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カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

自分の持っているマジックの道具をカップを中心に紹介。

Johnny Paul Cups (Steel, Bright Chrome) by Rings-N-Things Magic

2024-02-25 14:28:00 | カップアンドボール

 以前、Johnny Paul Cupsについては紹介したことがあります。

Johnny Paul Cups - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

JohnnyPaul氏のCupsです。と言ってもレプリカで本物ではありません。PeteBiro氏が本物を丁寧に測ってそれを再現したものです。Stevensmagicさんで数量限定で販売された時に...

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この商品はStevens Magic Emmoriumで数量限定で発売されたカップで、Pete Biro氏がJohnny Paul氏の本物のカップを丁寧に測ってそれを再現したものです。真鍮製です。

 このブログの中で、この商品はもちろん今は販売されていませんが、Rings-N-Things Magicで販売されていますと商品URLを貼り付けました。しかし現在は販売されていません。このカップを先日入手しましたので紹介したいと思います。

 その前に、前の記事でも貼り付けていますが、Johnny Paul氏の実演映像を示しますので、まだご覧でない方は是非見てください。


 まあ、トミーワンダー氏の手順以上に真似するのが難しそうなキャラクタが光るルティーンだと思います。

 さて、前回紹介したこのカップを再び入手したのにはきっかけがありました。それが、フレンチドロップさんのメールマガジン「週刊スペルバウンド817号」における庄野さんの文面でした。引用させて頂きます。

「さて話は変わりますが、今のマイブームはカップ&ボールなんです。

今さらと思われるかも知れませんが、フレッド・カップスのカップ&ボールを見直して、毎晩ああでも無いこうでも無いとやっていると、友人の宮中さんより「ジョニー・ポール」のカップ&ボールや最高やで。

これをやらずに、マジシャンや言うたらあきまへんでとサジェスチョンを頂き、又、資料までも頂き、これに挑戦すべく色々な方向よりアプローチしているところです。

ジョニー・ポールのカップ&ボールには独特の形のカップが必要ですが、散々調べた結果、どこにも売ってなく、入手困難だということが解りました。」

 これを読んで、あれ?Rings-N-Things Magicになかったっけ?と再度自分が以前ブログで貼り付けたURLをクリックしたところ、ページがなくなっている…。品切れはときどきあるのですが、完全にページがなくなっているので、変だなと思い、Donnie氏にメールで問い合わせてみました。すると以下の返事が来ました…

「the Johnny Paul tooling is now owned by Scott Jenkins, he got the Pete Biro estate. I’m pretty sure though that the spin shop that has the tooling for those cups claimed that they lost the tooling when Scott went to claim it.

The only way I could make Johnny Paul cups now would be to recreate the tooling- make all new blocks. And I have no plans for that.」

 Pete Biro氏が亡くなったことに関係するのだろうなと思っていたのですが、なんとspin shopがtoolingを無くしてしまってもう作れないとのこと…なんとルーズな管理なんだ…貴重なカップなのに…と思ってしまいました。もちろんまた出てくる可能性も0とは言えませんが、Rings-N-Things Magicとしては、その見込みも無いということで商品のページを消してしまったんですね…残念です。

 そんな折、ebayでこのRings-N-Things Magic製のカップが出品されいる事を知り、もとの価格より高くなっていましたが、思い切って購入しました。

 これらのカップはRings-N-Things によってオリジナルの Pete Biro ツールから .050 鋼(Steel)で手作業で紡がれ、外側はブライト クロム仕上げ、内側はブライト ニッケル仕上げでメッキされています。まず、スチールは銅、真鍮、アルミニウムよりも硬い金属なので、へこみにくいですし、クロムメッキ皮膜も非常に固く、耐食性・耐変色性も大きいのです。さらに下地のニッケルメッキでそれらを補っています。Johnny Paul氏の手順ではバンバンカップを叩いたり、ジャグリングのように投げてキャッチしたりするので、それに耐えれるように作ったのではないかと想像します。

 前回の記事でも書いたかもしれませんが、カップについて少し書いておきたいと思います。Johnny Paul氏のカップはスポンジボールを消したり出現させたりできる形となっています。上手い手順との融合により多くのマジシャンも引っ掛かり、不思議に思いました。その中の1人であるAl Weatly(アル ウィートリー 1901-1964)がこの現象を再現しようとしてチョップカップを発明したとされています。今ではチョップカップの方が主流となり、クロースアップマジックに欠かせない道具の1つになってますよね。これもJohnny Paul氏がこのカップと手順を発表しなかったら生まれなかったのかもしれないと思うと歴史って面白いですね。

