雨、25度、97%
最近は宅急便の発達で,旅先からお土産などを自宅に送ったり,ゴルフの道具のように大きいものを自宅に送るのは当たり前になって来ました。どうもそういう便利さにお金を出すのがもったいないと思ってしまいます。自分で持って行けるのもは,自分で運ぶ、少々の重さなんて大した事ではありません。
自分一人の旅のときは(香港からですから概ね飛行機を使っての移動です。)荷物を預けません。つまり,トランク一つを機内に持ち込みます。自分の力具合からこのトランク一つ分とあと小さなボストン一つが、私が自力でハンドリング出来る量です。座席上の収納庫に自力でトランクを入れる事ができる、それが目安です。ですから年々,重い物は持ち運ばなくなりました。一番重い物、本です。でも,規定上から機内の荷物に入れてはいけない物もあります。100mlを越す液体、鋭利な刃物、ガスボンベに花火などの火薬類。特に,2001年のアメリカの同時多発事故以来、ますます規制される機内持ち込み品です。うっかり荷物に入れていたら,荷物テェックの時に没収です。飲み物ぐらいならまだいいのですが,一度ちょっとお値段のはる液体状の物を取り上げられました。若い頃のように一か八かで荷物検査を通る事はしなくなりました。根付きの苗など,禁止されているにも関わらず,幾度も荷物に忍ばせました。
今回、日本で買ったもののうち,2点ほど機内持ち込みに反する物があります。ならば荷物を預ければいいのですが,香港に降り立って,一刻も早くモモさんの顔を見るために荷物のコンベヤーの前で待つのが堪えられません。大したお値段でもない物を2品国際便で送る事にしました。差出人も受取人も私です。
その一つ、 モモさんのノミ取りシャンプー。日本の大手のメーカーの物は安心して使えます。強い成分が入る外国製は,お歳のモモさんにはもう無理です。
あと一つは、 右側のブレンダーの6枚刃。
38年使い続けているオースターのブレンダーです。右の4枚刃でも,当時の謳い文句通りに,氷だって砕くほど強力なブレンダーです。いえ、今でも強力に仕事をこなします。
いま流行のスムージーだって,テリーヌのための肉をすり潰すのでもお手の物です。このブレンダーは、一人息子の離乳食のために求めた物です。つまり日本から連れて来て,変圧器を通して使います。よくよくここまで付いて来てくれたとの思いが込み上げるブレンダーです。勿論日本帰国となれば,大事に連れ帰ります。
ブレンダーの4枚刃は,この38年,ずっと同じ物です。数年前に,6枚刃が出た事を知りました。スムージーブームです。ちゃんと使える4枚刃で充分と思っていましたが、後数十年使う事を考えて,この6枚刃を頼みました。もう後38年使う事はありませんが、こうして部品を買い足したり交換したり,オーバーホールしながら長く使う事が出来る電化製品は少ないと思います。オースターのブレンダーは私のように長く使っている人が多いそうです。
自分で荷造りした小包です。シャンプーがこぼれないように,刃が箱を突き破らないように。送り出して3日目,無事に香港の家に届きました。昨日の朝,郵便局から電話です。あれ,シャンプーが漏れたかと心配します。なんと、自分の家の住所に記載漏れがあったようで,確認の電話です。
つい先日、自分の手で荷造りした小包を開けます。中身は分かっているのに,荷を解くときのワクワク感は何故でしょう。初めて自分に送った小包です。