カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

Tennis Chop Cup by Stephane Bourgoin

2022-04-29 11:10:00 | チョップカップ(chop cup)

前回に続き2005年頃にStephane Bourgoin氏がリリースしたチョップカップの1つ、「Tennis Chop Cup」です。これが最後ですね。これまで紹介したカップの中では最も安価なタイプとなります。

Tennis Chop Cup by Stephane Bourgoin

There are many, many types of chop cup but even with the different styles of cup – the routine pretty much stays the same. Stephane Bourgoin is trying to change ...

Martin's Magic Collection

 

実演動画もありました。 

 購入したときは、実際にこのような1つ入りのテニスボールが販売されていて、そのカップを使っているのだと思ってました(;^ω^)。でもよく考えると1個ずつこんな入れ物で売ってたらコスト上がり過ぎですよねというわけで、このカップはStephane Bourgoin氏がそれっぽく作ったらしいです。素人の私はまんまと一般的なカップかと思ってしまったので商品として成功ですね(私だけ??)。いや、カップ内のギミックの付け方がいかにも後付けだったので、カップを1から作るなら中に入れ込んだ形で作るかと思いますよね

 前回は、ビリヤード好きに喜ばれそうなカップでしたが、これはテニス好きに喜ばれますでしょうか??個人的にはカップというよりこのテニスのミニボールがいいと思いましたので思わずボールだけ単品で4個セットで販売したものも購入しました。通常のカップ&ボールで最後にテニスボールを出すことってありますよね。そのようなカップの手順にニットのボールを使うよりこの小さなテニスのボールを使った方がつながりが良くていい気がしましたし、なによりかわいかったので…(;^ω^)。このファイナルロードとして出すものとそれまでのカップ&ボールで使うボールの関連についてはそれぞれの方の考え方がいろいろあると思います。個人的には通常のカップであればつながっている必要は無くて、違うものが最後に出現した方が意外性があり観客にはウケる気がします。観客として小さなニットボールを使っていて最後にレモンが出てきたときに、「いや!つながり悪いでしょう、ここは大きなニットボールが出てこなけいと」なんて思わないですよね(笑)「なんでレモン?」の方がインパクトあるような気がします。ただ、本商品のようにカップからしてコンセプトが決まっていている場合は、繋がっていて、驚き+「なるほどね」みたいな方がいいと思います(マジシャン目線かもしれません)。

 この小さなテニスボールは見た目がかわいくて、マジシャンがいかにも好きそうなアイテムなのですが、重さや滑り具合もいい感じです。革のボールに比べてどうかと言われると、そこは個人の好みかなと思いますが、革の方がフィット感はあるかなと思うのと、最も気になる点としては、使っているうちに汚れて黒くなっていきそうというところでしょうか使い込んでないのでわかりませんし、洗えばいいのかもしれませんが

 本商品についてGeniiフォーラムで少しやり取りがありました。詳細なレビューをされている方から、チョップボールの付きが悪いという話がでてて、それに賛同する書き込みなどがあり、最後Stephane Bourgoin氏も出てきてます。カップの底が平らではなく、テニスボールの入れ物にあるような形になっていて、故にギミックが上手く働かないことが多いというのです。Stephane Bourgoin氏としては、底を平らに作ってしまうと、テニスボールの入れ物に見えなかったのでこの形にしたとのことです。確かにボールを投げ込むだけで機能するという確率は高確率では無く、カップの中を見ずにボールを入れただけで手順を進めるのはちょっと危ないと思いました。ただ、さりげなく覗き込んだり、少し振ってその時の感覚で機能しているか否かの確認はできるかなと思います。その他、カップに巻き付いているビニルの耐久性がなさそう、オレンジのボールの色が大小で揃っていないなどがマイナスポイントとして書かれています。

https://forums.geniimagazine.com/viewtopic.php?t=5443

 カップも独自ですし、、ボールもかわいいので(値段的にもお値打ちですし)、個人的にはよいかなと思います。ただ、テニス好きに見せたことはありません(笑)、そんなことを言ってしまえば、前回の商品もビリヤード好きに見せたこともありません(笑)。












Pool Chop Cup by Stephane Bourgoin

2022-04-23 20:52:00 | チョップカップ(chop cup)

 2005年頃にStephane Bourgoin氏がリリースした3つの独特なチョップカップのうちの1つ、「Pool Chop Cup」です。

Pool Chop Cup by Stephane Bourgoin

There are many, many types of chop cup but even with the different styles of cup – the routine pretty much stays the same. Stephane Bourgoin is trying to change ...