 Johnny Paul氏は自分用に50セットのみカップを作ったそうで、今ではこのオリジナルカップは完全にコレクターアイテムになっているようです。Pete Biro氏はこのオリジナルカップを丁寧に採寸し、レプリカ作成用のtoolingを作りました。このカップは実はオリジナルと全く同じでは無く、改良が加わっています。きれいにスタックができるようにし、通常のカップ&ボールの手順でも利用できるようディンプルを作ったようです。通常のカップ&ボールのルーティン用には7/8″のボールが利用でき、ファイナルロードにはラクロスボールサイズ(2 3/8″)のボールが使えると書いてあり、Rings-N-Things Magicのこのセットでは、2インチのスポンジボールだけでなく、7/8インチのニットボールも付属します。

 しかし、私の持っているラクロスのボールは完全には入りませんでしたし、2 3/8″のニットボールはほんの少しだけ大きく、マットならカップが問題なく立ちますが、固いテーブルなどでは少し真ん中が浮いてしまいます。さらに、7/8インチのニットボールも3つ乗せてカップを被せると微妙に浮いてしまいました(^◇^;)

 Pete Biro氏によると、Johnny Paul氏のカップのサイズ(形)はHofzinser(ホフジンザー:1800年代中頃のオーストリアで活躍したマジシャンで、カードマジックの父とも呼ばれているマジシャン)が使用していたカップと非常に一致しているそうです。ちなみに、ホフジンザーのカップ&ボールの手順は「The Magic of J. N. Hofzinser」に書かれており、その中でボブ・リード氏が保有していたホフジンザーが使っていたカップが写真付きで紹介されています。ホフジンザーは2カップの手順を行っていたようですが、ボブ・リード氏の写真のカップは3つだったところが少し不思議なんですけどね(笑)。でも流石ボブ・リードですよね。Hofzinserのカップを持ってるなんて…我が家にあったら家宝になりそう(笑)

 どんな手順か、カップかをご覧になりたい方は上記本を購入されると良いと思います。私は電子ブックで購入しました。

The Magic of J. N. Hofzinser by Johann Nepomuk Hofzinser & Ottokar Fischer & Richard Hatch

Despite Hofzinser's wish to have all his apparatus and magic records destroyed, a lot has been preserved because his wish was never carried out. Ottokar Fis...

Lybrary.com

 

 ポールフォックスももちろん素敵なのですが、このクラシックな形もいいですよね。このクロムメッキのスチールカップは頑丈でガンガン叩いてよさそうですが、やはりそれはもったいなくてできないです(T_T)。歴史的にも面白いJohnny Paul Cupsの2度目の紹介でした。

 Rings-N-Things Magicのページは無くなりましたが、同じものと思われるカップの紹介HPを見つけましたので示して置きます。

Johnny Paul Cups (Steel, Bright Chrome) by RNT II



















 


スペシャル・悟空の玉 by 庄野 勝吉

2024-02-18 15:11:00 | カップアンドボール

 フレンチドロップの庄野氏のカップの手順が商品化されたものです。まずは実演映像です。


 フレンチドロップさんで、販売されており、ちょっと前まで品切れでしたが、2024年2月18日現在では販売されています。

スペシャル・悟空の玉 

やぶはるおの悟空の玉をアレンジしました。

マジックショップ フレンチドロップ

 

 この手順は商品説明にあるように、藪晴夫氏の「悟空の玉」の改案だそうです。この商品の解説では藪氏の原案は解説されていません。もし、興味のある方は、フォー・オブ・ア・カインドという冊子のVolume21のNo.3に藪氏の原案も含め解説されているので購入されるとよいかと思います。タイトルは「藪晴夫の悟空の玉へのオマージュ」です。

フォー・オブ・ア・カインド2

フォー・オブ・ア・カインド」シリーズに追加

マジックショップ フレンチドロップ

 

 この冊子が2023年12月31日発行となっており、私がフレンチさんで「スペシャル・悟空の玉」を購入したのが12月30日でしたので、ほぼ同時リリースという感じで出しています。この冊子を読んで、自分のカップ用にギミックを作成し、沢山の玉を購入すれば上記商品を買わなくても演技はできます。もし上記商品が売り切れで手に入らないとなれば冊子を購入されるのもよいかと思います。まあ冊子も他の号は売り切れなので、この号も売り切れるとは思いますが…

 ちょうど、この前テンヨーの「悟空の玉」を紹介したところですが、日本ではこの縦に貫通する手順自体を「悟空の玉」と表現することも多いと思います。藪氏の「悟空の玉」は、ほぼ通常の「悟空の玉」の手順のエンディングにたくさんのボールが出るというもので、技術もいらず、「悟空の玉」ができる人ならできると思います。

