カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

五太子さんを知りました。

2020-12-29 10:29:26 | 日記

 カテゴリーを変えて、日記的なことを書いてみようと思いました。おそらくそんなには書かないと思いますが…

先日、マジック仲間と今年初めての集まりをZoomで行いました。普段なら居酒屋さんなどで集まって行うのですが、今年は一度も行えない状況でしたので、年末にオンラインで行いました。

今年撮影した実演動画を見せ合ったり(コンテストへの応募動画など)、最近購入した商品やその見せ方などについて話をしました。私はこのブログで紹介した。カップなどについて話をしていたところ、メンバーの一人から「五太子さん知ってますか?」と聞かれました。お恥ずかしながら、カップの紹介はしているものの、マジックの動向には付いていけておらず、twitterなどもアカウント持ってるだけで見てないみたいな状況ですので、五太子さんのことは存じ上げませんでした。そのメンバーは「紙コップを使って神と紙をかけた手順が話題になってますよ」と教えてくれましたが、本人も見たことは無いとのことでした。

カップアンドボールに関することですので、少しだけですが、Googleさんに聞いてみたところ下記のtwiiterの発信が検索されました。(リンクが張れませんでしたので、ご興味がありましたら、コピペで見てください)

https://twitter.com/g_taishi_magic/status/1247486186609770496

https://twitter.com/g_taishi_magic/status/1243523774940475393

ジョニオさん主催のレクチャーもされてました

https://twitter.com/g_taishi_magic/status/1243523774940475393

 

失礼な言い方ですが、とても上手でびっくりしました。しかも通常行われる基本的なムーブではなく私が知らないだけかもしれませんが、ちょっと変わったムーブな気もします。角度にどれくらい強いのか、生で演じたときにどのくらい違和感があるのか、はわかりませんが非常にきれいなムーブであることは間違いないですし、カップ&ボールをやっている方でも不思議だと思います。もちろん、何回か見ることで予測をすることはできますが、合ってるかどうかはわかりませんし、私がすぐにできるかと言えばそれは無理という感じですね。ゆうきともさんやジョニオさんがコメントしてたりします。

ツイッターやインスタにアップするには、だらだらした長い手順は効果的ではありませんよね。また、角度についても効果的な角度を選ぶことができます。そういう中で、新しい見せ方を含めた優れた手順や技術が発達していくのかなぁと感じました。時代は常に変化していることを感じます。その中で自分はどう動くのか。まあ趣味でやってますから好きなようにやればいいんですけど…

で、話題だと教えてもらった紙コップを使った手順は、バーディーさんの有料動画見放題のところにありました。バーディーさんのDVDは全て持っているので、このためだけに月額3000円のコースに入るのはどうかと思い、見れておりません。また見ることがあれば、ブログ書きたいと思います。

 

神コップ仏コップ 五太子 | MRI MAGIC MOVIES

 

MRI MAGIC MOVIES

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2020 favorites 2: For Two Cups Routine

2020-12-26 16:08:00 | カップアンドボール
 今回は今までと異なり、特定のカップのセットではなく、今年私が2カップの手順をいろいろ考えて楽しんだ2つのカップの組み合わせについて書かせて頂きます。

 以前、私のインスタグラムでトミーワンダー氏のカップの写真をアップしたとき、海外の方から反応を頂きました。そしてその方のインスタグラムを拝見したところ、マジック関連の写真や動画があり、その中で2つのカップを使った演技動画がありました。チョップカップ特有の動きがありましたので、片方チョップカップだなと、しかも撮影用の手順で角度も計算されているなと思いながら見ていたのですが、最後にチョップカップでない方がソリッドカップでした!正直「やられた!」という感じでした。

 これまで、ソリッドカップ(中が空洞になっていないカップです。また、別の機会で詳しく紹介します)は好きなエンディングなので単体では演技をしたことはあったのですが、チョップカップとの組み合わせての2カップ手順はやったことが無く、というか考えたこともなく興味がでました。単体のソリッドカップではどうしても無理のある動作が目立ちますがノーマルカップ(といっても今回チョップですが)がもう1つあると、その動きが少し目立たなくなるかもしれないと考えました。

 ただ、手元にちゃんと重ねることができるチョップカップとソリッドカップが無かったので、Rings-N-Things Magicさんで「Mendoza Combo Cups」と「Mendoza Solid Cup」を買ってこのペアを作りました。「Mendoza Combo Cups」については、別の機会で紹介します。(個人的にはこのカップは少し大きいのですが

 手順はおおよそ完成しましたが、まだ改良の余地ありで、いろいろ楽しんでいます。今はニットのボールを使っていますが、ソリッドカップはかなり重いのでスポンジボールを使うと完全に下に入れることもできますので、そのあたりもいろいろ考えることができそうです。Two Cupsといえばトミーワンダー氏が有名で、他にも多くの方が自身の手順を考えておられると思うのですが、チョップカップとソリッドカップの手順は割と少ないのではないかと思います。


