goo blog サービス終了のお知らせ 

チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ルドベキア

2022年07月25日 | 

曇、26度、90%

 夏の花「ひまわり」は種類も多くなり小ぶりな「ひまわり」も見かけます。花姿から元気をもらえる「ひまわり」を植えよと昨年は思っていました。大きな花を咲かせ、背も高い「ひまわり」は真夏には首が垂れてように咲きます。小さい頃はその姿が可愛そうでした。その思いが蘇って来て「ひまわり」を植えるのはやめました。

 私が選んだのは「ひまわり」よりずっと小さな花を付ける「ルドベキア」です。黄色の花をたくさん咲かせます。花芯が大きく黒いので「ブラックアイ」とも呼ばれています。 高く育ちました。2メートル近いでしょうか。小花が咲く姿は重苦しさを感じません。

 この「ルドベキア」、北アメリが原産です。そして品種によっては退治が必要な「特定外来生物」に指定されているそうです。とにかく繁殖力が強い植物です。暑さにはめっぽう強く、こぼれ種で増えていきます。私にとっては手がかからずいい花なのですが。

 夏の花ですがこの時期から咲き始めて、長いものは来春まで花を咲かせます。やはり丈夫な「ルドベキア」です。表情豊か、花数多く、切り花として部屋を飾ります。 実は3種類の「ルドベキア」を種から育てたのですが、3年目の今年は区別がつきません。自然交配して似たような花ばかりになりました。

 手がかからない庭造りをいつも考えます。うまく増えてくれるものもあれば、思うように育たないものもあります。たくさん増えた「ルドベキア」を縁側から眺めながら、来年は少し整理しようと思い始めています。それにしても緑の中に咲く黄色い小花は自然体でいい眺めです。

 


ブーゲンビリア

2022年07月17日 | 

曇、25度、80%

 この暑さの中で見事に花をつけている木があります。「ブーゲンビリア」です。八月末近くまで咲き続けます。ご近所に「ブーゲンビリア」を大木に育てている家があります。1階の屋根からカーポートの屋根にまで枝先が伸びています。

 熱帯植物の「ブーゲンビリア」を息子がまだ小さい頃育てました。背負いかごに花鉢を入れて伊豆から売りに来たおばさんから買いました。40年前、背負いかごで物売りをする人は数が少なくなっていました。しかも一軒一軒家を回って売っていました。他にも花はあったと思います。私が選んだのは初めて見る「ブーゲンビリア」でした。寒さに弱いからと念を押された記憶があります。

 赤ともピンクともつかない花びらに見えるのは実はガクです。ガクに囲まれて小さな白い花があります。遠目には見えないほどの大きさです。鉢植えの「ブーゲンビリア」は咲き続けてくれました。ところがおばさんが言う通り、冬を越すことができず枯れてしまいました。

 暑さが好きな「ブーゲンビリア」ですが、長く住んだ香港では見たことがありません。この大木に育った「ブーゲンビリア」のお家の方と春先お話しする機会がありました。まだ花はついていませんでした。「見事なブーゲンビリアですね。」と申し上げると「花が咲いたら見にいらしてください。」と言葉をもらいました。毎朝この家の横の道をココと散歩します。毎朝この花を楽しみに家を出ます。

 もう自分で育てようとは思いません。こうして見せてもらうだけで十分です。そしてまだ若かった私が枯らしてしまった「ブーゲンビリア」とそれを売りに来たおばさんのことを思い出します。


梅雨の晴れ間、百合も咲きました。

2022年06月23日 | 

晴、27度、83%

 梅雨の晴れ間は貴重です。庭の植物たちも水をたっぷり吸って、生き生きとし暑い夏に備えているようです。百合も咲きました。甘い香りのする大きな百合、我が家には不向きだったかなと庭に座り眺めます。背の高さ、花の大きさ、もっと小さな百合の方がこの家の庭には似合いそうです。それでも花が開くのは嬉しくて、花見に庭を回ります。