 一方、庄野氏の手順は動画でご覧のように、大きく異なり、通常の「悟空の玉」と比べると本格的な手順となっています。改めが入ることで最後のたくさんのボールの出現が不思議になるという点と、さらにもう一つ、さらに大量のボールが出現するというエンディングがあります。

 カップ&ボールの手順で最後に大量の小さなものを出す手順はいくつかあります。ちょうど前回紹介した「Unreal Cups and Balls Mini」では最後小豆が出てきますし、「Amazing Coffee Cups and Beans」ではコーヒー豆が大量に出てきます。また、エルムズレイの手順では塩がたくさん出てきます。

 これらはカップ単体から出てきますが、今回の「スペシャル・悟空の玉 」のようにカップを上下に重ねるタイプとしては、「The Immortal Sowing Beans」の手順の中で、やはり大量の小豆が出現するというのがありました。カップ&ボールではありませんがお椀を上下に重ねて大量のモノを出すという現象で最も思いつきやすいのはチャーリーミラーが得意としたライスボールでしょう。

 今回のように、通常のカップ&ボールでこの現象はあまり見たことがなく、面白いと思いました。もともと、テンヨーの「悟空の玉」は円筒スポンジを使っているので、スポンジ素材の特長を生かして、ラビットエクスプロージョンのように、もっと大量に出る手順にできないだろうか…などと考えてしまいます(笑)

 話が飛びますが、このビデオで庄野さんが使われているカップもいかにもカップ&ボール用のカップではなくて、いいですね。渋いです。ブリキでしょうか??また、カップをスライドさせてとる動作があるのですが、これもカッコいいなと思いました。

 最後にちょっとこの商品を購入して「おや?」と思ったことを書いておきます。まず付いてくるギミックが解説通りに機能しません(商品なので表現をあいまいにしてます)。解説ビデオは2本立てになっており、前半は上記実演で使っているカップを使っての正式な解説、続いて商品のプラカップを使っての追加説明があるのですが、追加説明時にギミックがより安定するようになってます…と解説頂いているのですが、その改良のためか前半の解説手順の方法では上手くいきません。微妙に手順を変える必要があります。本当にちょっとですが…。ちょっと手順を変えればできるのですが、改良後のギミックでの通し手順の解説も一応欲しかった気はします。またカップの形状やサイズによりますが、付属のプラカップを利用して、1つめのファイナルで出せるボールは頑張って10個くらいでだと思います…。もっと多く付属してますが、そこまで大量に出せません。出せないというか不自然なになってしまいます。

 本商品は、カップ&ボールにまた新たな刺激を与えてくれた興味深い商品でした。「スペシャル・悟空の玉」ではなく「スーパー・悟空の玉」の方がスーパーサイヤ人が想起されて面白かったのでは?と思うのは私だけでしょか(笑)

---関連ページ---

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JL Premium Cup & Balls by JL MAGIC

2024-02-11 19:03:00 | カップアンドボール

 韓国のマジックショップ(メーカー )JL MAGICが2015年ごろにリリースした(と思われる)ステンレス製のカップです。コンボカップになっていて、3つのうち1つはチョップカップです。まずはPVを紹介します。このビデオは2018年にアップされており、タイトルにv20180503とあるので、それ以前のバージョンから更新したのかもしれませんね。


 解説ビデオでは、この手順とチョップカップのみを使う手順が解説されています。この手順は、最後に大きなボールなどのロードもなく、フェイクパスなどもないので、わりと初心者向きに作られていると思われます。手順としては悪くないと思いますが、撮影の角度のためボールが見えなかったり、演者がちょっと迷ってる(?)と思うところがあったりと、ビデオのクオリティ的には高いとは言えないかもしれません(;^ω^)。

 JL MAGICのページでは売り切れですね。

JL Premium Cup&Balls - JL MAGIC

JL MAGIC

 

 日本では、セオマジックさんやマジックファンタジアさん、ストレートマジックさん、などで扱われてたと思いますが、今は売り切れで入手は難しいかもしれません。

 日本のお店の代表としてセオマジックさんのページを示します。

JL Premium Cup & Balls ※-セオマジックネットショップ

JL MAGIC製の高級なカップ&ボールです。ステンレス製で2つがレギュラーカップ、1つがチョップカップになっています。ボールもレギュラー4個、マグネット入...

