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チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

冬の白のアウター

2024年01月30日 | 身の回りのもの

晴、4度、80%

 この冬、コートやジャケットに白い色のものを着ている人を多く見かけます。観光で福岡に来ている韓国人や中国人の方たちも白いジャケットを着ています。冬の白は街を明るくしてくれます。

 昭和の時代、大人も子供も冬に着ていたコートやジャケットは暗い色のものが多かった記憶があります。福岡の街は日本海に面しているので冬はどんよりと曇っています。その寒くて曇った街に動く人たちも暗い色のものを羽織っていました。子供心にその暗さが嫌いでした。そして寒さを強く感じました。

 私は白いジャケットを冬によく着ます。ズボンもスカートも白で白尽くしの服装もします。寒さに応じてジャケットも様々。 ウール地のこのジャケットはフラットカラーが取り外しできるタイプです。うんと寒くなるとモコモコのダウンです。 モコモコダウンは最強に暖かです。長いコートの白いダウンはこの冬はガウン代わりにお風呂上がりパジャマの上に来ています。家の中でもフードを被っていることもあります。今日明日は気温が上がるそうです。そんな時は、 帰国してすぐに編んだ毛糸のジャケットです。

 白と言っても私が選ぶ白は「ミルク色」と言ったほうがいいかもしれません。温かみのある白です。街に白い服の人が多くなり、冬の福岡が明るくなった気がします。夏の白は潔さを感じます。冬の白は溶け込むような暖かさです。白、特に「ミルク色」私の好きな色です。

 


蓋のついた入れ物

2024年01月25日 | 身の回りのもの

晴、4度、66%

 蓋のついた入れ物、「中に何が入ってるかな?」と蓋を取るときが好きです。といっても、中にものを入れるのも私、蓋を取るのも私。それでも「何だろう?」と心で思って蓋をとります。

 小さな蓋のついた入れ物には小さなものを入れます。食べものだったらなお嬉しい。 細い円筒の入れ物には胡麻の香るお菓子が入っていました。名前は「ほころび」、小さな粒を口に入れると顔がほころびます。美味しくて心もほころびます。蓋つきの入れ物に隠しました。「振り出し」のように振ってコロコロと花が描かれた入れ物に入れ、蓋をしておきます。 しばらくして、「何だろう?」と思いながら蓋を取って、口に入れます。一人遊びです。7センチにも満たない小さな入れ物です。

 入れ物が可愛いと気分が上がりますが、無骨な小壺も蓋を取る時は心がウキウキ。 「小鹿田焼」によく見られる「うるか壺」とも呼ばれる小壷です。私が小さい時からこの家にありました。母は小倉屋の「えびすめ」を入れていました。そして、「これは子供の食べるものじゃないのよ。」と蓋をしました。そう言われると食べたくなるものです。こっそり一枚二枚と食べました。こっそり食べたお味は最高!この歳になっても好物です。でも私は、梅干しを入れてます。 蓋を取ってつまみ食い。「昔のように真っ赤な梅干しなら、もっと可愛かったのに」と不満です。それでも蓋のつまみに指が行く時ワクワクします。

 蓋をすると中が見えない、「何だろう?」と思うと心が小躍りし始めます。心が小さく飛び跳ねています。小さな入れ物に小さなものを入れて、小さな喜びをもらいます。


透明なガラスそのフォルム

2024年01月21日 | 身の回りのもの

雨、10度、95%

 ガラス物はカットされていても絵付けが施されていても焼き物とは違った質感があります。中でも透明なガラス物が好きです。中のものが見える、曇りを許さないところが好きです。毎日何らかの形でこうした透明ガラスの品を使います。使い終わったら、洗って透かして汚れが残っていないかチェック。

 

  かなり大きなミルクマグはこの半年毎日使っています。主人の実家の整理の時、箱にしまわれていたものを一目見て「好き!」と思い持ち帰りました。以来毎日です。スッとした立ち上がり、持ち手の形、大きさが私を飽きさせません。倒産した「たち吉」のアダム&イブの品です。

  細い細い「グラッパ」用のグラスで白ワインを楽しんだのは夏の間です。「グラッパ」グラスの形は柔らかさを感じます。赤ワインも時にこのグラスで、飲み口が広がった形は香りを鼻先に感じます。

  底近くに粒状の飾りを持った小さなグラスは「テレジアンタール」の品です。薄く硬質に出来たガラス、クリスタルです。「テレジアンタール」のクリスタルは淡く色の入ったものもあります。足があるワイングラスは割ってしまいました。香港時代に求めて30年にはなるでしょう。

  私が小さい頃からある耐熱ガラスの丸いカップ、母がこれを持ち帰った日のことを覚えています。ドイツの「イエナグラス」耐熱ガラスの老舗です。この丸みが好きで残しました。

