カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

Artistic Combo Cups and Balls Set + Solid Cup by TCC

2023-01-21 19:46:00 | カップアンドボール

 TCCのコンボカップのセットとソリッドカップです。まだ正式に販売されているわけではなくKICKSTARTER1620%達成)です。

 KICKSTARTERのページを示します。まずは、コンボカップセットのページ

https://www.kickstarter.com/projects/565058636/artistic-combo-cups-and-balls-set-by-tcc

 続いてSpecial Stretch Goalsとして販売されたソリッドカップとキャリーケースのページ

https://www.kickstarter.com/projects/565058636/artistic-combo-cups-and-balls-set-by-tcc/posts/3652367

上記ページにあるカップの仕様を示します

高さ: 75mm

カップ径(外):79mm 

カップ径(内側):68.5mm

カップトップ径:42mm

重量(シングルカップ):365g

重量(パッケージを含むセット全体):1.45Kg

 TCC2020年「Artistic Cups and Balls 2.0」を販売しました。マイケル・アマ―氏を使ったPVや解説動画の提供などが行われ、割と派手な販売でした。以前、私のブログでも紹介させて頂きました。

ARTISTIC CUPS AND BALLS 2.0 BY TCC - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

以前、ARTISTIC(ARTISAN)CUPSANDBALLSを紹介させて頂き、その時に「バージョンが上がってる…」と書かせて頂きました。とはいえ、大きな変更は無いし、そんなカップばっかり...

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 コンボカップセットを作ろうとした場合、通常のカップ&ボールのセットのカップと外見上同じようなチョップカップを作れば、既にカップを持っている人はチョップカップを買えばコンボセットが出来上がります。また、カップを持っていない人向けには1つのカップをチョップカップに入れ替えたコンボセットを発売すればよいのですが、どうも同じ形のチョップカップを製造することが出来ず、デザインも変えたコンボカップセットを作ることにした(なった)そうです。

 カップの基本的なデザインは同じような感じで、真鍮の削り出しに抗酸化処理をして、艶消しのアンティーク仕上げとなっています。いつも通りいい音鳴ります(笑)。曲線が微妙に変わったのとショルダービードとリムの形が微妙に変わっていますが、劇的に変わってはいません(;^ω^)、大きさはほぼ同じだと考えてよいと思います。テニスボールも入ります。

 ただ、かなり重くなりました。Cups and Balls 2.0のカップが260g台くらいだったのに(今回の写真のCups and Balls 2.0280g台)、Combo Cups and Ballsのカップは360gくらいあり、100gくらい重くなっています!!正直私のような非力な人間にはちょっと重いです(笑)。ちなみにチョップカップと通常カップの差は10g程度で意識しなければわからない程度だと思います。チョップカップの中の処理はさすがにきれいで普通に見ていたら区別がつきません。ただ、チョップカップのボールの付きが強く(私のカップ固有かもしれませんが)結構叩きつけないと落ちません。最近わりと叩きつけなくてもいいチョップカップが普通レベルで販売されているので、そこはちょっと残念でした。TCCのレザーボールを使うと重さがあるので少しマシでした。個人的にはこのカップの色とレザーボールの色は合ってる気がするのでそちらを使うのが良いとは思いますが、欠点としては硬いのでマットが無いと「コツッ」と音が出てしまうと思います(;^ω^)。それでもちょっと磁力が強いなぁという方は、ちょっと入手が面倒ですが、以前紹介したRINGS-N-THINGS MAGICの磁力が調節できるボールなどを使うと良いと思います

 ソリッドカップは650gあり、重いです(笑)。これは重くていいと思います(笑)もちろんデザイン的にはコンボカップと同じなのですり替えても基本ばれないでしょう。チョップカップ単体のカップルティーンですり替えて使ってもいいですし、カップ&ボールの手順の中ですり替えてもいいと思いますし、私は1つしか買いませんでしたが3つ買って全てのカップを入れ替えてしまうなど、いろいろな手順が組めると思います。

 しっかりした、重たいカップが好みの方(マイケル・アマ―氏は重たいカップが好きだそうです)で、この真鍮アンティーク風の色が好きという方にはおすすめのカップです。重いのが苦手な方にはお勧めできません。いずれTCCのショップにレギュラー商品として並ぶと思います。