 ピンクの「睡蓮」も2つ目が開花始めました。 一つ目もお天気のおかげで首をグッと持ち上げて開きました。 「あれ?色が違う。」微妙ですが同根の「睡蓮」の色が違います。しかも昨年の写真と比べると昨年の色とも違います。何か変化があったのでしょう。

 別の甕には「布袋草」が日に日に花を更新してくれています。紫陽花も見事に咲きそろいました。やれやれ、夏の庭の賑わいも落ち着いてきました。


睡蓮

2022年06月22日 | 

雨、24度、94%

 梅雨の雨の中、開花を待つ花があります。「睡蓮」です。4年目のピンクの「睡蓮」は今年も春先小さな丸い葉を水面に浮かべ始めました。冬を越えてくれました。甕の水面一面が葉っぱで覆われました。今年は株が増えたのか葉の数が多めです。五月の半ば、水面からぐっと上まで茎を伸ばす葉が見られます。この葉が出ると花芽が出てきます。水面より高く伸びる葉は、花芽を守る役割を果たしています。水面に浮かぶタイプの「睡蓮」にはこの葉はありません。 別の庭にある甕の白い「睡蓮」は葉も花も水面に浮かぶタイプです。咲き方も花の形も花色も違う「睡蓮」が我が家にはあります。

 先週の上京前からピンクの「睡蓮」の蕾が膨らみ始めていました。ここからが時間がかかるのは承知ですが、帰宅後一番にその蕾を見に行きました。昨日は前日の夜半からの雨の中、早朝、開き始めました。 大きめの蕾です。しかも雨でますます重くなり、首を垂れています。

 時間と共に開きます。午前11時の「睡蓮」です。 日差しが出ればもっと大きく開くはずですが、雨が再び降り始めました。

  前庭の紫陽花の前に置かれている甕です。もう一つ、今日明日にでも咲く蕾があります。「睡蓮」は短命です。4日をきちんと守るピンクの「睡蓮」、4日待たずに水中に沈む白い「睡蓮」、いずれも夜には花を閉じます。

 今日はお日様が戻ってくると予報です。大きく咲き開いたピンクの「睡蓮」が見られることを楽しみにしています。  


睡蓮が咲きました。

2022年06月12日 | 

曇、21度、94%

 福岡も梅雨入りしたと聞きました。一昨晩の激しい雨に続き、昨日は一日雨が降りました。雨の中を庭の様子を見て回ります。背が高い植物は雨で横倒れになります。きゅうりなど雨水を吸って一晩で急成長、トマトは破裂しますので雨が降る前に赤い実は収穫します。ここ数日、気になっていた「睡蓮」の蕾、水面間近で膨らみ始めていました。

 「あっ、咲き始めてる。」 水面に浮かぶ白い花、蕾を開いていました。2日前までは水中に蕾はありました。4日間の花の命です。

 我が家には2種類の「睡蓮」があります。花が水面に浮かぶタイプと花茎を水面から高く伸ばし咲くタイプです。 花茎を伸ばすタイプはピンクの花が咲きます。白い「睡蓮」より早くから蕾がついていますが、まだ咲きません。どちらも顔を近付けると、甘い優しい香りがします。この2つの睡蓮の甕はワイヤーをかけてあります。「カラス」よけです。「カラス」は「睡蓮」の花を食べます。根っこは「レンコン」です。花を食べるには理由があります。花の芯は「蓮の実」です。日本ではあまり知られていませんが中国ではこの「蓮の実」であんこを作ります。「蓮の実」の餡は小豆の餡より高価です。しかも「蓮の実」の芯を取り除いた真っ白な「蓮餡」は優しく品のいい餡に仕上がります。「カラスは美味しいものをよくご存知だわ。」

 昼過ぎ、また「睡蓮」を見に庭におりました。小雨の中花が大きく開きました。 気になりますから3時過ぎ、また見に行きました。「睡蓮」はしっかりと蕾に戻っています。開くのは短い時間です。そしてきっちり四日しか咲きません。4日目には花びらを落とします。

