富士奇術研究所のカップ&ボールです。以前オークションで購入したもので、私が実際の販売時に購入したものではありません。従ってこのカップがいつ頃販売されていたものかはわかりません。もしご存知の方がいらっしゃいましたら、是非コメントお願いします。ただ、30年以上は前のものではないかと思います。
プラスチック製の3色のカップで、底に「FUJI MAGIC」と入っています。テンヨーのカップも発売当時はウサギのマークがそこにあったようです。
今でもプラスチック製のカップはありますが、かなり安い値段設定でどちらかというと子供向け的な感じがするのですが(以前紹介したDavid Regal氏のカップ手順でもそのような感じですよね
)、この富士奇術のプラスチックカップはきれいな箱に入っており、また解説書には以下のような表現がありますので、今ほど子供向けという感じではなかったのでしょうか。
「古代ギリシャの酒杯をデザインして生まれた三色の美しいカップです」「樹脂製のカップ」「カップは原色で非常に美しいものですからホームパーティーのアクセントとして洋酒とともに並べていただいても良く調和します」
ただ、解説されている手順は「パーム」という表現は出てきますが、あくまで悟空の玉の域を超えていません。当時このカップがどのような位置づけの人に販売されていたのか?当時の日本でのカップ&ボールの状況が知りたいところです。。。
さて、関連としてカップ以外に私が持っている富士奇術研究所の商品を紹介します。1点だけなのですが持っている商品がありました。「四枚のキング」という商品です。どこで買ったかは覚えていないのですが、可能性が高いのは東京駅すぐ近くにあったトリックスさんではないかと思います。違うかもです。穴の開いた封筒にキングを入れるのですが、観客の選んだキングだけ封筒の中で表返ってしまう、さらに大きな封筒から4枚のカードを出すと観客が選んだカードだけ表返っているというものです。個人的には気に入っていたのですが、海外のお店でこのマジックようの革製のケースが販売されました。(恐らく15年以上前だと思います)喜んで購入したのですが、革のため厚みが出て「エルムズレイカウント」を多用するこの手順ではちょっと使いづらいなと思っていました。
そんな数年後、mMLの100号でこのマジックが取り上げられました!しかもその革のケースが使われている!と少し興奮したのを覚えています。作品名は「セカンド・インパクト Roy Walton/ゆうきとも」と書かれていたので原案はRoy Walton氏なのかと知りました。原案を見ていないのでゆうきとも氏がどのように改良されたのかは分かりませんが、富士奇術のようなジャンボカードを使わない形で、ちゃんとオチもある数段からなる手順が解説されていました。映像を見直していませんが、確か切符ケースでもできるよねっていうアイディアが紹介されており、急いで切符ケースを頂きに行った記憶があります。複数人で長距離の電車旅行に行ったときにその切符を使ってマジックできそうですが、そもそも最近切符使いませんよね ^_^;
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