セオマジックネットショップ

 

 JL MAGICでは約107ドル、セオマジックさんで16500円なので、そんなに差は無いですね。送料考えると日本で買った方がやすいかもしれません。セオマジックさんのページの写真はボールがモンキーフィストではなく、ニットボールなので恐らくちょっと古いバージョンだと思われます。

 実はこのプレミアムカップ銅製もあって、JL MAGICではまだ在庫があります。

JL Premium Cup&Balls copper - JL MAGIC

JL MAGIC

 

 セオマジックさんでは在庫はありません。

JL Premium Cup&Balls (銅) ※-セオマジックネットショップ

JL MAGIC製の高級なカップ&ボールです。銅製で2つがレギュラーカップ、1つがチョップカップになっています。ボールもレギュラー4個、マグネット入り2個が...

セオマジックネットショップ

 

 ちょっと気になるのはJL MAGICでは銅の方がステンレスよりも値段が高く123ドルとなって、セオマジックさんでは税込み9350円とステンレスより安いことです。もしかしたら銅製を再度作ったとき、材料の高騰などで、値段が上がったのかもしれません。とするとステンレス製も今後再販される場合は大きく値段が上がるかもしれませんね。

 カップのサイズはHPの記載では口径64㎜、高さ75㎜となっています。重さは私の秤では132gでした。最近のCNCに慣れてしまうと軽いと感じるかもしれませんが、個人的にはこのくらいが良いと思います。大きさは標準サイズというか、私の感覚では少し大きい部類に入ります。テニスボールがギリギリ入る大きさです。ステンレス製のカップは銅や真鍮に比べて珍しく、そんなにたくさんないと思います。また、ステンレス製でこのお値段はお得だと思います。これまで紹介したカップでは、ミカメクラフトとオーエンのカップがステンレスです。並べて撮影してみました。みかめ製(すなわちポールフォックスTypeI)に比べると少し大きく縦長のデザインですね。


 ボールは、モンキーフィスト(1インチ)のボールが6個付いています。そのうち2つがチョップボールです。セオマジックさんのHPをみるとニットボールでボールは5つ(チョップボールは1つだけ)だったようです。チョップボールの力は、よい感じで標準的だと思います。たたきつける必要は無いですが、少し意識しないとリリースできない感じです。

 このカップセットには専用ケースが付いています。バッグの持ち手をベルトに通すとホッピングとかで持ち運び便利と書かれています。揺れそうな気もしますが...

 私が入手したセットにはミニDVDが付いていて、解説動画が入っていました。表紙に解説動画のURLもあったのですが、動画が無いのか、上手く表示されませんでした(T_T)

 せっかくなので以前紹介したJL MAGICのウォンドと一緒に写真をとってみました(^▽^)。ウォンドのチップもシルバー色なので合うと思います。

 総括的には、ステンレス製のコンボセットカップでこの価格はお値打ちな商品だと思います。カップ&ボールの手順でも単体チョップカップの手順でも使えますし、メッキでも無いのでハードに使っても大丈夫でしょう。私のように小ぶりが好きな方には少しだけ大きいかもしれません。現在は入手困難なので、再販される事を期待しています。値段上がりそうな気もしますが(;^ω^)。


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悟空の玉 by Tenyo

2024-01-23 00:54:00 | カップアンドボール

 2024年初めの商品紹介はテンヨーの「悟空の玉」です。プラスチック製の3色のカップと3つの玉があり、それがカップの底を通り抜けるというマジックです。玉と言いつつ、スポンジ製の円筒なんですけどね。カラフルなカップが子供たちに興味を沸かせ、現象は明確!そして技術はほとんど必要ない!名作です!


 既に廃番となっておりますが、まだ商品ページが残っているお店もいくつかありましたので、いつかなくなってしまうとは思いますが、代表でまほうとまほうさんのページを示します。

悟空の玉(テンヨー)

 私としては、まだ販売されているものと思い込んでいたのですがいつの間にか単品での販売(生産?)が終了となっていた商品です。カタログで確認したところ2016年のカタログには載ってましたが、2017年のカタログには載っていませんでしたので、その間に終了となったと思われます。



 チャイニーズステッキや小さくなるトランプ、そして悟空の玉…、名作が消えていくのは少し悲しい感じもしますね(T_T)。単体で売り上げを出すのは難しくなったんでしょうね…。でも、この悟空の玉は8種類の手品が入ったセット「8つの手品」に「まほうのコップ」として今も入っていますので完全に消えたわけではありません。

8つの手品

    発売以来、多くのマジックファンを生み出してきた超ロングセラー商品です。初めての人に最適な手品がバラエティ豊かに8種類入った手品セットです。楽しいマンガの説明...

