カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

MINICUP AND BALLS By PIPO VILLANUEVA

2021-05-31 11:14:00 | チョップカップ(chop cup)

 スペインのピポ・ビラヌエバ氏(PIPO VILLANUEVA)の手順用チョップカップセットです。購入したお店はEl chop cupというスペインのお店です(注文から発送まで1週間かかり、本当に送ってくれるのかドキドキしました)。このお店は革製のハンドメイドチョップカップを販売しているお店で、そのカップの大きさや中のフェルトの色、ステッチの色を選択できますので、自分好みのチョップカップを手に入れるころができます。ボールも大きさ色が選べます。

https://www.elchopcup.com/en/

このお店でPipo氏の手順用カップを限定50個販売しており、Pipo氏が11つ確認(&修正)をしていると商品には書かれています。

https://www.elchopcup.com/en/producto/set-chop-cup-by-pipo-villanueva/

扱いやすく、見た目もステキな革製のミニカップです。チョップカップとチョップボールは絶妙な具合で叩きつけることなくボールを落とすことができます。カップは少し小さいので、改めとしてクルッと回すことができます。但し、私が手が小さいのでPipo氏のようにきれいに回せません(もちろん手の大きさだけの問題ではありませんが)。ですので私はPipo氏とは逆の方向に回転させて練習をしています。ボールもミニボールとなっているのですが、私にとってはそれほど小さくありません。私が普段使っているカップ&ボール用の5/8インチのボールとほぼ同じです。革製で重みがあり、滑り過ぎない良いボールだと思います。(TCCのボールは対照的で硬くてツルツルしています)

 ファイナルロード用のボールも専用で手作りなのでカップにぴったりです。重みもあります。カップが革ですので入れたままホールドもできます。背が低いミニカップなので背が高いカップより出てきたときのインパクトは大きいかと思います。


 次に手順について紹介します。まずは、上記カップの商品ページにある動画です。

 実は、私は氏のこの手順をポン太 the スミスやアルスさんが立ち上げているお店「インポッシブルカンパニー」のPipo氏の作品集コンテンツ「ピポ !」で知り、その後、そのカップを探して上記スペインのお店に辿り着きました。「ピポ!」の商品ページです

そして、そこにリンクが張られている氏のカップの手順です。

 1つ目の手順と微妙に違います。カップの名前に2ndエディション的なものがついていますので、「ピポ!」の手順はちょっと古い手順なのかもしれません。

 チョップカップの手順としては珍しく、3つのボールを使います。3つのカップを使うカップ&ボールの手順としてほとんどの演者がバーノン氏の手順に沿った手順を行うのと同様に、チョップカップを演じる方の多くがドン・アラン氏の手順であるカップとポケットのどっちにボールが入っているのか?という手順に近いものを演じていると思います。これに対してピポ氏の手順は、見えないボールが1つずつ現れ、続いて手に飛行し、最後は3つとも大きくなるという手順です。現象が多様で面白いですが、カップは1つなので複雑すぎず、観客の負荷も大き過ぎないという、両方の利点をとった手順だと思います。チョップカップをするプロマジシャンにしてみれば、一般的なチョップカップの方が場所も使わず、現象がはっきりしていてよいという意見もあるかもしれません。

 現在、ボチボチと練習をしているところですが、正直私には少し難しいところもあるので自分のやり易い動作に少し変えることも考えながら吸収していきたいと思います。正直なところ、全体的に80%くらい小さいセットが欲しい感じです(;^_^A

 現段階では今年(2021年)で最も良かったカップとして年末に紹介する第1候補です。年末までには誰かに見て頂けるくらいにマスターしたいところです。

 比較のためにTCCのカップとの写真も撮影しました。
















マイケル・アマ―(Michael Ammar)

