宇宙人の独り言

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天皇とは、日本人とは何か

2010年08月11日 | 日記
 日本国憲法第1条には次のように書かれています。

 「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」


 天皇とは、日本人にとってどんな存在なのでしょうか。

 
 古代より伝承されたという山蔭神道の第79代宗家を継承し、その後、宗教法人山蔭神道
を愛知県に設立し、その管長であられる山蔭基央氏は、次のように書いています。

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 「いのち」と「もの」
 私が「いのち」という言葉について真剣に考えるようになったのは、昭和天皇が危篤に入
られたとき、「私は年内に逝くわけにはいかない。全員、努力せよ」とのお言葉を下された
ことからである。
 それはもちろん、年末年始の国民経済のことをお考えになってのことで、このいまわの際
の大御心に、私は号泣してお応え申し上げたのである。
 それは古風にいえば、現津神(あきつかみ)たる天皇の勅命であった。このとき、天皇は
「いのち」をモノとして見ておられたからこそ、もろき生命を大切に扱い、全力を注いで長
もちさせるよう命ぜられたのである。
 まさに、いのちとは肉体にこもるものであることをご存じのうえでの勅命であった。
 「いのち」とは「もの」の部類であるのだ。・・・

 ・・・
 このように見てくると、昭和天皇が侍医たちにあえて発せられたお言葉には、深い意味が
あったことがわかる。
 そこで山蔭神道は、いのちを幽界の生物として扱うことにし、そのいのちの働きを増大強
化するために、《いのち繋ぎの祈祷》を行うことにした。

 まず、二十四人の若き女性から生命を一年ずつ昭和天皇に献げてくださいとお願いした。
 彼女らは、その日から潔斎に入り、「天皇陛下、私のいのちをお使いください」と涙なが
らに祈ったのであった。
 もちろん、私は各個人の姓名を神前に献げて、「大神の思し召すままに、これらの女性た
ち(ひとびと)のいのちをお用いください」と祈った。それはもちろん、ここには記せない
ような古伝の神秘の祈りである。

 やがて、昭和六十四年一月七日の朝を迎えた。二十四日後のことである。
 若い女性の生命一年分を一日に消費しての御臨終であった。そのときの「毎日二時間ごと
の記録」がある。宮内庁の発表と干支五行の旺衰とは一致していた。
 二十四人の若き女性の生命だけではない。自衛隊員で昭和天皇と同じ血液型の青年二十幾
人から血液も秘儀のなかで献げられた。ここにおいて昭和天皇は、国民の生命と一心同体と
なられたのである。
 こうして私たちは限りなき光栄を拝受したのである。しかも私は、古伝祭祀を復原できた
ことをことのほかの光栄としている。
・・・
〔参考:山蔭基央著『神道の生き方』〕
――――――――――――――――――――――――――――――――


 
 皇太子から天皇になるためには、ある儀式を行わなければならない。天皇即位式である。
 最大の秘儀は「大嘗祭(だいじょうさい)」である。
 大嘗祭とは、新しい天皇が初めて行う「新嘗祭(にいなめさい)」のことで、その年に採れた新穀を天照大神とともに食す儀式である。
 今の天皇が皇太子のときの大嘗祭をまじかで見たある宮司さんがいる。

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 ちなみに、天皇というのはどういう存在なのかということをよく聞かれます。これは私自身の体験談なのですが、私がいちばんびっくりしたのは大嘗祭(だいじょうさい)のときです。天皇がご即位されていちばん最初の新嘗祭(にいなめさい)を、大嘗祭といいます。そのときに天皇がいわゆる大嘗宮のなかに入られて、天照大神に自らご飯を差し上げられて、そのご飯を天皇も召し上がる。そして天照大神と一つになる。それが本当に天皇になられるという儀式なんですね。いまでも行われているでしょう。
 
 いまの天皇の大嘗祭のときに私は衣紋者として宮家の方々はじめ儀式に出る方々のお衣装をお着けしたんですが、大嘗宮のなかにはもちろん入れないから、その入り口で待っているでしょう。そのときに、一つになられる前に入っていかれる天皇と、天照大神とご一体になって出てこられた天皇の違い、この威厳のすごさにみんなびっくりしました。天照大神と一つになるというのは本当だなと思いました。私だけが思ったのではなくて、そこに奉仕した人はみんなそう思ったのです。
〔参考:葉室頼昭著『神道 見えないものの力』〕
――――――――――――――――――――――――――――――

 と語っています。



 人類みな兄弟といいます。
 日本は天皇を本家とする一大家族国家なのでしょう。
 日本人は先祖をたどれば誰でも、どこかで天皇とぶつからなければ、自己は存在しなかったのです。


 

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