宇宙人の独り言

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エデンの神々

2012年08月12日 | 日記
『エデンの神々 陰謀論を超えた、神話・歴史のダークサイド』 明窓出版 ウィリアム・ブラムリー 著 南山 宏 訳


本書の「第1章 研究の発端」の冒頭は、次のように始まる。

――人類の戦争の起源について研究を始めた当初、未確認飛行物体、いわゆる″UFO″のことなどは、はるかに遠い埒外の問題だった。以前は空飛ぶ円盤に関する雑誌類がたくさん新聞雑誌スタンドに並んでいたものだが、そのほとんどは真剣な考慮に値するものだとは思ってもいなかった。また、UFO現象がたとえ地球外種族の存在を裏づける証拠になるとしても、それがそんなに重大な問題だとは思えなかった。戦争と人間の苦難という目の前の現実的な問題を解決することのほうが、″火星のリトル・グリーンメン″がときおり地球を訪れているかどうかと論じることなどより、はるかに重要な問題であるように思えたのだ。…… ―――

本書の著者ブラムリーは、その本職はプロの弁護士です。彼の社会的正義感から人類がいつまでもやめない愚かな戦争悪を糺そうと歴史研究を始めたところ、予想に反して行き着いた先が、著者自身それまでまったく信じてもいなかった″UFO″という結論でした。

″UFO″については、歴史上たびたび登場するテーマでもあります。西暦1世紀には、ローマの名高い政治家キケロがある夜のこと、不思議な″球体″が複数個見えたと記録に残しています。また、8・9世紀には、UFOがうるさく飛び回ったらしく、フランク王国のカール大帝が勅令を出して、大気をかき乱して嵐を巻き起こさぬよう厳しく命じなければならなかったそうです。そしてUFOは目撃されただけでなく、歴史を通じて信仰の対象にもされてきました。


本書のカバーに、著者への直撃インタビューが載っています。それにはこう書かれています。

Q.どうしてUFOの研究に首を突っ込むことになったのですか?

A.まったくの偶然からでした。私の本当の関心は、歴史と社会現象にあります。けれども、調べても調べてもキリがなさそうな戦争と人間の苦難の問題を探っているうちに、ドカンとぶつかったのがUFO現象だったのです。想定外にも、それがデンと立ちはだかっていたのです。

Q.なぜそう思うのですか?

A.UFO現象は何千年にもわたって、歴史の一部であり続けてきました。新規の現象でも何でもありません。ただ、新たにわかったのは、UFOが人間社会にどれほど深刻な影響を与えてきたかというとんでもない事実でした。人類が抱えている大きな問題を理解しようとすると、かならず″ミッシングリンク(欠けた鎖の輪)″としてUFOがしゃしゃり出てくるので、びっくりしましたよ。

Q.どんなふうに?

A.それは読んでのお楽しみです。

Q.ごもっとも。でも、UFOというのは、かなりのところまで否定されているのでは?

A.とんでもない。否定論者たちはUFOを、科学的には信じるにたりない現象のように見せようと懸命ですが、UFOに関する文献を、肯定否定を問わず研究すれば、誰でもたちまち発見できるはずです――地球外からの訪問という概念を裏づける、膨大な量の真に驚愕すべき証拠が存在しているということを。

Q.本書のテーマを調べ始めた段階では、まだUFO学者ではなかったということですか?

A.その通りです、だから、初めてUFOに出くわしたときには、この現象に多少なりとも意味があるのかどうかを見極めるために、きちんと研究しなければなりませんでした。意味があるとわかると、次は自分がいま調べている人間の諸問題に、UFOがどの程度まで関わりがあるのか追求しました。正直、認めなければなりませんが、その結果は心底驚くべきもので、ときには気も狂いそうになるほどでした。

Q.読者へは何とアドバイスしたいですか?

A.本書の内容をよく理解したければ、最初から最後まで読み通す必要があります。がんばって読んでいただければ、たっぷり楽しめる読み物ということは請け合いです。


とは言え、本書の主眼は、単にUFO現象の分析報告にあるのではないことに、読者は読んですぐに気がつきます。本書の第3章の中で、著者はこう述べています。

――(略)われわれ人類はどうやら、小さな銀河系の片隅の孤独な惑星上で、あくせく働かされている奴隷種族らしい。その昔、人類は実際に地球外文明の労働力だったし、現在も所有物であることに変わりはない。所有物を管理しつづけ、地球を牢獄に似たような施設として維持するため、異文明は人間同士の間に終わりのない対立抗争を醸成し、人間の精神的衰退を促進し、また、地球上に絶え間ない物質的困窮状態を作り出してきた。この状況は数千年にわたって存在してきたし、いまだに存在しつづけている。――

以上


エデンの神々―陰謀論を超えた、神話・歴史のダークサイド
南山 宏
明窓出版
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