  パイレックスの「プリン型」、「プリン型」はいろいろ持っていますがこの形と「パイレックス」と彫られた文字が好もしく家に持ち帰りました。プリンを作るより、小鉢の代わりに使います。ひじきの煮物、お漬物、はてはワインまで、幅広く受け止めてくれます。上質なクリスタルではありません。耐熱のガラスです。

  このティーポットとも付き合いが長くなりました。茶漉し付き、中国の「工夫茶」を入れると中で花が咲くのが見られます。紅茶に使うことが多く、染まって来ています。残念なことに直火にはかけることができません。透明なガラスの中でぼこぼこと泡をあげる湯の沸騰を見てみたいのですが。

 小さなガラスのドームは食卓でバターを入れたり薬味を入れたりします。この冬は、 蘭の根出しに使っています。水苔の乾燥防止、保温です。 元気に冬を越してくれますように。

 大きめのガラスのドームは2つあります。大きい方は波打ってスッキリした透明ではありません。小さい方はケーキの残りを入れておきます。「まだあるわ!」今日のおやつの楽しみです。

 透明ガラスの好きは質感、形にも左右されます。丸みがいい、いや直線的なこの持ち手がいい、「ピーン」という音がいい、さまざまです。毎日毎日使う透明ガラスたちです。


染め付けの器と赤い塗り物

2024年01月13日 | 身の回りのもの

晴、7度、59%

 洗い終わった食器を仕舞う前、無造作に重ねているとフッと目を引く組み合わせがあります。シルバーの小さなスプーンと透明なガラスのこともあります。昨日は染め付けのお皿と塗りのスプーンでチャーハンを食べました。何気に重ねたその二つがとてもいい感じに思いました。そう気づくと、染め付けの器と赤い塗りのものをよく取り合わせています。

  お醤油差しとシミをつけないように小皿。重い赤い色のぷっくりした醤油差しに強い青い染め付け小皿がいい塩梅です。

  ご飯茶碗とお汁椀。このご飯茶碗は結婚当初から使っている物です。唐草のような模様が好きですが、かなり小ぶりなのが難点。長年使った浄法寺のお椀はツヤツヤです。

  朝の定番、ヨーグルトを食べる時の組み合わせ。夏には透明ガラスの器にシルバーのスプーンに変わります。

 食卓を整える、料理をしながらどの器に盛ろうかと考えます。たくさん持っているわけではありませんが食器棚を開けて取り合わせを考えるのは楽しみの一つです。

 まだ寒さが続きます。染め付けの器と赤い塗りの物を食卓に並べます。

 


新しい車を連れて来ました。

2024年01月11日 | 身の回りのもの

晴、7度、70%

 昨日は寒い雨の降る中、13年乗った車を手放し新しい車を連れて帰って来ました。実は昨年末には新しい車を購入済みでした。でも孫を2シーターの車に乗せてやりたいと思いました。乗る機会が少ない2シーターです。少しでも記憶に残って欲しいと思います。

 この10年、車は進歩を続けています。昨日乗り換えた車の計器類は今までの車とは大違いです。自動制御、ブルートゥース搭載、喋る言葉でも反応します。ギヤレバーはなく指先でギヤチェンジです。ワイパー、灯火は自動と私には初めてのことばかり。 緊張して新しい車と向き合いました。カーナビが当たり前に搭載されている日本です。7年前香港から連れて来た古い車には後付けでカーナビをつけました。今度の車は大きな画面、検索も話しかけるだけで作動します。 後退時のバックカメラ付きも初めてです。全てに置いて便利にできていますが、慣れるまで時間がかかるかもしれません。Rにシフトを変えると今までの癖で後ろを振り返っています。電気自動車ではありません。

 購入時、幾度か乗りました。車幅、車長、車高、全て一番小さなサイズの車です。 今までの車は前方が長く、新しい車はドライバーシートより後部が長く、車両感覚を掴むのが今の課題です。地面スレスレ、細身の車に20年以上乗っていた癖は抜けません。

 走行中の安定感があります。ステアリングもブレーキやアクセルもとても軽い。5シートですが小ぶりな車を欲しかったのでハッチバックです。実はハッチバク嫌いです。 仕方ないと諦めています。前面の顔も小さな私が乗るには、いかめしい。白の色が優しい白なのだけが取り柄です。

 今年67歳になります。10年先には免許はすでに返上していると思います。家族が増えて2シーターでは無理になりました。一つ自慢したいのが車のナンバーです。私を個人的にご存知の方たちなら、笑って「真奈さん、やったね!」と言ってくださるに違いありません。物騒な世の中、お披露目できないのが残念です。主人、息子も「その番号!」と驚いていました。緊張と車に乗る楽しさが入り混じった日が続くと思います。主人がもらってくれたお守り、息子からのたくさんのアドバイス、家族を乗せる日が楽しみです。