Martin's Magic Collection

 

 以前3つのうちの一つのダイスカップのチョップカップ「Dice Chop Cup」を紹介しました。今回が2つ目です。

Dice Chop Cup by Stephane Bourgoin - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

これまでの、ダイス系チョップカップに続く形であと2つ、ダイス系チョップカップを紹介します。今回紹介するのはStephaneBourgoin氏のDiceChopCupです。2005年発売です。続...

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 Pool(プール)というのは、日本では一般的にビリヤードと呼ばれているポケットビリヤードのことで、ボールをポケットに落としていくビリヤードのことです。昔はポケットにネットが張られていて、ボールが落ちるとこのネットの中に留まる(poolする)ことからプールビリヤード・ボールを俗にプールと呼ばれるようです。アメリカではビリヤードと言えばキャロム・ビリヤードを指すことが多いため、ポケット・ビリヤードについてはプールと呼ばれることがあるそうです(下記ウィキペディアその他のページ参照)。

ビリヤード - Wikipedia

 

 このチョップカップのカップの形は商品名に示されているようにビリヤード台のポケットをイメージして作られています。普通のボールを使ってしまうとおそらく何の形のカップかわからないですねというわけで、ボールはビリヤードボール(1番)、ウォンドはキューとなっており、最後のファイナルロード用のボールは通常サイズ(実は少し大きいですが)の1番と8番がセットになっています。Stephane Bourgoin氏のチョップカップ3作品のうち最も凝ったチョップカップセットだと思います。キューは見た目もよくできていますが、バランスも良くできており、ウォンドスピンもできます。カップはちょっと作りが粗いところがあり、カップの底をまともに写真で写せませんでした(;^ω^)

 ボールはおそらく木で作ったボールに色が塗られているのではないかと思われます。数字は微妙に大きさや太さが異なり手書き??という感じがしますがチョップボールなどはきれいにできていて、どっちがチョップボールかは区別が難しいです。硬いボールですので、マットが無いところでは厳しいと思います。大きいボールは実際のビリヤードボールより大きいですが、重さは比較すると軽いです(軽過ぎるわけではありません)。

 ショットグラスとシルクも付いていて、グラスを使った手順ができます。ただ、ボールが硬いのでシルクが無いとグラスに直接落とした時に音がします。また、カップ用の袋だけでは無く、キュー用の袋も付いています。

 せっかくここまで揃ったセットですので、演出としてビリヤードの話に従ったストーリーで演じるのが良いですよね。解説書ではもちろんそんな感じになっていますが、ビリヤードが好きな人はさらにいろいろストーリー作れるかもしれませんね。また、ビリヤード仲間に見せたりするとウケそうですよね。ビリヤード好きのマジシャンには魅力的なチョップカップセットだと思います。

 先日、このセットがオークションで15000円で出品されてました。もともとのお値段が$125で、日本語訳付きと書いてあったので日本のお店で購入してたとするとおそらく15000円は超えていたと思われます(多分)。珍しいカップなので落札されるかと思ってましたが、落札されずに終了しました。ちょっとマニアック過ぎるのでしょうかビリヤードをする人が減っているのでしょうかあるいはコロナでマジックをする人が減り、そもそもマジック商品の落札が減っているのかもしれません早く以前のように食事会などの対面で気軽にマジックが演じられる世に戻って欲しいものです














【My Repertoire】ラバーバンドルティーン(The Crazy Man's Handcuffs)

