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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

梅が咲きました。

2023年02月16日 | 

曇、4度、72%

 寒さと温かさが繰り返し始めると、梅の開花の知らせを聞きます。春を迎える前の「三寒四温」、今朝の気温は4度、同じ4度でもひと月前より暖かく感じるのは何ででしょう?空気のどこかに春が潜んでいるからかと思います。

 我が家の古木の梅は白梅です。紅梅のぽってりした可愛さとは違い楚々と咲きます。梅はきちんとした剪定がされていないと枝が乱れます。私がバシバシ切るだけなので木姿が悪い、植木屋さんに頼まなくてはと毎年見上げます。

 一昨日なではポツポツだったのに、一斉に花開き始めました。花が咲くとやって来るのは「メジロ」です。朝は群れて来ていましたが、昼間はつがいで仲良く梢を渡っていました。 今年も実をたくさんつけてくれるでしょうか。梅干し、シロップ漬け、実を拾っては蓄えます。

 梅が咲き、沈丁花が香り始めると、もうすぐ寒さが和らぐと感じます。桜ほど華やかさはないけれど日本の景色に欠かせない梅です。季節は春に舵を切り始めました。


椿

2023年01月28日 | 

曇、2度、64%

 花は草の花も木の花も好きです。帰国する前からこの花を植えよう、あの木を植えようと色々思い巡らしました。子供の頃からこの家の庭は花が少ない庭でした。帰国してそろそろ6年になります。苗木で植えた木も大きくなりました。毎年の庭仕事のルーティーンも少しずつ要領がつかめてきました。

 秋口から庭の花が少なくなります。真冬にはいくつかの花が咲くだけです。冬の庭を彩ってくれる花は目を楽しませてくれるだけでなく元気もくれます。帰国後、とても好きになった花が「椿」です。香港には「山茶花」はありましたが「椿」はなかったと記憶しています。「椿」熱が起こったのは、おそらく若い友人の影響です。「椿」だけの花展の写真を毎年送ってくれます。その一つ一つの「椿」の表情に魅せられました。

 「玉有明」という紅白の椿を植えました。 大きな丸い実をつけて、その種から小さな苗木が芽生えています。その後、4本もの「椿」を座敷に面した和風の庭に植えました。まださほど大きくはありません。紅白それぞれ2本ずつです。か細い枝に蕾がたくさんついています、時間をかけてまん丸く膨らんだかと思うと花開きます。 雪の中、色づき始めた「沈丁花」「ミツマタ」その横で「椿」が花を咲かせています。中国原産と言いますが、シャネルのマークも「椿」、資生堂のマークも「椿」です。薔薇とは違った華やかさです。

 少し季節はずれに咲く「夏椿」があることを知りました。文様としても古くから使われる「椿」です。うっすらと雪化粧をした「椿」は格別の美しさを感じます。朝、雨戸を開けての楽しみは「椿」を見ることです。


真冬の時計草

2023年01月14日 | 

雨、15度、98%

 庭にある5本の「時計草」のうち1本は花をつけたことがありませんでした。その1本が12月に入って蕾をたくさんつけました。みぞれが降るクリスマスもその蕾を次第に膨らませていました。「咲くかしら?枯れてしまうかな?」咲いて欲しい、何色だろうという期待もありますが、熱帯が原産の「時計草」別名「パッションフラワー 」です。

 1日一回は蕾を見にどんな天気でも北の庭に出ました。昨日は朝から冬とは思われない陽気です。小雨が降る中、その花が咲きました。日が照ると大きく開く「時計草」です。日差しがないのでやっと開きましたよといった風情でした。白い花です。開くと時計の針を思わせる立体的な花です。開いたのは一つ、まだ20個ほど蕾があります。おそらく全部咲かせると思います。ツタ植物の「時計草」は道に面したフェンスを緑に変えてくれました。真冬にポツポツと白い花で彩を見せてくれるでしょう。

