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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

子供が多いって、幸せですね。

2016年10月11日 | 日々のこと

雨、21度、87%

 昨日、友人のお父様が93歳を迎えられました。家族揃ってのお祝いの写真がポストされています。お子さんは四人、それぞれ皆さんお孫さんがいらっしゃいますから四世代揃っての集まりです。残念なことといえば、奥さんである友人のお母様が入院中です。

 すっと背筋が伸びたお父様が座の真ん中で、それを取り巻く子供、孫、曾孫。穏やかな目をなさっています。ご家族が近くにいるとはいっても今だにお家で一人暮らしです。日々の身の回りのことはご自分でなさっているのでしょう。93歳といえば大正のお生まれのはずです。私の亡くなった義父や父と同世代と思うと感慨も一入でした。大勢のご家族に囲まれてきっと昨日はいい時間を過ごされたことと思います。

 じっとその写真を見ながら思います。やっぱり子供が多いって、幸せなことです。子供を育てるのは苦労もありますが、大勢の家族に囲まれることは、どれだけたくさんの幸せをもらえるのか計り知れません。一人より二人、大変なのも2倍でしょうが、子供たちの瞳から返って来るあのキラキラした輝きも2倍です。母親はその一瞬一瞬を心に刻みます。

 私は一人っ子です。その上、一人しか子供を産みませんでした。一人でも子供に恵まれていることはありがたいことです。欲を言えばせめてもう一人子供がいたらなあとこの歳になって思います。何が幸せかって、人それぞれですが、家族と一緒の時間はそれが日常でも大事だと思います。息子一家と義母と過ごした短い食事の時間ですら、繰り返し思い出しています。そういえば小さい頃、大家族のところにお嫁に行きたいと言っていたことを思い出しました。テレビで見る大家族の食事の風景に憧れました。兄弟が並んで寝ることにも憧れました。親の目で見れば、大家族の食事の景色も兄弟が並んで寝る姿も幸せ以外のなにものでもありません。「子宝」とはよく言ったものです。

 昨年もこの友人のお父様のお誕生日を祝う言葉を贈りました。来年もまた、お祝いの言葉を贈ることが出来ますようにと祈ります。


きのうのおやつ その2

2016年10月10日 | 日々のこと

曇、24度、71%

 きのうのおやつも取った置いた「チェカ」の焼き菓子です。その名は「バターカステラ」。 やはり2センチ強のキューブ型です。カステラを焼いたことのある方はお分かりでしょうが、カステラは油脂を使いません。ただひたすら卵を泡立てます。これでもかというくらい泡立てるとあのしっとりした生地が出来上がります。水飴もしくは蜂蜜を入れることで、しっとり感は高まります。そこにバターを投入したのがこちらのカステラ。つまりバターケーキです。バターケーキですが、色からしても卵の量が多くバターは発酵バターを使っているそうです。このお菓子は見たときから、濃く入れたダージリンでと思っていました。小さいくせに重いお菓子です。小さい中のバターの香りに濃縮カステラと言葉が出て来る程、どっしり。

 カステラだけではちょっと少ないと思って、「チェカ」の「ペッパー&チーズ」というクッキーを出して来ました。 チーズに細かく碾いた黒胡椒。この組み合わせ、これも我が家のクッキーに取り入れようと思います。お茶でお口をすっきりしてクッキーを頬ばりました。「ウ〜ン、このチーズの匂い?」なんだか頂けない匂いのチーズです。しかも黒胡椒がぐっと控えめ、パンチが効いた黒胡椒ではありません。ちょっとがっかりです。絞り出しのクッキーです。サックリ感はいいのですが、折角の素材の組み合わせの面白味が、それぞれのいいところを引き出せずに当たり障りのないお味に仕上がっています。もちろん甘みも少なめなサルトクッキーです。

 「チェカ」のお菓子作りの方の発想の楽しさをこの2日、十分に頂戴しました。昨日から、我が家の「ペッパー&チーズ」を作ろうと頭の中はその事で一杯です。さてチーズは何を使おうか?ペッパーの碾き具合ももう少し荒くとか、私のお菓子作りも進化中です。


きのうのおやつ

2016年10月09日 | 日々のこと

曇、26度、70%

 洋風な焼き菓子の小ぶりなサイズ、ふた口サイズ程の形に最近魅かれます。大きなガトーが主流だったのは昔のこと。今ではガトーのサイズも小さくなって来ました。一人分のカットケーキも小ぶりです。ふた口程で食べてまた違うものを食べる、そんな楽しみ方が好もしくなって来ました。

