えてくれました」と感謝の意を示された(*3)。さらに、「(被災地の復興の遅れの現状に)私もあなたと同じように心を痛めております」と応えられたのである。

一年生議員太郎の行動はルール違反だったが、始末書をかく程度のお灸で済む話だ。日本という国はいったい何世紀をいきているのだろうか。まだチョンマゲを結った時代に生きているようだ。

つまるところ、安倍政権や宮内庁の狙いは、天皇を国民から遠ざける点で一致しているようだ。皇室を天照大御神の神話の時代にもどし神がかった存在にしておきたいようだ。こんな連中に囲まれていては、皇室もさぞかし息苦しく感じているに違いない。

英国の王室をみならったらよい。もっと人間らしさがある。一時、スキャンダル続きだったが、国民に親しまれる王室へと変貌した。女王は国民と気さくに言葉をかわし、その場で花束や手紙を自由に手にされる。そして受け取った手紙の一つ一つに女王自らが目を通すという。

どうだろうか、日本の皇室をもっとオープンにしてみては。太郎の手紙を陛下にお渡しして、その内容が政治利用にあたるのか、直接に判断をあおいでみたらいい。

いずれにせよ、毎日新聞の社説にあるが、天皇の政治利用を議論することなく早々と幕引きだ。とにかく事あるごとに問題の本質を議論せずに宙ぶらりんにしたままに先送りしていく。それが日本の政治であり、それをよしとするのが国民だ。極めて刹那的な国だ。管理人


*3 

陛下、山本太郎議員案じる

11/14 JIJI 内庁の風岡典之長官は14日の定例記者会見で、秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡した山本太郎参院議員について、刃物が入った封筒が同議員宛てに届いたとの新聞記事を見た陛下が心配されていることを明らかにした。 


*3

山本議員宛てに刃物入り封筒=「刺殺団派遣」脅迫容疑で捜査-警視庁

11/13 JIJI 東京都千代田区の参院議員会館で13日、山本太郎参院議員宛てに刃物が入った封筒が届けられているのが見つかった。山本議員の殺害を予告するような文面も書かれており、警視庁麹町署は脅迫容疑で捜査を始めた。
山本議員は秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡したとして、山崎正昭参院議長から8日に口頭で厳重注意を受け、参院議院運営委員会が皇室行事への参加を今後認めない処分を決めていた。

*2

懲りない山本太郎氏「二重橋に行っておわび申し上げている 今後も続ける」

11/9: 秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した無所属の山本太郎参院議員が8日の本会議後、参院議長室に呼び出され、山崎正昭参院議長から厳重注意を受けた。参院議院運営委員会は、山本氏に対し任期中の皇室行事への出席を禁止する処分を決めた。

山崎議長は山本氏に、「議員の自覚を持って院の体面を汚さないよう十二分に肝に銘じて行動してほしい。今後、皇室行事への参列は院として認めない」と言い渡した。

山本氏は受け入れる意向を示した。同席した岩城光英議運委員長によると、山本氏は「猛省している」と述べ、手紙を手渡した直後より反省を深めた様子だったという。

処分は参院規則など正規ルールに基づかない異例の措置。国会法で議長に与えられている「秩序保持権」を根拠とした。

自民党は当初、皇室行事出席に関し「自粛」とする方針だったが、党内から「処分が軽すぎる」と異論が噴出したため、「禁止」に変更。山崎議長(自民党)からの提案という形をとり議運委理事会に諮り、各党の賛同を取り付けた。処分は山本氏の任期が終わるまで継続される見通し。

面会後、山本氏は「かなり厳しく注意を受けましたね」と神妙な顔つき。記者団に「思慮深さが足りなかった。この一言。本当に身勝手な振る舞いだった」と述べた。

続けざまに「できることならば(陛下に)直接お会いして、今回の非礼についておわび申し上げたいが、それはかなわないようなので、すでに二重橋に行って、時間があるときは陛下におわび申し上げている」と発言。

二重橋は皇居正門近くに架かる橋。処分を受けた直後だけに、これには記者団も驚いた様子で、「謝罪はいいが、人に言うことではない」「言えばさらに迷惑になると想像がつかないのか」などの声が上がった。

