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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

雪とモモさん、ココさん

2018年02月13日 | もも

雪、3度、53%

 昨日は朝起きると庭にも屋根にも雪が積もっていました。夜中から、とても静かでした。雪マークの予報でしたから、降り始めたなと思いながら寝ていました。それにしても今年これで4回目、一番たくさん積もっています。

 庭の真っ白な雪の上にココさんを出してみました。積もった雪の上をゆっくりと歩いて、足の裏の感触を確かめているようです。ココさんより先に野良猫が雪の上を通ったようです。その足跡を雪に鼻を突っ込んで嗅いでいます。 昼間も雪はちらほら舞います。

 「今日は1日おうちにいようね。」そう言ってPCを開けると、ブログ元から「一年前のあなたの記事」が送られて来ています。毎日、一年前何をしていたかがわかります。1年前の私の記事のタイトルは「モモさんの初雪」でした。

 一年前も雪が降ったのですね。日本に着いてまだ10日、モモさん13歳にして初めて雪を見たことになります。軽い雪がふわっと降っただけだったと記憶しています。 どうにかモモさんの顔に雪がのっているのが見えます。 その雪をペロリとモモさんは舐めました。「モモさん、雪だよ。」きっと私の方がはしゃいでいたかもしれません。モモさんに経験して欲しかった一つが雪でした。モモさんは雪をどんなに感じたことでしょうか。

 朝はお庭で用を足したココさんと私は、昨日は夕方まで一歩も外に出ずにお家にいました。とても気持ちが落ち着いた1日でした。夕方にはすっかり雪が溶けています。日陰にところどころ残る雪を見ながらのお散歩でした。

 今朝起きると、昨日ほどではありませんがまた雪が積もっています。ココさんがたくさん雪を見ることができますように、モモさんの雪の日を思い出しながらそう感じます。

 

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昨日はモモさんの14回目の誕生日でした。

2018年01月18日 | もも

曇、7度、94%

 モモさん、生きていれば昨日が14歳のお誕生日でした。毎年お誕生日を迎えると次のお誕生日がやってくるように願いました。それが叶いませんでした。モモさんと一緒に暮らしたのは12年と7ヶ月でした。9ヶ月という月齢で我が家にやって来ました。主人にも私にもかけがいのない存在です。大事な宝物です。

 モモさんが食欲が落ちたり不調があると作るのがシフォンケーキでした。パンも好きでしたがやっぱりシフォンケーキの方が好きだったと思います。ところが亡くなる前、前立腺の肥大が進むと全くでんぷん質を摂らなくなりました。便を出すことができません。食べるものはタンパク質だけとなりました。医師の指示があったわけでもなく、私がモモさんにあげなかったわけでもなく、モモさんお身体がそう仕向けていたのだと思います。いまだに不思議に思うことの一つです。

 モモさんが亡くなって以来、一度もシフォンケーキを焼くことができないでいました。ケーキの準備を始めるとモモさんわかっています。焼き上がるまでオーブンの側にいます。一昨年のモモさんです。  粉を振るうために用意をしていると、いつものようにテーブルに上って見つめています。 左の前足が少し出ました。 左の前足で丸いザルの縁を突きます。ザルがゆらゆら揺れました。実はこれは動画です。ブログに動画がアップできないので、クリップして写真にしました。この動画がいつも私の頭の中で揺れています。

 昨日は気持ちを整えてシフォンケーキを作り始めました。長年作り続けて来たシフォンケーキ、体が作りかたを覚えています。この動画の時のように抹茶を加えました。モモさん抹茶のシフォンケーキを食べると、綺麗な緑の便をしていました。

 焼きあがったケーキを供えます。 この前でココさんと一緒に大きな声で、「ハッピバースデー、モモさん。」と歌いました。そのあとココさん初めてのシフォンケーキを食べました。