 2センチ強のキューブ型の焼き菓子、見るからにしっとりした小粒のケーキです。お抹茶、大きな黒豆、マジパン、バターが使われていますから和と洋のコンビネーションです。一口頬張ると、なんとどっしりしっとりしています。微かにお抹茶の香りがします。その後にマジパンのアーモンドの香りが口に残ります。

 お抹茶を使ったお菓子を頂く時、はて、お茶は何にしようかといつも悩みます。お茶席ではお抹茶のお菓子は使わないと聞きますが、お抹茶の香りを損ねないためには、やっぱり緑茶を選びます。ところがこのお菓子、マジパンとバターが濃厚です。コーヒーだって濃いめのダージリンでも持ってこい。

 この夏、友人が食べた「氷」の写真をいっぱい見せてくれました。面白い「氷」があります。プリンだとかパイナップルだとか。どんな味なのかなーと想像するばかりです。そんな驚きの思いつきのお菓子屋さんの小さな焼き菓子です。この味の組み立て、香りの作り方、早速我が家の焼き菓子にインスピレーションをもらいました。京都岡崎の「チェカ」のお菓子です。今日のおやつに別のを一つ残してあります。新しい発想の洋菓子です。美味しかったわ、ご馳走さま。

 


モモさんのこの顔を見てもらいたくて

2016年10月08日 | もも

曇、27度、72%

 モモさんがエスカレーターに乗れるようになったのは8歳のときです。つまり四年前。香港セントラルから山向きにのぼるヒルサイドエスカレーターは朝の10時までは下向き、それ以降は夜中まで上向きに変わります。このヒルサイドエスカレーターの一番上に住んでいますので、朝に夕にお世話になります。

 モモさんのお散歩はやはり坂を下りたり上ったり、下向きに散歩に出た夏の日は帰りにはハーハー言うモモさんを大事に抱えてこのエスカレーターで家に戻りました。人間だって足を挟まれることがあるエスカレーターです。大型犬などは上手にのっています。ところが8歳のある日、モモさん一人でポイとエスカレーターに飛び乗りました。下り際もうまく見極めて下ります。次の日も同じ事を見せてくれました。驚いたのは言うに及びません。

 数日前のモモさんエスカレーターに乗っている写真を皆さんにお見せしたくて。見上げているのは私ではありません。私の手には下のインド料理屋さんでこさえてもらったチキンテカの袋が、それを見上げるモモさんです。もちろんもらえることは十分ご承知。好い顔しています。

 少し涼しくなりました。そのせいか、 久しぶりにネズミちゃんをくわえて来て遊んでくれと持って来ます。子供の頃のようには長続きしませんが、真剣に取られまいとくわえる顔は子供の時そのものです。

 昨日一枚の写真が出て来ました。日本から遊びにきてくれた友人が撮ってくれたモモさん3歳のときの写真です。 3歳のときのほかの写真と見比べてみました。私が撮ったモモさんの表情と友人が撮ってくれたものでは全く違います。この友人もパグを飼っています。カメラのレンズを見つめることなどなかった3歳の頃のモモさんです。この写真も好きな一枚です。

 エスカレーターのモモさんと3歳のモモさん、同じモモさんにはみえませんが、やっぱりモモさんです。お見せしたくて。


やっと焼き色のいいプルマンローフが焼けました。

2016年10月07日 | パン

雨、24度、93%

 我が家の新しい電気オーブンの庫内は、30センチ四方に高さ21センチ。最高温度は220度、最低は150度で、対流式ではありません。電子レンジもついてはいますが、ターンテーブルも付いていません。火元は上火だけです。香港に来て3代めのこの電気オーブン、パナソニックですが初めて中国製です。30年前に買ったのですらターンテーブル、対流式でした。温度の加減が今までのオーブンと違うばかりか、その庫内の狭さで十分に火が通りきらないパンやお菓子が出来上がります。

 この一月半、食べれるものの私には納得いくものがひとつも焼けません。意気消沈していますから主人など、「うまくできたじゃない。」と言葉だけはかけてくれます。でも焼き色のついていないパンなんて、ここ10年焼いたことがありません。あれこれ焼いてみてはオーブンの癖も火のまわり加減もつかめませんから、2斤の食パンと24センチのシフォンケーキに的を絞って焼き続けました。2斤のプルマンローフは生地にすれば1キロを越します。24センチのシフォンケーキは卵にして7〜9個は使います。つまり大型のものの中心まで火を通すことが出来れば、小型のものはそれに準じて割り出しが出来ます。