閉会後、スポニチ本紙の取材に応じた山本氏によると11月に入って計3回、橋のたもとを訪れ、頭を下げたという。「皇居の象徴的な場所でしょ。今後も続けますよ。もちろん」と話した。

深々とした一礼なのかはたまた土下座なのか。どのような姿で謝罪をしているのか尋ねると「想像にお任せしますよ」とニヤリ。議事堂内での神妙さとは打って変わった不敵な表情で、議員会館の自室に消えた。


*1

山本議員の手紙 宮内庁は陛下に届けず

 
 
 

11/5 NHK: 先月31日に開かれた秋の園遊会の会場で、山本太郎参議院議員が天皇陛下に手紙を渡したことについて、宮内庁の山本次長は5日の定例の記者会見で、「場にふさわしくなく、天皇陛下には届けていない」と述べました。

会見で山本次長は、天皇皇后両陛下主催の園遊会について「各界で活躍したり功績を挙げた方を招いて、苦労をねぎらったり歓談される場所だ」としたうえで「あのような手紙を差し出すのは、場にふさわしくない。常識的に判断されるべきことだと思う」と述べました。

そして「今後、同じような状況で同じようなことが行われれば、われわれとしても趣旨を生かした行事や催し物を円滑に開きにくくなる。状況や趣旨を踏まえて、それぞれで判断いただくということだと思う」と話しました。

また、手紙の内容については、「私信でもあるので差し控えたい」とし、「手紙は、そうした状況で渡されたものであり、事務方で預かって天皇陛下には届けていない。今後も届けることは考えていない」と述べました。


参考


 

社説

山本太郎氏処分:天皇の「政治利用」議論深まらず 

11/8 MAINICHI: 秋の園遊会で山本太郎参院議員(無所属)が天皇陛下に原発事故の現状を訴える手紙を手渡した問題は8日、山崎正昭参院議長が山本氏を厳重注意し、皇室行事の出席を禁止する処分を伝え、ひとまず決着した。与野党は前例のない山本氏の行動を「非常識な行為」と位置付けたものの、調整は「懲罰」に傾き、政治的に中立な天皇の「政治利用」に関する論議は深まらなかった。

「参院議員として自覚を持ち、院の体面を汚すことがないよう肝に銘じて行動してほしい」

山崎氏は8日昼、国会内に山本氏を呼び、こう諭した。山本氏は「猛省している」と陳謝した。これまでに山本氏は手紙を手渡した理由として、福島第1原発事故に関して「子供たちの健康被害、原発作業員の労働環境の実情を伝えたかった」と述べ、「政治利用ではない」と釈明していた。

憲法は国民主権を原則としており、4条で「天皇は国事行為のみを行い、国政に関する権能を有しない」と定めている。しかし、山本氏の行動は原発事故対応という政治課題に天皇陛下を巻き込んだともいえ、「文書を手交すること自体が政治利用ではないか」(石破茂自民党幹事長)との批判が浮上。自民党からは自発的辞職を求める強硬論も出ていた。

ただ、前例のない事態のため、政治利用に該当するかどうかまで踏み込んだ議論に至らないまま、結論までに1週間を要した。参院議院運営委員会の理事会では「憲法などに照らして懲罰には値しない」(共産党)として、厳罰処分には慎重な意見もあった。

皇室の政治利用を巡っては、これまでも議論が続いてきた。高円宮妃久子さまの9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会への出席や、天皇陛下が出席する形で4月に安倍政権が開いた「主権回復・国際社会復帰を記念する式典」は、いずれも政権の意向や要望に沿ったもので、野党側は「政治利用に当たる」と批判している。

昭和史や皇室の歴史に詳しいノンフィクション作家の保阪正康さんは「山本氏の行動は国会議員の資質に欠けるが、政治利用というのは一定勢力による行為を言い、今回は違う」と指摘。その上で「一部で処分を議論するより、皇室と政治のあり方について山本氏に所信を述べさせるなど、国会全体で議論すべきだった」と話した。