 東京の出張後、香港に戻り翌朝は深センの事務所に向かった主人から夕方メッセージが入りました。「今日はモモさんの誕生日ですね。白蘭のキャンドルを灯してあげてください。」暗くなってキャンドルに火を入れました。ここでまた、大きな声で「ハッピーバースデイ、モモさん。」と歌いました。主人の代わりです。

 「モモさん、この日を一緒にこの家で迎えたかったよ。」そして心ではまた来年、と思いました。

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ひょっこり顔を出したモモさん

2017年10月21日 | もも

曇、18度、76%

 最近のスマホのカメラ機能はとても良くなっています。普通のカメラで撮ったのと同じ、いえ、それ以上に良い仕上がりになります。それに何と言っても手軽に写真が撮れます。一眼レフのカメラは早々に日本に送り返しました。

 仕舞ってあったカメラを出して来ました。 スマホが手元にないときにもう一台カメラが出ていると、ココさんの瞬間の動きが取れると思ったからです。ちょうど頼んであったラベンダーの苗も届きました。試し撮り。数枚の写真を撮って、画像チェックをします。この機種のホワイトバランスが気に入らないのが、遠ざかった原因の一つです。写真を繰っていくと最後に「あら!モモさん」

 モモさんが座卓の隅から顔を出している写真が一枚メモリーに残っていました。場所は香港の我が家です。昨年の8月20日。モモさんの目の前にあるのは私の好きなナッツいっぱいの月餅「五仁月餅」です。モモさんをご存知の方はこうした写真をたくさんご覧になったと思います。いつも一緒、おやつも食事もいつも一緒。

 テーブルに飛び乗っても決して自分からは食べません。必ずもらえると知っているので、じっと見つめたまま待っています。この写真、寝起きのモモさんかしら。たった一枚だけ1年以上もメモリーに眠っていたモモさんの映像、私が「あっ!」と声を上げるのを待っていたようです。モモさんも香港の家も懐かしさでいっぱいです。

 間遠になりながらも、生活の中でモモさんがひょっこり顔を出してくれます。今では旅に出てもモモさんとは一緒です。いつもモモさんの気配が私を包んでくれています。「モモさん、次はどこでひょっこりしてくれるの?待ってるね。」

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トランク好きなモモさん、ココさん

2017年10月07日 | もも

曇、21度、94%

 出張の多い主人、私の香港時代はふた月に一度の割合で帰国していました。旅の準備、帰ってくれば荷を解く、トランクを開ける機会は度々です。旅支度をしていると、トランクに寄ってくるモモさん、そのうちトランクに入ります。荷物をほどいていればやはりトランクに入ります。食べ物が入っているわけではありません。旅支度の時は、「行って欲しくない。」という顔つきです。帰ってくれば、「もう行くな。」という顔つきです。 もちろんたまにはトランク中に美味しいものを見つけます。この写真のモモさん笑ってますね。私が帰ってきた時の様子です。

 先日、主人が香港に戻るために荷物を作り始めました。いつもはココさん私と二人の生活です。主人が帰ってきて、息子までやってきて楽しい時間を過ごしました。息子が帰り、主人も香港に戻ります。トランクをクンクン匂っているかと思えば、入って座り込みました。箱の中や狭いところが好きなのは、犬たちみんなです。そう思って写真を撮りました。

 主人を見送って、写真をよくよく見るとココさんの表情はいたずらをしている時のそれではありません。ちょっと寂しげです。主人に行って欲しくなかったのでしょう。

 モモさんのトランク座りは決まり事でした。旅の準備ができると、 この状態。帰ってくると、 この状態。モモさん3歳の時です。最後に私が東京に行って帰ってきた日もこうしてトランクに座りました。 いつもトランクと一緒に持ち歩くボストンの上のモモさんです。ココさんもこれから同じようにトランクに座るのかしら、どんな思いでトランクに座るのか、その思いを受け止めてあげなくてはね、と思います。モモさん、ココさんいつもありがとう。

 