テンヨーストア

 

 さて、「悟空の玉」は、1965年年のカタログにもある、テンヨーの初期からある商品です。テンヨーの商品にはT番号という年代に沿った番号があるのですが、悟空の玉はT-15かなり前半ですね!でも1番はシンブルなんですね…意外といえば意外。世界最古のマジックとして名高いカップ&ボールなので、カップ好きとしては、1番に来てほしかった(笑)。

テンヨー製品の歴史 | TENYO マジックファン

 当時の値段をみると200円(;^ω^)。初期のカップとその後のカップを並べてみました。初期のカップは底にウサギのマークがあり、色も青と黄色は後半のものと異なります。初期のものは青が濃い青で、黄色は薄いというか明るいという感じの色(レモン色?)です。後半のカップの青はアクアグリーン(?)となり、黄色も一般的な黄色になっています。



 ボールに関しては、手元にはありませんが、初期は赤色に染められたコルク製だったそうです。のちのバージョンでは黄色い円筒スポンジとなります。先に書かせて頂きまいたが「8つの手品」にも「悟空の玉」と同じカップが「まほうのコップ」という名前で入っているのですが、そこではコルク玉や円筒スポンジではなく、犬型のスポンジを使います。これは同セットに「ふしぎな犬」というスポンジマジックがあり、このマジックで使うスポンジ子犬を使っているのです。スポンジマジックの後に演技ができます。意味を持たない玉や円筒よりストーリが作れそうです。キデイランド大阪梅田店マジックショップのディーラー木下さんが「8つの手品」を紹介されている映像があるのですが、その実演映像を紹介させて頂きます。


 バリエーションを少し紹介します。ディズニーランドで「魔法のコップ」という商品名で以前販売されていた3色カップのセットです。3色のカップにはミッキー(赤色)、ミニー(青色)、ドナルド(黄色)のシールが貼ってあります。面白いことに青色カップの色が上記2つのタイプと異なります。ディズニーの青色カップは水色です。なんで青色だけこんなに違うんでしょうかね(笑)。ちなみにシールはコップの口が上になるように貼っていますので、悟空の玉の手順をする際はキャラクターは逆さまになってしまいます。でもコップとして使う場合は普通は口を上にするので向きとして正しいのでしょうか??

 ボールは固いスポンジのような素材の赤い3つのボールです。このセットにはさらにウォンドともう一つ違うマジックが行えるようギミックが入っています。このマジックは「くっつくコップ」というマジックでコップの上に新聞紙を載せ、ウォンドをコップの間に差し込み持ち上げるとコップが新聞紙にくっついて浮き上がってしまうというものです。1970年代前半でしょうか、「いつでも どこでも あなたは手品師」というセットがあったのですが、その箱に透明のカップですが、このマジック(だろう)を演じている男の子が印刷されています。



 次に紹介するのは、ディズニーランド30周年記念限定で発売されたカップのセットで名前は上記と同じ「魔法のコップ」です。カップの色は上記のカップと同じですが、キャラクターが貼られている色が違います(笑)。ドナルドは黄色で同じですが、ミッキーが青、ミニーが赤です。もちろん貼られているシールは異なります。さらに、付いてくるボールとウォンドが違います。ボールは「悟空の玉」と同じ黄色い円筒スポンジでウォンドはミニステッキと書かれていますが上記ウォンドと比べるとかなり小さいです。ちなみにこのウォンドはマクドナルドのハッピーマジックシリーズのドナルドのマジックショーというカード当てで使うものを同じです。やっぱりウォンドがある方が不思議を起こすときの雰囲気出ますよね。

 このバージョンには「くっつくコップ」用のギミックや手順は入っていません。ちなみにシールの向きは先に述べた商品と異なり、コップの口を下にした状態でキャラクター達の向きが正しい状態になります。通常のコップとして使う場合は逆になりますが、やはりマジック専門のカップなのでマジックをするときに正しく見える方が自然な気はします(;^ω^)

 このカップを使ってディズニーランドのディーラーさんが演技をしている映像をYoutubeで見つけました。


 流石ディーラーさんです!子供とやり取りをしながらきっちり現象を起こしています。最後の改めっぽいところもへぇ~と思って見ましたが最後の「オチに」最も驚きました!なるほど~その手があるのねという感じです。

 JPMAGICさんの超有名なブログでも以前、悟空のカップが紹介されており、このディズニーの30周年記念カップも紹介されています。

Cup & balls

引き続き、先日行った東京ディズニーランド(以下TDL)のマジックショップで購入したマジックを紹介します。TDL30周年記念のマジックグッズで園内でしか購入できない商品で...

