息子からのプレゼント群馬旅行＝その６＝朝の足湯とＧＧＣで「またね」♪

草津温泉の空は、昨日に引き続き爽やかに晴れ上がっていた。
透き通った朝の陽光を受け、眩しい湯畑界隈に昨夕の艶っぽさは跡形もない。

宿から足湯に直行したが、すでに多勢で占められていた。
でも、よく見ると湯がくるぶしの下くらいまでしかない。
時間が早いからか、注ぎ込む湯量を少なくしているようだ。

そこで、裏山の「光泉寺」への階段を上り、参拝を済ませる。
その頃には、足湯の人も空き、湯量も増えていた。
この旅の２度目の足湯、いただきま～す。
張りつめた空気の中、足先からじんわりと温かさが満ちて気持ちいい。

群馬旅行も、いよいよ今日が最終日。
４人で最後の食事会場、上州牛を扱うステーキの店「G.G.C」へ車を向ける。

人気店らしく、結構な混み具合だった。

大概はヒレを選ぶ私は、ここでも迷わずヒレステーキを。
めちゃくちゃ軟らかでジューシー。
行く先々、どこでも自慢の牛肉があって食す機会が増えている。
高価で美味しいのは当然だが、手頃価格でとなると頷ける店は少ない。
その点、G.G.C は文句なしで庶民の強い味方だろう。

サラダのドレッシングが４種類あり、こちらは迷ったあげくにオレンジで頂く。
すごく爽やかで美味。

嫁ちゃんのパンに注目。
ぐんまちゃんの焼き印が可愛らしい。

ゆっくりと、いっぱいお喋りしているうちに、帰りの新幹線の時間が刻々と近づいていた。
同時に、チョッピリ寂しさも頭をもたげてきた。

高崎駅まで送ってもらい、車を降りる。
最後までの様子をビデオに撮りたいから、ここで見送るという息子たちにお礼と別れを告げた。
ふり返りつつ、手を振りつつ駅舎に入った直後に、息子の声が追いかけてきた。
ビデオのSDメモリーカードを手渡すためだった。
そう言えば、昨夜は撮ったビデオの整理をすると言っていたなぁ、と振り返る。
受取りついでに握手をすると、寂しさがドッとこみ上げ、目の前が霞み歪む。
現実に戻りたくないよぉ～。
歳と共に涙腺が緩んできたようだ。
それをグッと押さえて、２度目の「またね」

改札をまさに入ろうとした時、またもや息子が「忘れ物～！」と駆けつけてきた。
それは、草津の宿「金みどり」が記念写真を撮って下さり、メッセージカードに仕立てたものだ。
ぎりぎりで間に合って良かった、と肩で息をしている。
わざわざありがとう～で３度目の「またね、元気で」

何とも凛々しい「はくたか」で、帰路の途に就く。
現実への線路は続くよどこまでも。。。

帰宅後、ビデオを再生して、え”っ！！
初っ端に、息子の顔が大映しで登場するんだもの。
私達を迎えに来る車中で撮ったと思われるメッセージが流れる。
気持ちを込めた一言一言に、熱い物がこみ上げ・・・でも、もう泣かないよ。

あとは、出会ってから別れるまでをカメラが追っている。
この日のためにビデオカメラを購入してくれたのだろうか。
メインカメラマンの嫁ちゃんは、撮るのは初めてといってたけど、とっても上手。
思い出をいっぱい残してくれて、ありがとう＆お疲れさま。

１０ヶ月ぶりに皆が元気で集い、過ごした３日間。
素晴らしいプレゼントをありがとう。
息子と嫁ちゃんに感謝。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～終わり～