2021-05-28 17:08:00 | マジシャン別

 2人目は、私が最も影響を受けたマジシャンの一人であるマイケル・アマ―氏です。今マジックを始める人に対する知名度は分かりませんが、30年前から10年前くらいでこの人を知らないマジシャンはいないだろうというくらいの有名マジシャンです。1982年にF.I.S.M.のクロースアップチャンピオンとなった実力マジシャンですが、さらに、(その前の年にもBest Close-up Magicanに選ばれてます)、2年連続でBest Lecturerに選ばれており、教えるのも上手いマジシャンとしてさらに有名になりました(Best Parlour Magicanにも2度選ばれてます)。氏のビデオは分かりやすく、解説されているマジックも良質なので、外れのものがほとんどありません。Easy to Master シリーズはマジックを始めた方から中級の方必見のコンテンツだと思います(特にカードはおススメです)。

 ある意味なんでも「こなす」マジシャンですが(特にトピットが有名)、カップ&ボールのイメージも強いです。バーノン氏のようにオリジナル手順がすごくて誰もがそれを行うというより、それまで無かった(そしてその後も出現していない)レベルのカップ&ボールのレクチャービデオ・本(the complete cups & balls)を作成したからだと思います。もう20年以上前に出たマジックマガジン、掌(PALM)の20号からの写真を示します。「世界の奇術師」というイラストでアマ―氏とダロー氏が描かれています。このアマ―氏のイラストにはやはりカップ&ボールが描かれていますので、氏にとってカップ&ボールは代表的マジックの一つだと思います。


 氏のオリジナル手順は本やビデオで解説されています。まず動画を示します。



手順の解説は氏の本「Magic of Michael Ammar」や「Greater Magic Video Library Vol.6」で学ぶことができます。リアルな本は既にちょっと入手は難しいかもしれませんが、ダウンロード版がGINさんでも扱っていたので紹介します。

【ダウンロード】Magic of Michael Ammar (e-Book) (ダウンロード,e-Book) | 手品グッズ専門「マジックショップGIN」

 実際の本の写真です。





 ビデオをDVDにした「Greater Magic Video Library Vol.6」は今でもスティーブンスマジックで入手可能です。




 アマ―氏の手順はバーノン氏の手順に比べ、前半が長いです。ボールを出現させるところが凝ってるというか、1つ1つの出現をマジック現象にしています。ウォンドを最大限に活かしてますね。3つ目が現れる方法はとても面白く、初めて見たときは見事に引っかかりました。バレるのでは?と思い、自分の手順にはなかなか組めませんがまた、バーノン氏の手順とは異なる点の1つとしてカップを寝かせて置くことがあるという点があります。これはトミーワンダー氏の手順でもあるのですが、個人的にはこのカップを寝かして置くというのを見たときにとても違和感がありました。ただ、それはバーノン氏の手順に慣れ過ぎているだけなのか他の方の考えを聞きたいところです。

 ちなみに、これら初期のアマ―氏の本やビデオを見ると、アマ―氏がポールフォックスを使っていないことが分かります。ビデオのワンシーンを示します。



the complete cups & balls」ではポールフォックスを使っていますし、上記の演技ビデオでもポールフォックスを使っています。どこかのタイミングで変えたのでしょうね。

 氏がカップについて少し話しているコンテンツもありました。


 ポールフォックス、ジョンソンカップ、Auke Van Dokkum氏のカップと木製カップが紹介されています。以前紹介しましたがEncore Magicからアマ―氏の名前が入ったカップを発売していますが、彼がこのカップを使っているところを見たことはありません

 最近(と言ってもだいぶ前から)ではビルインレモンとの組み合わせの手順をレクチャーなどでも行っています。


 アマ―氏の話はきりが無いので、この辺にしたいと思います。また、日本でレクチャー頂けることを心から願ってます。


 以前ブログで紹介した関連DVD・本・冊子・カップを以下に示します。

DVD(ビデオ)・本・冊子>

1. The Complete Cups and Balls by Michael Ammar


2. The Cups and Lemon by MICHAEL AMMAR


<カップ>

1. Paul Fox Cups (1)Paul Foxカップについて


2. The Michael Ammar Cups from Encore Magic


3. Artistic Cups and Balls by TCC




Dice Stacking Chop Cup by Brad Manuel

2021-05-23 23:27:00 | チョップカップ(chop cup)
 これまで、いくつかサイコロ(ダイス)を使ったチョップカップを紹介してきましたが、手持ちではこれが最後のです。Brad Manuel氏のDice Stacking Chop Cupです。