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モモさんと最後に走った時

2017年09月23日 | もも

曇、22度、88%

 九月二十日はモモさんが我が家に来て14年目でした。最近やっとモモさんの古い写真を見ることができるようになりました。日本に来てからの写真は見直すことができても、香港時代の写真を見るのは辛かった。写真を繰って行くとモモさんの一つ一つの表情やその時のことを思い出します。まるで側にいるようです。思わずPCに向かって「モモ」と声が出てしまいます。

 数日前、近くの横断歩道を渡っていました。急に思い出しました。モモさんと一緒に走ったのはこの横断歩道が最後でした。亡くなる二十五日ほど前のことです。モモさんを動物病院に4日預けることになりました。主人の会社の用事でどうしても東京に行かなくてはなりませんでした。行きたくなかった。この時すでに便も尿も出ない状態のモモさんでした。毎日導尿をしてもらいました。時折、浣腸をしてもらいますが便は出ませんでした。それでも元気です。よく食べました。その病院に向かう時、この横断歩道を渡りました。4車線の道を渡る途中で信号がチカチカ、「モモ、走るよ。」喜んで一緒に走ります。

 思い出したその時も、そしてこうして書いている今も、私の右腕にモモさんの引っ張る引綱の力強さが蘇ります。小さい頃はよく走りました。歳をとるとだんだん歩くのですらおそくなりました。それでも短い距離を「モモ、走るよ。」と言うと私の前を駆けて行きます。急な雨の時などがそうでした。私の前を走るモモさんの両耳は揺れています。キリッと巻き上がった尻尾、忘れません。

 東京から戻って、病院にお迎えに急ぎます。出て来たモモさんは4日前と違って、元気が無くなっていました。主人と私を見ても尻尾すら振りませんでした。それから3週間でモモさんは亡くなりました。

 最後に一緒に走った横断歩道、これからは渡る度にモモさんの後ろ姿が目に浮かぶはずです。

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水たまり モモさんとココさん

2017年09月06日 | もも

曇、24度、93%

 亡くなったモモさんは雨でもお散歩に行きました。台風でもお散歩に行きました。お手洗いが外でしたから止むを得ません。それどころか水が溜まっている所を見ると必ずジャバジャバと入ります。香港のアスファルトが熱いので足を冷ますつもりだったのでしょう。いつも行くグレナリーという道沿いには側溝があって山からの水が流れています。夏の間は毎日この水の中を歩きました。そればかりか、時折、 このように腹ばいにまでなりました。モモさんが逝く少し前のことです。福岡に雨が降りました。夕方には導尿、おしっこを取って貰うために病院に通います。後ろ足のむくみが出て以来、足を引くようになりましたから、バギーに乗せて往復します。ところが雨上がりのある日、バギーから降りたがります。そっと抱き下ろすと道端の水たまりをめがけて行き、ジャバジャバ。まだ春始め、暑い日ではありませんでした。

 ココさんが我が家にやって来たのはそんなモモさんが逝って4日目でした。9ヶ月までずっとペットショップにいたココさんです。ココさんは雨の中でも散歩するかなと気がかりでした。やって来てすぐに大雨の朝がありました。ハーネスをつけて玄関を開けるとその雨の中を喜んで歩き始めます。雨に怖じることがありません。雨を嫌がることもありません。足の裏が濡れるのを厭う犬たちだっていますが、ココさんもモモさん同様濡れたって平気です。

 一昨日の晩から昨日の朝まで雨が降りました。いつものお散歩時間、雨が小降りです。傘もささずにお散歩です。アスファルトにはところどころ水たまりができていました。するとココさん、水たまりに自分から入って行きます。 昨日の朝は少し寒いくらいでした。小さな水たまりですが水を匂いながら歩くココさんです。私が教えたわけではありません。

