晴、21度、81%
長い間、瀬戸内海地方の販売元の塩を使っていました。香港でも日本各地の塩が手に入るようになりました。そして、その塩を美味しいと思って使い続けていました。日本に帰ってきてもスーパーでその塩を手に取り求めます。ところがある日、袋の裏を見ました。驚いたことに、塩の元になる海水がメキシコなどから輸入されていると知りました。ずっと、瀬戸内海の海水を使っているのだとばかり思っていました。
そこで、そのスーパーに売られている塩の袋裏を全て見ました。日本の海水を使ったもの、知名度は高いのに海外の海水を使ったものがあります。複雑な気持ちになって、塩を買わずに帰りました。家にはフランスパンを焼くためのフランスの塩、南アフリカの塩を持っています。どれも美味しい塩です。
先日ラッキョウの下漬けをしました。塩水にラッキョウをつけます。南アフリカの岩塩はほんの少ししかありません。1キロ近くあったフランスの塩で今ラッキョウは下漬け中です。
和食にはやはり日本の塩、しかも日本近海の海水を使った塩を使いたいと思います。裏書きを確かめて日本の海水を使っている塩を求めてきました。メキシコなどの海水を使っていても美味しい塩ならいいのかもしれません。製造が日本なら日本の塩になるのです。残念な気持ちと、少しこだわって新しい塩を選びました。瀬戸内海の海水を使ってできた塩です。