 少し話がそれますが、Rings-N-Things Magicさんのチョップカップ用ニットボールは磁力が調節できます。私はあの、「ドン」と置く動きが好きでは無いので、なるべくぎりぎりの磁力したいと考えています。ですので、この調節できるボールを初めて見たときは、なるほど~と感心しました。ただ、もちろん弱点もあり、あまりぎりぎりにすると付いて欲しいときに付かないという事があります。ですので、演技に応じて変えるようにしています。


 前回と今回は、2020年で最も楽しめたカップの紹介をいたしました。11月に始めた私のブログはカップばかりですので、見てくれる人も少ないだろうと思っていました。しかし、国語屋稼業さまのように興味を持って頂ける方がいらして、反応を頂けたのが非常にありがたかったです。また、更新すると何人かの方にはアクセス頂いているようで、有難いです。

 私もそんなにカップを持っているわけでは無いので、今くらいのペースで来年の4月くらいまでもてばいい方かなと考えています。普段見て頂いている皆様、もしお付き合い頂けるなら来年もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m。何かあれば遠慮なくコメント頂けると幸いです。











ソリッドカップ

チョップカップ




2020 favorites 1: Presti Cup (Classic) by Edouard Boulanger

2020-12-24 08:36:00 | カップアンドボール

 今年も残すところあと少しとなりました。そこで、今年度最も気に入った(というか、いろいろ触っていたというか)カップについて年内で2つ紹介します。あくまで私が今年知って気に入ったということで、今年発売されたものではありません。

 1つめはPresti Cupです。現在も日本のお店(例えばGINさん)で購入することができる商品です。革製のカップ1つとウォンド、ボールを使って行うマジックです。

 ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、まずはPVをご覧ください。


 そして、こちらはフル手順の動画です。

 どうでしょう?魅力的でしょうか?いわゆるチョップカップのようなものですが、叩きつける必要はありません。カップもボールと共に手渡し可能です。ただ、マジックをされてる方にとっては、おおよそタネの推測もできるのではないでしょうか?

 私がこれを初めて見たとき、思い出したのは「Chop by Craig Petty」という商品でした。観客に借りた紙幣にペンでサインをします。その紙幣を丸めて紙コップを使ってチョップカップのようなマジックを行います。最後にはレモンが出てきて、そのレモンの中から観客のサインした紙幣が出てくるというマジックです。なかなかにうまく構成されています。ペンは紙幣にサインするために必要なもので、エンディングとしてレモンが出てくるが、その中からさらにサイン付きの紙幣が出てくる(いわゆるビルインレモン)となっているということで、無理やり感があまりありません。以前紹介したアマ―のCups and Lemmonでもビルインレモンとカップ&ボールと組み合わせでした。

 PVも紹介します。今でもマジックオフレコさんで購入できそうです。


 この「Chop」を知ったときは、面白いとは思うものの、紙コップを使うシーンは、私が実演する環境ではあまりないというのと、ビルインレモンは日本ではなかなかできないので、やはりレパートリーにはなりませんでした。

 ところが、今回のPresti Cupは、基本的に同じ原理ですが、革製のカップというところに惹かれましたし、実演動画の観客の手の上にボールが見える形で落ちてくるという演出や、カップの中の改めがきれいだったので、購入したところ、思ったよりボールが軽く扱いやすいのと、ウォンドが適度な大きさと長さでこれまた扱いやすい。演者視点のせいかもしれませんがウォンドがそれほど目立たない。扱うときに自然な形で扱える。手順もいろいろパターン作れそう。ということで、今年のお気に入りとなりました。

 付属のカップはいい感じの色なのですが、口径が私にとっては少し大きいのと、観客の手にボールが落ちてくるというのを大きなボール(私はビリヤードのボールとしました)でやりたかったので、そのボールがぴったり収まる家にあったダイスカップを使っています。ちょっとカップの厚みがあるので付属のカップよりやりにくいところもありましたが、今のところ、それで練習しています。より良いカップを見つけたらそちらを使うようになるかもしれません。 

 ペンギンマジックのレビューで低評価のレビューがあり、PKリングでいいし、新しいものではないという感じのことが書かれていました。私としては、PKリングで、ここまでの演出ができるのか?と思うところと、PKリングは外したい時外せない(力を無効にできない)ので、そこも使いづらいかなぁと思っています。

 その点も含めこのタイプの最もよくできたものの一つとしてAxel Hecklau氏のJUST A CUPという商品があります。これについては、また別の機会で紹介しようと思います。