 お正月には間に合わなかった「椿」も大きく膨らみ、白椿が今年の一番乗りです。 「椿」好きが高じて行く本も植えました。赤い椿はまだ固い蕾ですが、紅白の「玉有明」はもう直ぐ開きます。

 「クリスマスローズ」も蕾を成長させています。 葉陰に蕾を見つけると、毎日葉を押し上げて覗きます。

 蕾をつけてすでに4ヶ月、「シンビジューム」も花先をほころばせ始めました。 久しぶりに帰宅した主人が在宅中に一つでも多くの庭の花を見せてやりたいと思います。真冬の「時計草」を珍しいと喜んでくれるでしょうか。


冬の薔薇

2022年12月14日 | 

小雨、10度、64%

 曇がちながらさほど寒くなかった昨日、部屋から裏庭を見ていました。やたらに徒長した薔薇の枝が目立ちます。庭にある薔薇の木は8本、内3本は冬でも葉をつけてポツポツと花をつける4季咲きと呼ばれる品種です。残りは葉を落として裸木になります。雑に見える徒長した枝を切ろうと庭に出ました。まだ本格的な剪定をするには早いのですが、思い切りよく鋏を入れました。

 切った枝を集めていると、小さな小さな蕾をつけた枝が一本落ちていました。高く伸びた枝を落とす時下から見上げて切るので蕾の有る無しに気づかなかったようです。「よかったゴミにしないで。」小さく色も地味な蕾を反故にしてしまうところでした。部屋に持ち入り刺しました。

 春先にはアーチを這うこの薔薇は柔らかいピンクのしかも香りの良い花を咲かせます。春にはメダリオン咲きともいわれる幾重にも花びらが重なった花です。大輪ではありませんがアーチをずっと彩ってきてくれています。季節外れに咲くと、不思議!単衣のおとなしい花姿です。香りもありません。

 この時期の薔薇は蕾から開花まで3週間もかかるものもあります。先日はじれったくなって蕾を切って父母に供えました。しばらくしたら大きく咲きました。「この小さな蕾は咲くかしら?」あまりにも小さく頑なに閉じています。

 今日から気温がぐっと下がる予報です。週末は雪マークが並びました。庭の薔薇の蕾は寒さの中花を咲かせてくれます。生命力を見せてもらえる貴重な花です。この小さな蕾、咲いてくれますように。


「はみずはなみず」 何の花?

2022年12月11日 | 

晴、11度、68%

 昨日「はみずはなみず」と言う言葉を教えていただきました。「はなみず?鼻水?」と思いクスリと笑いました。昨日の私のブログ「初冬の庭」にくださったコメントです。

 次第に緑が少なくなる庭でひときわ力強く春先まで緑を湛えるのは「彼岸花」または「曼珠沙華」です。最近では「リコリス」などと洋名でも呼ばれます。秋の畦道の彩り真っ赤な「彼岸花」は秋彼岸の思い出と重なる花です。我が家の庭には黄色と白の「彼岸花」があります。赤い「彼岸花」よりやや遅れて開花します。 今年の9月の写真です。「彼岸花」は夏も終わりになると球根から花芽がまっすぐ伸びます。開花してもご覧のように葉はありません。花が終わり秋が深くなる頃葉の芽が、これまたまっすぐに伸びて来ます。「彼岸花」の花はとっくに終わっています。そしてこの緑の葉が春先まで持ちこたえます。

 「はみずはなみず」は「彼岸花」のまたの名前です。漢字を当てると「葉見ず花見ず」。花がある時には葉はなく、葉がある時には花はない。全くよく言い表している言葉です。

 ブログに寄せられるコメントでこの10年たくさんのことを教えていただきました。花や庭造りのこと、モモを香港から連れ帰る時は検疫での注意事項、アドバイス、お顔を知らない方からもらう言葉が役に立ち今も私の中で生きています。

