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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ハートのパン

2012年02月15日 | パン

 曇り、17度、96%

 昨日は、バレンタインデー。香港では、男性から女性に花束を贈ることが多いようです。日本のどこかののチョコレート屋さんが考えだした日本式バレンタインとはちょっと違います。もちろん、花束でなくても、指輪やバックをプレゼントすることもあります。当然、花の値段は普段より割高になります。町中は、花束を届ける花屋が行き交うのです。夕方ともなると、もらった花束を抱えて、腕を組んで歩くカップルを多く目にします。

 家人も、心ある方からチョコレートを頂いて帰ってきました。 嬉しそうに蓋を取る家人に、太るから食べちゃだめ、と私。もちろん、パグ犬モモにはどんなにせがまれてもあげれません。そんなわけで、 これは全部私が食べることとなりました。贅沢なチョコレートのおいしさは、格別です。だいたい、チョコレートって男性から女性にあげる媚薬のようなものだったはずです。昔は、今にもまして高価なものだったのですか。一人で堪能していて、申し訳ないと思いました。そこで、

  ハート形のパンを焼いて、リボンをかけてみました。

 ただ、 このハート形の型に入れて焼いただけです。まあ、気持ちが伝わればいいかな?


普通のプルマンローフ(食パン)なんですが

2012年01月31日 | パン

 晴れ、14度、69%

 明日から、4日ほど私だけ日本に帰ります。残して行く、家人、パグ犬モモ、鳥達のために食パンを焼くことにしました。

 まず、粉を計ろうと 計りを出して来たら、なんだか調子が思わしくありません。電池が切れ始めているのでしょう。250gまでしか計れない小さな計りで代用します。2斤の型なので、最低でも600gの強力粉が必要です。ほかのパンなら、適当に計るのですが、型にきちんと入るプルマンローフ、食パンはきっちりと計ります。

 水分の割合も多いプルマンローフ、生地はややべたつき加減です。それで、スタンドミキサーでこねる時間もやや長く取ります。捏ね上げて、さあ、一次発酵。あれ?なんだかいつもと様子が違います。生地の具合ではなく、香りがしません。ぬるま湯でなく水でこね始めるのですが、機械の熱が伝わって、生地は熱を持ちます。甘い香りがするはずですが、なんだかお団子のような匂いです。いやだ、イーストを入れ忘れています。イーストを入れるタイミングは、オイルを加える前です。まあいいや、出来上がっている生地に、イーストを振りかけて、もう一度ミキサーに。

 プルマンローフは、型に入れる生地の量で、出来不出来が決まります。一体出来上がった生地の重さがどれくらいか、計りが使えないので解りません。イーストを後から入れた生地、ちゃんと膨らむかしら??とりあえず、一次発酵にかけ、やっぱり電池を買いに走りました。

 リチウム電池なので、近くの小さなお店にあるかどうか心配でしたが、 ありました。きっと最近は需要が多いのでしょう。前回の電池切れのときは、遠くの店まで買いに行きましたから。

 1時30分には仕事に出なくてはいけません。焦ること焦ること。

 見かけはいつものように、 焼き上がりました。このままラックにおいて出かけました。帰って来て、完全に冷めたパンを切り分けました。

  あら、きれいじゃない。味もちょうど良く、一安心。

 イーストの入れ忘れなんか、実はよくやります。いつもはもっと早くに気が付くのですが、パンを作るときは、できるだけ気持ちをゆっくりと、と言い聞かせてます。終わりよければ全てよし、にしておきましょう。


くるみパン

2012年01月16日 | パン

 雨、16度、98%

 くるみを朝食べると、頭が良くなる、いえ、認知症にかからない、そのようなことを書いている記事を見ました。朝食べることが肝心なようです。ナッツが好きな我が家ですが、朝から食べるのはなんだか、気持ちにそぐいません。なんだ、パンに入れればいいのです。

 くるみは、香港の医食同源を実行なさっている人たちの間でも、頭に良い食べ物といわれています。あの形です。くるみの形は、脳の形に似ています。形が似たものは、補う役目をするようです。医食同源の方達の話を聞くと、補うという言葉によく出くわします。治るとか、良くなるとかでなく、補い助けてくれる意味だと、私は解釈しています。例えば、肝臓が悪いときには、豚の肝臓を使ったスープ飲むようです。筋を痛めたときは、牛の筋を摂るようにと聞きます。合わせる乾物は、ちょっと馴染みのないものもありますが、体の調子の悪い同じところを、別の動物に補ってもらえばいいんだわ、と自分なりに考えています。