 しばらくはこの「睡蓮」たちを楽しみにする日が続きます。白い「睡蓮」の甕のワイヤーに蔦が絡まっています。「いい風景」

 冬は葉も枯れ、水面には何も見えません。春先緑の葉が見えると「今年も冬を越してくれた。」と喜びます。


ハーブの花

2022年05月29日 | 

曇、20度、62%

 一年を通してハーブの一角だけは緑が絶えません。雪を被ってもすぐに跳ね上げるように雪を払い大きく育つハーブたちは春になると花を咲かせます。我が家のハーブは私の大事な食料源です。

 ハーブは雑草だと思っています。雑草にある種の薬効を見つけたのは人間です。料理の香りづけ、飾りではなくムシャムシャと食べる青虫のようにハーブを野菜がわりに使います。雑草の花はどれも小さく、目立ちたがり屋ではありません。その小さな花を一つ一つはよく見れば精巧にできています。そして大きな花よりミツバチを集めます。

  「セージ」の花は大きな方で色も紫、ピンクの種類があります。

  「ルッコラ」の花はいつもだらしなく見えます。このピリリとした葉っぱの味は冬には欠かせません。

  雨に濡れた「ディル」もう少し黄色に色付きます。時にブーケに使われる「ディル」の花です。

  「パセリ」「イタリアンパセリ」は白く花咲きます。花芽はぐっと茎を伸ばしてつきます。

 見出し写真は「パクチー」の花。寄せ集まった花に目が停まります。

 ハーブの一角は今、夏のハーブたちが芽を出し始めています。夏冬の入れ替わりの季節です。ハーブの花が種になるのを辛抱強く待ちます。秋にはその種を蒔きます。こうして私のハーブたちはぐるぐると回りながら私の命を支えてくれています。

 「ディル」「パクチー」は種も香辛料として使います。枯れて種をつけるまで見苦しいこのひと月です。次の世代へのバトンタッチです。そんな思いで「ハーブの花」を見つめます。


カルミア

2022年05月26日 | 

雨、21度、88%

 ピンクの金平糖のよなものが一杯の花を見たのは、一体何時のことだったか?何処でだったか?覚えていません。昨年、それが「カルミア」という花だと知りました。「金平糖」は蕾で開くとその「金平糖」の中も精密な可愛い花でした。紫陽花のように小さな花が群れて咲きます。「ツツジ科」の植物だそうです。

 やっと見つけた苗はまだ幼く、花が付くか、来年まで待つのか心配していました。北側のピンクのツツジの横に植えました。「金平糖」が出てきたのは3ヶ月前、開花を心待ちにしました。 陽の光をたくさん浴びて、きれいなピンクに色付きました。まだ幼い木です。ツツジが終わった後、その横で「カルミア」が開きました。北側の庭は、帰国後買い足した庭です。まだ思うような庭に至っていません。木々の成長をあと2、3年は待つつもりです。この待つという作業が庭を育てます。

 入手困難だという「カルミア」は母の日の贈り物で市場に出回ると、最近園芸店の方から聞きました。色も濃い赤などもあるそうです。母の日の贈り物、頷けます。

 「カルミア」の大写しの写真、蕾の「金平糖」が見えています。時間をかけて大きくなってくださいね。


セダム(多肉植物)の花

2022年05月20日 | 

曇、19度、68%

 5月に入ると、朝起きて庭に降りると必ず新しい発見があります。「花が咲いた」「毛虫が出てきた」「知らない蝶が飛んでいる」毎日のそんな変化は心の糧です。

 庭の片隅に寄せ植えで余った「セダム」多肉植物を地植えにしています。小粒の肉厚の植物はこの3年で50センチ四方ぐらいに増えました。一年中、黄緑のハンカチが落ちているように見えます。その黄緑のハンカチが昨日は黄色のハンカチに変わっていました。この時期「セダム」のうち数種類は花を咲かせます。上から見下ろすと、星型のような1ミリ程度の花が一面です。 「かわいい花姿ね!」とレンズを花に近付けました。レンズを覗いた私は、「きれい!」と感激しました。小さな花の精巧な作り、黄色ばかりと思っていたら小さな赤い点がポツポツ。こんな小さな花ですが、見事な作りをしています。