 これまでのダイスチョップカップは「ダイスを振る」ためのカップでしたが、このカップは「ダイススタッキング」をするためのカップです。ですので、カップに傾斜はなく、完全な円筒のカップです。透明なプラスチック(アクリル?)のカップに革を上から貼り付けているような感じの構成です。中が滑る方がスタッキングがし易いのでしょうか。そんなにいろいろなカップでダイススタッキングをしたことが無いので、ちょっとわかりません。。。

 まだ、商品ページが残っていたので示します。

http://www.thecomedymagicshop.com/dicestackingchopcup.htm

5つのいわゆるカジノダイスと1つのchopped dice(チョップダイス?)が付属していますので、普通にダイススタッキングした後、1つをすり替えて使ってもいいかもしれません。カジノダイスはとても透き通ったものも多いのですが、このカップに付属するダイスは透明度がやや低いダイスです。これはギミックが入っているのを分かりにくくしているのだと考えられます。正直チョップダイスの完成度は高いとは言えないのですが、まあ少し離れているので渡さない限り、気が付くことはないと思います。

 チョップカップのためだけにカップとボールを取り出すよりは、「ダイススタッキングって知ってますか?」といってダイススタッキングをした後にチョップカップルーティーンをする方がいいような気がします。でも、ダイススタッキングをするには少しエリアが必要なので、飲み会の席とかでは難しいかもですね(失敗してダイスが飛んで行っても大変ですし(笑))


 せっかくダイススタッキングのチョップカップでしたのでダイススタッキングについての思い出を少し書かせて頂きます。私がとても影響を受けたのはCharlie Frye氏のEccentrics(エキセントリックス)というDVDでした。良質のマジックが多いと個人的には思うお勧めのDVDです。

 例えば、ダイスを使ったマトリクス現象は根本さんのお店で単品でも扱っていたような名作です。彼のマジックはジャグリング的要素が含まれた愉快で不思議でいわゆるエンターテイメントなので、観賞用には良いのですが自分でやろうとするとかなり難しいというものもたくさんあります

 ダイススタッキングもあるのですが、この中でスタッキングされてるかと思いきやダイスが消えているというのがあります。これが個人的にはとても好きで、練習した記憶があります。成功率が高くないので実践ではほとんどやったことは無いですがおススメです。

今回このブログを書くにあたり、彼の動画を少し探したところ、先に紹介したダイスのマトリクスやダイスが消えるダイススタッキングなどの映像がありました。しかもアップ日は去年でまだ1年も経っていないじゃないですか!しかし歳をとりましたねー(私もそうなんですが)。ちょっとミスしたりしてるところもありますが素晴らしい演技だと思います。

 


 このブログは(今のところ)カップ&ボール中心に書いていますのCharlie Frye氏のカップ&ボールも紹介します。上記エキセントリックDVDで行われているカップ&ボールはいわゆるコンボカップを使ったもので、ジャグリング的要素はほとんどありません。わりとオーソドックスな感じです。


 そして、上記のダイススタキング同様に去年アップされた動画でカップ&ボールがありました。スポンジボールを使った手順で、面白く、こちらの方が氏らしいなぁと思いました。
















ダイ・バーノン/ダイ・ヴァーノン(Dai Vernon)

2021-05-20 11:40:00 | マジシャン別

 以前紹介させて頂きました、五太子さんのカップアンドボールレクチャー

で、五太子さんおススメのカップ&ボールを行うマジシャンの紹介がありました。それにとても共感したので、マジシャン別の記事も作ってみようと思いました。どこまで続くか不明ですが10人くらいは目指したいと思います。

 各マジシャンの紹介は、別の文献やサイトにお任せするとして、Youtubeで見つかれば演技映像を付け、また関連カップがあれば紹介しようかと思います。

 1人目は、何と言ってもプロフェッサー ダイ・バーノン氏ですね。数多くのマジックや技法を生み出し、近代マジックの基礎を築き上げた20世紀で最もマジックの進化に貢献したマジシャンです。私が生きている間にこのレベルのマジシャンが現れるのでしょうか