 あと、マイクロファイバー(イミテーション)レザーのキャリングケースも買いました。これはキックスターターのみでの販売のようです。思ったより薄くて柔らかくごわごわしなくて良いと思いました。TCCのキャリングケースはトミーワンダー氏の手順のようにキャリーケースが使えるように柔らかい素材でできていて、よいのですが、今回のカップ達は重いので薄めの布のキャリングケースよりは安心かもしれません。

 最後に少し脱線します。今回、Cups and Balls 2.0との比較の写真を撮ったのですが(写真右側が2.0です)、TCCのサイトの比較で使われている写真と違うではないですか!実はこのCups and Balls 2.0のカップ、Cups and Balls 2.0の中でも初期のバージョンのものなんです。付いていたニットボールの色やキャリーケースの色が違うことは把握していたのですが、shoulder beadが違いう事に気づいてませんでした!同じ2.0なのに違うんですねで、上記自分のブログを見返してみると、以下のように自分で書いているんですね。

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・フィードバックに基づきショルダービーズ(真ん中やや下の2本線)を丸みが帯びたデザインに戻した

 確かにそうですね。「戻した」というのはどういう意味なんでしょうね。一般的な丸みのある形から敢えて丸みが少ないデザインにしたけど、反応悪かったのでという意味でしょうかこのあたりは好みによると思います。

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この丸みを帯びたデザインに「戻した」という意味が解らなかったのですが(Ver.1でも丸みを帯びていたため)、これはVer.2.0の初期の平らにしたものをVer.1の丸みを帯びたものに「戻した」という意味だったんですね。今日写真を取りながら、そうだったのか~と思ったので共有させて頂きます(マニアック過ぎる(笑))




















MARTIN LEWIS

2023-01-14 21:36:00 | マジシャン別

 今回は、マーチン・ルイス氏の紹介です。私が最も好きなマジシャンの1人です。私が持っている氏がリリースしたマジック用品を写真に収めてみてみました。改めて氏の偉大さがわかります。これほどまでに、実用的でウケる)オリジナルマジック商品を世に出しているマジシャンが他にいるでしょうか。昨年(2022年)の8月、74歳の若さでお亡くなりになりました。残念です。氏の代表的なカップ&ボール・ルティーンがあるわけではないですが、大好きなマジシャンなのでいくつかの商品を紹介させて頂きます。

Sidewalk Suffle

 プロの方を含め、今でも多くの方が実演されている名作ではないでしょうか?ピエールさんがテレビで実演していたのを見たこともあります。マジェイアさんのHPの「My Favorite Tricks」にもあります(SIDEWALK SHUFFLE)。ただし、マジェイアさんはマーチン・ルイス氏原案であることは述べた上で、Fred Kaps氏のコーナーで紹介しています。確かに、フレッド・カップス氏がいなければこの商品はここまで有名になっていなかったのかもしれません。実際マーチン・ルイス氏がKen Brooke氏に売り込んだときは「こんなん売れない!」とダメ出しを食らったそうですが、フレッド・カップス氏の演技を見るとKen Brooke氏は「素晴らしい!」と商品を扱うようになったそうです(笑)

 割とお安い値段で入手することが出来ます。例えばフレンチさんでは2000円もしません。マーチンルイス氏の実演動画も見れますので、よろしければ是非見てください。

サイドウォーク・シャッフル

 マーチンルイス氏のお店(MAGIKARAFT STUDIOS)では「Great Big Fat Sidewalk Shuffle」という商品名で販売されています75ドルとかなり高いですが大き目でコーティングされているようです。

Great Big Fat Sidewalk Shuffle

 その他にも検索するといろいろなお店で扱っているのがわかりますが、権利的に正しいのかわからないのでこれ以上の紹介はやめておきます(笑)。

 ちなみに私が持っているのは、Stevens Magicさんのところから発売されていた「Ken Brooke Signature Classic」シリーズの中の「Sidewalk Shuffle」(限定500個)です。





Cardiographic(Sketchpad Cardrise)

 最も有名な氏の作品ではないでしょうか。先のサイドウォークシャッフルを有名にしたのがフレッドカップスというスターでしたが、このか―ディオグラフィックを有名にしたのはデビッド・カッパーフィールド(David Copperfield)というスターです。彼がテレビスペシャルで演じてから一気に有名となりました。