2022-04-16 22:36:00 | カップ&ボール以外

 自分のレパートリを紹介する記事の3回目です。自分のレパートリを紹介して何のメリットがあるのか?という感じなのですが、、、やはり、「それいいよね」という共感が欲しいということでしょうか、、、自分でもよくわかっていないかもしれません(;^ω^)

 今回は、これまでの私が行ってきたマジックの中で最も実演数が多い、しかも圧倒的に多いこのマジックの紹介です。はい、The Crazy Man's Handcuffsです!敢えてカタカナで書かないのは、このマジックのやり方を知りたくて検索した結果などであまり出て欲しくないと考えたからです。

 このマジックについては、何と言ってもフレンチドロップさんのホームページに掲載されている石田氏のコラムが詳しいです。10年前の記事ですがもし、ご存知なかった方にはお勧めです。

コラム:マジックショップのフレンチドロップ。手品 用品(グッズ)の通販

 私のこのマジックとの出会いは、マジックについて少し本格的にいろいろ知り始めた約25年くらい前です。それまで田舎に住んでいて、通販でマジック道具を少し購入する程度だったのですが都会に引っ越しして、実演するいわゆるディーラーさんの演技を見れるようになった頃でした。東京駅からすぐのところにトリックスのお店があり、頻度は少ないですが、そこでいろいろ見せてもらったり購入したりしていました。ある日、スピリット百瀬さんが新幹線に乗る前にちょこっと寄ったということで来ておられていくつかのカード技法などを見せて頂きました。その中にこのマジックがあったのではないかと記憶しています。かなり不思議でした。百瀬さんにはやり方は教えてもらいませんでしたが、当時のディーラーをされていた方に教えて頂いたか、アマ―師が解説してるビデオがあると教えて頂いたかだったと思います。

 上記石田氏のコラムにありますように、このマジックの火付け役はマイケルアマ―師(とカッパーフィールド氏)で1989年に8ページの冊子を出しています。

Crazy Man

Effect: A rubber band is stretched between the index finger and thumb of the left hand, and a second rubber band, dangling from the right index finger ...

Penguin Magic

 

 この冊子はさすがにあまり売ってないと思いますが、同内容はMagic of Michael Ammarという本にもあり、この本は例えばGINさんでe-bookが扱われていますので、興味のある方は読まれるのも良いと思います。何故「クレイジー」なのか(ダローが名付け親)とかもプレゼンテーションが書かれているのわかるかと思います。

【ダウンロード】Magic of Michael Ammar (e-Book)-マジックショップGIN

Description:This large 328-page book has become a classic of magic literature. Contemporary entertainers will find concise explanations of prized secrets fro...

マジックショップGIN

 

 また、アマ―師の実演映像はマジェイアさんの記事では『"IMPROMPTU RUBBER BAND MAGIC"(大抵のショップから購入可能)』とありますが、今は検索しても出てきません。

http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/magic/best/crazy.html

 アマ―の映像は「Classic Renditions by Michael Ammar vol 2」というDVDの中にありますので、興味のある方は購入されると良いですが、他の巻は売ってるんですがVol2が意外と売られて無かったりしますこのDVDではこのマジックの良さを強調するためだと思いますが、プールで「何かして」と言われて近くに合った輪ゴムを使って行うというシチュエーションです(笑)

Classic Renditions by Michael Ammar vol 2 - Rlsmagic

Free Download

Rlsmagic

 

 ちなみにmonthly Magic Lesson DVD VoL62でも扱われていますので、ちゃんと学びたいという方にはお勧めです。同時収録の乾電池のマジックもとても良いです。

monthly Magic Lesson DVD VoL62 [monthly Magic Lesson Shoppers]

