雨、13度、95%
羽田空港も改築が進んでいます。東京オリンピックに向けて、地方の福岡空港ですら改築中です。空港や駅は乗り降りの分かりやすいことが一番ですが、お土産物を選ぶ楽しみもあります。空港や駅で売っているお土産、デパートの地下で売っているお菓子などのチェックは欠かしません。できるだけその土地でしか買えないものをお土産にと思います。
羽田空港の国内線乗り場のお土産物屋さん、さすがにいい品が揃っています。全国規模のお菓子もですが、関東に根ざしたお店のものは乾物などに至るまで、「あら、こんなものも。」と手に取ってしまいます。主人と私が自分たちへのお土産に選んだのが、銀座のお漬物屋さんのチーズです。味噌漬けと粕漬けがありました。発酵食品同士、相性が悪いはずがありません。桜の花びらがついた粕漬けを選びました。
昨日は雨の一日、庭仕事に励んでいたので買い物に行く時間がありません。冷蔵庫を見渡してお夕飯はスモークサーモンとチーズに決めました。チーズの封を切っていると、足元にはモモさん、主人まで香りに釣られてつまみ食いをねだられます。ちょこっと食べては、日本酒がいいとかワインがいいとか、クラッカーに合わせる方がいいとか、パスタもいいねとか、台所談義が始まりました。
桜がかおると書かれていますが、実際は粕の香りばかりです。クリームチーズを粕床で漬けたものだそうです。クリームチーズに粕の甘みがプラスされて、チーズが苦手な方でも美味しく食べれると思います。桜は季節感、見た目を楽しませてくれます。
結局、戻しておいたポルチーニはパスタでなくクリーム煮にして、粕漬けチーズにはクラッカーを合わせました。大皿に盛ったスコティッシュサーモンは、主人が香港から帰る度に運んできてくれます。乾燥のポルチーニも食材に困っているだろうと、香港経由です。うーんと考えて、フランスワインを選びました。
クリームチーズを粕漬けや味噌漬けにとの発想は奇想天外ではありませんが、海外の方には馴染めないかもしれません。「あら珍しい。」とお客様の目を引くチーズです。「銀座 若菜」の粕漬けチーズは、ネットでもお求めになれます。