 私もパーラーのマジックを行う場合は必ずと言っていいほど演目に入れています。素晴らしいマジックだと思います。私がこのマジックを初めて見たのはラスベガスのCaesar's Magical Empireのマジックショーであるマジシャン演じていたものした。とても不思議でした。日本に戻って、そのマジックがミスターマジシャンのカタログにあることに気づき、購入しました。自分で下書きを作るのが大変なので、マーチン・ルイス氏のお店からリフィルを直接購入するようになりました。ある時「Signature Sketchpad Cardrise」という名前でリニューアル版されるようになりました。スケッチブックは少し大きくなり、プラスチックの表紙となり、クラブのAがスペードのAに、また、ダイヤの5やハートの7が出てくるようになりました。多少改善はされているのですが、名前まで変えなくてもいいのにと思ったりもしました。

 その後、割と最近ですが、少し小さめのサイズの「Cardiographic LITE」とクロースアップサイズの「Close-up Cardiographic」が販売されるようになりました。この時の名前には「Cardiographic」を使うのね、と思った記憶があります。パフォーマンス映像です 


この映像では、やっていませんが、私が以前見たパフォーマンスでは鉛筆をなめるように、油性ペンをなめてしまうギャグが入っており、そこが個人的には好きでした(笑)、また「私が黒のペンを持って書いているということは黒のカードでしたね」とも言っていたようなですので私は今でもそう言ってクラブやスペードのAを書いています(笑えないかもしれませんが)。あと、何回も演じてきたのですがもう15年以上前に破いて子供にプレゼントしたら、「インクが紙ににじんでないね」と言われたことがありました。正直ドキッとしました。私は購入したリフィルを使っていたので、印刷だったのです!それ以来、印刷された紙を自分の油性ペンでなぞって裏から見ても描かれたように見えるようにしています(;^ω^)

Senor Mardo Eggbag

 エッグバッグといえば、マリニのエッグバッグが有名ですが、私はこちらのエッグバッグを利用しています。ターベルコースで有名なターベルのエッグバッグとのことです。





私はこれもやはり根本さんのお店で購入しました。DVDは別売りでバッグとは別で買ったような気もしますバッグは初期のころはマーチン・ルイス氏の母親が作っていたように記憶していますが間違っていたらすいません解説DVDでは卵を使った手順を解説していますが、氏はゴルフボールを使った手順をよくやっていました。


日本では例えばGINさんなどでも扱っています。

Senor Mardo Egg Bag-マジックショップGIN

エッグバッグの最後ですが、氏のゴルフボールの手順ではゴルフクラブが出てきます。私はストローが付いていないオレンジジュースのパックを出してプレゼントしようとして、「あれ?ストロー付いていませんね、ちょっと待ってください」といって、お決まりの2mくらいのストローをバッグから取り出すという手順にしています。ただ、ゴルフボールの手順に比べるとドリンクが出てくるのは、ちょっと唐突過ぎるかもしれませんね。

Crystal Gazing

 上記マジックほど有名ではありませんが、個人的には好きなマジックです。日本のレクチャーノートでも書かれていますので、マーチン・ルイス氏自身も気に入っているのではないでしょうか。





観客の1人に手伝ってもらいますが、その観客が他の観客が自由に選んだカードを水晶の力を使って当てるというマジックです。「観客が当てる」というところが好きです。しかも、事前打ち合わせなどは要りませんし、恐らくですが当てた観客もタネがわからないと思います。実演映像です


ただ、演出や当てる観客の人選は少しした方が良いとは思います。少しネタ晴らしになりますが、水晶に別の観客が選んだカードが見えるのですが、そのこと自体に答える観客が驚いてしまったり、あっさり選んだカードを当ててしまってはもったいないです。当てる観客も雰囲気を出してくれて「何かボヤッと見えます。数字はわかりませんが赤では無いですか?」みたいに演出してくれると(笑)、楽しいのではないでしょうか。観客にはカードはわかっていますが、マジシャンの方が情報を少しずつ聞いていくとよいかもですね。終わったら水晶をそのまま他の人に渡すこともできます。欠点はちょっと高い事ですね(;^ω^)本家のMSMAGIKARAFT STUDIOS320ドルで今の円安状況なら45000円くらいします!送料を考えると恐ろしいです!