 プルマンローフ、食パンは蓋を閉めて焼きます。しかも、私のレシピは加水率が70〜73%と大きな数値です。焼き色がついても芯の部分が歯にまとわりつくようでは、いいパンではありません。 芯まですっかり火が入った状態です。焼き色が良くても、切ってみないと分からない。仕込みから焼成、切り分けるまで、パンのほんとの焼き上がり状態は分かりません。パン切り包丁を握って刃を入れる、食パン一本の真ん中当たりまで来てその刃の入り具合で「やった。」と思います。 

 2代めのオーブンの調子が悪くなり始めたのはこの3月、だましだまししながら使いました。いよいよで切り替えたこのオーブンです。やっとこさここまでこぎ着けましたが、まだ大きな肉のかたまりや魚のグリルすら火の通り方が私には納得いきません。こんなに頭を使うとは、夢にも思っていませんでした。

 いやはや、気力も体力も使います。


秋色の和菓子

2016年10月06日 | 日々のこと

曇、26度、81%

 香港も朝晩は涼やかな風が吹きます。30度を超す気温ですが、空の色、雲の形がすっかり秋を感じます。年々湿度の高い秋になって来ています。以前は秋らしさを感じるとこの香港でも湿度がぐっと下がりました。10月に入っても生まれて来る台風のせいかも知れません。

 日本から秋らしいお菓子を頂きました。 パット目にも鮮やかに飛び込んで来たのは、オレンジ色の琥珀糖です。京都「霜月」の琥珀糖、春には新芽の山椒の琥珀糖を頂きました。秋には「秋山路」と名の付いたこの色鮮やかな琥珀糖です。柿にゆずの香りが忍ばせてあります。琥珀糖と対照的に地味な色のお菓子は栗きんとん「栗之介」宮崎のお菓子です。この「栗之介」栗とお砂糖だけで出来ています。お砂糖も少ないのか自然な栗のお味と香りが口に拡がります。

 香港でも栗が出始めました。あとひと月もすると、焼き栗売りのリヤカーも出て来ます。いがぐりの中から出て来る栗の実を拾ったのは随分昔のことです。山が紅葉することのない香港です。いつの間にか地味な山の色に変わって冬を迎えます。日本の燃えるような紅葉はしばらく見ていません。そんなことを徒然と想いながら琥珀糖を口にポイポイ。いくらでも食べれます。

  もちろんこの方も日本の秋を堪能させてもらいました。右上から時計回りです。モモさんとお菓子をテーブルにおいたまま、お茶を入れに台所に行きました。戻って来てもお菓子はそのまま。モモさん自分からガブリとはしません。モモさん、お手も、お預けも何も芸が出来ませんが、おやつもご飯も私があげるまではじっと待っています。それで十分よ。モモさん、私の食べるものは絶対にもらえると確信しています。

 季節を感じて生きる日本の繊細さをいつも届けてくれてありがとう。


アップルペイを使ってみました。

2016年10月05日 | 日々のこと

曇、26度、84%

 デビットカードやクレジットカードをiPhoneに入れて使うアップルペイ、香港では日本より一足先に解禁されています。私の場合、少額をクレジットカードで落とすことはありません。小額ならマネーカード、オクトパスを使います。マネーカードも日本より随分早くから使われています。聞くところによると、ソニーが日本でマネーカードを出す前に香港で試したそうです。

 実際にアップルペイを使っている人を見ませんが、地元の大手のスーパーのレジの前にもアップルペイの読み取り機が置かれています。毎日それを見ていると、興味がわいて来ました。早速、iPhoneにカードを入れてみました。

 ビザ、マスター、アメックスのカードが対応しています。ダイナースは使えません。またデビットカードでは銀行がアップルペイに対応していなければやはり使えません。私の四枚のカードのうち2枚をiPhoneに入れることが出来ました。早速使ってみます。

 レジの横に、 こういう読み取り機が置かれています。ここにiPhoneをかざすだけです。認証確認は、タッチIDを使います。つまりタッチIDで私が確認されるので、サインは不要です。高額の買い物をしていないのでまだ分かりませんが、高額の場合はサインを求められるかもしれません。

 iPhoneばかりかiPadでも使えるそうです。そして、AppleWatchでも使えます。こちらがAppleWatchの画面です。 Watchを読み取り機にかざすだけです。

