晴、23度、89%
夏には水辺の植物の花が咲きます。「睡蓮」が2種類、「ホテイソウ」、3年経っても花の見られない「河骨」。この春先、株分をした「睡蓮」がひと月も前から蕾をつけています。「水蓮」も種類によって花のつく位置が違います。今蕾があるのは葉を傘代わりに葉の下に蕾をつけ、いよいよ咲く段になると葉からぐっと伸び上げるタイプです。葉の上に蕾が出て来て少しづつ膨らみ始めました。朝晩じっと見ます。忍耐よく待ちます。
昨日、ココの朝の散歩の時は全く気配がなかったのに、昼前、「ホテイソウ」が咲いていました。あら、予想外!例年より「ホテイソウ」の開花は早い。急にこの2日気温が高くなったからでしょう。香りがあって欲しいと思うほど「ホテイソウ」の花は涼しげて美しいと思います。この涼感が水辺の植物の持ち味です。「ホテイソウ」は今から11月ごろまで、「一日花」ですが次々に咲いてくれます。増えすぎて、毎春株数を減らします。分けて裏庭にも置いています。小さな瓶、大きな瓶もこの薄紫の花が飾ります。
2ヶ月前瓶を大きくした「水蓮」はまだ蕾をつけません。広くなった水面に葉がいっぱいに広張ったままです。こちらは蕾が水面に浮いたまま咲くタイプです。葉の下に隠れてないかと葉をめくって点検、まだ蕾の影も形もありません。
「河骨」は珍しい水辺の植物です。関東地方ではほぼ自然での生育が見られないそうです。家に向かい入れて3回目の夏、一度も花が咲きません。小さな瓶に小ぶりな特徴ある葉を見ているだけでも私は和みます。昨日は「ホテイソウ」の開花で気をよくして「河骨」の瓶を底まで覗いていました。あれ?見慣れないものがついています。まん丸な「花芽」かな?きっと「花芽」です。初めてなので、確証はありませんが葉の芽とは形状が違います。「無事咲いてくださいね。」
水辺の植物だけでなく、蕾を付けてふた月も待っている植物もあります。かと思えば一気に咲き揃う花もあります。今庭は「紫陽花」が彩ってくれています。徐々に夏の庭にと移行中です。