 

この中で「スポンジは同じですが、これミッキーの形をしていたら面白いのに。または最後に3つが一つになってミッキーの形になるとか。」と書かれています!上記実演映像のように3つを並べてミッキーの形だといい、おまじないをかけるとつながって1個のスポンジとなり、分裂して増えて、最後ミスターラビットのように大きくなっても面白いですね。やり過ぎですか...(笑)


 他のバージョンとして、私は持っていませんが、アナと雪の女王バージョンも発売されていました。

魔法のコップ アナと雪の女王-マジックショップ マジックファンタジア

アナと雪の女王マジックシリーズ第五弾 「アナ」「エルサ」「オラフ」が描かれたコップと、雪のような白い玉がそれぞれ3個ずつあります。 全てのコ...

マジックショップ マジックファンタジア

 

 これは、ちょっと変わってますね。カップの色が3つとも同じです。またボールは雪を意識した白い梵天です。

 最後に「悟空の玉」という名前について少し述べたいと思います。「悟空の玉」というのはテンヨーの商品名ですが、あまりにもこれが有名になったせいか、日本ではこのカップのそこを通り抜けて下にボールが移動する手順自体を「悟空の玉」という事があると思います。それって凄いことですよね…

 テンヨーイズムでこの悟空の玉の英名を「The Monkey King's Cups」としていることからわかるように、やはりこの悟空は西遊記の孫悟空ですよね…。でもなんで「悟空の玉」なんでしょう?もしかして西遊記の中で悟空が玉とカップを使ったマジックをする記述があるのか?などと思い、西遊記に詳しい文系の大学の先生に聞いてみましたが「聞いたことないなぁ」と言われてしまいました(笑)。

 パッケージには「4500年の昔から」と書かれてますし、箱やカタログの挿絵はまさしくエジプトベニ・ハッサンのバケト3世の墳墓の壁画の絵です。それから考えると中国のイメージを持ってしまう「悟空の玉」より「エジプトの玉」「ナイルの玉」とかの方がよさそうですよね(笑)

 こうなれば最終手段!ということでテンヨーさんに直接聞くのが良いだろうと思い、テンヨーのホームページに「商品に関する問い合わせ」があることをいいことに、質問をさせて頂きました(使い方を間違ってますので基本的にはよくないと思います、すいません)。返事がなく1週間が過ぎました…。そりゃまあそうだろうな…と諦めていたら、なんとテンヨー開発部さんからメールがありました。転記させて頂きます。

---

 株式会社テンヨーでございます。

お問い合わせの件、ご返信が遅くなり申し訳ございません。「悟空の玉」は弊社の初期の製品で、1960年代に最初に販売されたようですが、

当時の資料が弊社にも既にございませんでして、名称の由来や正確な販売開始年度などは不明です。

悟空の名称は当然「西遊記」の孫悟空を由来としている筈です。弊社内の人間の推測ではありますが、手塚治虫さんのアニメ「孫悟空の大冒険」が1967年にヒットしたので、そこからとっているのかもしれません。

この度はお問い合わせをいただきまして有難うございました。今後とも弊社製品をご愛顧いただけましたら幸いです。

 既に資料は残っておらず、名前の由来や発売開始年度などは不明だそうです。それだけ伝えて終わりではなく、社内の方々の推測として手塚治虫氏の「孫悟空の大冒険」の影響があったのではないかというところまでコメント頂けたところにテンヨーの方々の愛を感じました。ありがとうございました!!このカップは基本的には子供向けですので、子供たちが喜ぶ、興味を持つ、ネーミングを考えられたという可能はありそうですね。もし、ご存知の方がいらっしゃれば、情報頂ければ幸いです。

 ところで、私の年代的には西遊記といえば、堺正章さんや夏目雅子さんの番組でして、手塚治虫さんの漫画やアニメは知りませんでした(;^ω^)...のでちょっと調べました。

ぼくのそんごくう|マンガ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL

悟空の大冒険|アニメ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL

 というわけで、テンヨーの「悟空の玉」についての紹介でした!!