Crystal Gazing

しかし、なんとI-Magicさんでは約28000円で購入できます。おそらく、250ドルの価格の時でしかも今より円高のときに仕入れたためでしょう。それでも高いですが欲しい方にとってはありがたいと思います。

Crystal Gazing by Martin Lewis-マジックショップ I-MAGIC

Stampede Second

 この作品は私が最も早く購入したマーチン・ルイス氏の作品です(氏とは意識せず購入)。なかなか切手を使わなくなったこのご時世では難しいかもしれませんが、面白いストーリーと現象です。動画を探したら、「マジックバー・インティキちゃんねる」さんにありました。


私が購入したのは20年以上前ですが、東京マジックさんなどで購入できます。変なメガネは、さすがにかける勇気もなくもう無くしてしまいました(笑)

Dice Propagation

 以前紹介したサイコロを使ったワンカップルティーンです。最後に大量の大量のサイコロが出ます。これを初めて見たとき不思議で、さらにタネをしり感心しました。自分のレパートリとして、エンディングだけ利用させて頂いております。

 まだありますが、商品はこのくらいにします。DVDはいくつか出ており、基本どれもお勧めです。しかし、一番のオススメは「At the Table Live Lecture Martin Lewis」です。ダウンロード版で約1500円です。この内容で1500円ってあり得ないです!名作ぞろいです!私はSUM Deckをこの映像で見て即購入しました(笑)

【ダウンロード】At the Table Live Lecture Martin Lewis (マーチンルイス)-マジックショップGIN

 本は昨年発売された「MAKING MAGIC BOOK」が氏の集大成でお勧めです。CardiographicなどLiteClose-Upも入っています。氏が亡くなる直前で成し遂げた最後の仕事となりました。実はこの本の販売に気が付いたのは氏が亡くなってからで、もし1年前に氏のツイッターを見ていれば氏のサインが入ったLimited Editionが入手できたのにと残念です。レギュラー版は今でも下記サイトで購入できます。ただ、輸送費がめちゃ高いです(;^ω^)

Making Magic Book | Magikraft Studios









 最後にカップ&ボールについてです。私は本やDVDなどで氏のオリジナル手順などを見たことはありませんでしたが、氏がカップ&ボールを演じている映像がyoutube上にはあります。どうでしょう?ボーっとみていると「バーノンの手順の一部か~」みたいに見てしまうかもしれませんが、とても不思議だと思います。私も正直引っかかりました。マジシャンの方が楽しめるのではないでしょうか(笑)


あと、Magic Magazine - January 2016で氏は表紙を飾っていますが、カップと写っています。クラシックなカップにウサギがかわいいですね。

https://vinc.gumlet.io/gallery/photos/magic-magazine-january-2016.jpg?w=360&dpr=1.3


2022年を振り返って

2023-01-03 23:11:00 | 日記

 あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い致します。2023年初めてのブログということで、2022年の振り返りを書きたいと思います(ここで多くの方が読むのをやめる気がして怖いですが(笑))何より、2022年も1年ブログを続けることが出来てよかったです!あまりアップできない時もありましたが、なんとか続けることができました。2022年で印象的だったことを時系列で振り返りたいと覆います。

 1月では、Joe Moger氏のナイフを紹介しました。その時久々に氏のサイトを訪れて、まだ販売されてそうでしたので、氏にメールをしました。すると早速返事が来て購入できるナイフに限定はあるが買えるということで、注文しました。しかし、氏の奥さんの体調が悪いという事でなかなか発送できず、半年後くらいに送ってもらえました(氏のDVDや注文していないナイフをおまけで付けてくれました)。多分、本人もかなりお年だし、きついんだろうなと感じました。先日のストレートさんのカラーチェンジングナイフの反響を見たときに、「まだまだナイフの需要はあるよ、もう少し『ナイフのオヤジ』には頑張ってほしいなぁ」と思いました。氏の面白い話が麦谷氏の「クラシック・マジック入門事典」にあります。氏らしいエピソードで面白いです。

Color Changing Knives by Joe Mogar - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

前回TCCのカラーチェンジナイフの紹介をしましたが、今回は私が使っている(と言ってもここ最近全然演じていません)ナイフの紹介をしたいと思います。JoeMogar氏のナイフで...

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 2月では銀次郎さんのところで購入したミニ・コンボカップを紹介するにあたり、いろいろ調べていたらセブンさんの2カップルティーンの実演映像を見つけ、お洒落で不思議なルティーンでしたので、ご本人にお願いして掲載させて頂きました。実はセブンさんは私のブログを見つけたときにツイッターでこんなブログがあると紹介頂いていた方で、勝手な親近感がありましたので(あと海外輸入系の話も)、思い切ってツイッターのダイレクトメールで直接お願いしました。ご快諾頂きありがとうございました!