 帰り道、ふと思います。モモさんがココさんに「水たまりに入ってごらん。気持ちいいから。」って囁いたのかもしれないなあ。

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モモさんのバンダナをココさんにあげました。

2017年08月27日 | もも

晴、24度、86%

 北海道にパグの「しょうちゃん」というお友達がいます。しょうちゃんのお母さんが一昨年モモにバンダナをくださいました。モモの写真から取ったモモの似顔絵がアップリケされたバンダナです。モモさんの服もこうしたアクセサリーもほとんど頂きものです。早速首につけてみましたが、見かけより首の周りのタフタフのお肉が多いモモさんはマジックテープがパンパンでした。 着せる時暴れることはありませんが、服を着せられたり被りものをされるのはお気に召しません。声も立てずに一人で脱ごうとします。

 このアップリケをじっと見ていると、目の具合、お顔の黒さがモモさんよりココさんに似ています。暴れるのを覚悟でココさんにバンダナをつけてみました。モモさんに比べればまだまだ細い首です。サイズはピッタリ、やはり暴れましたが写真を撮る時だけは、 このようにピタッとポーズを決めてくれました。モモさんはなかなかカメラを見ようとはしませんでした。ココさん、常にカメラ目線です。もちろん「可愛いわよ。似合ってるよ。」と言い続けます。撮影後、ココさん床をのたうち回ってバンダナを外しました。

 モモさんの物でココさんにあげれない思い出深いものもあります。女の子ですからモモさんなら着こなせる茶色では可哀想、やはり赤やピンクが可愛く思います。

 しょうちゃんのお母さん、バンダナをココさんにあげますね。久しぶりに涼しい朝を迎えました。ココさんバンダナ姿でお散歩にお出かけです。

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爪の異常

2017年08月20日 | もも

晴、26度、83%

 左手の親指と人差し指と中指の3本の爪に深い溝のようなものがあるのに気づいたのはふた月前のことでした。溝というか段差のような感じで爪の根っこの方にありました。気にはなりますが、体調も悪くはありません。

 2ヶ月の間に爪も伸びました。今では爪先の方にその溝が移ってきています。爪は健康のバロメーターといわれるそうです。色は普通のピンク色、付け根の白い半月もあります。この溝だけが私の異常です。溝が爪先の方に移ってきて以来、シールをはがそうとすると爪が反り返るような感覚があります。溝より先の部分の爪が薄いようです。溝より下、つまり後から出来てきた爪はいつものように厚い爪です。

 伸びてしまえばこの溝も消えるだろうと放っておきました。先日、新聞の片隅に爪がすっかり新しくなるのは半年かかると書かれていました。そこで、爪が一日にどのくらい伸びるか調べます。この溝ができたのは、計算すれば4ヶ月ほど前のことです。ちょうどモモさんが病気で苦しんでいた時期にあたります。ひと月半の闘病で亡くなりました。

 初めての国に来て、初めての家での生活に馴染み始めた途端に逝きました。最後の数週間、毎日お薬を飲みます。食べ物の好みも変わります。朝喜んで食べたものも午後には見向きもしませんでした。モモさんの好きなものをあれこれと用意して次々に食べさせました。前立腺が大きく膨らんで、尿も便も出ない状態でした。今考えてもよくあんな状態で生き長らえてくれたものだと思います。食べることが生きるためには一番と思う私はあの数週間モモさんのご飯の支度だけで頭がいっぱいでした。

 幾度かもうダメかという時がありました。夕日を見せたくて外に連れ出します。途中で気づけばモモさんのお肉を火にかけたまま出かけていました。ガスが自動的に消えてくれなければ危うく火事になるところでした。余程ぼーっとしていたに違いありません。夜中苦しむモモさんの傍で一晩中起きていることもありました。私自身のことなど省みませんでした。

 この3本の爪の溝は、あの当時の私の栄養状態を語っています。食べてはいても充分ではなかったのでしょう。あとひと月もすれば、この溝は消えてします。モモさんと一緒に暮らしたことの証の溝です。おかげさまで私自身、身体の異常はありません。爪を見ながら思います。爪の溝なんてモモさんを亡くしたことに比べれば、大したことではありません。爪の溝がなくなる日が来るのを悲しく感じます。

