宇宙人の独り言

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新たなるフォトンベルトか

2011年07月22日 | 日記
 2010年9月のNASAのフェルミガンマ線宇宙望遠鏡から得たデータをもとに科学者らは今、天の川銀河の中央が実に不思議な光で覆われていることに気づいた。その輝きの構造はいったいどんなものか。銀河の中心部から上下二方向に放射する広がりをもつ、一対の巨大なガンマ線の泡のペアが噴出しているのが発見された。それぞれのローブの最長距離は、およそ2万5000光年と推測される。そして、全体としての泡のペアはわずか数百万年ぐらいかけて形成されたものと予測されている。

 以上は、NASAのホームページから直接引用した情報です。・・・

 6月に出版された、『新たなるフォトンベルトか[NASA新発見]光の超巨大構造フェルミバブルの真実』(ヒカルランド刊)という本の序文は、このようにして始まります。
 著者はJ・C・ガブリエル(エハン・デラヴィ)さんです。

 以下は、「フェルミガンマ線宇宙望遠鏡」のウェブサイトに掲載された、この光の発見に至る声明が語られている部分です。

 宇宙にはエキゾチックで美しい現象が数多く含まれています。それらの現象の中には私たちがおよそ想像もつかないくらい大量のエネルギーを放射するものもあります。
 中性子星が融合してできる巨大なブラックホールもそのひとつですが、光の速度で移動する超高温ガスが流れる現象もあり、それらはエネルギー現象の中でもいちばん強いとされているガンマ線を強烈に放射しています。
 その輝きは、私たち人間の肉眼で見える星の光のタイプよりも何十億倍も強い光を放出しています。いったいどのようにしてそんな強い光を放つことができるのでしょうか?
 この現象が周囲の環境に及ぼす影響はどうでしょうか? このエネルギーの源を調査することによって、宇宙全体のあり方や動きを解明するための大きな手掛かりとなるにちがいありません。
 
 そしてガブリエルさんは次のように書いています。

 以上に示されているようないくつかの疑問点からすると、なにかとてつもなく莫大な現象のことを示しているのはたしかなようです。そしてこの声明の中でいちばん注目すべき表現は、「私たちがおよそ想像もつかないくらい大量のエネルギーを放出するもの」という箇所です。
この現象についてさまざまな仮説が生まれていますが、それらのいずれもがまだ理論的に証明不可能という点が、これまた驚きなのです。

 つまり、この惑星における宇宙開発の分野で世界トップをいき、宇宙のデータを収集しては分析するNASAが、それについてほとんど説明できずにいる。この銀河系の半分を覆うほど広大な範囲にわたるガンマ線の泡のペアを発見したというのに……。この事実はとても重大です。

 著者の豊富な情報力を駆使していま宇宙で起こっていることを解明しようとしている本書は、たいへん興味深いストーリーとなっています。
 ちなみに、3・11東日本大震災の発生がこの本の執筆中の最中だったようです。不思議なシンクロ二シティを感じるのは、著者のガブリエルさんだけでしょうか。

以上

[NASA新発見]新たなるフォトンベルトか 光の超巨大構造フェルミバブルの真実 (超☆わくわく)
愛知ソニア
ヒカルランド
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