コレクターズ・ワークショップがリリースしたカップ&ボール用のカップです。何年にリリースされたか、正確な年を見つけることができませんでしたが、90年代後半から2000年頃ごろだと思います。もしご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示お願いします。
カップは真鍮製で、ショルダービードが1本のシンプルな形をしています。また、中が黒くコーティングされています。この時代でコーティングされていたのは珍しかったかもしれません。カップ1つの重さは約100gです。赤いニットボールと簡単な解説書が付いているというサイトを見たことがあるのですが、私がebayで購入したこのカップには解説書は付いていませんでした。しかも付属していたピンクのニットボールは1-1/8"で少し大きく、トップに乗せた状態でカップを完全にスタックできません。1"だとちょうど入るので、ボールを無くした出品者が適当にきれいなボールを付けたのでしょう(笑)。となると一緒に付いてたキャリーバッグも怪しいですが、きれいでゴージャスなバッグなのでこちらはあってるかも…と勝手に思ってます(笑)。
このカップは同じくCollectors' Workshopから発売された「Chuck Fayne's Instant Miracles」という商品の中にも入っていたようです。このセットではChuck Fayne氏のカップを使った手順が解説されたビデオや冊子が入っていたのでしょう。どのような手順か見てみたいです…
下記サイトで紹介されていますが、何故かカップが違います(;^ω^)。ジョンソンカップのように見えないこともないです(底のマークが見えませんが…)
https://www.martinsmagic.com/allmagic/close-up/instant-miracles-by-collectors-workshop/
下記のサイトではちゃんとこのカップが写っているので大丈夫かと思います(笑)
この「Chuck Fayne's Instant Miracles」の広告ビデオを貼り付けます。
ここでカップの紹介を少ししてますね。中を丁寧に黒く塗ったとても美しいカップだと言ってるように聞こえます。またポールフォックスに近いが完全に一致した形でもないと言っているようにも聞こえます(少し自信ないです)。というわけでポールフォックスカップと並べた写真もとりました。高さはほぼ同じですがちょっとスリムですね。ファイナルロード用の2-3/8"が最適で、アマ―のラテックスレモンやライムも入ります。個人的に最も特徴的だと思ったのはサドルの凹み(DIMPLE)の深さです。写真にありますように、非常に深いので、ボールを1つしかトップに置くことができません(そもそもトップの面積も非常に狭いです)。最近ではあまり見ない形です。やはりそういう意味でもChuck Fayne氏の手順が気になります。
もちろん、このカップは現在販売されていませんが、VIKING MAGICのファイナルロード用の偽物のカボチャやオレンジの商品の写真で使われてます。ちなみに下記のカボチャはハロウィンシーズンのカップ&ボールやチョップカップに最適!みたいな感じですが商品解説にあるように大きすぎて入りません(;^ω^)。本当の最後にやや強引に出す際に使うことを想定しているんでしょうね(笑)
カップの紹介はこのくらいで、ちょっと脱線します。「コレクターズワークショップ」の書き方として「Collectors Workshop」「Collector's Workshop」「Collectors' Workshop」とお店や記事によって、3つの表記が結構バラバラですよね…。VIKING MAGICのHPでは「Collectors Workshop」と書かれています。有名な(?)懐中時計の入ったロゴの中もこの表現です。
https://vikingmagic.com/collections/collectors-039-workshop-2
しかし、私が持っている以前紹介したHINDU CUPS AND BALLSの解説書には「Viking Mfg. Co./Collectors' Workshop」と書かれています。私的にはこれを採用しました。
でも、下記のMagicPediaでは「Collector's Workshop」と書かれてますよね…。コレクターズワークショップ自体は1980年ごろ設立しましたが、2000年にViking Mfg. Co.に買収されたのですね。いつからかVikingがコレクターズの商品を売ってるなあと思っていましたが買収したのはかなり前だったんですね…
https://geniimagazine.com/wiki/index.php?title=Collector%27s_Workshop
上記ページの内容を下記引用します(セキュリティ的に問題あるとなってるかもしれませんので…)
Collector's Workshop
Collector's Workshop was a manufacturer of magical illusions from close-up to stage founded by Richard Bloch out of Middleburg, Virginia around 1980 with creative partner Nick Ruggiero.
Bloch established a Board of Advisers for the Workshop consisting of Dr. Robert Albo, Davey Marlin Jones (drama critic for the CBS affiliate in Washington, D.C., and Les Smith. Until his death, Orson Welles also served as an overall sounding board and artistic reviewer for the Workshop.
Collector's Workshop hosted an annual World Magic Summit in the Washington D.C. area.
On May of 2000, Viking Mfg. Co. acquired the entire assets of Collector's Workshop, moving the production facilities to Edinburg, Texas becoming the "Magic of Viking Magic Co. and Collector's Workshop".
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます