「意識」とは何でしょうか。
人間の「意識」については、現在では色々なことが解明されています。
たとえば、私たちが起きているときの意識としての顕在意識があります。その奥には潜在意識があります。さらにその奥には超意識といわれるものがあります。その超意識は、スイスの精神科医・心理学者でもあったカール・グスタフ・ユングが唱えた「集合的無意識」に相当すると言われています。そして人類はみな一人一人が、「集合的無意識」を介して繫がっていると言うのです。超意識に繫がることができれば森羅万象のことが分かります。いわゆるアカシックレコードにアクセスできるわけです。
さらに人間の脳から発している脳波と意識の関係について言いますと、人間の脳からは脳波が出ていて30ヘルツ以上がガンマ波、14~30ヘルツまでがベータ波、8~14ヘルツまでがアルファ波、4~8ヘルツまでがシータ波、0・4~から4ヘルツまでがデルタ波と呼ばれています。ガンマ波やベータ波のレベルが顕在意識、アルファ波は潜在意識、シーター波やデルタ波は超意識にそれぞれ対応しています。脳波がアルファ波のときはリラックスしている状態で、精神が集中し能力がアップします。シータ波のときは、まどろみの状態、デルタ波になると深い睡眠状態です。
興味深いことに、覚醒状態でこのシータ波やデルタ波が出るようになると、インスピレーションを受けやすくなります。そして、様々な超能力が発現するようになります。例えば、「気」が出るようになります。その「気」で人を癒すこともできます。スプーンを曲げることもできます。その他にいろいろな超能力が発現するのです。ポイントは、覚醒状態でシータ波やデルタ波が出るようになることです。
ちなみに、感謝の念を持つと脳波は下がります。逆に、マイナス感情を抱くと脳波は上がり、争いや喧嘩をするときの脳波はガンマ波です。脳波は低いほど良いといえます。
意識の研究家にエハン・デラヴィという人がいます。その人の翻訳した著書に「パワーか、フォースか」があります。著者は、科学者で精神科医でもあるデヴィッド・ホーキング博士です。
エハンさんは次のように言っています。
・・・デヴィッド・ホーキング博士は、まず勇気の気持ちを持てば、進んで恐怖に立ち向かえることを発見し、現在の地球上のすべての人が、「人類はもはや長くは持ち堪えれない」という現実に向き合わなければならないと主張しています。
どんなに理想を持って、楽観的になっても、真実を隠すべきではありません。さまざまなデータによって、・・・大きな意識変革がなければ、とてもやっかいなことになると示されています。
ホーキング博士は意識レベルを0から1000の意識のスケールで表しているのですが、それによると200は勇気が生まれる臨界点だそうです。ちょっと勇気を持てば、今現在がそうでなくても物事が改善することを想像できるようになります。300のレベルになると、調和が生まれるようになって、物欲という亡霊を追いやることができます。400のレベルに達すると、環境を調整したり、何かを作ったり、コンピュータ・ネットワークを構築するといった知的で、合理的で、論理的、かつ鋭い能力が使えるようになります。
ホーキング博士の説では、地球上のすべての科学者の平均意識レベルは400から500の間に位置すると測定できます。
デカルトは430、ニュートンは450です。1000のレベルに達しているのは、キリスト、仏陀、クリシュナです。彼らは有無もいわせぬ偉大なる存在というわけです。
とはいえ、500でハート中心の意識レベルに達するので、それ以上であれば、実際に愛が理解できるはずです。600を超えると平和を体現できます。愛と平和の均衡状態のレベルに達してはじめて、悟りの境地というのがどういうものか分かるのです。
このレベル測定からすると、二つの現実があると私は考えます。499までのレベルでは脳が中心の左脳的な生き方となります。499を超えると、ハート中心的な生き方へと移行します。・・・
さらにエハンさんはこうも言っています。
仏陀のように1000の意識レベルの人は、圧倒的なパワーを持つ驚くべき存在です。というのも、意識レベルが一ポイント増すごとにパワーは10倍になるからです。ですから、世界にたった一人の仏陀が存在すれば、残りの人間が200以下のフォースの意識レベルだとしても、世界の調和を保つのには十分なのです。
内側から生まれるパワーがもたらす影響力がいかに強大かは、ガンジーが頭脳ではなく、彼の謙虚さと高い意識を使って、実際に変容をもたらしたことでもわかります。・・・
(以上)
ここで言うパワーというのは、内側から生まれる力、本当の力、真実の力のことです。内側から生まれるのがパワーです。内側の精神のパワーのことです。
他方、上からとか、外側から強引に押しつけるのは、フォースです。フォースはより物理的、物質的なもので、法律や規則、政府、お金、警察や軍隊、銃や核兵器といったものの中に存在します。お金の力はフォースです。これがパワーとフォースの違いです。
このように人間の目には見えないのでわかりにくいのですが、いかにマインド、ハートあるいは意識、精神の力が偉大であるか、よく分かります。このパワーはフォースの意識レベルである暴力に勝るのです。人類の集合的無意識を「平和」という一点に集約できれば、戦争でさえ止めることができると信じます。
(参考:エハン・デラヴィ、サティシュ・クマール共著「こわれかけたこの星にしてあげられること」徳間書店刊)
