チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

大山崎山荘美術館

2018年07月05日 04時20分00秒 | 旅行

雨、26度、94%

 40年ぶりの京都でした。着いた時は晴れていて京都らしい暑さです。博多を朝一番に出る新幹線に乗ると京都へは9時前に着きます。友人の霊前を訪れて、予てから行きたかった美術館へと向かいました。京都から電車で30分、国鉄「山崎」  にある、大山崎山荘美術館です。小さな美術館で建物と庭を見たいと思っていたところ、折良く「ウィリアムモリス」の特別展がかかっていました。 駅から歩いて15分、小高い山道にその美術館はありました。アサヒビールの初代社長の別邸として建てられたものです。

 ウィリアムモリスのことを知って既に40年以上、 20代の初めの頃、デザイナーとしてのモリスではなく詩人、作家としてのモリスに興味を持ちました。当時はモリスの布や壁紙などは日本ではほとんどなかったと思います。 「イギリスデザインの父」ともいわれるモリスです。イギリス統治下の香港に向かう時はモリスのいろいろなものが見られると期待しました。あいにく香港でもモリスの布や壁紙はありませんでした。大山崎山荘美術館では、モリスが起こした当初の布や壁紙、印刷の文字、などの展示がありましたが、数はごく少ないものでした。

 建物と庭を見るのが目的です。人も疎らな館内、庭園を回りました。 週日にも関わらず、訪れる人があるのは昨今のモリスブームでしょうか。モリスのマグカップなどまであるのはいかにも日本らしく思います。

 長年胸に温めていたモリスの布を私の家のテーブルクロスに求めました。今、日本では日本製の布と、アメリカ製、イギリス製と3種類の布が売られています。微妙に色目が違います。私が一枚一枚と買った布はイギリス製です。

 30年日本を離れていました。日本国内を旅行することもありませんでした。会いたい人、行きたかった美術館や場所、ゆっくりと訪ねたいと思います。手入れの行き届いた建物と庭を後に、京都への帰途は阪急「大山崎」から電車に乗りました。

 

 

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