 そんな思いで昨日は改めて庭の「葉見ず花見ず」を眺めました。ありがとうございます。


紫のサルビア 秋の終わりの庭の花

2022年11月06日 | 

晴、11度、66%

 園芸の花の品種が増えていることに5年前帰国して驚きました。その一つが「紫のサルビア」でした。サルビアといえば夏の花壇で赤く咲く花とばかり思っていたところ、秋も深まり初冬でも花を咲かせるのが「紫のサルビア」です。しかも、多年草だと知りました。春蒔きの種がやっと花を咲かせました。

  不思議に色が微妙に違う「紫のサルビア」、庭の一角に秋らしさを運んで来ました。赤紫から濃い紫まで色が変化するのか観察中です。

 園芸店ではすでに花の咲いた「パンジー」などの苗が売られる季節です。苗を買わなくなって2年、多年草の花付きを待ちます。夏の眠りから覚めた「ラベンダー」、 紫色に染まり始めました。梅雨明けに刈り込んだ「ラベンダー」ですが、夏の休眠中も成長します。見事な株に育っています。

 表の道に面した紅葉の木の根元は「マーガレット」「デイジー」は夏は緑少なく元気がありません。花の時期は春ですが、秋になり株が充実して来て緑が濃くなると、花をチラホラ咲かせます。 真冬はまた花なしですが、このチラホラがかわいく思います。

 よそのお庭ではこれからのシーズン、苗から植えた「パンジー」や「シクラメン」が庭を彩ります。我が家の5年目の「シクラメン」は葉を伸ばし始めました。「ビオラ」は種まきからひと月、芽が出始めました。園芸店で売られている花苗は季節先取りで栽培されています。我が家の庭は季節の廻り通りに回ります。

 真冬は彩りがなくなる庭ですが、じっと寒さに耐えて春の開花に向かいます。


金木犀の香り

2022年10月17日 | 

曇、20度、90%

 やっと金木犀が花開きました。小さな花ですから豪華さはありませんが、群れて咲く金木犀の木は遠目にはオレンジ色に染まって見えます。玄関前にある金木犀、つぼみの付き初めから毎日見上げます。夏の気温が高くなっているせいで、子供の頃より半月近くも遅い開花です。以前は9月の終わりには香っていました。朝晩の温度差、冷え込みが開花に必要条件だそうです。

 近所の昔からある家には必ず金木犀があります。どこの金木犀も一斉に香り始めました。「金木犀が香りますね。」とご挨拶。「金木犀が咲きましたね。」ではありません。昼間は窓を開けているだけで、その香りが家を満たします。下の道沿いの家の金木犀は大きく、縁側からその香りとまん丸に剪定された木を楽しみます。この時期は、金木犀の香りに誘われて散歩が長くなてしまいます。昼間の重めの香りも、早朝のすっきりした香りも大好きです。1週間ほどの贅沢な季節です。逃してはいけません。

 この季節、匂うのがもう一つ「銀杏」です。臭い匂いの銀杏、街路樹には雌株を避けると言われています。福岡の大濠公園の南口、NHKの前の入り口には大きな金木犀があります。毎朝の楽しみです。ところが今年はあの臭い銀杏が鼻につきます。この5年、一度もこの辺りで銀杏が臭ったことはありません。うっかりグシャッと踏みつけました。大道に面した角の1本です。この木の斜め横に金木犀があります。いけません、銀杏の匂いに負けてしまっています。この銀杏、やっと実をつけたのでしょうか?楽しみを邪魔されたような気分です。

 父母の供え花も金木犀です。 秋空に香る金木犀、胸いっぱい吸い込んで巡り来る季節を満喫します。


パッションフラワーは強い!