 マジェイアさんも記事でも書かれてますし、mMLでゆうきとも師も仰ってますが、このマジックは今でも輪ゴムマジックのベストといえる良いマジックです。手軽で角度に強く、そして不思議その一方で、素晴らしいマジック故に、今のご時世YouTubeなどでネタをばらしている人たちもいます。メルカリで販売している人もいます。ある意味誰でも簡単にやり方を知ることができるようになってしまいました。マジックしない人でも、誰かに見せてもらってとりあえずやり方知りたいという程度の感覚でも知れるようになりました。ちょっと残念ですね。ゆうきとも師もDVDで「種明かしのマジックにならないようにしてほしい」と言われてました。

 実際、1か月ほど前に20代の若い人数人にこのマジックを見せる機会があったのですが、そのうちの1人(マジックが趣味というわけではない)が「申し訳ないけど俺これ知ってますよ!」みたいなことを言いました。他の人は初めて見るようでしたし、この発言をした本人も最後まで見てもらったらかなり驚いてくれたので問題は無いのですが、やはり多くの人がYouTubeなどでやり方を知っているのかもなぁと感じました。


 私の手順について少し紹介します。と、その前に導入です。輪ゴムは18号か19号がよいのですが、日本の一般的な輪ゴムは16号なので、少し小さいです。一般的なCrazy Man's Handcuffsの手順を行うだけならそれで十分なのですが、私はすこし付け加えた手順をしているので、大きいものを使っています。25年前はこのサイズが無く、アマ―師のお店から取り寄せたりしてましたが、今は多くのマジックショップで大き目の輪ゴムを扱っているので入手が楽になりました。

 私はいつもカバンに入れて持ち運んでいるのですが、輪ゴムだけを裸で取り出すよりも、もう少しお洒落に出したいと思い、写真にありますようなTCC製の革製輪ゴムホルダーを使っています。何色かの輪ゴムをかけ、さらにこれをジャストサイズ(とういかこの商品が入っていた)封筒に入れています。TCCを面白い商品(ユーザ視点の商品)を作るメーカーだと気にし始めたのはこの商品を買ってからでした。いい商品だと思いますが、現在は販売されていません。これをポケットなどから取り出し、「お好みの色はどれですか?」と選んでもらうところから始めます。「なるほど、その色ですねということは」と色から性格占いみたいなことを言うこともあります(テキトーです(;^ω^)

 手順です。手順はマイケルアマ―師のそのままって感じです(笑)まず、普通に見せて、わかりやすいように後ろから見せて、指を出してもらって観客の指に輪ゴムをかけ、行います。私は「どちらが利き手ですか?」と聞いてそちらから抜くような演出をすることが多いです。普通にウケることが多いです。

 ここで、終わった感を出して、オフビートを発生させます。その間に次のシーケンスの準備をします。「もう一度、見せましょう」と言って両手の輪ゴムを引っ張ります。その後、右手の輪ゴムを引っ張った状態から戻しつつ、左手の輪ゴムのところで輪ゴムを指先に持ちこすり付けます。コネコネする感じですすると、輪ゴムが完全に消えてしまいます!ここで、かなり驚かれます「どこ、どこ?」「飛んでった??」みたいな声が出る中、右手の人差し指を立てて「よく見てください」と指先を見てもらいます。ゆっくり、ゆっくり指先を動かし、私の耳に運んでいくと、私の耳に輪ゴムがかかっているのに観客が気づきます!ここで、さらに驚かれます!悲鳴が出ることもあります(笑)。終わりに「特別にこの輪ゴム500円でお売りしますよ」と、くだらないギャグをいうこともあります(;^ω^)

 この1つの輪ゴムを消すという手順は、私はダン・ハーラン氏の初期のビデオ(VHS)で見ました。今それがどのビデオでどのタイトルなのかを調べる元気がありませんですが、氏のビデオを見たとき、これは面白い!と思い、アマ―師の手順につなげて演じるようになりました(このマジックについても上記石田氏のコラムにあります)。そして、10年ほど演じていたところ、Yuji村上氏のHeavy Rotationとう冊子で、このCrazy Man's Handcuffsから片方の輪ゴムを消すという手順が解説されていました(これが既に今から10年前)。氏のハンドリングは消した後、もう一度出現さないのですが、なんと、観客がコネコネして消すという、素晴らしい演出でした。観客が自ら消える感覚を得るのでこの上ない魔法感があると思います。私は何度かやったことはありますが、ちょっと観客のコントロールも必要ですし、安全な自分で消す方法を行う方が多いです。氏のブログにありますので紹介します。

