チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

葉月ついたち

2024年08月01日 05時13分46秒 | 日々のこと

晴、29度、88%

 葉月が明けました。一日に幾度「暑い」と言ってるのかしら?一向に暑さが収まりません。昨日主人が香港に戻りました。そしてもう直ぐ孫たち一家がやって来ます。主人が帰宅して孫が一人で東京に戻るまでちょうどひと月、この家は日常ではなくなります。主人がいると台所に立ってばかりです。朝、庭の植物に水を遣る時間が一番自分らしい時間です。

 今月の「コーヒーテーブルブック」はアメリカ西海岸バークレーでオーガニックの食べ物を拡げた「アリスウォーター」の2冊です。 1990年代からの活動で「シェ・パニース」というレストランも運営しています。ファーストフードのアメリカに一石を投じた「アリスウォーター」の本が5年ほど前に翻訳されていました。本の中には1990年終わり頃のアメリカの雑誌の切り抜きが入っています。 今年80歳になるアリスは現役で仕事をしているそうです。オーガニックの「水菜」をサラダでとアメリカに紹介したのは彼女です。この本をめくっていると今の時代の流れの速さに気付きます。次から次に新しい食材、食べ方が出て来ます。こんな本一つからも時代の潮流に気付かされます。

 先月から床の間には「小村雪岱」の版画の額がかかったままです。 貝殻を磯辺で拾う和服の女性、私はこの版画に飽きません。この暑苦しい空気をシャッキリさせるために、切り落とした月桂樹の枝を飾りました。まっすぐまっすぐ上に伸びる月桂樹は姿も香りも心を整えてくれるようです。

 「モモのカレンダー」はミーをくわえたモモ、9歳です。主人の私へのフィンランド土産のミーをこうしてガシガシとかみました。髪の毛の毛糸はボロボロになります。モモは亡くなるまでぬいぐるみと遊ぶことが多かった、ココはすでにぬいぐるみに全く興味を示しません。毎月カレンダー用の写真を選びます。モモへの懐かしさ、香港の懐かしさ、たくさんの写真を繰りながらのこの時間が好きです。

 さあ、もう直ぐ孫たちがやって来ます。一挙に人口密度が高くなるこの家です。しかも居間にみんな集まり、ゴロゴロ。もちろんココも一緒です。居間のテーブルにクロスをかけるのを今月もやめました。テーブルの上には孫の本や色鉛筆、さまざまなものが出し散らかされます。暑いが上にもクロスをかけると暑さが増すようです。木肌のままなら汚れも直ぐに拭き取れます。そうそう、孫たちが来て一番変化があるのが冷蔵庫です。普段はない食べ物、飲み物で満杯。やって来る前なのに大きなため息です。

 「暑さ慣れ」ではなく「暑さ疲れ」を感じるのは私の年齢のせいです。

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ココ初めてのメロン

2024年07月31日 04時59分51秒 | ここ

晴、29度、88%

 ココ、8歳、初めてメロンを食べました。私は緑の実の色のメロンが食べれません。喉のイガイガが出ます。頂戴してもいつもどなたかに貰ってもらいます。先日いただいたメロンはオレンジ色の実でした。これなら私も食べれます。ちょうど主人も香港から帰宅していました。早速、ココも交えてメロンを切りました。

 ココはベリーの類にはそっぽを向きます。いちごもブルーベリーも口をつけません。柑橘類はあげません。毎日、りんごを私の一緒に食べます。さて初めてのメロン、食べるかな? メロンの匂いだけで興味津々。目をまん丸に食い付きました。美味しかったのでしょうね。次の一切れを真剣に待っています。 「よかったね、ココ。また好物が増えたね。」

 いただいたメロン、 大きな大きなメロンです。箱から出すのに主人と二人がかりでした。今日もメロンの一日です。ココ、初めてのメロンでした。

 

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「パグ」との出会い

2024年07月30日 05時07分56秒 | パグ

晴、29度、87%

 古い写真の箱を整理していたら、雑誌の切り抜きが出てきました。 4つ折にされた小さな紙切れです。この小さな紙切れを手帳に挟んで持ち歩いていた時期があります。25年ほど前のことです。

