雨にしっくりとけむる京都東山かいわい。
足元を濡らしながら、霊山歴史館からねねの道へくだった。
高台寺にさしかかるあたりで石塀小路へおれる。
建物の基礎の石垣が続くさまは、文字通り石塀を思わせる。
京情緒あふれる街並みに、静やかな雨音が染む。
石畳に人影まばらなのは、雨のせいだけではなく分かりづらさもあってのことか。
中ほどにある喫茶「いし塀」で足を休めた。
半月盆にのった菓子付きコーヒーをいただく。
初めて口にする「雪渓」は、どこか懐かしい味がした。
マカロンをもっと軽く口解けよくした和風バージョンてとこかな。
コーヒーに合うがため、富山からわざわざ取り寄せるこだわりに店の姿勢がうかがえる。
和三盆と卵白で作られていることを店主から教わった。
祇園の水で淹れるスッキリとしたコーヒーとの相性は抜群だ。
和菓子ならではのほっこり気分に時を忘れてしまいそう。
まったりシックな店内で、贅沢至極のもてなしをうけた。
富山土産の候補をひとつ見~つけた♪
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