 「セダム」なんてカタカナの名前がついていますが、元を正せば道端の「ベンケイソウ」の一種です。サボテンと掛け合わせた品種も作られていると聞きます。そういえば道端の「ベンケイソウ」も黄色い花をつけています。早速表の道に出て見ると、 丸みを帯びた同じような花が咲いています。やや大きめ、赤いポツポツは辛うじて確認できます。「セダム」ほどではないけれどかわいい花です。この「ベンケイソウ」道に面した庭にあちこち生えています。この花が終わり急に徒長すると私は全部引っこ抜きます。それでも2月の終わり頃から毎年顔を出してくれます。この強さが「雑草」と言われる所以です。

 カメラ片手に道の横、庭の隅に座って花を見つめます。花の季節は一日が過ぎるのが早いこと。


紫の花

2022年05月19日 | 

晴、16度、54%

 紫色の花が好きです。春の花色ではないかもしれません。裏庭はバラのピンクや赤、オレンジ色でいっぱいでした。白の花も白の色合いで様々です。どの色の花も好きですが、我が家の庭には紫の花が少ないので、特に紫を求める気持ちが強いのかもしれません。

 5年前帰国して驚いたことの一つが園芸品種の花が数多く作られていたことでした。「クレマチス」などその最たるもの、昔の「鉄線」と呼んでいた時代より色も花の形も多種多様です。今丁度、庭には「クレマチス」が咲き始めています。

 大ぶりなこちら、 こんなに大きな「クレマチス」より小ぶりが好もしいと思います。 この色の深さ、大きさ、いいですねえ。よくよく見れば、黒に近い紫です。 紫も和の紫、洋風な紫を感じさせる花色があります。

  「パッションフラワー」も数種咲いていますが、花の中央が紫のものがコントラストの強さから華やかに見えます。

 例年数少ない「オキナグサ」 ポツンと一本、産毛を脱いで花が咲いています。小さな花ですが緑の中に一際冴えます。しばらくすると、白髪の老人に変身します。

  「ゲイソリーナ」は多色ありますが、紫だけを植えました。

 少し前は「コスモス」の紫色も他の色に混じって咲いていました。「菖蒲」「かきつばた」の紫は日本の紫を感じます。

 紫の花は庭に陰影を与えてくれます。黄色い花とは対照的、花色の妙を考えながら庭の配色を思案します。


小薔薇の開花

2022年05月17日 | 

曇、16度、66%

 4月も末に入ると、庭の薔薇が咲き始めます。裏庭が華やかになる季節です。黄色い「モッコウバラ」に始まり、大輪の薔薇へと開花が進みます。全部で9種類10本のバラがあります。大咲の薔薇はアーチを飾り、真っ赤な薔薇と白いの薔薇がアーチに続くフェンスを飾ります。先日の雨で大咲の薔薇たちは花びらを落としました。残ったものはうす汚く変色しています。雨の後、そうした薔薇は全て切り落としました。 一季咲きの赤い薔薇は、まだ咲き続けています。最後に蕾を開いたのは、庭を仕切るパーティションの上のピンクの小薔薇です。

  雨で随分と蕾が落ちました。 咲き始めて4日目、気温が上がって5割ほどの蕾が開きました。この薔薇は友人からの贈り物です。彼女が新幹線で我が家まで運んでくれました。彼女が自分で挿し木して作った苗です。パーティションの上を優に2メートルは蔓を伸ばしています。 今年はピンクに混じって、白い花が咲きました。花は気紛れに色を変えることがあります。白と言っても真っ白ではなく縁は薄ピンクです。

 この花が終わる頃には赤いバラもすっかり姿を消します。あとは四季咲きの薔薇が時々花を咲かせます。

 薔薇の季節は毎日気持ちが高ぶります。2月の冬枯れの庭から僅か3ヶ月、冬の薔薇を見ていると「今年も咲いてくれるのかしら?」と不安でした。

 暖かだった昨晩は夜も庭に降りました。 薔薇の季節ももうすぐ終わります。