
2001年、マジシャンズセレクション(Magician's Selection)シリーズとして販売された商品です。銅製(?)のスリーシェルと収納用巾着、黄色・緑・赤のスポンジボール、そして下村氏著の13ページの冊子(booklet)のセットです。グラスは付いていません。袋に貼ってある伊勢丹の値札から値段はおそらく当時価格6000円だと思われます。
商品名が「スリーシェル」ではなく、「スリーシェルゲームブック」となっているので、シェルより解説書の方がメインということでしょうか…。
テンヨーイズム(TENYO-ism)には以下のように書かれています(困ったときのTENYO-ism (;^ω^))
For this treatise on the "Three Shell Game," Tenyo imported an existing set of gold metal shells and peas (of red, yoellow, and green) and paired it with a new instruction booklet writen by Tomiyuki Shimomura.
この文章をみると、シェル(とピー)は輸入品ということになりますが、どこ製という情報は残念ながら見つけることはできませんでした。そもそも上記文章は「 gold metal shells」とありますが、見た感じ銅製で金メッキなどはされていません…。
今、手に入る銅製シェルとしては、以前紹介したGolden Shellsを作ってるWhit Haydn and Chef Antonのシェルがありますが、それとは異なります。このテンヨーのシェルはWhit HaydnのシェルやTCCのシェルに比べて、マットとの接触面が大きく作られていますので安定して動きます。また、おしりもちゃんと切ってあります。ただ、前後には揺れません。大きさは両シェルに比べ同じくらいですが重さは少し軽いです。
ピーはスポンジ製でLeo Smetsers氏の製品についているものに近いです。小さくなりますのでかなり容易にスチールやロードができます。そういう意味で、マットじゃなく、もちろん素材によるとは思いますが、本の上などでもできそうです。3色ありますのでマットの色に合わせて変えたり、カラーチェンジングもできるかもしれません。
次に解説冊子ですが、13ページに以下の内容が書かれています
・はじめに
・使用する道具
・ベーシックムーブ
・手順(4段からなる手順)
・演出について
冊子では、白黒ですが写真も豊富に入っており、分かり易くなっています。解説されている手順は1つで、ベーシックムーブ(スチールとロード)以外の特別な技法は使いません。この手順は「ギャリー・ウォレット氏とフランク・ガルシア氏の手順におおきな影響を受けています。」とのことですので、両氏の手順の動画を参考に下記に示します。おそらくギャリー・ウォレット氏はSupershellsの手順だと思いますが、フランクガルシア氏はいろいろな手順をやってそうですので、下記の映像がその影響を受けた手順かどうかは怪しいです(^◇^;)。
The Nuts by Frank Garcia
Supershells by Gary Ouellet
テンヨーのこの商品に関しては、あまり検索しても出てこないのですが、この記事を書いている現時点でGoogleで検索すると、一番上に国語屋稼業さんの2005年のブログが出てきます…。約20年前…。まあこの商品の発売が2001年なので、時代的にはそんなものかもしれませんが、20年ブログを書き続け、未だに衰えることなくどんどん書いてる国語屋稼業さんがすごいと思いました(;^ω^)








まあ、うっすい中身のブログなんで、長々とやっていられるのでしょう。
貴ブログのように中身のある、濃い記事を書きたいものです。