『「Heavy Rotation」ライナーノーツ 前編』

 今日は、最新作品集「Heavy Rotation」で解説した発表作品のお話を、掲載順で個別に書かせていただきます。1.Shooting Aces 以前「R.…

マジシャン Yuji村上のブログ

 

 以上が私が最も演じている、Crazy Man's Handcuffsの紹介でした。自分の持っている輪ゴムを使ってもいいですし、「ちょっと輪ゴム貸してもらえますか?」とお店やオフィスでお借りするときもあります。特に準備がいらないので、とても重宝します。手順としても、数段あり、最後は強烈なインパクトを与えることが出来ます。

 ビジュアルな輪ゴムマジックはたくさんあるのですが、予めある状態にしておかなくてはならないものは、やはり導入が自然に行うのが難しかったり、その後、複数段のマジックができない場合もあります。手首にたくさん輪ゴムがある状態からのマジックもありますが、いい年齢のオヤジである私にとっては手首に輪ゴムがあるのは「変」で、実用としては厳しいです。


 上記演出以外としては、スターゲイザーとCrazy Man's Handcuffsをつなげて行うこともあります。スターゲイザーは単体で十分すぎるほどのマジックではありますが

スターゲイザー

輪ゴムトリックの傑作、スターゲイザーが復活!

マジックショップ フレンチドロップ

 

http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/magic/soldtrick/stargazer.html

 

 ビジュアル的なもので個人的に好きなのはメルティリンクです。貫通がとてもきれいで、お土産につながった輪ゴムをプレゼントできるのもよいですね。付属の輪ゴムもいいです。

メルティ・リンク(新輪ゴムの貫通)|サイキック,貫通やメンタルマジックグッズ通販のマジックショップ|フェザータッチ


 でもやはり、Crazy Man's Handcuffs+消すという手順を今でも最も多く演じています。これからもやり続けると思いますこれを超える即席マジックに生きているうちに出会えることを期待してますが










Chop by Craig Petty

2022-04-13 17:34:00 | カップアンドボール

 今年(2022年)Craig Petty(クレイグ・ペティ)氏がChopを再リリースしました。オリジナルは約10年前の2011年頃リリースされており、ギミック(メインとサブ)とDVDでした。両商品の写真を撮りました。左のDVDがオリジナルで、右の黄色いボックスが今年再リリースされたものです(解説はダウンロード)。

 オリジナルの商品の説明がまだマジックオフレコさんのページにありました。

Chop (Gimmicks and Online Instructions) by Craig Petty  - Trick - マジックショップ オフレコ

Chop (Gimmicks and Online Instructions) by Craig Petty - Trick - マジックショップ オフレコ

マジック用品・手品・本・雑貨輸入卸・卸売販売のマジックショップオフレコ・海外直輸入のマジックアイテムを最新作をよりすぐって取り揃えており、通販、通信販売、専門で...

Chop (Gimmicks and Online Instructions) by Craig Petty - Trick - マジックショップ オフレコ

 

動画だけ取り出してみました。


 当時とてもいい商品だと思い購入しました。カップ&ボールとビルインレモンという、とても効果的なマジックを連続して行えます。しかもカップ&ボールはタイトルにありますようにまるでChopカップを使っているような、いやいや、チョップカップをご存知の方が見たら逆にどうやってる?となる手順だと思います。やはり観客の手に落ちてくるという現象が効果的ですよね。

 チョップカップに置き換わってもいいくらい、よい商品なのですが私も実は実演しておりませんでした。また、この商品自体、ヒットしたという印象はなく、継続的に多くのお店で扱われている感じでもありませんでしたなぜなのか