 いちいちお財布からカードを出す手間が省けます。そして何より助かるのはお財布を携帯しなくても、iPhoneがあれば買い物が出来ることです。モモさんの散歩時にはお財布を持って出かけませんが、これなら途中で買い物をすることが出来ます。

 日本のアップルペイの解禁はもう直ぐだそうです。「Suica」も入れる事が出来ると聞いています。次回の帰国時には「Suica」と日本のクレジットカードを入れてみるつもりです。

 このアップルペイ香港では、セブンイレブン、サークルK、地元大手スーパー、もちろんマクドナルドにスターバックス、老舗のセレクトショップレンクロフォード、まだまだ使えるお店は増えるそうです。家を出る時持って出るのはiPhoneひとつで良くなる時代がくるのも間近です。ということは、iPhoneいえスマホの依存度が高まるばかりです。

 主人を見ていて思います。ソーシャルネットワークには一切入っていません。スマホでは電話と写真とメッセージのみ。メールですら受け取りません。以前は何のためのスマホなんだかと思っていましたが、主人のようなスマホの使い方が反ってカッコいい、精神的負担が少ないように思い始めて来ました。


ドックフードと豚肉

2016年10月04日 | 日々のこと

曇、26度、87%

 我が家のモモさん、ドックフードをあまりあげていません。衛生的で栄養バランスも優れているこうした市販のペット用のエサを一番の食べ物だと仰る方もいます。それも一理ありますが、なんだか味気なく思います。

 モモさん我が家にやって来たのは九ヶ月、もうなんでも食べれます。毎日日替わりで、豚肉、鶏肉、牛肉の茹でたものをメインにドライフードを添えていました。そのうちにレタスが好きなのが分かり食後にレタスをあげます。お肉ばかりではと時折サーモンを湯がいてあげていました。朝はチーズとミルクとリンゴです。五歳の頃まではよく太っていました。後ろ足を痛めてからは減量を考えました。痩せるためのドックフードも昨今はありますが、全体量減らすこと、出来たら薄味の私達と同じ物をあげようと思います。そして今日に至っています。一番体重があったときは11キロ、現在9,5キロです。

 それでも私が留守の時には、ウェットタイプのドックフードとドライフードをあげることにしています。主人の手間を考えると便利です。モモさん、非常に喜んでドックフードを食べているようです。食後のレタスは欠かしません。朝はサツマイモとリンゴです。そればかりか主人が作り置きのクッキーなんかあげているに決まっています。

 先日ドックフードを買いに行って、今更ながらに豚肉使用のドックフードがないと気付きます。豚肉は犬に悪いのかしらと心配にもなります。モモさん、私と一緒によく豚肉を食べます。大好きです。調べて見ると、豚肉はアレルギーが出易いこと、カロリーが高いので使わないというような記述が見られます。

 この5月、モモさんお腹具合を悪くしました。獣医さんに連れて行くと、アレルギー用のウェットフードを試すようにともらいました。アヒルのお肉とサツマイモで出来ています。そのフードは2日分、それが良かったのかお注射が効いたのか直にお腹の調子は治りました。アヒルの肉、普通では手に入り難いお肉です。香港では北京ダックがありますから手に入れることは日本より簡単ですが、びっくりする値段です。アヒルなんてあげれません。

 今でもモモさんはささみが主体ですが、私達とほぼ同じものを食べます。鳥も豚も牛もお魚も。海老、蟹、烏賊はあげません。アボガドも最近があげない事にしました。犬にとっては猛毒だそうです。モモさん、考えてみればいろんなものを食べました。よく食中りもせずにこのお歳まで来たものだと思います。豚肉に含まれているビタミンB群は犬にもいいようです。

 お歳とともに歯も少なくなりました。また少しモモさんの食べ物に付いて見直す時期が来たように思います。犬の老人食ですね。


長崎のイシガキ鯛を蒸す。

2016年10月03日 | 料理

曇、26度、82%

 近年、魚の輸送技術は目覚ましく進んでいるそうです。世界中の鮨ブームが火付け役だそうですが、早く運ぶということばかりかいかに鮮度を落とさずに運ぶか研究開発がされているそうです。香港はまだ日本に近いので、以前から朝一に注文すれば夕方にはその日の魚が入って来ました。とはいってもそれは和食のお店などに限ったことで、一般消費者にはそこまで恩恵がありませんでした。お刺身用のマグロ、ハマチ、タコ、ウニが気安く手に入るぐらいです。