TOT Cups and Balls Combo Set by The Orange Tree Magic

2023-12-23 22:37:00 | カップアンドボール

 The Orange Tree Magicというメーカー(マジックショップ?)をご存知でしょうか?私はあまり、意識してなかったのですが、有名なようで…言われてみれば、私が持っている商品では、「ニルヴァーナ」というカードマジック(ギミック)がありました。

 いきなり脱線ですが、Orenge Treeといえば、「近代奇術の父」と呼ばれるフランスのマジシャン、ロベール・ウーダンの演目ですよね。やはり、そこからとっているのでしょうか…。せっかく話が出てきたので、Paul Daniel氏がウーダンとなり(?)このマジックを演じている映像をご紹介します。(動画埋め込めませんでした(T . T))

https://youtu.be/-Ht_afydffk?si=yjyktxF4NDAVI6PE

ここで使われているオレンジの木はJohn Gaughanという方が様々な資料を元に再現されたようでMAGUSさんも所有されているとのことです。MAGUSさんは現代風にアレンジした「オレンジの木」を演じられているそうです(見てみたい...)

マジシャン メイガス 最先端イリュージョン・マジックショーを全国へ【特別なマジック】

NHK紅白歌合戦2年連続出演、世界タイトル「マーリンアワード」受賞、国内「マジシャンオブザイヤー」2回受賞、第51回「ベストドレッサー賞」受賞。メイガスは、情報番組や...

マジシャン メイガス 最先端イリュージョン・マジックショーを全国へ

 

 話を戻して今回紹介するのは、ちょっと、こだわりがありそうなこのThe Orange Tree Magic(頭文字をとってTOT)がリリースした限定のコンボカップセット「TOT Cups and Balls Combo Set」です。限定300とありますが、まだ現時点では売り切れにはなっていません。前回紹介したTCCのMaster Cupが750セット限定だったので、それに比べると半分以下ですが、値段や知名度のこともあるので、どのくらいでなくなってしまうかは全く予測できませんね(;^ω^)

TOT Cups and Balls Combo Set | Orange Tree Magic

Presented by The Orange Tree Studio, is now available for purchase. Base on the traditional Paul Fox design, the cups are made of rare Japanese steel, handcrafte...

Orange Tree Magic

 

「セット」というだけあって、カップだけでなく、ウォンドやボール、エッセイが書かれた小さな冊子も含まれています。HP上の情報とほとんど同じですが、それぞれ紹介していきます。

<ケース>

 まず、ケースが凝ってます。紙製ですが、上下にデザインがあり、開けると中にヒエロニムス・ボス(ボッシュ)(Hieronymus Bosch)の「手品師(いかさま師)(英語:The Conjurer)」がプリントされています。このBoschの作品はカップ&ボールが描かれている最も有名な作品ですよね。しかし、Wikipediaには「しかし近年の研究により、ボスの他の作品との間に多くの相違点が指摘され、現在では工房の作品あるいはボス以降の追随者による作品とする見解が強くなっている」と書かれています。また、同Wikipediaには「オリジナルの作品は失われており、本作品を含む5点のバージョンと1点のエングレーヴィングが知られているが、ほとんどの研究者はサン・ジェルマン・アン・レー市立美術館のバージョンを最も信頼できる複製であると考えている」とも書かれています。いろんなバージョン(カエルが口から出ているやつとか…見たことあると思います)。この絵だけでもいろいろありますが、本題では無いので、このへんで(;^ω^)。

 ケースの中には緩衝材をカットしてカップとウォンド、ボールが収納できるようになっています。小ボール、カップ、ウォンドは専用のカットされたところに配置しますが、大ボールはカップの中に入れてカップと一緒に型に入れます。




<カップ>

 カップはシルバー色のカップでHPによるとレアな日本製のSteel(鋼鉄)で手で紡がれており、きれいに磨かれています。英語力の問題で自信ないのですが、材料だけ日本ということでしょうか…。CNCではありません。形は「Base on the traditional Paul Fox design」と書かれているようにポールフォックスタイプです。かなりポールフォックス(Type1)に近い形ですが、わずかにスリムな気がします。参考としてみかめくらふと(ミカメクラフト)製のカップとテンヨー製のカップの間に置いてみました。

テンヨーのアルミ製カップ - カップ&ボールのカップ中心にいろいろ紹介

みかめくらふとのカップよりわずかにスリムでショルダービードも少しだけ高いです。ただ、かなり近い形ですし、重さも近いですので、もし、みかめ製のカップを使いたくて、でも入手できないという方にはオススメです。最近のCNCタイプのカップに比べるとかなり軽く感じますが、個人的にはこちらの方が扱い易いです。商品ページにはカップ同士をぶつけた時にきれいな音が出ると書かれています。確かにきれいですが、音に関してはやはりCNCの方がきれいな(単一周波数っぽい)音が出ますね。

 コンボカップなので1つはチョップカップですがよくできていて底を見ても差はわかりません。磁力は強すぎず、良いと思います(個人的にはさらに弱いのが好きですが(笑))。最後に大きさ、重さについてです。HPの値を引用します。