 サプリメントが流行っている今の世の中ですが、カプセルを飲むより、おいしいレバーを食べた方が、私にはいいように思います。そんなわけで、久しぶりにくるみをパンに入れて焼きました。

  ルクルゼの、テリーヌ型は火の伝わりがいいので、側面まできれいな焼き色がつきます。くるみだけでなくレーズンも入れました。この年で、頭が良くなる必要も有りませんが、自分でできそうないいことは、少しずつ取り入れてみたいと思います。

    くるみのパンは塩味でと決めています。オイルも、くるみオイルを使いました。あれれ!ちょっと塩味がきつすぎました。いつもの、日本の塩を切らしていたので、フランスの塩を使いました。塩は、よくその癖を知っていないといけないものですね。


リンゴパン

2012年01月12日 | パン

 小雨、13度、81% 

 半分のリンゴが丸のままはいったパンです。こう書くと、なんだかすごいパンのようです。ところがこのリンゴ、タルトタタンを失敗ししてできたリンゴです。ペクチンが少なく、うまく固まってくれません。つぶして、アップルパイを作ろうと思いました。でも、この半分のリンゴの形が可愛いので、そのまま、パン地に入れて焼いてみました。

  パン地をあんぱんの生地のように甘くしないで、ちょっと塩味です。

 家庭の台所は、出来損ないや、余ったお魚の半身なども出てきます。どうやって使い切ってしまうか、なかなか楽しいものです。たいていは、お昼の私のおかずに変身して、パグ犬モモと味見をします。冷凍庫に残っていたハムなどを集めて、野菜も残りの端っこばかりで作ったスープなんてとてもお美味しいものです。もう一度、あの味をなんて言われても、寄せ集めの目分量。台所を預かる者の、役得です。

 


大きなレーズンブレッド

2012年01月06日 | パン

 小雨、10度、91%

 レーズンブレッドというと私の頭にすぐ浮かんでくるのは、20年以上前の神戸やキッチンのレーズンブレッドです。小さなお座布団のようで、その大きさのままで買って行く人少ないと見えて、半分に切って売っていました。今思い出しても、すごく美味しかったというのではありません。それなのにオープンベーカリーのガラス窓の外から、まだ小さかった息子の手を握って、作る様を見ていました。きっとあの大きさ、形が私の気を惹いていたのだと思います。

 昨年末から凝り始めたレーズンブレッド。型に入れて焼いたりもしますが、このまま焼いても良さそうな、生地の固さです。そんなわけで、約700グラムの粉を使った大型レーズンブレッド焼くことにしました。本来なら、2本分のローフにになる量です。

  約直径23センチ、高さ15センチ。よくまんまるに膨れてくれました。ところが

  後ろを見ると、とじ目が、まるでお尻です。家庭で大きなパンを焼くのは難しいといわれます。結婚して早々、家人の両親に朝食用に焼いたツオップが、半焼けでした。確かに火加減が難しいかもしれません。たった、3人家族(家人とパグ犬モモと私)でこんな大きなパンです。しかも、パンを食べるのはパグ犬モモと私だけ。この二人のために、いえ、自分のためにパンを焼き続けています。

  切り分けたら、冷凍庫に入れておきます。この大きさでも、5日で食べ上げます。表面にぷつんと飛び出したレーズンは、こげて、ちょっと苦い味がします。パグ犬モモは、この焦げレーズンをうまいこと、ペッと出して食べません。


シナモンレーズンローフ

2011年12月15日 | パン

 晴れ、16度、70%

 アメリカのレシピからとった、シナモンとレーズンのパンを焼くことにしました。シナモンの香りが大好きです。以前、あるレストランで、塩味のシナモンパンをいただきました。甘くなくても、食事用のパンなのでこれもまた美味しかったのですが、やはり甘めのシナモンパンが好きです。アメリカのレシピは、重さではなく、カップで量を計ります。その上、カップの大きさが日本のそれとは違います。250ccがワンカップです。