 「ナショナルジオグラフィック」の記事で目に留まったのは小さな黒い犬です。記事の内容はフランスからイギリスにドーバー海峡を渡るこの犬には「生体チップ」が組み込まれていて、税関でチップを読み取る機械をかざすと、犬の情報がわかると書かれていました。やっとこの数年、日本でも推奨されている「生体チップ」です。

 「この犬なんていう種類かしら?」鼻はぺちゃんこ、目付きが悪くて、変なのに強く惹かれてしまいました。香港でも、日本に帰国している時でも「ペットショップ」に立ち寄っては「この犬、なんていう種類でしょう?」と尋ねました。みなさん首を傾げます。新宿のガードを潜ったところの小さな「ペットショップ」のおじさんが「パグかもしれないね?でも、違うかも」と教えてくれました。「パグ、パグ」と名前を記憶に留めました。今だったらこの写真を携帯にかざして、検索すればすぐにわかることです。「パグ」という名前に辿り着くまで数年時間を要しました。

 香港は今でこそ犬を飼うのが当たり前ですが、当時は「ペットショップ」はあるものの犬種も少ない時代でした。繁華街「トンローワン」の「ペットショップ」に「パグ」を見つけた時は心が昂りました。毎晩、仕事帰りにその店に行き「パグ」を眺めました。主人に「パグ」を飼いたいと言っても、「お母さんや父母に何かあった時、誰がその犬の世話をするの?」と反対されました。主人は犬好きですが、確かに理に叶っています。それから数年後パグの「モモ」を家に迎えるまでにはいろいろ経緯がありました。そして今ではパグの「ココ」がそばにいます。

 私の「パグ」との出会いはこの雑誌に載っていた小さな黒い「パグ」です。「パグ」の中でも変な顔つきの「パグ」です。

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ブルーベリーアイスクリーム

2024年07月29日 05時08分54秒 | 庭からの贈り物

晴、28度、84%

 庭のブルーベリーが今年はたくさん実をつけました。甘いものもあれば酸っぱいものもあります。早起きなスズメたちが私より先に食べます。ポロリと取れる実を少しづつ貯めました。香港から帰宅する主人に食べさせようと取り溜めました。 でも案の定、一粒も手をつけません。家族の者は何故か、庭になる実を食べません。いちじくもブルーベリーもビワも食べるのは私一人です。

 そこでブルーベリーをアイスクリームにしてみました。庭からの贈り物を家族にも届けたい思いです。少し硬めのアイスクリームになりました。スクープでガシガシと盛り付けました。ブルーベリーは潰しただけです。紫のグラスに盛りました。このグラスの名前は「ブルーベリー」です。蝉の鳴く中、主人と二人で庭のブルーベリーの恵みを食べました。

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卵のおいしさ

2024年07月28日 05時13分56秒 | 日々のこと

晴、30度、85%

 いつもの店でいつもの卵を買います。夏になると鶏の卵を産む量が減るのだそうで、卵売り場に並ぶ卵の量が減っています。いつもの店のいつもの卵は売り切れていました。そこで別の店で卵を買いました。同じ赤い卵、お値段もほとんど変わりません。

 毎朝、生卵を一つ食べます。お醤油をちょっぴり垂らします。いつもの卵でない卵は黄身の色が明るい黄色でした。お菓子を作る時、黄身の色が濃すぎると色具合が悪くなることがあります。日本の卵は黄身の色が濃いと思います。別のお店の卵をいつものように食べました。口に含んだ途端、微かに白身が匂います。黄身は色と同じで甘みの少ないサラッとした味でした。この違いはどこで生まれるのかな?飼料の違いだと言うのは明白です。そして私たちは卵の「どの部分」の「何」をうまいと感じているのだろう?と再び考えます。加熱して味をつけると旨さも変わります。毎日食べている卵に急に不思議をいっぱい見つけました。