LEGEND Cups and Balls by Murphy's Magic

2020-12-20 11:11:00 | カップアンドボール

Murphy's Magicからリリースされている「LEGEND Cups and Balls 」「レジェンド・カップ&ボール」です。現在国内で購入できるカップでは最高峰の銅製カップだと思います。箱からゴージャスです!評価もかなり良いです。Murphy's Magicがカップをリリースするとは思ってなかったので、出たとき少しびっくりしました。

 仕上げが 異なる2種類のPolishedタイプと Agedタイプがあります。Polishedタイプは、輝きを放つように美麗に磨き上げられたもので、Agedタイプは、あえて古さを演出する加工を施し、アンティーク感を醸し出したものです。

 私が購入したのはAgedタイプですが、1つもカップを持ってなくて1つ選べと言われたらPolishedを買っていたかもしれません。

 PVもカッコよくできてます。





 形はポールフォックスに近いものです。背が低めの割りに口径が大きくテニスボールがギリギリ入ります。特徴は重さです。かなり重いです。約250gあります。ずっしり重量感がありますが、重さがある方が良いかは好みがあると思います。ニットボール4つついてきますが、袋はありません。


 TCCArtistic Cups and Ballsの時に少し書きましたが、このカップが出たとき、TCCのカップと似てる!と思いました。その時はそれだけで比較しませんでしたが、今回敢えて並べたり重ねたりしてみました。やはりそっくりです!ここまで似たカップを出すのは何かありそうです。重さはわずかにArtistic Cupsの方が重かったです。


 現在国内のショップで購入できる銅製カップの中でお勧めはと聞かれたら、重いカップが好みだという事であればこれをお勧めします。ただ、少しアクロバティックな事やテクニック的なことをしたいというのであれば、もう少し軽めで小さなものをお勧めします。


 話がそれますが、レジェンドカップには今回一緒に撮影したウォンドは付いてきません。これは今話題の(?)フレンチさんのウォンドです。




 発売するや否や、かなりの人気で評価もやたら高いです。私もすぐに1本買いました。何と言っても好きな長さに切ってもらえるというのが私にとっては最大の魅力でした。カバンにちょうど入る大きさのものを購入しました。とても良いウォンドだと思います。

 敢えて問題点を言うなら個人的には少しチップが短いので長さによっては見た目のバランスが少しと思うのと、チップと棒の重さの違いが大きいので、どなたかのレビューにもありましたように回すと端に持ってかれるような感じがしました。木の部分にもう少し重さが欲しいと思いました。また、これはフレンチさんのウォンドに限ったことではないのですが、金属のウォンドはカップを叩いたり、カップを倒したりするときにカップに傷がつきそうで、個人的には象牙(風)のものが好みです。あくまで好みです。カップの素材や色や大きさ、手順によってウォンドって違ってきそうなものですが、そこまでこだわってると大変ですね(^_^);



























Pure Cup by TCC

2020-12-17 22:55:00 | カップアンドボール

 今回はTCCつながりという事で、最近の商品(カップ)ですが「Pure Cup」を紹介します。「Sponge System」とセットでの紹介です。Pure Cupは樹脂製の半透明カップです。特にギミックがあるわけではなく、ただそれだけです。マジックとしては通常のカップ&ボールやチョップカップとは異なり、スポンジボールを使うことを想定しています。スポンジボールですと手に持った状態から水平面で動かす動きでロードできますので、透明のカップの中に急に現れたように見えます。



スポンジボールは「Sponge System」が推奨されておりますが、このスポンジでなければできないということは無いと思います。いいスポンジだとは思いますが、スポンジの割りに値段は高いと思います(ケースに凝りすぎ?)。様々なテクニックを解説していますので手順を組むには相性は良いと思います。両商品ともセオマジックさんで購入できます。キックスターター発のためか、あまり他のお店では扱われていません。


 話がそれますが、透明のカップと言えば、マジックを長年やっている方にとっては10年ほど前に話題となったジェイソン・ラティマー(Jason Latimer)氏のマジックを思い出されるのではないでしょうか。カップを透明にするという発想はあったかもしれませんが、それをきちっと不思議な手順に仕上げたのはすごいと思います。オチも含めるといろいろ手が込みすぎな気もしますが、色のついた大きな玉をロードすることは難しいのであのようなエンディングにしたのだと思います。



さらに話がそれます。私が透明カップで他に連想するマジックはペン & テラー (Penn and Teller)のカップ&ボールです。種明かしとして透明のカップを使って演技をしますが、これが面白いのです。今では映像で全体が見れますし、繰り返しみることもできますが、生で初めて見た人は「種明かし」という感覚を得られず、もう笑うしかない!という感じでしょう。見終わった後に笑いと清々しさが残る種明かしマジック、素晴らしいと思います。