カップの口径:64mm

カップの高さ:64mm

カップの重さ:約91g


<ボール>

 ボールは手縫いのニットボールでワインレッド(赤紫?)色です。落ち着きのある色で個人的には好みの色です。派手過ぎないのでフラッシュする確率を減らしますし、かといってシルバーのカップの上に乗せれば、しっかり目立ちます。この色は後で紹介するJared Kopf氏の中でも書かれているのですが、Charlie Miller氏の助言に基づいてBob White氏が使っている色です。

 小ボールの直径は23㎜と1インチよりわずかに小さいサイズで、軽すぎる事のない重さのボールです。毛糸はちょっと太目ですかね。4つ小ボールが付属しますが1つはチョップボールです。チョップボールだけ重いということもなく、しっかり作られています。先に述べましたようにチョップボールの磁力もしっかりカップと調節されています。大ボールは同色のボールで3つで、ジャストサイズに作られており、サイズは60mmです。割と重さもあってよい感じです。3つしか大ボールは入っていませんので、もし4つ使う方は60mmのボールを他のお店で購入されると良いと思います。このサイズは特殊ではなく例えばRINGS-N-THINGS MAGICさんで購入できます。


<ウォンド>

 ウォンドは約32cmの長さで、細めです。そして、写真にありますように非対称なウォンドです。対照的なウォンドが多い中、非対称なウォンドにしたのは何故でしょうか...まあ、ハリーポッターなどの魔法使いはこのウォンドのようにやや先のとがったウォンドを使うので、そのあたりのデザインを意識したのかもしれません。わりと軽いウォンドです。


<冊子(エッセイ)>

 このセットには、Jared Kopf(ジャレッド・コッフ)氏の2000語程度のエッセイが書かれた冊子が付いています。Jared Kopf氏といえば、2015年の箱根クロースアップ祭で日本に来て、皆を驚かせたそうですね。レクチャーノートが出ています。

【新世代の名手!】ジャレッド・コッフ・レクチャーノート(NOTHING BUT THE FAMILY DECK)〜箱根発の2015最新情報!〜 [monthly Magic Lesson Shoppers]

また、Penguin LIVEにも出てます。

Jared Kopf LIVE (Instant Download)

“As a rationalist and a mechanist, I view all phenomena as ultimately explainable. ‘There’s no such thing as magic,’ is one of my common refrains. But some obser...

Penguin Magic

 

これらのレクチャーの内容を見ると、カードマジックばかりで、カップ&ボールをする感じではありません...では、なぜ??と思っていたら、氏はBob Whilte氏を師としているんですね。Bob Whilte氏といえば、カップ&ボールに通じており、評価の高いカップ&ボール解説ビデオを出しています。そしてよく見るとこのビデオの中でJared Kopf氏の名前も入っていますね…。このDVDについてはまたブログで紹介させて頂きたいと思いますが、このカップのセットのボールとBob Whilte氏がDVDで使っているボールが同じ色なのは偶然ではないと思われます。

Cups And Balls by Bob White (DVD)

There are countless wonderful routines with cups and balls. Max Malini, Al Baker, Sam Horowitz, Charlie Miller, Paul Rosini, Dai Vernon and many other capable pe...

Penguin Magic

 

冊子は、歴史的な話から始まり(このパートは古い英語の引用など英語が難しくて完全に理解できていません(笑))、トピック的にファイナルロード、ウォンド、ボール、カップの話などが書かれています。




 総評として、最近のCNCのカップが個人的には少し重いと感じることもあり、昔からの職人さんの手で紡がれた(日本のSteelを使った)このカップは、大きさ、重さ、形、全てにおいて、いいカップだと思いました。ファイナルロード用のボールもカップ専用のぴったりサイズであることもGoodです!

 というわけで非常におすすめですが、気になる点としては、お値段が高い、大きさがやや小ぶり、CNCではないという点でしょうか。セット&限定商品としての価格のためやはり高いと感じます。カップのみで200ドルくらいで販売してくれればありがたい…。テニスボールが入らないので、大きなボールを出したい人にはお勧めできません。また重いカップがいい、という方にもこのカップは軽くはないのですが、重いのが好みならCNCをお勧めします。購入をご検討の方はこの辺りも考慮されればと思います。

 2023年最後のカップ紹介の予定です。今年もいろいろなカップが紹介できてよかったです。次回は、何か一般的な商品を挟む可能性はありますが、今年の振り返りを書きたいと思います。是非見て頂けると幸いです。