 レシピの半量の小振りなローフにするつもりで準備しました。スタンドミキサーが動き始めて、約一分。あれ~~。べちゃべちゃな生地になっています。そうです、水の量を半分にするのを忘れていたようです。そこで、粉を足したり、悪戦苦闘。一次発酵でも、うまく膨らみません。このままだと、明日の朝パンを食べれません。いえ、買ってくればいいのですが。

 うまく膨らまないパン生地を見つめて、型に入れたまま覆いをして、仕事に出かけました。室温、20度。私が家を留守にしたのは5時間ちょっとです。家に帰って、まず、台所をのぞきました。あれだけぺしゃんこだったパン生地が、キャンバスの覆いを持ち上げています。

  最近、少ないイーストで、発酵時間を多くして焼くようにつとめています。とは言っても、今回パンの配合がめちゃくちゃですから、どうなるか解りませんでした。イーストとレーズンの力に任せて正解。

  レーズンからも酵母が作れると聞いたことがあります。長く発酵時間をとると、香りがいいようです。実は、今このパンを食べながらブログを書いています。砂糖もお塩も足しませんでした。少し味にメリハリがありませんが、シナモンの香りとレーズンの甘みで十分。

 あのまま急いで焼いていたら、きっと堅焼きの乾パンのようなパンになっていたと思います。こんな失敗もたくさん。だから、パン焼きは楽しいとつくづく思います。


ブランデーバターの食パン

2011年11月29日 | パン

 晴れ、22度、82%

 日本で、キャラメル味の食パンが出たと新聞で読みました。袋は、森永のミルクキャラメルそのまま、パスコから出たそうです。パスコの広報の方の弁、焼かずにそのままお食べください、とあります。キャラメルの香りに、とても弱い私です。頭の中は、キャラメル食パンでいっぱいになりました。

 このひと月ほど、改良に改良を重ねた我が家の食パン、イーストを少なく、発酵時間を多く取ります。そうだわ、砂糖の代わりにキャラメルを入れて、キャラメルパンを作ろう、と思い、冷蔵庫のバターを取り出そうとしました。冷蔵庫の一番上の棚の隅に、バターと並んでブランデーバターがあります。去年のクリスマスに、プディングと食べるのだと、家人が買った物です。結局、一口なめただけで、ずっと冷蔵庫のはいったままでした。賞味期限まで、あとひと月。不思議なことに、この11ヶ月の間、一度も気に留めたことがなかったブランデーバターです。私、主婦なもので、ものが捨てられません。今回は、このブランデーバターをつ使う食パンに急遽変更です。

 ブランデーバター自体に甘みがあります。お砂糖を減らして、ブランデーもはいるので発酵が強くなってはと思い、イーストも減らしました。発酵中から、ブランデーが香ります。焼き上げる間、それはそれは、いい香りです。

  すぐにでも食べたいのですが、暖かいうちは、ナイフがうまく通りません。冷めるを待って。

  きれいなきめで、みみも美味しそう。このまま、口に放り込んで食べました。ところが、あんなにいい香りだったのに、ブランデー、やっぱりアルコールです、完全に痕跡を残さず、消えています。普通の食パンでした。あと半分も、ブランデーバター残ってます。何に使いましょう?甘くなければ、使い道もありますが。


プルマンローフ 食パン

2011年10月22日 | パン

 晴れ、24度、83%

 最近、永年使って来たパンのレシピに少し手を加え始めました。同じペシピで作っても、パンは生きているので、毎回同じにできるとは限りません。そこが素人の、拙さです。先日作ったブリオッシュのように、バターがあんなに入っても軽くなったことが、きっかけです。

 とは言っても、プルマン型に入れて焼く食パンは、やっとのことで、私のプルマン型にあった分量が掴めたのですから、手を加えるのを躊躇しました。

  このプルマン型、30年近く使っています。東京の合羽橋で、リトルマーメイドと同じ型として売られていました。パン屋や菓子屋が自分のところの独自の焼き型を、合羽橋の店に注文するようです。2斤の型ですが、2斤といっても、必ずしも同じ大きさではありません。縦長、深さのあるものと様々です。2つ持っていた2斤のプルマン型、結局こちらの方が私には使い出が好いので、手元に残りました。

 大きくレシピを変えたところは、イーストを半分くらいにします。ぬるま湯でこね始めるのを水に変えました。つまり粉の香りを出そうというわけです。一番気を使うのが、どのくらいの発酵で焼き始めるかということです。型にいっぱいになって焼き始めると、ふたの横から生地が出てきます。早すぎたら、型いっぱいにならず出来損ないます。

  今回は、付ききりでしたから、見事に決まりました。ゆめゆめ、発酵の途中で買い物などに行ってはいけません。

  ぐっと味の濃いパンになりました。耳がとっても美味しい!