 私が実演に至らなかったのはやはり、お札にサインする、またお札をクシャクシャにしてボールのように扱うという行為を私が気持ちよくできないからだと思います。ビルインレモンも準備や後始末を考えると少し敷居が高いですしね。また、紙コップのカップ&ボールもこれ以上ないほどクリーンで良いのですが、やはり革で作られたカップや金属で作られたカップに魅力を持ってしまうという個人の好みによるものもあります。


 そして、この商品が今年リニュアルされてペンギンマジックからリリースされました。penguin magicのレビューでもかなりよいスコアとコメントです。

Chop by Craig Petty

Chop by Craig Petty

"Holy cow.. I just got a my dvd of CHOP.. wow.. what a routine.. so well thought out.. a tour de force if there ever was one....Huzzah Mr Petty.. This is a ...

Penguin Magic

 

 2人ほど元のバージョンを持っている人のレビューもあります。1人はレビューで、ギミックは一緒でその新しいハンドリングに40ドルを払ったと書いてあります。評価は5つ星であり、オリジナルを持っていない人にとっては十分に値段の価値のある商品だとも書いてあります。もう一人も星4つですが、トリック自体は本当に良いと褒めています。

 キングオブマジックさんのページではCraig Petty氏の最新作!と書かれており、前回からのリニューアル!とはなっていないのでほどんどの人は新しい商品だと思うかもしれませんね。ちなみにキングオブマジックさんは字幕付きのPVが見れるのでいいですね。

CHOP -日本語補足付--KING OF MAGIC

CHOP -日本語補足付--KING OF MAGIC

サインしてボール状に丸めたお札を紙コップの下からお好きなタイミングに合わせて消失させたり、出現させる事ができます!借りたアイテム(紙コップ・お札)で演じられ...

KING OF MAGIC

 


動画だけピックアップしました


 私も何が違うのだろうかと思い購入しました。細かく言うとギミックは2つあり、メインとサブがあります。上記のレビューの方が書かれているようにメインのギミックでの違いは私には全くわかりませんでしたが、サブのギミックは大きさが変わっていました。解説は完全に撮影しなおしたもので、手順は大きくは同じですが異なる部分もあり、前より丁寧に解説されているように感じました。また、今回はボーナストラックとして、紙幣を丸めたカップ&ボールではなく、例えばカードやスポンジボールなどでの使い方が解説されています。個人的には解説はバージョンアップされているといえると思います。(旧バージョンでしか解説していないこともありますが。。。)


 このマジックギミックは、持ち運びも楽ですし、お店で借りた紙コップ(プラスチックや焼き物のカップでもOK)で借りたお札でできるため、ビルインレモンを行わなければ非常に即席でできますし、現象も不思議です。ビルインレモンの準備をすえば強烈なエンディングなので観客をノックアウトすることが出来るでしょう。ですので「いい商品ですか?」と聞かれれば私は「いい商品だと思います」と答えます。正直あまり、世に出て普及して欲しくない商品ではあります(笑)。しかし、私はまだレパートリに入れてません。「Presti Cup」をレパートリにしており、そちらの方が何かと私にとっては使いやすいからです。しかし、このChopはよりカジュアルに行えますので、今回の解説にあった新たなムーブや使い方も含め再度検討したいと考えています。レパートリにするには、自分の普段演技するシチュエーションとどのくらい合うのか?導入がどれくらい自然にできるのか?紙コップとお札以外でやる場合は何を使うか?あたりを考えてみるつもりです。また、自分なりに納得できるレパートリになったら紹介させて頂きます。






Dai Vernon Magic Wand by Joe Porper

2022-04-09 10:12:00 | Wands(ウォンド)