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白蘭のアロマキャンドル

2017年08月19日 | もも

晴、26度、82%

 香港に「白蘭」と呼ばれる高い木があります。3メートルほどの大木です。この大きな木には初夏から晩秋にかけて、白い小さな花が咲きます。細い筒状の蕾をつけて、日が昇るに従いその花を咲かせます。 高い木ですから、花姿を見ることは滅多にありません。「白蘭」の木の下を通ると、清々しい香りがします。その高い木を見上げても花は葉陰に隠れています。花を見ることなく下を通り過ぎてしまいます。早朝のまだ咲き切らぬ前の蕾をとって、その蕾だけを売る人もいます。香港のセントラル、蕾を3つ小さな袋に入れて売っているおじいさんをよく見かけました。いい香りです。買った人は耳に挟んだり、部屋に置いてその香りを楽しみます。

 主人が香港から持ち帰るモモさんへのお土産は、この「白蘭」のアロマキャンドルです。帰ったその晩から家じゅうに甘い香りが立ち込めます。 THE CANDLE COMPANY HONG KONG のものです。アロマキャンドルは実際の「白蘭」の香りよりきつく感じますが、懐かしい香港の花の香りです。亜熱帯には温帯の日本よりにおいのある花が多いと思います。私たちが住んでいたあたりには3本の「白蘭」の木がありました。

 1本はモスクの敷地内、ここまでくるとヒルサイドエスカレーターも人が少なくなります。セントラルよりも涼しいなと肌が感じます。エスカレーターの透明な屋根には夏中この「白蘭」の花びらが落ちています。

 もう1本はコンダットロードの始まりのオーバーフロー脇にあります。高い木の周りには階段がありこの花の香りを感じながら歩きます。この階段のおかげで私は花姿を知ることができました。早朝の固い蕾をとっておくと昼過ぎには花開きます。

 もう1本は、この階段を下りきった香港動物園の入り口にあります。一番高い木です。花姿を想像しながら高い木を見上げます。そしてこの根元はモモさんのおしっこの定位置でした。

 3本の木は全部モモさんのお散歩のコースにあります。モモさんはよくお花をにおいました。この花も手にとってにおわせたことがあります。モモさんにとっても懐かしい花の香りに違いありません。主人は今回、「白蘭」の小さなティーライトのキャンドルも買ってきてくれました。キャンドルスタンドで灯します。 

 主人が香港に戻りました。帰った後もキャンドルに火を入れます。きっと主人は、「白蘭」の花や木を知らないと思います。しかも、我が家のすぐそばにあったことなどご存知ないはずです。花や木の名前を教えてもからきし覚えてくれません。お勧めのキャンドルを買ってきてくれたようです。モモさんも私も懐かしさに浸っています。

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モモさん 初盆

2017年08月14日 | もも

曇、27度、75%

 今年はモモさんの初盆です。小さなお提灯を作ってもらいました。モモさんの写真を入れてもらいました。痛みがあった最後の頃、時折見せてくれた笑顔です。この笑顔にどれほど励まされ生活を共にして来たかと感じます。

 昼前に主人と息子で玄関先に場所を作ってくれました。暗くなって、灯を入れました。 このお提灯が届いた日、箱を開けお提灯を取り出した時です。いつも心にあるモモさんのこの笑顔を見た途端、声を出して泣いてしまいました。「本当にモモさんがいなくなったんだ。」と感じます。

 お盆でなくとも、この家の私の身近にはモモさんをいつも感じます。まだ3ヶ月と半分、夢には出て来てくれません。たった3ヶ月過ごしたこの家ですが、家のここかしこにモモさんの姿を見つけます。やっと香港時代のモモさんの写真も紐解くことができるようになりました。心の重さも形を変えて来始めています。

 主人が「遠くからお提灯を見てごらん。」と言って撮った写真、 この写真はまるで私の心の中です。いつまでもモモさんがポツンと明かりを灯してくれています。ずっと一緒です。

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