今日この車と別れます。

2024年01月10日 | 身の回りのもの

雨、9度、68%

 運転は下手なのに車が好きです。父譲りかもしれません。自分が乗った車に愛着が湧きます。車と別れる時は涙が出ます。今日13年近く乗った車と別れます。 

 車を選ぶのも購入するのも様々な手続きをするのも、私の車は自分でします。香港で求めたこの車はすでに9年目の車でした。在香港がその先長くないだろうとこの車に決めました。この前の車もツーシターのオープンカーでした。パッセンジャーシートに座るのはモモでした。車をオープンにしてモモはいつも私しか見ていませんでした。7年前私だけの帰国が決まりました。この車を連れて帰ることにしました。全ての入管手続きは私の仕事でした。

 私とモモがこの家に着いてから半月後、横浜港を経てこの車が着きました。コンテナに一台だけ入って送られて来ました。それから7年、古くなり部品も国内では少なくなり、今ではオープンにすることもできません。 

 狭い香港をこの車で走りました。香港島の南の道を南シナ海の夕陽を見ながら走るのは一番の楽しみでした。帰国前、一足先に船に乗せるこの車で幾度か香港中を回りました。深圳の境まで走らせても3時間足らずで家に帰れます。 

 帰国後、モモを乗せて病院に通いました。モモにとっては2代目の車でした。ココはこの車が初めての車です。初めは大暴れだったココも今ではパッセンジャーシートで大人しく座っています。

 この車にはたくさんの思い出が詰まっています。ふた月前、夜明け前の道を義母の危篤の知らせで息が止まるような思いで走らせたのもこの車です。一緒にいてくれました。 香港でのナンバープレートは残しておきます。

 今日この車と別れます。ありがとう。


洗い桶

2023年12月21日 | 身の回りのもの

雪、3度、70%

 台所の洗い物で水を流しながら洗うのは水が勿体ないと感じます。「水ケチ」と自称しています。香港で一番長く住んだフラットでは2槽式のシンクでした。水を止める弁もついていました。小さい方は常に洗い物専用でした。この家の改築で新しく流しを探す時、2槽式か大きなシンクがいいか悩みました。大きなシンクの空間が好もしく思えました。そこで、洗い桶を使うことにしました。

  実際に探し回るよりネットの方が品数が圧倒的に多いのですがサイズ感覚が不安です。漂白に使うこともありますので金属製ではなくプラスチックを探しました。姿、形、色が気に入ったのは現在も使い続けている品でした。しかも真ん中に水を流す弁がついています。手で捻るだけで、桶を傾けることなく排水できます。7年間一度も不具合がありません。白い色は汚れが目立ちますから洗い物のついでにスポンジでひと洗い。一日幾度も使う「洗い桶」を久しぶりにまじまじと眺めました。綺麗な形です。刃物傷が少しありますが7年使ったとは思えません。

 「洗い桶」に限らず気に入った身近な品は、故障が来て使えなくなったらまた同じものをリピートします。最近同じ「洗い桶」を売っている店を見つけました。製造元が作り続けてくれることを願います。改めて毎日使う物の大事さを感じます。


台所スポンジ

2023年12月07日 | 身の回りのもの

晴、13度、68%

 主人の実家の整理をしていた時、買い置かれた封が切られていない洗剤、調味料、日用品は持ち帰りました。小さなことですが、勿体ないと思います。毎月、月初の日に台所スポンジを新しくします。帰国してすぐは、売られているスポンジのどれが私のニーズに合うのか色々買って試した結果、「スコッチブライト」の品を使っています。香港ではサイズがやや小ぶりな同じ製品を使っていました。

 この月初、主人の実家から持ち帰ったものの中にスポンジがあるのを思い出しました。数個入った商品名がはっきりしないものです。袋の裏を見ると販売会社の名前は記載されていませんが、輸入会社が「双日」と書かれています。「双日」以前の「日商岩井」です。悪くないかも?と思い月初に下ろしました。スポンジ部分と焦げなどを落とすスチールウールの二面あるタイプです。

 一日最低でも3回は使用します。鍋釜を洗うのも家族の人数の割には多い方だと思います。昨日の夕方のスポンジ、 磨きに使う部分がすでにボロボロです。磨く力がなくなったと感じたのは使い始めて三日目でした。同じ頃スポンジ部分も硬さを覚えました。使った数日、洗い物が多かったわけではありません。「スコッチブライト」がこのような状態になるのは毎月月末近くです。「双日」が輸入元と信頼した私が間違いでした。

