
晴れ、16度、70%
アメリカのレシピからとった、シナモンとレーズンのパンを焼くことにしました。シナモンの香りが大好きです。以前、あるレストランで、塩味のシナモンパンをいただきました。甘くなくても、食事用のパンなのでこれもまた美味しかったのですが、やはり甘めのシナモンパンが好きです。アメリカのレシピは、重さではなく、カップで量を計ります。その上、カップの大きさが日本のそれとは違います。250ccがワンカップです。
レシピの半量の小振りなローフにするつもりで準備しました。スタンドミキサーが動き始めて、約一分。あれ~~。べちゃべちゃな生地になっています。そうです、水の量を半分にするのを忘れていたようです。そこで、粉を足したり、悪戦苦闘。一次発酵でも、うまく膨らみません。このままだと、明日の朝パンを食べれません。いえ、買ってくればいいのですが。
うまく膨らまないパン生地を見つめて、型に入れたまま覆いをして、仕事に出かけました。室温、20度。私が家を留守にしたのは5時間ちょっとです。家に帰って、まず、台所をのぞきました。あれだけぺしゃんこだったパン生地が、キャンバスの覆いを持ち上げています。
最近、少ないイーストで、発酵時間を多くして焼くようにつとめています。とは言っても、今回パンの配合がめちゃくちゃですから、どうなるか解りませんでした。イーストとレーズンの力に任せて正解。
レーズンからも酵母が作れると聞いたことがあります。長く発酵時間をとると、香りがいいようです。実は、今このパンを食べながらブログを書いています。砂糖もお塩も足しませんでした。少し味にメリハリがありませんが、シナモンの香りとレーズンの甘みで十分。
あのまま急いで焼いていたら、きっと堅焼きの乾パンのようなパンになっていたと思います。こんな失敗もたくさん。だから、パン焼きは楽しいとつくづく思います。
どうせ甘くするなら「ちゃんと甘い」方が美味しくなるような物もあると思います。甘さ控えめが好まれる日本ですが、甘いものはやっぱり、ちゃんと甘くなくちゃね…とも思います。笑
私はシナモンの香りがするレーズンパンが大好き。
幸せがいっぱいつまった香りがするからです。
見事に膨らんだ焼き上がりのパンの姿と香り
を想像するだけで幸せです。
次の朝は、カチカチのパンかなと、かなり悲壮な気持ちでしたが、膨らんでいるパンを見て、思わず、偉かったね、とほめてやりました。
次回は気をつけて、もうちょっとレーズンの多いにを焼こうと思ってます。モモも、鳥達もよろこんで食べてます。