2022年10月07日 | 

曇、21度、84%

 「パッションフラワー」 は、パッションフルーツの花です。熱帯原産を日本での育てられるように改良したので実はつかない、花だけを楽しむ植物になったそうです。昨年春に6本、北庭のフェンス沿いに植えました。左右に3株づつ、フェンスに這わせるつもりです。園芸店のお兄さんが「今年は花が咲かないよ。」と言ったにも関わらず小さな苗木は花をつけました。「時計草」とも呼ばれる造形美溢れる花です。

 この春生き残ったのは4本でした。熱帯原産ですから冬の寒さには弱いと聞いています。 こちらは3本残った側です。この夏はたくさん花を咲かせ、フェンス沿いにぐんぐんツタを伸ばしました。緑のフェンスです。

 1本残った対面のフェンス、 盛夏に新しい芽が出始めました。枯れたと思っていた昔の苗の後です。そしてふた月、ご覧のように成長して、赤い花を咲かせました。他の株は白い花ですがこの株だけは熱帯植物らしい赤い花です。

 食べられませんが実もつけます。 おそらくこの実からこぼれた種でしょう、小さな芽があちこちに顔を出してツルを伸ばしています。

 フェンスを緑にと思い「ハゴロモジャスミン」は植えて4年です。でも伸びる勢いは「パッションフラワー 」に敵いません。葉の形も面白く、緑がずんずん伸びます。来年はフェンス両側とも緑に染まると思います。

 ツタ科の植物は強い性質があります。繁殖し過ぎに要注意です。緑を早く手に入れたい私にはもってこいの植物でした。来年が楽しみな「パッションフラワー 」です。


秋バラ

2022年09月17日 | 

曇、27度、74%

 秋の花が咲き始めました。「ホトトギス」「曼珠沙華」秋らしい花たちです。そしてポツポツですが「秋バラ」が咲きます。四季咲きのバラたちです。枝いっぱいに花を付けるのは春だけですが、一年を通して花を見せてくれます。

 一斉に咲き揃う春のバラたちは見事です。花の大きさ、香り、色、全てにおいてバラが全身の生命力を見せてくれます。夏バラは一転して花は小振り、香りもなく姿も乱れ見るに忍びありません。そして秋、徐々にバラたちが体力を戻します。春ほどではありませんが、色が戻って来ます。花姿も整って、香ります。 ロゼッタ咲きと呼ばれる花も夏と違い花弁の美しさを見せてくれます。秋空に朝日を受けて色濃く咲きました。 夏は薄オレンジ色ですが色も深みを増します。色気が庭に戻って来ました。

 今日から台風の影響が出るそうです。咲いているバラ全部を切ります。雨風で散らせたくありません。

 秋一番初めに咲いたバラ、甘い香りとともに父母に供えました。

 


ルドベキアをいっぱい生けました。

2022年08月02日 | 

晴、30度、82%

 庭には黄色の小さな花「ルドベキア」がたくさん咲いています。この暑さの中、次々に咲きます。2つの庭合わせて私の身長より高い「ルドベキア」が30本はあるでしょうか、昼間は暑さで葉がしんなりしますが、花は小さいので上を向いて咲いています。「ブラックアイ」とも呼ばれるだけあって花芯の黒と花びらの濃い黄色が好対照な花です。

 強い「ルドベキア」ですが、負担を少なくしてやろうと花のついた枝を落としました。抱えるほどになりました。そこで家中に「ルドベキア」を生けました。 私の机にも、 テーブルにも。 モモにも。

 花市から花を抱えて家に帰っていた香港を思い出します。12本10本がひと単位です。2種類の花を買うと20本を超えます。両手に抱えて帰りました。家に帰ればその花たちを分けて生けました、花を抱えることが幸せだったと、今頃改めて気付かされます。

 庭の花は切るのは躊躇してしまいます。咲いているそのままにして置きたい、春のバラはどんなにたくさん咲いても切りません。紫陽花は茂るように咲いても切るのは一つ二つです。 こんなにたくさん生けたのは久しぶりです。家の中も「ルドベキア」、庭にも「ルドベキア」、黄色い花は元気をくれます。