 カップ&ボールに関してもダイ・バーノン氏の手によって大きく進化しました。おそらく1000年以上続くカップ&ボールのスタイルの変化の中で最も大きく変えたのがバーノンではないかと思うくらいです。現在カップ&ボールを本格的に教える教材でバーノンの手順が入っていないものは殆どありません。また、現在・カップ&ボールを実演するマジシャンの大半がバーノンの手順そのままか、一部を変更した手順を行っていると思います。そういう意味ではバーノン氏の映像を以下に示しますが、これが「特別」に見えず「普通」に見えると思います。それがすごい事ですよね。ここまでみんながこの通りするのには、それなりの意味があるのでしょう。おそらくオリジナリティを出そうとこの手順から離れた手順を作ろうとして結局戻ってきてしまったという方も多いのではないでしょうか。

<ダイ・バーノン/ダイ・ヴァーノンの演技映像>



<ダイ・バーノン/ダイ・ヴァーノンの手順の解説本>

 プロフェッサー ダイ・バーノン氏の手順はLEWIS GANSON氏が書いた「The Dai Vernon Book of Magic」で世に出ます。この本の内容を解説したマジェイアさんのページを示します。すごい本ですよね

http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/magic/favorite/vernonbook.html

ちょっと前までは購入できたと思いますが、今ちょっと検索した感じではなさげですね。本の写真を示します。







このカップ&ボールの解説部分はホーカスポーカスシリーズ の1つとして「カップと玉」というタイトルで高木先生が訳され、力書房から出版されています。LILLIPUTさんのページにありました。

http://lilliput-magic.com/K1960.html


<ダイ・バーノン/ダイ・ヴァーノンの手順の解説ビデオ>

 先に書きましたように殆どのカップ&ボールの解説ビデオでバーノン氏の手順は解説されていますので、個人的にお勧めな3つを紹介します。

1.コンプリート・カップ&ボール 第2巻 by マイケル・アマ―

 カップ&ボールをする方には「マスト・バイ」と個人的におススメのアマ―氏のDVD2巻です。1巻も含め技術を修得して最後にこれを学ぶという感じですね。Youtubeの無かった時代、バーノン氏の演技映像が含まれたこのビデオ(当時VHS)はとても貴重でした。

コンプリート・カップ&ボール 第2巻 – スクリプト・マヌーヴァ


2.ダイ・ヴァーノン・セミナー by ロベルト・ジョビ

 カードカレッジシリーズの著者としても名高いロベルト・ジョビ氏がバーノンが如何に天才で如何にマジックを変えたのかを解説してくれるDVDです。1つ目が、カップアンドボールです。1.のアマ―氏の解説では、それをどうやって実現しているか?を学びますが、ジョビー氏の解説ではなぜバーノンはその動きをするのか?を学びます。1.で一通りできるようになってから見る方が良いかと思います。

ダイ・ヴァーノン・セミナー – スクリプト・マヌーヴァ


3.ヴァーノン・リベレーションズ 第5&6巻

 バーノン氏自らの演技を見たり、マジックのポイントやエピソードも聞ける貴重なシリーズ、ヴァーノン・リベレーションズの第5&6巻にカップ&ボールの解説が入っています。マイケルアマ―氏が一通り行いながらバーノン氏がコメントをしていくというものです。バーノン氏の有名なシルバーのカップの入手方法などは、本人からしか聞けない貴重な話ですね。演技は上記DVDで十分学べますので、演技そのものではなく、バーノン氏のこだわりやエピソードを知りたい方におススメです。

ヴァーノン・リベレーションズ 第5&6巻 – スクリプト・マヌーヴァ


<関連カップ>

バーノンの使っていたカップの写真サイトです。このカップが本物かを確認するため、加藤氏は上記の「Dai Vernon Book of Magic」と比較して同じであることを確認されたそうです(加藤氏の第バーノンの研究第1巻より)

https://www.jamesriser.com/Magic/Vernon/Cups.html

 このカップを如何にして手に入れたか?などについては上記「ヴァーノン・リベレーションズ 第5&6巻」でバーノン自身が話しています。面白い話でした。


1.ポールフォックスカップ

 このシルバーのカップもポールフォックスの形です。今ではとても一般的になっていますが、ポールフォックスタイプのカップは限られたマジシャンのみが使っていました。以前ブログで紹介した記事を示します。