 香港で生活している間、世界中の卵を食べました。世界各国から卵が輸入されます。地元香港の卵だけでは消費量に間に合わないからです。中国、アメリカ、フランス、オランダ、タイ、マレーシア、韓国、日本。中では日本の卵が一番値段が高く、美味しく安心して食べれると香港の人は言いました。私はお菓子作りにはタイの卵、主人の卵はほとんど日本の卵を買いました。香港に住み始めた頃のアメリカの卵は白身が青っぽく見えました。保存料を使っていると聞いたことがあります。水っぽい卵もありました。中国の卵で孵化寸前の卵もありました。たくさん食べたなぁ。

 日本の卵は安心ですが、私たちが美味しいと感じるのはどんな卵なんだろう?地卵やブランド卵ではなく普通の値段の普通の卵の話です。改めて、卵一つについて考え始めています。

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テフロンのフライパン

2024年07月27日 05時10分23秒 | 身の回りのもの

晴、29度、76%

 テフロン加工された鍋は使い捨てだと思っています。一生使える鍋ではなく、焦げ付き始めれば使い物になりません。7年前、帰国した折に新調したテフロンの「炒め鍋」で先日、餃子を焼いたら餃子の皮が鍋底に焦げ付きました。惨めな餃子でした。替え時はとっくに過ぎています。分かっていたのですが、ケチなので使い続けていました。 主人の一言「替えなさい。」で新しいテフロンのフライパンをネットで探しました。店に出向くよりはるかに多い商品数、同じ商品でも値段に差があり、選び甲斐があります。

 翌日、新しいテフロンのフライパン到着しました。古いのと同じ径32センチサイズです。ただし「炒め鍋」ではなく深さが低いフライパンタイプにしました。 早速、新しい物を使ってみました。テフロンってこんな感じだったんだと改めて使いやすさを発見します。忘れかけていた感覚です。つまり、かなり長いことテフロンが効かない「炒め鍋」を使っていたのだと反省。テフロンの鍋の寿命は知りません。私の使い方は荒い、しかも雑です。傷みが早いのに買い替えが遅い、長いこと不自由な思いをしました。

 一生物と思って揃えた鍋類よりはるかに安い値段です。今回は軽量タイプを選びました。煽って使うことはしませんが、腕の力も弱くなっています。早く買い替えるべきだったとつくづく感じています。

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プルメリア 

2024年07月26日 05時01分54秒 | 

晴、29度、79%

 「プルメリア」が咲きました。数年ぶりの開花です。「プルメリア」はハワイのレイの花として日本では知られていますが、東南アジアでもよく見る花です。香港では街路樹にところどころに咲いています。木が高いので花姿は見れません。落花して初めて「プルメリア」だと気付きます。夏の花です。南の国のの強い日差しの中咲く「プルメリア」は甘い香りを持ちます。

 アメリカの品種改良で花色がたくさん増えています。原種は白い花弁に花芯が黄色です。一重の柔らかな花びら、香港人は「ケイタンワ」と呼びます。「卵花」の意味です。亡くなったモモの好きな花でした。主人が朝の散歩で落ちている「プルメリア」を拾ってきます。主人の手のひらいっぱいの「プルメリア」を静かに匂うモモの姿が蘇ります。

 今年は花芽がたくさんつきました。喜んで開花を待ちました。ところが先日の大雨と強風で枝の一本が折れ、花芽も落ちてしまいました。気が沈みました。それでも花を咲かせてくれました。

 南方の植物「プルメリア」の冬越しは日本では基本屋内です。家に持ち込んでも落葉して裸木になります。春に葉が芽吹き始めるとその勢いに驚かされます。葉姿も美しい。

 辺りに漂うほどの香りではありません。花にそっと近づいて香りを胸に収めます。モモの姿を思い浮かべながら。

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レターオープナー(封筒切り)

2024年07月25日 05時09分42秒 | ステイショナリー

晴、29度、85%

 月末になると封状の郵便物が毎日たくさん届きます。紙を減らそうと言いながら、領収書の類は紙の方が安心します。毎月送ってくださる領収書、封筒ギリギリの大きさで、ハサミで封を切ると領収書まで切ってしまうことがありました。しかも最近の封筒は強力なノリ付きで端から端までピッタリと封がされています。