ミニ・コンボカップ+銀次郎のツーカップDVD by GIN - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

何年か前にGINさんで購入したアルミ製のミニ・コンボカップと銀次郎さんがこのコンボカップのうち2つのカップを使った作った手順の解説DVDです。残念ながら現在は販売してお...

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 3月ではついにブログ記事100回目!ということでそれまで出さずにこの回を待っていた「Danny DewPaul Fox Cups」の紹介を行いました。私がカップに興味を持つようになった原因のカップです。Paul Fox Cupsには思った以上のドラマがあり、まだまだ知らないことがありそうなので、また情報を得たらブログに書いて行こうと思います。現在のカップの多くはこの「ポールフォックスタイプ」になりました。私が死ぬまでに変化があるのか??楽しみです。

Paul Fox Cups (7) :Paul Fox Copper Close-Up Cups – Danny Dew – Estate - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

本ブログもついに100回に到達しました!というわけで、100回記念としてポールフォックスカップの6つ目を紹介します。このカップで現在私が持っているポールフォックスカップ...

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 もう1つ、3月にはとても重大なことがありました。それが「第3回かみねんどコンテスト」にエントリーしたことでした。殆どツイッターのフォロワーもいない自分でしたがカップ&ボール中心のブログも書いてますし、せっかくの機会ということで、2021年に作ったカップを使った手順を出しました。基本的なPresti Cupの手法とチョップカップの手法で構成されているので、まあ、ありきたり感はあると思いますが、観客体験型というのと、最後の魔法で見えないボールを大きくするところが気に入っています。でもやはりフェイクパスが多いですし、その他改善の余地はまだまだあると思います。

 結果は惨敗でした。まだまだです。結果発表の際の座談会では、五太子さんや多くの方に不思議だったとコメント頂けた(基本褒めるというスタンス)ことや、キシタカさんにはPresti Cupで解説されている手順より良かったですよと(多分)言って頂けたことが嬉しかったです。ちなみに、キシタカさんのこの時の演技のバージョンアップ版がこの前ツイッターで出てましたが、バラエティ豊かで不思議で楽しい手順でした。典型パターンを並べただけの私の手順ではやはりまだまだと感じました。

 3月、4月では、100回を超えたのでちょっと傾向を変えて、自分のレパートリーをアップし始めました。そんなにレパートリーがあるわけではないので、頻度は少ないのですが、小さなジャガイモが最後に大量に出るチョップカップの手順はどこかで紹介したいと思っていたので、できてよかったです(自己満足以外の何物でもないですが

【My Repertoire】チョップカップルティーン(YUSHI'S ULTIMATE CHIP & CHOP) - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

ブログ100回超えましたし、新しい取り組みとして自分のレパートリには【MyRepertoire】を付けて紹介することにしました。【MyFavorite】は好きだけどまだレパートリになって...

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 5月にはAmazing Coffee Cupsの紹介をしました。先の小さなジャガイモが大量にでる手順のように最後にコーヒー豆が大量にでる手順が演じられるカップです。タネをPVで思いっきり見せていることに少しに抵抗があったことを記憶していますこのカップの手順は見栄えするため、『ザ・マジックシアター 世界も驚く!これが日本のマジシャンだSP』でからくりどーる氏がされてましたし、『超絶神業!マジックバトル2022 師走の決戦』ではユウリ氏もこのカップを使った手順をされてましたね。ユウリ氏の最後の液体の量を多く見せるグラスいいなぁと思いました(笑)。

Amazing Coffee Cups and Beans by Adam Wilber and Vulpine Creations - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

今年(2022年)にリリースされた、コーヒーをコンセプトにしたカップ&ボールのセットです。まずはPVをご覧ください。日本語字幕が出るサイト(FUNMAGICさん)の動画です。必...

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 また、5月にはずっと見たいと思っていたTCCのチョップカップのPVで行われている手順の解説を入手できました。非常に参考になりました。いろんな意味で難しいなぁ~と思いつつ、これくらいの不思議感を出せる手順を作りたいなぁ~と前向きに

 このペースで書いていると、文字数がオーバーしそうなので、一気に9月に行きます。9月にはGuy Hollingworth氏のカップ手順について紹介しました。実はこの記事が2022年で最もツイッターでイイネを頂き、アクセス数も最も多かったかもと思う記事になりました。ビデオの書き起こしによる氏の解説の理解や、いい感じのジェファーソンカップ探しなど、作成準備で結構時間がかかった記事でしたので、多くの人にイイネを頂き嬉しかったです。でもそれを目指しすぎるとプレッシャーになるので凝り過ぎ注意です(;^ω^)

Guy Hollingworth(ガイ・ホリングワース) - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

英国紳士、ガイ・ホリングワース氏(本業は弁護士)のカップ&ボールです。先日20年以上前の本である「DrawingRoomDeceptions」の日本語訳本が出て、その凄さを改めて感じる...