 台所スポンジは使用頻度が高いので、思うような仕事をしてくれないとストレスが溜まります。このすぐへ垂れるスポンジ7個ほど残っています。今日はまた新しいのを下ろします。使い物にならないスポンジは車のホイール磨きやゴミ用のバケツを洗うのに再利用します。この5個パックのスポンジのお値段は分かりませんが、使用に耐えられるモノづくりは大事だと思います。景品でもらうスポンジには初めから期待しません。がっかりした台所スポンジ、このペースで行くと今月中に使い切れそうです。


手袋

2023年11月14日 | 身の回りのもの

晴、7度、71%

 昨日は全国的に気温がぐっと下がったと聞きます。福岡では風もあり寒い一日でした。今朝もまた昨日より一段と冷え込んでいます。天気予報で防寒具、暖房器具の用意を呼びかけているので日曜日にはストーブも出して来ました。半袖のものは全て片付け、厚手の下着も出しました。冬は身に付ける物が多くなり、着替えに時間がかかります。そして出来上がった私はコロリと着膨れしています。

 もちろん手袋も出して来ました。実は手袋はこの2週間すでに使っていました。朝走る時、指先が冷たく感じます。風がある日は特にかじかみます。薄手のフリースの手袋でこの時期はまだ十分です。 「ミトン」タイプの手袋がいくつもあります。小さなフリースの黒い「ミトン」をモモの散歩用に買いました。5本指の手袋より着脱がしやすく感じます。走る時、ココの散歩時には「ミトン」をはめます。寒さによって厚さの違うものを用意しています。真冬には山用のパッド入りのものをつけて走ります。毛糸のものも裏地に発熱作用のある布が使われていて、暖かです。それでも福岡の冬の北風が冷たく感じます。ヤギの毛のついたもの、ムートンの「ミント」は外出用です。ヤギの毛のついたものは手のひらは毛糸で編まれています。暖かそうですがちっとも暖かくない「ミトン」です。

 帰国する前は手袋を使う機会は、日本に冬帰国する時、主人の出張について中国の北に旅するときに限られていました。その頃は、全部5本指の皮の手袋でした。数だけは持っていましたが、「ミトン」を使うことの方が多く、一番好きな四つだけを残しました。右端の橙色の手首にファーがついているのは、私が母に贈ったものです。中にはカシミアのライナーがついていて温かですが、母はファーが嫌いで使っていませんでした。外ステッチのデザインも私の好みです。自分用に残しました。5本指の右端にいらっしゃる方は、自主参加です。5本指の手袋を撮ろうとするとベットに駆け上り横になりました。この方が一番温かな私の暖房器具です。寒くなると一晩中、お布団の中で一緒です。

 今朝はまた一段と冷え込んでいます。今日はフリースではなく厚手の毛糸の「ミトン」で走ります。

 


秋のルームシューズ

2023年11月09日 | 身の回りのもの

曇、15度、72%

 夏の間は素足で家で過ごします。ラグは外されて板の間をペタペタと気持ち良い。足元が心許なくなるとまず、ラグを敷きます。それでも足が冷えると感じるとソックスを履きます。我が家は古い日本家屋、しかも床暖房はありません。冬にはムートンのモコモコルームシューズが出て来ます。先日、香港から帰宅していた主人は寒さを強く感じるので、ムートンのルームシューズを履いていました。でもムートンでは時期が早すぎます。

 「ルームシューズ」もしくは「スリッパ」は「これ!」と思うものに出会えません。季節にふさわしく滑らずに私の好みに合うものを探します。お客用のスリッパは通年同じものです。当たり障りのない布地の2サイズで4足揃えています。帰国して7年、冬のムートンの私のルームシューズは2足履き潰しました。ルームシューズは消耗品です。値の張るものは困ります。

 主人が香港に戻った翌日、買い物先で「これ!」と思えるルームシューズを見つけました。お店に飾ったあった3色のうち私の目を引いたのはグリーンのものです。 グリーンとグレーの色合いが好みです。赤とくすんだ黄色と一緒に並んでいました。粗めの織物の生地で出来ています。重すぎず、柔らかな肌触りです。2サイズあります。グリーンだけで大小もらおうかと思いましたが、玄関に赤い色があると心温まるような気がして、私の分は赤にしました。

 ムートンのルームシューズは本格的な寒さには強い味方です。ムートンですから通年使えますが、大事に履きたいと思います。帰宅して、玄関を開けると絨毯の上に赤いるムーシューズが並んでいます。「赤を選んでよかった。」ホッとする眺めです。グリーンの方は主人の帰宅を下駄箱で待っています。