 今回紹介するウォンドはJoe Porper(ジョー・ポーパー)氏が作成した限定の(といっても多くのお店で販売されてます)バーノントリビュートウォンドです。1回目に紹介したいわゆるクラシックの白(象牙風のアイボリー)と黒(木製黒檀?)のタイプのウォンドですが、チップに若いタキシード姿のダイ・バーノンの肖像画とサインが描かれていて、ゴージャスなウォンドとなっています。商品カタログでは「engraved」と書かれていますが、彫ったというよりプリントしているという感じです。ちなみに、この絵はEssential Dai Vernonの表紙にも使われている有名な絵で時々見るのですが、知識不足でいつ誰が描いたものか知りません。ご存知の方教えて欲しいです。バーノン自身が作った切り絵(シルエット)とかかなと思ってますが、、、

 ウォンドは2つに分かれるタイプです。そもそもJoe Porper氏は世界的に有名なビリヤードキューの職人なのでそのキューと同じネジで接続するこの構造のウォンドも正確に作ることが出来たのでしょう。接続部はきっちり合わさり、ズシっと重く、バランスの取れた存在感のあるウォンドです。

 配色も好きですし、私としては気に入っているウォンドなのですが、なんといってもVernonが描かれているので、恐れ多く勝手に感じているせいか、存在感がありますカップによってはちょっと存在感で負けてしまいそうなので、割と存在感のあるカップと合わせる必要があると思っています。また落とすのが怖いのでウォンドスピンを控えてしまいます(-; )

 かなり前から在庫はありませんが、商品紹介のページはまだあるので示しておきます。購入者のかなり厳しいコメントがありますが、私が購入したものは、気になるところが無いこともないですが、それほど悪くないと思っています。

Dai Vernon Magic Wand by Joe Porper

Dai Vernon Magic Wand by Joe Porper

This Limited Edition wand by Joe Porper is engraved with Dai Vernon

Penguin Magic

 

個人的にはちょっと太いかな?という感じですが以下ににサイズを示します。

<ウォンドの仕様(多少の誤差を含みます)>

【全体の長さ】 338mm

【太さ】 13.2mm

【チップの長さ】41mm

【重さ】82.5g


 また、このウォンドはいろいろなお店で販売されてましたが、似た感じで、よりレアなウォンドが6本だけ作られていたようです銀とか金属なしでこのお値段お高いですね(;^ω^)…一般品である私が持っているものと比較してどこが違うか知りたいところです。

Joe Porper Dai Vernon Tribute Wand


 Porper氏のウォンドで最新のもの(といっても、リリースされたのはもう5年以上前かと思います)はメタリックなウォンドでまだ購入できます。色がちょっとこれまでのウォンドと比べて特徴的ですが、気に入った方はおそらくもう数は無いと思いますので早めの購入がお勧めです。私が買っていないので確かなことは言えませんが、質の悪いものではないと予想されます。いくつか色がありますが2色ほど下記に示します。ブレスのウォンドはジョンソンカップやTCCTommy Wonderカップなどのブレスのカップに合うと思います。ジョンソン製のウォンドは入手難しいですし、ブレスのカップはそのほか多く発売されているのでそろえたい方には良いと思います。

Metal Wand (Red) by Joe Porper

Metal Wand (Brass) by Joe Porper


 ちなみにPorper氏はカップアンドボール用のカップも作っていました。木の箱に入ったセットで魅力的なカップでした。また、「Cocktail Surprise」というカクテルシャーカーを使ったカップ&ボール手順ができる商品も出していました。両方ともかなり高価で手が出ませんでしたが


 また、バーノントリビュートでいうと、カードクリップも販売されてました。2種類のタイプがあり、このウォンドに使われている絵と、もう1種類の絵と2つのタイプがありました。私はウォンドの絵とは異なるタイプのカードクリップを持っていたので、一緒に写真を撮ってみました。このカードクリップは2005923日に行われたバーノンバッシュ(Bashってどいう言う意味でしょう??)の記念式のために作られた限定品のようです(といっても多くのショップで普通に販売されてました)。

Dai Vernon Card Clip by Joe Porper (Profile)

Dai Vernon Card Clip by Joe Porper (Profile)

Made to commemorate the Dai Vernon Bash at the Magic Castle on September 23, 2005, these are the exact replicas Joe Porper made for the professor himself!Joe P...

Penguin Magic