 パグ犬モモさん  お待ちどうさま。


ブリオッシュ

2011年09月27日 | パン

 曇り、26度、88%

 ブリオッシュもクロワッサンもどちらも好きです。クロワッサンは、スパーでも買えるのに、なぜか香港、いいパン屋さんに行ってもブリオッシュが売られていません。そこで、家で焼く機会が増えます。先日、配合が変わった、ブリオッシュのレシピを見ました。とてもとても軽いブリオッシュだと書かれていました。ブリオッシュは、粉の半量近くまでバターが入ります。軽くなるのかしら?そう思って作り始めました。

 バターが多く、砂糖も多めです、ということは、発酵はゆっくりと時間をかけた方がいいのです。そこで、時間を見計らって、市場まで買い物に出かけました。珍しく、家人が付いてきました。ここが間違いのもと。滅多に市場になど行かない家人ですから、何やら興味深げにあちこち見ています。我が家と市場の間には、SOHOという、レストラン街があります。帰る途中も、SOHOのお店をあっちに行きこっちに行きしてみています。

 帰ると、ブリオッシュ、型の中で、想像以上に膨れ上がっていました。急いで、オーブンに。

  この通り、オーブンに入れてもまだ膨らみましたから、巨大キノコです。中には、可愛い頭の部分が、膨れすぎてつぶれた物まである有様です。ところが、手に取ってみると、軽い!

 早速  お昼に3人で食べました。パグ犬モモと家人と私です。

  割ってみると、なんだか、ブリオッシュの持つ、ちょっと重めのおデブちゃんイメージが変わりました。美味しいんです。軽いのでいくつでも食べられます。次回は、側につききりで焼くつもりです。しばらくこのブリオッシュに、首ったけ。


ベトナムの強力粉

2011年09月19日 | パン

 曇り、28度、80%

 ホーチミン、街のあちこちにパンやがありました。パンも、フランスパンから、プルマンブレッドまで揃っています。ケーキの種類も豊富です。フランス統治下にあったからでしょう。

  バンミーと呼ばれる、フランスパンのサンドイッチ、こんな屋台でも左上にフランスパン風なパンがありました。もっと驚いたことに、ベンタイン市場という庶民の、野菜、肉、魚から洋服まで売っている市場の中に、ケーキの材料を専門に売っている店がありました。粉を売る店には、米の粉からパン用の強力粉まで売っています。今回の旅で、パンを食べたのは、ホテルの朝食だけでしたが、粉に惹かれて買ってみました。

  3種類の言葉で書かれています。英語、ベトナム語、中国語。

 初めて使う粉の時は、シンプルなパンにします。卵、バターを加えずに、粉の味、香りを試してみます。今回は、デンマークの、テーブルパン、ルンデンストック。

 お湯を入れこね始めると、粉の温度が上がり香り始めます。んん?あまりいい香りではありません。この粉は、タンパク質が13、1%。しっかりした強力粉です。

 焼き上げると、この通り  形が見事に決まっています。

 確かに、ホテルでいただいたパンも、見た目はきれいでしたが、味は今ひとつでした。このルンデンストックもあまりおいしいとはいえません。

 小麦の原産地は解りません。パン用の小麦粉は、日本にいると美味しいものが多種類あり、選択に困るほどですが、海外にいると、気に入ったものを見つけるのに苦労します。

 翌日、日本の強力粉で同じルンデンストックを焼きました。全く同じ配合です。形は、ベトナムの粉の方がきれいです。ところが、焼き色、香り、味ともに日本の強力粉がいいと思います。

  これが、日本の強力粉で焼いた、ルンデンストックです。