曇り、25度、80%
我が家のイチジクの木は、葉っぱが3枚だけになりました。イチジクの根本にある、鳥たちのえさ入れは、毎日毎日相変わらず、パン、オレンジ、お芋が入れられています。
初夏に孵ったひなたちは、合計で6羽になります。親鳥は、2組です。ひな鳥たちは、親鳥とえさを食べにやってき始めてから、2週間ほどで姿を見せなくなります。この時期が、巣立ちなのでしょう。それまで、細々と面倒見てやるは母鳥は、ずいぶん痩せてしまいます。巣立ちが終わると、また、つがいで仲良くやってきます。母鳥がパンをついばんでいる間、父鳥はイチジクの枝で見守っています。
少しずつ、母鳥がふっくらしてきました。頭付きの一組、頭なしの一組、頭付きの一羽の5羽が毎日やってくる鳥たちです。一時来ていた鳩は、ぷっつりと姿を見せません。その代わり、雀が2羽3羽と、頭付きたちとやってきます。
雀は、私たちの気配ですぐに飛んで行ってしまいます。来ている雀が、同じ雀なのかも確認できないでいます。ところが、雀さん、ほんとに健気です。ほかの鳥が、お行儀悪く食べている間、パセリや紫蘇のところで待っています。彼らがいなくなると、食べ散らしたくずをついばむのです。ぴょんぴょんと飛びながら、小さなくずを食べています。
小林一茶の気持ちが、よくわかるようになりました。ただ、小さくて幼気なばかりではありません。他のものに害を与えるでもなく、しっかりと自分のペースがあるようです。こんな可愛い鳥の舌を切った、「舌切り雀」のおばあさんが急に憎らしくなります。雀って、どこにでもいるかと思ったら、北限南限があるようです。インドにはいないそうですし、北緯70度を超すと見られないそうです。と、言うわけで最近雀に開眼しました。