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 10月はシェーカータイプのチョップカップを3点紹介しました。まさかJoePorper氏のCocktail Surpriseをメルカリで購入できるとは思っていませんでした。カップもですが、ウォンドがかなり素敵でした(笑)。3つともそれぞれ特徴があり、私自身面白いなぁと思いながら紹介していました。緒川さんのカップが出てたことを今更に知り、欲しいなぁと思いましたが、まあ無理でしょう(笑)。

Cocktail Surprise by Joe Porper, Pete Biro - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

私が持っているカクテルシェーカータイプのカップの最後としてJoePorper氏とPeteBiro氏の「CocktailSurprise」を紹介します。残念ながらもうこのお2人は亡くなっております...

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 そして、11月から12月にかけて、苦労しながらも、なんとかBluether MagicTommy Wonderカップのリミテッドエディションが入手できたのはとてもうれしかったです。また、Tom Frank氏のDVDPhoenix Cupを入手して、ポールフォックスの次に有名かもと思う(言い過ぎ?)ロス・バートラムタイプのカップについて歴史も含めて記事にしました。私が書いた情報はインターネット上にバラバラとあったものを集めただけですが、結構時間がかかりました。いくつかの有用そうなページへのリンクは、もうリンク先がなかったりしてあと15年位前に調べていたらもっといい記事がかけたのにと残念に思う事も度々でした。おお!そうだ!12月の記事には書いてませんでしたが前田知洋さんのタリホーを氏から直接購入させて頂いたという出来事がありました。15年以上前にテレビで拝見させて頂いた氏本人と直接やり取りできるなんて思ってもいませんでした。Phoenix Cupの大きさ比較用のデックがそれです。

Phoenix Cups and Balls by Tom Frank - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

2000年にTomFrank氏がリリースしたPhoenixCupsandBallsです。カップとボールとウォンド、そして証明書が専用ケースに入ったセットでした。銅合金(COPPER-ALLOY)のカップセ...

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 というわけで、2022年も大いに楽しませて頂いた年でした。何よりツイッターでいろんな方とお知り合いになれたり、コメントやダイレクトメールでやりとりできたりできたことが自分の広がりを感じられて良かったです。またツイッターのフォロワーの方も本当に少しずつですが増えており、それも嬉しい限りです。

 ちなみに、このブログについては2022年も相変わらず国語屋稼業さんオンリーワンのフォロワー(フォロワー1人)です(笑)。国語屋稼業さん、いつもありがとうございます!唯一のフォロワー切らないでくださいね~(;^ω^)。(国語屋稼業さまには個人的にもお世話になっておりますm(_ _)m

 一方、2022年はマーチン・ルイス氏やマックス氏、山本氏など、偉大なマジシャンを何人も失ってしまった年でもありました(また、松田氏が亡くなっていらっしゃったことを知った年でもありました)。どれだけの人が恩恵を受けたか計り知れないですよねご冥福をお祈りいたします。

 最後に2022年のMy Favorite Cupはですが、一番触っていてやはりいいなぁと感じていたのは2022年と同じPiPo氏の手順で使われているEl Chop Cupの革製ミニチョップカップです。もし、今年購入したカップの中で最も良かったのは?と聞かれたら、Bluether MagicTommy Wonder Two Cupsですね。ステンレス製で適度な大きさ、適度な重さがあり、良いカップだと思いました!2023年こそ、ポンポンを使った手順をやってみたいものです

The Two-Cup Routine By Tommy Wonder(Limited Edition)presented Rahael & Bluether Magic - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

2022年も12月となり、残すところわずかとなりました。予定では年内に今回を含めあと2つのカップを紹介する予定です。共に個人的にはとても気に入っているカップです!今回紹...

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 2023年も、紹介したい商品は既にいくつかあります(;^ω^)。ボチボチ続けていきますので、またコメントや追加情報などございましたら、ブログのコメントやツイッターのダイレクトメールを遠慮なく頂けると幸いです。本年もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m