 封を開ける道具、鋏やペーパーナイフを使います。 ペーパーナイフは大きさにもよりますが使い道の多い小物です。上から二番目の龍の模様のペーパーナイフは小学の時から使っています。父が中国展で買ってくれたものです。一番上はパリの蚤の市で主人が買ってくれました。木製で鳥の絵が焼印されています。上から三番目は母の残してくれたペーパーナイフです。そして一番下の面白い形のものは「レターオープナー」封切りに特化したものです。大学に入ってすぐ、お茶の水の画材屋「レモン画翠」で書いました。時には普通に紙を切ります。

 どれも古いものです。木製のペーパーナイフは切れ味や切り口が雑、素朴なペーパーナイフです。中国製は金属です。数枚の紙も見事にスッパリ切ります。母の残してくれたペーパーナイフは1、2枚ならシャープな切れ味で切り口がきれいです。赤い「レターオープナー」はプラスティック、切り口のきれいさは抜群で挟み込みますから力も要りません。封を切るのがお仕事ですから一枚の紙を切るには一番の優れ物です。

 最近、指先に思うように力が入りません。封筒は反故になりますが、封の切り後がギザギザだと自分の雑さを見ているようで嫌な気分になります。日に日にこうした小物にお世話になることが増えました。私の机に母のペーパーナイフ、居間の引き戸のうちには家族みんなが使う鋏やノリを纏めて置いています。残りの3つはそこに仕舞っています。出番の少ない木製のペーパーナイフは主人と歩いたパリの思い出です。時折手に取って眺めます。

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ジャガイモの収穫

2024年07月24日 05時13分20秒 | 庭からの贈り物

晴、30度、85%

 春先に植えたジャガイモ、葉が枯れ始めました。収穫時です。ジャガイモは主人のために植えたので、主人の帰宅を待って掘り上げました。プランターに種芋「キタノアカリ」を2個植えました。ギュウギュウです。ジャガイモ作りは4回目、思うように順調に成長しない年もありました。今年の梅雨前に葉が変色し心配しましたが、土を触るとジャガイモの硬さが手に当たります。よしよし。

 暑いので主人を急かして掘り上げました。 土から覗くジャガイモを見るとワクワクし始めます。 今年の収穫はこれだけ。手間暇考えると買った方がいいのかもしれません。ただただ、自分が育てたという満足感だけです。

 小振なものだけを皮付きのまま「肉じゃが」にしました。 夫婦二人なのでこの量です。大きいジャガイモはサラダにでもしましょうか。「新ジャガだから、皮付きよ。」と私が言うと主人がキョトンとしています。掘り上げたばかりですから「新ジャガ」。庭からの贈り物、私が育てたジャガイモです。

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香港からライチがやってきた!

2024年07月23日 05時13分15秒 | お土産

晴、29度、87%

 今、日本では宮崎産の「ライチ」が話題です。一粒千円、粒の大きな「ライチ」です。贈り物に買ったことはありますが私は口にしたことがありません。香港生活30年間、夏に「ライチ」は大きな楽しみでした。香港の市場の大きなカゴに並ぶ「ライチ」はほとんどが中国深圳から入ってきた「ライチ」です。写真のように枝を束ねて売っています。私は主人の深圳への出張が待ち遠しかった。なぜなら帰ってくる時は手提げカゴいっぱいの「ライチ」2ポンド(5キロ)ほどを持って帰ってきてくれるからです。季節になると道端に「ライチ売り」が並びます。その「ライチ」をお風呂場で洗って必ず冷蔵庫で冷やして食べました。冷たい方が美味しい!主人も食べますが、私はその2ポンドの「ライチ」をほとんど1日で食べてしまいました。

 一昨日も香港から帰宅した主人のトランクを開ける側で、出てくる物を一つ一つ楽しみに受け取ります。「ライチ」を見るとどんなに少なくても大喜び、1キロもありませんが、一晩冷蔵庫に置いて翌朝食べました。瑞々しい果汁が溢れます。甘過ぎないこの果汁は夏の暑さに程よく体を潤してくれます。もちろんこのひと束、一度に全部私のお腹に収まりました。幸せです。

 私にとって夏の果物は「ライチ」です。お腹いっぱい、美味しい、嬉しい香港からの土産です。

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