TCCが2023年にリリースしたインディアンカップ(ヒンズーカップ)のセットです。TCCはこれまでいろいろなカップを出していますので、正直「そう来たか~」と思いました(笑)。
PVです。
TCCの商品HPを示します。
日本では、あまり扱っているお店が無いのですが、セオマジックさんが販売されています。
商品が届いて、箱を開けたとき、ちゃんと足(?)のところを保護するスポンジが入っており、そのことに気を良くしました。カップは木目が入ったきれいなカップで、アフリカンローズウッド(African rosewood)で作られています。コーティングがしっかりされているわけではないので、ピカピカというより、素朴な木の質感です。以前紹介したCollectors Workshopのヒンズーカップはチョップカップでしたが、こちらはノーマルカップ3つです。デザインもシンプルですが、きっちり個性を出していると思います。付属するウォンドも同じ素材でできています。短めで使い易いと思います。ニットボールは1インチのいたって普通のニットボールです。
サイズ情報をHPから引用します。
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マジックウォンド
直径:1.23cm(約0.5インチ)
長さ: 24.5 cm (約9.6インチ)
重量:23g
シングルカップ
直径: 7.55 cm (約2.97インチ)
高さ: 7.65cm(約3.01インチ)
重量: 50 g
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あくまで個人的な感想ですが、ヒンズーカップによっては、非常にきれいな模様が入っていたりして、使うとそれらを傷つけたりしてしまうかもしれないと実際に使うのをためらってしまうような商品もありますが、このカップは安っぽくなく、プロが使っても十分な質感・見栄えを保ちながら、しかし、高級すぎることのない、ガンガン使えそうな現場に適したカップだと思いました。
解説映像は約16分間あり、ヒンズーカップの基本的なムーブの解説のあと、PVにも使われている手順の解説をしています。中国語で解説をして、英語の字幕が下にでる映像なので、英語見ながらを動作を理解するのはちょっと大変かもしれません(笑)。しかし透明のヒンズーカップ(これも欲しくなってしまう(笑))を使って、映像で、これだけヒンズーカップの技法をきっちり説明しているコンテンツはなかなかないので、価値があるコンテンツだと思います。手順自体も無理のないきれいな手順だと思います。
今回の解説では、最後は、使っていたサイズと同じボールが3つ出てくるのがエンディングとなります。普段のカップで大きなボールや果物などを出現している方には少し弱いラスト現象に感じるかもしれませんが、そのあたりは、自身で工夫をされるのも良いかと思います。これまで紹介したヒンズーカップの記事で紹介した、解説書や解説動画など参考頂ければと思います。
普通に置いた状態でどの程度のボールが入るか確認してみたところ、真ん中に少し大きな赤いボールが映っているボールのサイズがマックスでした。厳密には少し浮くくらいで、マットで無いと目立ってしまうので使えないと思います。これが1-5/8インチです。あまり大きい感じがしませんよね(;^ω^)。一方、今回の解説ビデオでは写真のようにカップを上下に積むと中からボールが出てくるというシーケンスがあります。この形にした場合、なんとテニスボールサイズの2-5/8インチが入ります!どうやってばれずにこの形にロードするかはさておき、もしできるとちょっとインパクトありそうですね。
普段カップ&ボールをされている方が「今日はインドで行われているカップ&ボールをご紹介したいと思います。インドではこのようなカップを使い、一般的にはテーブルではなく地面に布などを敷いて行いますが今日はテーブルの上でやってみますね…」などと、このようなちょっと変わった形のカップを出すと観客は興味を持つと思いますし、ちょっと変わった雰囲気を演出できるのではないでしょうか(笑)。普段使いに適していると書きましたがもちろん飾ってもきれいだと思います。木製カップ好きの方、如何でしょう。
以前、紹介しました、木製カップと一緒に写真を撮って見ました。このTCCのカップが一番大きく、しっかりしてますね。インドではもともと何用のカップだったんでしょう…ちょっと普通のカップとして使うには安定感が無いですよね(笑)
みかめくらふとのヒンズーカップ
Collectors WorkshopのHINDU CUPS AND BALLS