2.Brett Sherwood Cups

 Vernon氏が使っていたカップはさすがに入手できませんが、それに近いカップとしてBrett Sherwood Cupsがあります。「Vernon Estate」ということで、バーノンの息子が認めたという証明書が付いてきます。以前ブログで紹介した記事を示します。

3.木製みかめくらふと製カップ

 三瓶氏が作成した木製カップをバーノン氏も購入したとのことで、先日、バーノンのクロースアップケースの中にみかめくらふと製のカップらしきものを見つけました。バーノンの関連カップとして、以前紹介したブログの記事を示します。




Dice Chop Cup by Stephane Bourgoin

2021-05-13 23:38:00 | チョップカップ(chop cup)

 これまでの、ダイス系チョップカップに続く形であと2つ、ダイス系チョップカップを紹介します。今回紹介するのはStephane Bourgoin氏のDice Chop Cupです。2005年発売です。続けてだったかほぼ同時だったかは忘れてしまいましたが、Bourgoin氏は3種類のチョップカップをリリースしました。そのうちの一つです

 私はこのチョップカップを当時ミスターマジシャンというお店で購入しました。今は営業しておりませんが、根本さんという方のお店で特徴のある商品や特徴のある原稿が付いていたので当時よく利用させて頂いてました。また、カタログが独自でいつも届くのを楽しみにしていました。商品の紹介文が面白かったです。誤字脱字が多かったのも特徴かもしれません(笑)。このチョップカップも商品に加えて30ページを超える解説書が付いており、ダイススタッキングのやり方や商品とは別のチョップカップの手順などが書かれています。この商品の説明は最後の2ページほどでした。日本の店の商品サイトは見つけられなかったので海外のものを示します。

 チョップカップ自体は、少し軽めのもので、前に紹介した「Cubism」ほどしっかりした作りではありません。ダイススタック用のカップのように、完全な円筒ですが、スタッキングは難しいと思います(やったことはありません)。付属のダイスは白2つに黒1つ、一回り大きな白ダイスと計3つのダイスとお札を丸めた束に見せかけるためのロール紙です。日本ではこのようなお札の使い方はしないので、捨ててしまって手元にはありません。(といいつつ、黒田氏のDVDでは使っての演技が収録されていたような)。

 いつか紹介するつもりの私のが最も多く利用しているチョップカップを使い始める前はこのカップをよく使っていました。というのも、マーチンルイス氏のチョップカップのエンディングがとても衝撃的で演じたいと思ったからです。私の手順はシンプルで、ポケットに入れた白ダイスが指を鳴らすとカップの下に戻りますが、何度かしているうちに、指を間違って2回鳴らしてしまうと黒くなります、間違えたと言って再度1回慣らしますが今度は大きな音を出してしまったので、大きなダイスが出てきます!面白いですねといいつつ、では皆さんで慣らしてみましょうかと言って皆でたくさん鳴らすと、100個以上のダイスがカップから出てきます!!実際に出しているダイスの写真を示します。ダイスカップタイプのチョップカップは縦に長いのでどうしてもファイナルロードした大きなものをだしても入れ物の割りに大きく見えません。このエンディングですとカップの大きさを最大限に利用して大量のダイスが出せるのでそこも良いと思います。

 どうなっているかは、マーチンルイスのDVDにありますので、ご興味のある方は是非見てください。このDVDはこれだけでなく、良いマジックがたくさん収録されています。さすがマーチンルイスという感じです。残念ながら実演映像をYoutubeで見つけることはできませんでした。

【奇才の全貌!】マーティンズ・クロースアップミラクルズDVD〜マーティン・ルイスの傑作がズラリ!〜 [monthly Magic Lesson Shoppers]

 出した大量のダイスを片付けるのがちょっと面倒なのですがマットごと持ち上げ、紙袋などに流し込んでます()