人間の「意識」については、現在では色々なことが解明されています。
たとえば、私たちが起きているときの意識としての顕在意識があります。その奥には潜在意識があります。さらにその奥には超意識といわれるものがあります。その超意識は、スイスの精神科医・心理学者でもあったカール・グスタフ・ユングが唱えた「集合的無意識」に相当すると言われています。そして人類はみな一人一人が、「集合的無意識」を介して繫がっていると言うのです。超意識に繫がることができれば森羅万象のことが分かります。いわゆるアカシックレコードにアクセスできるわけです。
さらに人間の脳から発している脳波と意識の関係について言いますと、人間の脳からは脳波が出ていて30ヘルツ以上がガンマ波、14~30ヘルツまでがベータ波、8~14ヘルツまでがアルファ波、4~8ヘルツまでがシータ波、0・4~から4ヘルツまでがデルタ波と呼ばれています。ガンマ波やベータ波のレベルが顕在意識、アルファ波は潜在意識、シーター波やデルタ波は超意識にそれぞれ対応しています。脳波がアルファ波のときはリラックスしている状態で、精神が集中し能力がアップします。シータ波のときは、まどろみの状態、デルタ波になると深い睡眠状態です。
興味深いことに、覚醒状態でこのシータ波やデルタ波が出るようになると、インスピレーションを受けやすくなります。そして、様々な超能力が発現するようになります。例えば、「気」が出るようになります。その「気」で人を癒すこともできます。スプーンを曲げることもできます。その他にいろいろな超能力が発現するのです。ポイントは、覚醒状態でシータ波やデルタ波が出るようになることです。
ちなみに、感謝の念を持つと脳波は下がります。逆に、マイナス感情を抱くと脳波は上がり、争いや喧嘩をするときの脳波はガンマ波です。脳波は低いほど良いといえます。
意識の研究家にエハン・デラヴィという人がいます。その人の翻訳した著書に「パワーか、フォースか」があります。著者は、科学者で精神科医でもあるデヴィッド・ホーキング博士です。
エハンさんは次のように言っています。
・・・デヴィッド・ホーキング博士は、まず勇気の気持ちを持てば、進んで恐怖に立ち向かえることを発見し、現在の地球上のすべての人が、「人類はもはや長くは持ち堪えれない」という現実に向き合わなければならないと主張しています。
どんなに理想を持って、楽観的になっても、真実を隠すべきではありません。さまざまなデータによって、・・・大きな意識変革がなければ、とてもやっかいなことになると示されています。
ホーキング博士は意識レベルを0から1000の意識のスケールで表しているのですが、それによると200は勇気が生まれる臨界点だそうです。ちょっと勇気を持てば、今現在がそうでなくても物事が改善することを想像できるようになります。300のレベルになると、調和が生まれるようになって、物欲という亡霊を追いやることができます。400のレベルに達すると、環境を調整したり、何かを作ったり、コンピュータ・ネットワークを構築するといった知的で、合理的で、論理的、かつ鋭い能力が使えるようになります。
ホーキング博士の説では、地球上のすべての科学者の平均意識レベルは400から500の間に位置すると測定できます。
デカルトは430、ニュートンは450です。1000のレベルに達しているのは、キリスト、仏陀、クリシュナです。彼らは有無もいわせぬ偉大なる存在というわけです。
とはいえ、500でハート中心の意識レベルに達するので、それ以上であれば、実際に愛が理解できるはずです。600を超えると平和を体現できます。愛と平和の均衡状態のレベルに達してはじめて、悟りの境地というのがどういうものか分かるのです。
このレベル測定からすると、二つの現実があると私は考えます。499までのレベルでは脳が中心の左脳的な生き方となります。499を超えると、ハート中心的な生き方へと移行します。・・・
さらにエハンさんはこうも言っています。
仏陀のように1000の意識レベルの人は、圧倒的なパワーを持つ驚くべき存在です。というのも、意識レベルが一ポイント増すごとにパワーは10倍になるからです。ですから、世界にたった一人の仏陀が存在すれば、残りの人間が200以下のフォースの意識レベルだとしても、世界の調和を保つのには十分なのです。
内側から生まれるパワーがもたらす影響力がいかに強大かは、ガンジーが頭脳ではなく、彼の謙虚さと高い意識を使って、実際に変容をもたらしたことでもわかります。・・・
(以上)
ここで言うパワーというのは、内側から生まれる力、本当の力、真実の力のことです。内側から生まれるのがパワーです。内側の精神のパワーのことです。
他方、上からとか、外側から強引に押しつけるのは、フォースです。フォースはより物理的、物質的なもので、法律や規則、政府、お金、警察や軍隊、銃や核兵器といったものの中に存在します。お金の力はフォースです。これがパワーとフォースの違いです。
このように人間の目には見えないのでわかりにくいのですが、いかにマインド、ハートあるいは意識、精神の力が偉大であるか、よく分かります。このパワーはフォースの意識レベルである暴力に勝るのです。人類の集合的無意識を「平和」という一点に集約できれば、戦争でさえ止めることができると信じます。
(参考:エハン・デラヴィ、サティシュ・クマール共著「こわれかけたこの星にしてあげられること」徳間書店刊)