 昨日行ったいい品揃えのスーパーは、日本の物が豊富にあります。主人と二人の夕飯のおかず探しです。主人とこうしたスーパーに行くと時間がかかります。お魚もいいね。お肉も和牛があるね。私なら10分で済む買い物が小1時間もかかります。お魚が丸のまま陳列されてる台の前で主人が真っ黒い魚を指差します。どうも1匹買うつもりです。その真っ黒なお魚、長崎から入って来た「イシガキ鯛」です。ほかのお魚に比べてやや高めです。

 お店で見た時より大きくて35センチ弱あります。「イシガキ鯛」なんて丸のまま料理するのは初めての私です。焼く?グリル?蒸す?身が薄そうにみえるので蒸すことにしました。お塩を少しして、たっぷりの日本酒で蒸します。蒸すこと13分、切れ目もえらもひれも見事に開きました。

 鯛らしくほろりと崩れる身の甘さ。麺つゆを少し付けて頂くと、かつおの香りと鯛のうまみが合わさって唸ります。やはり日本人です鯛の美味しさには勝てません。鯛だけではおかずが少なすぎると私が言い張るので、小さな伊勢エビも買いました。 昨晩のメインのふた皿です。これにお土産で頂戴した「稲庭うどん」、日本人の方が作っているお豆腐、もちろん主人は日本酒、私は白ワインです。食べる量が減ったとはいえまだまだこれぐらいはペロリと平らげます。

 日本に帰ったらこの「いしがき鯛」のお刺身を作ってもらおうと思います。鯛の味わいの真骨頂。香港に居ながらにして味わうことの出来た日本の味でした。


雨の朝の鳥たち

2016年10月02日 | 日々のこと

曇、25度、84%

 昨日は建国記念日の祭日、香港は朝から雷を伴う激しい雨でした。走りにも行けません。モモさんにも自宅待機でトイレは我慢してもらいます。まだ明けやらない暗い空に雷は光って窓には雨が打ち付けます。家の中で濡れもせずに、雨の様子を見るのは楽しみです。雨は注意報が出る程ひどいのに、陽が上ると我が家の出窓では急に物影が動き始めます。

 私が毎日ご飯を調えるのは、主人にモモさんに自分にそして、鳥たちです。一番早起きは私、次にモモさんそしてやって来る鳥たち。鳥たちも小さな鳥の方が早起きです。昨日のように雨が激しい日ですら、陽が上ると窓辺に並んで部屋の中を覗き込んでいます。きれいな声で鳴いてくれることもありますが、鳴かずともパンが出て来るのでじっと部屋を覗き込むばかりです。鳩と違って、コウランやスズメなどは窓を開けるとひょいと隣家の窓辺に移動します。うまくカメラに納まってくれません。

 雨の降る中を巣から我が家まで飛んで来ますからずぶ濡れです。 毛は逆立ってボサボサ、まるで巣立ったばかりの小鳥のようです。

 お天気が良くても雨が降っても台風の風が強い日でも、鳥たちは日が上る頃から日没の少し前まで幾度となくやって来ます。あげるのはほとんどパンです。鳥たちのためにパンを買って来るのですが、ここ2週間は焼き損ないのパンをあげることもありました。焼き損ない、はい、例の新しいオーブンの調子がまだ掴めません。大きな理由はオーブンが対流式でないことです。火が上火だけ、しかも庫内が狭いので大きな型のパンに火を通すのは難しいものがあります。へこたれずに配分も調整しながらオーブンと付き合っています。

 小鳥たちだけなら大した量も要りませんが、鳩が総勢6羽も加わるとあっという間にパンが無くなります。夏場は木の実もあるでしょうが、冬になると寒さも加わってあげるパンの量を増やします。春先の巣をかけ始める頃も量を多めにあげます。巣でひなが孵る頃ともなれば、窓辺で食べるパンをくわえてどこかに飛んで行く姿も見られます。雛に持ち帰っているのでしょう。

 やって来る鳥たちは皆常連です。たまにやって来る見知らぬ鳥は、直に追っ払われてしまいます。食べ散らかし専門、後片付け専門、我が家の小さな出窓にも小さな鳥たちの社会が存在しています。